あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ユリアゼロ式-TYPE1


TYPE1「ユリア100式がルイズに召喚されました」

「ふふふふふ………」
 男は暗闇の研究室の中で一人気味の悪い声をあげていた。
「ついに、ついに完成したぞ!
 汎用人型ダッチワイフユリア100式!」
 男はこれまでダッチワイフの研究に人生を捧げ、これまでに数多くの試行錯誤を重ねついに完成させたのだ。
「まあもうちょっと改良の余地はあるんだがこれでひとまず完成だ。」
 しかしこれではまだ完成とは呼べない。リミッターを取り付けてないし、インプリンティングの方法もまだまだ改良の余地がありそうだ。
『ユリア100式マニュアル
 当初ユリア100式はインプリンティングの方法として性器越しに精液の交換を行う事だった。
 そしてこの行為によってその人物の一生の性の奴隷になるのだ!』
 しかしこれではインプリンティングに時間がかかりすぎるのではないだろうか。もっといい方法が……
「そうだ!俺のペニスを挿入してそれをインプリンティングさせれば…っていねぇ!まじいねぇ!!」
 ……男が目を離した隙に彼女は逃げ出した。
「ま、待てっ! 今服脱いだばっかりの俺を置いて逃げるな!」
 逃げる彼女は近くにあった鏡の中へとつっこみ―――

「えー、たった今ニュースが入ってきました。
 今日の夕方、秋葉原で全裸で徘徊していた秋葉研究所所長秋葉歩氏が逮捕されました。
 調べによりますと秋葉容疑者は意味不明な発言をしており……」


「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ! 強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」
 ここはトリステイン魔法学院
 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは100回目の使い魔召喚の魔法を唱え終えようとしていた。
 ルイズですら数を覚えておらずこの数字はその場に立ち会っていた教師コルベールの証言によるものである。
 そしてその100回目に使い魔が空から舞い降りた。
「ひゃうっ!」
 そんな間抜けな声とともに召喚されたのは金髪で瞳が緑色の女の子。
 その名もユリア100式。当然ながらこの時代にはダッチワイフというものは無い。
 突然使い魔が空から降ってきたことも十分驚いたのだが彼女の服装はルイズをもっと驚かせた。
「私、使い魔の服装とかにあまりとやかく言うつもりは無かったんだけど」
 ルイズは裸に白衣を一枚着せただけの彼女の服装を指差して
「なんでそんなえ、えっちな服装なのよ!」
 と顔を真っ赤にしてつっこんだ。
「えっと……」
 彼女はというと自分の周りに何かコスプレのようなものをした男子や女子が囲っているという状況に戸惑いつつも一つの結論に達した。
「つまりいきなり集団プレ……
「違うから!そんなんじゃないんから!よくわかんないけど多分意味間違ってるから!!」
『ユリア100式マニュアル
 ダッチワイフであるユリア100式は1人~多人数プレイ対応です。』
 ルイズはユリアにそう突っ込みを入れ、周りの様子を伺ってみる。
 女子はユリアの扇情的な服装に目を背けたり、手で顔を覆っていたりしていたのだが、男子はというと
「ミスター・コルベール! 男子が皆前屈みになっています!」
 男子及びコルベールは必死に本能と戦っていたのでルイズの言葉は耳に入らなかった。


「まあ、せっかく召喚した使い魔だし……実際私も疲れたし。」
 ルイズはユリアと契約を結ぶことにした。
「け、契約っていうとつまり……」
『ユリア100式マニュアル
 ダッチワイフであるユリア100式は性器越しに精液の交換を行うことでその人物の一生の性の奴隷になるのだ!』
「は、はじめてがこ、こんな小さな女の子なんだ……」
『ユリア100式マニュアル
 現時点でのユリア100式には18禁及び男女におけるリミッターが備え付けられていません』
 小声でぶつぶつとつぶやくユリアを無視してルイズはコントラクト・サーヴァントの儀式を行うことにした。
「いくわよ」
「は、はい……」(い、いきなり契約を結んじゃうんだ……で、でもこの子なら…)
「じっとしててね。」
 そしてルイズは杖を軽く振りかざした。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
 そう唱えて軽く唇を重ねたルイズ。だが――――
「んんん!!(なっ、いきなり何!?)」
 前屈みになって俯いていた男子たちがあわててルイズのほうに注目を集める。
「おおっーと! いきなり使い魔がゼロのルイズにキスをしてきたぞーーっ!」
 興奮しながら実況しているのはマリコルヌだった…

