あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

出たーっ!強敵シェフィールド


夢を見ていた。
暖かい陽の光に包まれ、母親の膝に抱かれてお話をせがんでいる。
イーヴァルディの勇者とそのご一行が悪者をやっつける。
要約すれば一行で収まるようなありきたりの御伽噺だが、ワルドはその話が大好きで、何度も同じ話をせがんでは
母親の顔を困ったような、笑ったような顔にさせていた。
ワルドはその話が大好きだった。
お話を語ってくれる、優しい母親が大好きだった。



ワルドはまどろみから覚めた。
視界が闇に染まっている。やがて暗闇に目が慣れると、自分のいる場所が母親の暖かく柔らかい膝の上などではなく、冷たく硬い<イーグル>の船倉の床であることに気づく。
即席の独房に放り込まれ、地べたに腰を下ろした状態のまま居眠りをしていたらしい。
いつも同じところで目が覚める。
ワルドが母親にお話をせがむ。
母親が「イーヴァルディの勇者」をワルドに語って聞かせる。
しばらくして――

「……クソッ」

ワルドは毒づいた。
あの日のことは忘れようとしていた。
忘れられぬまま、ここまで来てしまった。
まだ幼いワルドから暖かさと母親を奪った、金色に輝く蛇。
奴を見つけ出しこの手で息の根を止めるまでは、ワルドはずっとこの夢を見続けるのだろう。
ワルドはため息をつくと、手近な壁に背を預けて目を瞑った。



港に停泊している<イーグル>の周囲では、アルビオンからの脱出希望者を募る臨時の受付が設けられ、200人を超える希望者でごった返していた。
希望者はまず最初に二組のグループへ分けられる。
メイジには名前を署名させ、元は客船だった<ドレーク>の一等~二等船室へ。
市民には名前を口頭で名乗らせ、受付が記名した上で<ドレーク>の三等客室、貨物室、<イーグル>の貨物室へ。
署名業務に就いていたジェームズという名のアルビオン軍人が、さっきから視界の隅にちらちらと映り込んでいる、細身のコートを纏った女性に声をかけた。

「そこのフードを被った貴女」
「……はい?」
「誰かお探しですか?」
「待ち合わせをしてるんです。その…使用人と」
「ああ、なるほど」
「でも、もしかしたらもう船に入っているのかも……」
「その方のお名前は?」
「ジェレミーといいます」
「ジェレミー…」

手元の、自分が代筆してきた名前を改める。ジェレミーという名は見当たらない。
ありませんね、と言おうとして顔を上げたジェームズは、いつの間にか目の前にいて覗き込むようにこちらを見つめる女性と目が合い、その美貌に言葉を飲み込んだ。
艶やかな黒髪が顔の両脇に流れ、その間からぞっとするほど妖艶な光を帯びた一対の瞳が彼を見つめていた。
ジェームズはやっとの思いで言葉を搾り出した。

「…ございません」無意識に丁寧語になる。「まだ乗船していないようです」
「もしかしたら既に乗っているかもしれません。せっかちな人なので。探してきてもよろしいでしょうか?」
「貴女もそのまま乗船なさいますか?」
「できれば」
「それでは――」

ジェームズはメイジ用の署名用紙を出そうとして、ふとあることに気付いた。
もう一度女性の服装を、礼を失しない程度の速さで上から下までざっと改める。

「失礼ですが、メイジで?」
「はい。あ、そうか、マントですね。実は先に荷造りした荷物の中に入れてしまって、ジェレミーに預けているのです」
「それではこちらにお名前を」

ジェームズは署名用紙を滑らせ、目の前の女性が紙にペンを滑らせるたびに揺れる胸元の双丘をぼんやり眺めていた。
女性が身を起こし、その芸術的なカーブを描く尻が去っていくのを目で追っていると、同僚のリチャードがこちらを向いてニヤニヤしているのに気がついた。

