異世界編 第3話

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3話 トリステイン魔法学院 中庭 コルベール「いよいよ今日が召喚の儀式であります。これは、ハルケギニアの貴族として一生を共にする使い魔との神聖な出会いの日でもあります。」 キュルケ「楽しみだわー、あなたがどんな凄い使い魔を呼び出すか。あなたがあそこまで言うんだからさぞかし凄い使い魔が現れるんでしょねー、ルイズ。」 ルイズ「ほっといて。私の事より自分の心配をした方がよろしいんではなくて?キュルケ。」 生徒「おい見ろよ、バグベアーだぜ?」 生徒「うおお、すげえ! タバサは風竜だってよ、流石はシュバリエだぜ。」 モンモランシー(以下モンモン)「これで変な使い魔なんてきちゃったら、一生の恥ね。」 ギーシュ「君なら、愛らしくて魅力的な使い魔がやってくるはずさ。我が愛しの香水のモンモランシー。」 モンモン「ふん、あたりまえじゃない。」 ギーシュ「使い魔は、主人に一番お似合いなものが召喚されると言うからね。おっと、次は青銅の2つ名を持つこの僕、ギーシュ・ド・グラモンの番だねぇ。見ていてくれみんな、この僕が本学始まって以来の…」 コルベ「能書きはよろしい、後が閊えております。」 ギーシュ「では…。常に我ら導きし偉大なる始祖ブリミルよ、この青銅のギーシュの僕となりし気高き者よ…、我が聖なる召喚に、答えたまえ…!」 ズゴゴゴ モンモン「………モグラ?」 キュルケ「あら可愛いじゃないギーシュの使い魔。」 ギーシュ「そういう君はどうなんだ…って、サラマンダー!」 コルベ「最後にきて大物を出したものですなー、ミス・ツェルプストー。」 キュルケ「私の2つ名、微熱のキュルケの名に相応しい結果ですわ。それにまだ私が最後ではありませんわ、ミスタ・コルベール。ミス・ヴァリエールが。」 生徒「ゼロのルイズかよ。」  生徒「何呼び出すんだ?」 生徒「呼び出せずにまた爆発しておしまいでしょ。」 キュルケ「いつも魔法が成功しないのに、サモン・サーヴァントでなら私達よりも凄いモノが出せるなんて大見栄切った以上、この子より凄いのを召喚できるのよね? ルイズ。」 フレイム「ギャフ!」 ルイズ「当然でしょ!」 ルイズ(お願い…!)「神聖で、美しく! そして、強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに答えなさい!」 チュドーーーーーーーーーーン!!!!!! 生徒「ゲエフゲッフ!!やっぱり失敗かよ。」 生徒「爆発は迷惑なんだよ。」 ギーシュ「ゲッフ!…大丈夫かい? モンモランシー。」 モンモン「あ、あれ…。人影…?」 ギーシュ「ん? …人間?」 ここでタイトルコールとか入れるといいかも ルイズ「あんた…誰?」 才人「誰…って、俺は平賀才人。それよりここはどこだよ?」 ルイズ「どこの平民? ここはトリステイン王国の魔法学院よ。」 キュルケ「ルイズ、あなた『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするの?」 生徒「さすがはゼロのルイズだ」 生徒「平民を呼び出すなんて聞いたこと無いぜ。」 ルイズ「ちょ、ちょっと間違っただけよ! ミスタ・コルベール! もう一度やらせてください! 平民を使い魔にするなんて聞いたことがありません!」 コルベ「それはダメだ、ミス・ヴァリエール。決まりだし、もう一度『サモン・サーヴァント』を行うことのリスクは君も知っているでしょう?」 ルイズ「うっ…。じゃあ、こいつと?」 コルベ「そうだ。人間を使い魔にした例は聞いた事は無いが、しかたあるまい。さ、早く。次の授業が始まってしまいますよ。」 生徒達「そうだそうだ!」 