『ユリア100式マニュアル
 ダッチワイフであるユリア100式は相手にキスをされると当然のようにキスを返してくるのだ!』
 はじめてなんだから入念に前戯はしないとね……とやる気マンマンのユリアはルイズの首をがしっと押さえてくちづけを交わしていた。
『ユリア100式マニュアル
 ダッチワイフであるユリア100式は男女問わず童貞か処女か一目でくべつがつくのだ!』
「んんーんんん!!!(やっ、やめて!それ以上は!)」
「使い魔がルイズの首をがっちりとおさえたぁー! このままいってしまうのかーいってしまうのかー!? はぁはぁ」
『ユリア100式マニュアル
 ダッチワイフであるユリア100式はフレンチキスの後は自然にディープキスに移る様になっているのだ!』
 このままでは流されてしまう…それではいけない!
 そう思った瞬間ルイズの中から限りないほどに力が漲ってくる。
「そんなの……」
「え……? や、やっぱり受けよりも攻めのほうが…」
 ルイズは力まかせにユリアを引き剥がし、
 突然のことにあたふたしているユリアをよそに
「ダメーーーーーっ!!!」
 とっさに放ったルイズの魔法でユリアは吹っ飛ばされたのであった。
『ユリア100式マニュアル
 ダッチワイフであるユリア100式はDVから虚無の魔法まで耐えれるようにかなり頑丈に作られています。』
 この事件について教師であるミスター・コルベールは
「何しろ、コントラクト・サーヴァントの儀式であんなことが起こるなんて
 初めてだったものですからどうすればいいのかわからなくて……」
 などと言っていたが、その儀式の最中男子に混じって興奮していたのはどこの誰だとルイズは思った。

「……で、あなたの名前はユリアって名前なのね。」
「はい。」
 ところかわってここはルイズの部屋。ユリアの必死の謝罪が功を奏したのかルイズはなんとか機嫌を直している。
 ユリアの服装はルイズの指示によりちゃんとした私服を着せられている。(サイズが合わなかったのでキュルケのものではあるのだが)
「ところであなたの事はどういう風に呼べば……」
「そうねぇ……」
 しばらく顎に手を当てて考えたルイズだったがぱっと顔を明るくして
「じゃあ"ご主人様"で!」
「は、はいかしこまりましたご主人様。メイドタイプはよくわかりませんが第二の故郷のでの経験を生かしてがんばります!」
『ユリア100式マニュアル
 ダッチワイフであるユリア100式の第二の故郷とは日本の秋葉原を指しているのだ!』
  何かよくわからないことを言っているが、
 わからないほうがいいのだろうなあというのはわかるルイズであった。
 そして練習とばかりにユリアはおもむろに立ち上がるとその場でかしこまった礼をした。
「お帰りなさいませご主人様。まずはお風呂になさいますか?ごはんになさいますか?それとも私を
『ユリア100式マニュアル
 ダッチワイフであるユリア100式のコスプレタイプは主にAVから得た知識に準拠しているのだ!!』
「待って。一応この学院にも平民のメイドはいるけど彼女はそんなこと言わないわよ。」
 危機感を感じ取ったルイズはとりあえず呼び名を普通に戻すことにした。
「えっ?本物のメイドさんがいるんですか?」
「ええいるわよ。この世界じゃそんなに珍しいものでもないわ。」
『ユリア100式マニュアル
 ダッチワイフであるユリア100式には勉強面では最低限の知識しか備わっておりません。』
「へぇー……そうだったんですか。今度その人にあってお話してみたいです。」
「そうね。」
 ユリアは少し考え込んだ。どうやら自分のやることはメイドさんとは違うようだ。
『ようやくそのことに気づいたユリアは前々から疑問に思っていたことを口にした。
「メイドさんじゃないのなら…使い魔とはどういうことをすればいいんですか?」
「まずは感覚の共有かしら。」
「感覚の……共有……」
ごくりとユリアは生唾を飲んだ。
「待って! その想像は果てしなく間違ってる気がするわ!」
「下腹部の……」
「言うなぁーーーっ!」
『ユリア100式マニュアル
『残念ながらたとえインプリンティングされた対象者であっても下腹部の感覚の共有は出来ません』
「秘薬の材料は……いい、いいから。自分の下腹部をまさぐらなくてもいいから。
「あとは、主人である私を守ってくれればいいんだけど……」
それを聞いたユリアは自慢げに「大丈夫です!ルイズさんに何かあったらちゃんと私が守りますから!」
と満面の笑みで言い切る彼女に不安げでもあり、頼もしく思ったルイズであったが、
「Hでなら誰にも負けません!」
違った。しかしなぜ彼女はすぐ下ネタの方向に持っていくのだろうか。
『ユリア100式マニュアル
『ダッチワイフであるユリア100式は下ネタが大好きなのだ!!』
そんなことを思いつつもルイズは軽く一息して
「そんなの…ダメーーーーっ!」
本日二度目の爆発。ユリアは爆風で飛ばされていったのだがなぜか傷一つ無かったという。
後の虚無の魔法の使い手ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは
ダッチワイフからの誘いを断ち切るために虚無の魔法を使いこなせるようになっていったのであった。


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