「役得だね」
「うるさいよ」

視線をリチャードから剥がしたジェームズは、女性が署名した名前を読んだ。
紙には『サビーネ・シュミット』と書かれていた。



偽名を使っての署名を済ませたシェフィールドは、喧騒にまぎれて懐に隠し持っていたスカウターを耳に装着すると、ワルドの戦闘力を探り始めた。
ほどなくして<ドレーク>の船内から一番高い戦闘力の反応が返ってきた。
他の乗客やメイジに見つかって怪しまれないようそこまでたどり着けるだろうか、と彼女は思案したが、すぐにその思考を放棄した。
一番高い戦闘力を含め、この船には彼女より弱い人間しか今のところ乗船していない。
見つかったところで、目的地に死体を放り込んでしまえば済む話だ。
シェフィールドはスカウターを再び懐にしまうと、<ドレーク>へと続くタラップを上り始めた。



「……そういうわけで、これが皇太子より預かってきた手紙です」

アンリエッタにウェールズ皇太子から預かった手紙を渡すと、ルイズはすっかり冷たくなったアールグレイで喉を潤した。
一時間半も喋っただろうか。
ふと窓から外を見ると、空がすっかり紅に染まっている。
ルイズから全ての真相と皇太子の決意を聞いたアンリエッタは、かつて自分が書いたボロボロの手紙を、まるでそれがウェールズ本人であるかのようにそっとかき抱いた。

「…ルイズ、ひとつ聞きたいのだけれど」
「はい」
「私の手紙を、ウェールズは読んだ?」
「もちろん、読みました」
「手紙の内容について何か言わなかった?」
「いいえ、別に」
「……そう」

アンリエッタの表情が暗くなったように見え、ルイズははたと気付いた。
ウェールズはおくびにも出さなかったが、姫様は皇太子に、あの手紙で亡命を促していたのだ。
すると今アンリエッタの手元にあるこの手紙は、やはり恋文。
ゲルマニアとの婚姻問題に楔を打ち込む一因であるのは明白だった。
何とかしてあげたい。
自分と自分の使い魔で、姫様の役に立ってあげたい。

「……姫様」
「なに?」
「会いに行きましょう」
「…え?」
「今からウェールズ皇太子に会いに行きましょう。手紙で伝えられなかったことも、姫様の口から直接伝えれば、ウェールズ皇太子の心に届くかもしれません」
「え、でも、それは」

アンリエッタの瞳が揺れた。
ルイズはただの幼馴染という立場から更に一歩踏み込んでみる危険を冒すべきかどうか、つかの間頭の中で議論を試みる。

「姫様…」彼女の手をとり、ルイズは力強く告げた。「行きましょう。私たちと、アルビオンへ」



ドバン!という破砕音に、ワルドは今度こそ眠りから覚めた。
一気に覚醒したせいでズキズキと痛む頭を音のしたほうへ巡らすと、あるはずの場所にドアが無く、代わりにヒールを履いた女性のすらりとした脚が覗いていた。
その脚が引っ込み、持ち主がゆっくりと船倉内に入ってくる。
フードを目深に被っていたが、猫のようにしなやかなその身のこなしから、ワルドはようやく誰が入ってきたのか理解した。

「貴様か……」
「説明してもらおうかしら。皇太子暗殺も手紙の奪取もしないで、『閃光』の貴方はこんなところでなに油を売ってるのかしら?」
シェフィールドはそう言うと、ドアをけ破った足でワルドを床に転がした。
くぐもったうめき声を上げるワルドを無視して、後ろ手にまわす形で着けられたギーシュお手製の青銅の手枷を掴み、そのまま握力で砕く。

「計画は失敗した」凝った両腕をほぐしながらワルドが言う。「俺の素性は既に割れた。もはや俺にはどうしようも無い」
「違うね」シェフィールドがそれを訂正する。「失敗したのは貴方の立てたお粗末な予定。私達の計画はまだいささかの陰りも見せてはいない」
「しかしイレギュラーが――」
「知ってるわよ」