キュルケ「これは面白い見ものになったわね、あなたもそう思うでしょ?タバサ。」 タバサ「興味無い。」 才人「何だよ、さっきから分けわかんないことばっかり。それにここはどこだよ?俺は東京にいたはずなのに…。」 ルイズ「ねえ。」 才人「なんだよ。」 ルイズ「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生無いんだから。」 生徒「ヒューヒュー!」 ルイズ「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ!」 才人「感謝って何を…、!? …むぐ!?」 ルイズ「終わりました。」 コルベ「今までいっぱい失敗してきたけど、サモン・サーヴァントとコントラクト・サーヴァントはうまくいったね。」 才人「何だよ、説明の一つも無いうちにいきなりキスまでしてきやがって…って、ぐあ! ぐあああああ!」 ルイズ「すぐに終わるわ。使い魔のルーンが刻まれているだけよ。」 才人「左手が熱い! 何だよルーンって、なんか文字が浮かんできたぞ!」 コルベ「ふむ…、珍しいルーンだな。」 ???(あら、サモン・サーヴァントなんて懐かしい事やってるじゃない。ちょうどいいわ。あいつらから借りてきたデーモンを使って私は私の仕事をさせて貰いましょうか。) コルベ「さあ、これでみんな無事に終わりましたね。では…。」 生徒「うわああああああああ!!」 戦闘画面へ ギーシュ「レ、レッサーデーモン!? なんでいきなりこんな所に!?」 モンモン「しかもなんか沢山いるわよ!」 生徒「うわあああ逃げろおお!」 生徒「お、おれの使い魔が・・・!?」 生徒「誰だよこんなの召喚した奴は!」 コルベ「皆さん! 落ち着いて下さい! デーモンは決して知能が高いわけではありません! 全員『フライ』で教室に避難してください!」 生徒「ルイズだ! きっとゼロのルイズの仕業に違いない!」 生徒「そうだ、デーモンまで召喚しやがって…!」 生徒「いくらルイズでもこんなの呼べないだろ! バカ言ってないで逃げるぞ!」 コルベ「君達も早く逃げなさい! しんがりは私が務めます。」 キュルケ「いいえ、ミスタ・コルベール。あなたは生徒達を連れて行ってくださいな。」 コルベ「何を言っているんだミス・ツェルプストー、あなたも逃げなさい!」 タバサ「放っておく、危ない。」 キュルケ「タバサの言う通りよ、逃げたってこいつらの被害は出るわ。それに私やタバサの力は御存知でしょう?」 コルベ「しかし!」 ギーシュ「ぼ、僕も残りますよ、ミスタ・コルベール。」 キュルケ「あら、ギーシュ。怖いんなら無理に残ってくれなくていいのよ?」 ギーシュ「じょ、女性だけ残して逃げてしまうなんてことは、は、我がグラモン家の名に恥ずべき行為だよ。何しろ、恰好がつかないじゃないか。」 キュルケ「あら、そういうのって嫌いじゃないわ。残った以上は当てにさせてもらうわよ。ルイズ、あなたは大人しく怪我する前に下がりなさいな。」 ルイズ「馬鹿にしないで! 私だってヴァリエールの名を継ぐ者よ、こいつらを召喚したのを私のせいだなんて言わせたままでなんておけないんだから!」 キュルケ「そこまで言った以上、自分の身ぐらいは自分で守って見せなさい。私達もあなたをカバーしてあげる余裕なんて無いんだからね。それとも平民の使い魔君にでも守ってもらうのかしら?」 ルイズ「私だってやれるわ! 使い魔なんていなくたってあなたに負けないもの!」 タバサ「…来る。」 勝利条件 敵の全滅  敗北条件 味方の戦闘不能 ターン経過or敵一定数撃破or味方瀕死など 味方増援 才人 才人「もう本当に何なんだよ! さっきから何一つわからないまま巻き込まれるし! 化け物は現れるわ、みんな空を飛んで逃げちゃうわ。てか何なんだよ、空飛んだり火の球とかだしたり…。