シェフィールドはフードを脱いだ。その左目にかかっている奇妙な片眼鏡を見たワルドは目を細める。
あれは確か、空族の長――その正体はウェールズ皇太子だった――が着けていたものと同じだ。
流行ってるのか? もしかして。
ワルドの疑念をよそに、シェフィールドはスカウターで件の人物の現在位置を探った。
いない。少なくとも戦闘力5000を超える反応はこの城内には存在しないようだ。

「戦闘力5000の化け物。今はどこかに消えたらしいけど」
「…戦闘力?」
「ともかく、それが例の『土くれ』が言っていた『こちらに引き込んで欲しい人間』のことなら話は早いのよ。私が来たのもそのためだし」
「どういうことだ」
「この私が直接交渉してやるってことよ。とりあえず、貴方が知ってる情報を喋ってもらおうかしら」

ワルドは考えを巡らせた。この女は本当に興味を持っているのだろうか。クロムウェルに紹介された時を除けば、シェフィールドと直接関わりあうのはこれが初めてだった。
結局、話すことにした。元より選択の余地はなかった。

「身長は175サント。髪の色は黒。瞳も黒」シェフィールドの眉間に一瞬皺が寄った。「筋肉質で、山吹色の服を着ている。メイジではないが、恐ろしいほどの胆力を持っている」

そこまで言い終えて、ワルドはシェフィールドの表情を伺った。
冷ややかな目が睨み返してきた。その瞳はワルドを視界に収めていながらも、その実ワルドを見てはいなかった。

「続けて」
「メイジではないといったが、魔法らしきものを使う。原理は不明だ。精霊魔法という可能性も考えられる――」
「推測は聞きたくない。事実だけを言って」
「……現在までに確認したのは飛行能力、風系統の魔法に似た攻撃、瞬間移動、それと……」

ワルドは言いよどんだ。
あれを何と説明したらよいのだろう。

「…金髪になる」
「…………は?」
「いや、何と言ったらいいか、その」
「フェイスチェンジ?」
「そうではない。俺にもあれはうまく説明できん。とにかく金髪になるんだ。あと逆立つ。怒髪天を衝く」
「むむむ」

何がむむむだ。
この高慢ちきな女に悪態のひとつでもついてやりたかったが、囚われの状態から開放してくれたのが他ならぬ彼女であることを思い出してやめた。
下手に機嫌を損ねるようなことを言ったらコンティニューできなくされる可能性もある。
ワルドはその他、悟空に関して思い出したことや気付いたことをシェフィールドに説明し始めた。



――ピシュン
行った時と同様、ウェールズの居室に悟空たちは実体化した。
室内で皇太子の名を冠した紅茶を飲みながら談笑に耽っていた4人の顔が同じ方向を向く。
トリステインから戻ってきた顔ぶれが一人増えている。
三人目が誰であるのかをいち早く察したウェールズが反射的に立ち上がり、座っていた椅子ががたんと後ろに倒れた。

「……アンリエッタ?」

名を呼ばれたアンリエッタの真一文字に引き締められた唇が震えた。ついでその端正な顔がくしゃっと歪み、早足でウェールズの胸元に飛び込むことで彼の問いに答えた。

「おお、ウェールズさま……、よくぞご無事で……」

その先は言葉にならない。アンリエッタはウェールズの胸を抱きしめ、そこに顔を寄せてむせび泣いた。

「駄目じゃないかアンリエッタ。こんな所まで来てしまって」

咎めるような口ぶりだが、その口調は優しかった。
ウェールズはアンリエッタの髪を撫で「相変わらずだねアンリエッタ。なんて泣き虫なんだ」と言った。
呆気に取られていたキュルケが、小声でルイズに尋ねる。

「ちょ、ちょっとルイズ、あれってアンリエッタ姫じゃないの! こんな所に連れて来ちゃったら、その、色々とマズいじゃない!!」
「それなら大丈夫よ」ルイズも囁き返した。「影武者を置いてきたから」
「影武者?」

現在、トリステイン城のアンリエッタの居室には姫の姿形を正確に模した魔法人形"スキルニル"が留守番をしている。
影武者にこの古代のマジックアイテムを使うことはガリアが初めて行ったことだが、今ではガリアと交流のある国家においては比較的ありふれた手段となっていた。
気さえも完璧にコピーできるため、悟空がアンリエッタを無事に送り返すための目安としても十分に機能するということで実行に踏み切った次第である。
加えてアンリエッタの居室の壁には依然としてサイレントの効果が残っており、中で何が起きているのかが一切外部に漏れる心配も無かった。

「ウェールズさま、お願いです」アンリエッタがしゃくりあげながら言った。「どうか、どうかこのトリステインに亡命してくださいまし」
「それはできない。悪いとは思っている」
「お願いです。これ以上、わたくしを困らせないでくださいまし」
「僕が今亡命したら、戦火がトリステインにまで及んでしまう。あのラグドリアン湖だって血に染まるかもしれない」
「ラグドリアンが…」ウェールズの胸元を掴む手にぎゅうと力が篭った。「それでも構いません。これ以上命を捨てに行くような真似はしないでくださいまし……」
「アンリエッタ」

ウェールズは優しく、だが断固とした力でもってアンリエッタを引き剥がした。
その頭をもう一度撫でる。

「大人になりなさい。自分の感情に任せて、物事を決めてはいけない」
「嫌です!」アンリエッタは目をぎゅっと閉じ、ぶんぶんと首を振った。「聞きたくありません!!」
「ではせめて、どうするかをみんなで考えるんだ。一人であれこれ考えて悩むよりずっといい」
「みんなで……」
「そうだ。ここには私が居る。君が居る。皆が居る。一人では解決できない問題も、全員の知恵を寄せ合えば、何とかなるかもしれない」

でまかせだった。
ウェールズの腹の底はもう決まっている。
「レコン・キスタ」は、ハルケギニア統一をその目的に掲げている。「聖地」を取り戻すことをその理想に掲げている。
それはいい。
問題は、そのために流されるであろう民草の血に、荒廃するであろう国土に全く関心を払っていないことだ。
決して見逃せる問題ではない。王家に生まれたものの義務として、やつらが流すここアルビオンの、民草の血の量を一滴でも減らすのだ。
そしてやつらに勇気と名誉の片鱗を見せつけ、ハルケギニアの王家たちは決して弱敵ではないことを示さねばならない。
そんなウェールズの秘めたる決意に気付くことは無く、アンリエッタは彼の言葉に従い、しずしずと下がった。

「…ん?」

ふと、悟空は妙な違和感を覚えた。
出かける前と今とで、わずかだが確実な違いがある。城内……悟空たちが乗ってきた船の中にほんの少しだけだが、他の人間よりも大きな気を感じる。
そのすぐ傍には、ワルドの気も。

「ゴクウ、どうかしたの?」
「ワルドの近くに誰かが来てるみてえだ。誰なのかはわかんねえけど、強い気だ」
「何だって!?」ウェールズも即座にスカウターで捜索する。「……二桁。値はわからないが、二桁の力だ」
「オラ、ちょっと見てくる」
「私も行く!」
「危険だよルイズ!」ギーシュが諌めた。「何が起きてるのかわからないし、相手の強さは二桁なんだよ!?」
「ゴクウは四桁よ! ねえいいでしょ!?」
「うーん……まあ、いいか。その代わり、危なくなったら一人で逃げんだぞ」
「敵に背を向けないものを貴族と――」
「待ちたまえ、ミス・ヴァリエール」

ウェールズの、声量は決して高くないがよく通る声がルイズを制した。
先ほどアンリエッタをなだめていた時とは打って変わって、表情が経験を積んだ老獪な武人のそれになっている。戦場で見せる指揮官の顔だ。