ちくしょう、とりあえず逃げなきゃ。」 ギーシュ「流石に僕達4人だけじゃ厳しいみたいだね…。」 キュルケ「ルイズも意外に頑張ってくれてるけど、ちょっときついわね。せめて前衛で撹乱出来るナイトが欲しい所だけど、ギーシュのワルキューレに求めるのはちょっと酷ね。」 タバサ「状況は不利。長期戦は危険。」 ルイズ「そんなことわかってるわよ! でも、このまま引き下がれもしないわ!」 ギーシュ「そうなんだが…、ああ! 僕のワルキューレが!」 キュルケ「危ない! さっきの平民の所にそのまま向かっているわ。」 ルイズ「ダメ…、間に合わないわ。逃げて!」 デーモン「グワアアアアアアアアア!!」 才人「うわああ! なんだよ! 炎の矢が飛んでくる、こっちに来るなあ!」 ドォン! 才人「ぐああああああああ!!」 キュルケ「ちょっと! あの子右腕に直撃を食らったわよ!?」 才人「痛ぇ…! 俺の右手どうなっちまったんだ!? ちくしょう!くそ、何もわからないままこんなとこで死ねるかよ!」 ギーシュ「あの平民、僕のワルキューレの剣を…!」 ルーンが光る 才人「うおおおおおお!」 イベント戦闘 才人→デーモンを撃墜 ギーシュ「どうなっているんだ!? あの平民、あのデーモンを一撃で。」 キュルケ「それもだけどさっき炎の矢が直撃してたはずよ、あれではただじゃ済まないはずだけど…。」 才人(なんだ? 剣を握った瞬間に体の痛みが消えた…。体が羽のように軽い、それに剣なんて握ったことも無いのに自分の体の一部のようにしっくりくる…。) ルイズ「あの私の呼び出したサイトとか言う平民、剣士だったの?」 タバサ「余所見、危険…!」 ギーシュ「ルイズ! そっちに行ったぞ!」 才人「…相変わらず何だかわからないけど。可愛い女の子がやられそうなのを見てられねえ!」 戦闘終了 会話パート 才人「勝った…、のか?」 SE 倒れる音 ルイズ「ちょっと、あなた! サイト!」 ギーシュ「やれやれ、一時はどうなるかと思ったけど、ルイズの呼び出した平民のおかげで何とか勝てたか。ルイズ彼は何者なんだ? あのレッサーデーモンをこうもあっさりと倒すなんて…」 ルイズ「ただの平民でしょ。剣士かなにかだったんじゃないの?」 キュルケ「それにしてもカッコよかったわー彼。あたしのハートに火がついちゃったわ。」 ルイズ「ちょっとキュルケ。人の使い魔に手を出さないでくれるかしら?」 キュルケ「あら、恋しちゃったんだもの。しょうがないわ。」 ルイズ「誰がツェルプストーの家の者なんかに渡すもんですか!」 コルベ「君たち! 大丈夫かい!? 生徒達の避難が終わったから駆けつけて来たんだが・・・、大丈夫なようだね。」 ギーシュ「はい、ミスタ・コルベール。それはこの私、青銅のギーシュが…。」 タバサ「…重症。」 ルイズ「そうよ、こんなことしている場合じゃないわ! サイトを治療しないと…。」 コルベ「どうしたんだこの少年は!? 重症じゃないか!」 ルイズ「それが、私たちにもわからないんです。逃げ遅れた所に炎の矢の直撃を受けて、もうダメかと思ったんですが剣を持ったとたんにデーモン達をみんなやっつけてしまって…。」 コルベ「わかった、とにかく治療しないと。すまんがミス・ヴァリエール、彼を頼む。私はオールド・オスマンにこの事を報告せねばならん。」 キュルケ「私とタバサもついて行きます。後はお任せください。」 コルベ「うむ、後は任せたぞ。(それにしてもこの少年の使い魔のルーン、私の記憶が正しければあれは…)」 ???(思ったよりも時間は稼げなかったけど、下調べは十分にすんだ。次にチャンスが来た時は必ず頂いてやるわ。この学園に伝えられるお宝、『破壊の杖』とプラトー教の『腕輪』をね。)

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