「功を焦っては駄目だ。勇敢と無謀は似て非なる。戦場でそれを履き違えればたちまち命を落とすぞ。今の君がそのどちらであるかは、言うまでもないね」
「……………………」
「時には俯瞰的な視点で戦局を見ることも必要だ。常に最前線に居る指揮官は頼もしいが戦術的には不利になる。
 君は使い魔という戦力を有する指揮官だと心得よ。ましてその使い魔が彼のような人間ならば、それは尚更君を特別な指揮官にしてくれる」
「はい…わかりました」
「じゃ、行ってくる」

――ピシュン

悟空の姿が消えた。



シェフィールドのスカウターがピーッと甲高い音を立てた。
警戒信号だ。

「何だ?」
「ちょっと待って」シェフィールドがスカウターのスイッチを入れる。「…帰ってきたわよ。彼」
「何だと? …わかるのか? その片眼鏡でそんなことが」
「これは片眼鏡なんてチャチなもんじゃないわ。まあ貴方の頭では理解できないでしょうけど」

ワルドはシェフィールドの皮肉に顔の片側を歪ませ、ささやかな皮肉で返した。

「皇太子なら理解できるようだったが」
「……どういう意味かしら」
「皇太子もその片眼鏡を着けていた。使いこなしていたかどうかは知らん」
「それを早く言いなさいよ!!」

シェフィールドは思わず激昂した。
スカウターが少なくとも1つは敵の手にあり、ましてやその使い方を知っている者が敵陣に居るというのは色々とまずい。
こちらの行動が筒抜けになる。
下手をすると、今の会話が聞かれている可能性もあるのだ。
失態などという生易しいものではない。何とかしてそのスカウターを取り返し、所有者を殺す。
その持ち主が皇太子であるなら尚更だ。

――ピシュン

と、シェフィールドとワルドの間に割って入るように一人の人間が現れた。
シェフィールドのスカウターが再び警戒信号を発する。

「なっ!?」
「きっ、貴様!!」
「よう」軽く手を挙げて答えた悟空は、ワルドの手枷が破壊されていることに気付いた。「…あれ、おめえ手につけてたやつどうしたんだ?」

シェフィールドに背を向ける形で実体化したので、彼女には相手の顔を見ることは出来なかった。
だがその後ろ姿――髪型を見て、シェフィールドは「ひっ」と鋭く息を吸った。
バクン、と心臓が跳ねた。
四方八方に伸びたくせのある黒髪。
どことなく女性的な柔らかさを持つ独特な声。
その二つが彼女の脳内で合致し、シェフィールドの遠い昔の記憶を一気に引っ張り出してきた。
あの時の血生臭い臭いさえ、もしかしたら今の彼女には嗅ぎ取ることができたかもしれない。
まさか。
まさかあいつもこの地に召喚されていたなんて。
シェフィールドの漏らした悲鳴が耳に入ったのか、男がこちらを向いた。
はじめは顔だけを、ついで身体全体を彼女の前に。
数十年ぶりに見る懐かしい姿を前に、彼女は震える声でかろうじて呟いた。

「……いき……生きて…たのね…………」

心臓の鼓動が痛いくらいに感じられ、シェフィールドは左手で胸を押さえた。
顔の筋肉がひきつる。自分が驚いてるのか笑っているのかもわからない。
呼吸がうまくできず、とぎれとぎれの発音になる。
だがそれでもシェフィールドは、最後まで言った。
彼女の記憶にある、その男の名を。

「…………バーダック……」






未公開シーン

「ところでルイズ」
「はい?」
「ラ・ロシェールで、ワルドは貴女の使い魔さんにやられたのね?」
「ええ、そうですけど」
「『やらないか』といった御仁がやられたのね?」
「…………はっ!!」
「ヤられたのね!?」
「…………あ…ああ……………」ガクガク
「ヤ ら れ た の ね !?」
「…………………………は…はい…」
「うおおおぉっしゃああぁぁぁ!!!!!」






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