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第百二十二話「侵入する死者たち」


ウルトラマンゼロの使い魔
第百二十二話「侵入する死者たち」
巨大異形獣サタンビゾー
蘇生怪人シャドウマン 登場



「はぁ、はぁ……」
 深夜。魔法学院の近くの森の中を、才人が疾走していた。息を切らしながらも足を止めずに、
月明かりのみを頼りに木々の間をすり抜けていく。
 すると才人の感覚が、暗闇の中から殺気を捉えた。才人は反射的にデルフリンガーを抜き、
殺気のする方向へ構える。
 直後、闇を切り裂いて白刃が襲い掛かってきた。ガギィンッ! と鋭い金属音が鳴り響き、
デルフリンガーが白刃を受け止めて弾いた。
 襲撃者がヒラリと宙を舞い、才人の正面に着地した。細身の剣を片手にし、黒いローブで
姿を隠している。才人は声を荒げる。
「誰だ! 正体を見せろッ!」
 才人はこのローブの者が学院に近づいている気配を感知して、言い知れぬ危険を覚え、
こうして森の中まで打って出てきたのであった。
「フフフ……」
 ローブの襲撃者は不敵に笑うと、バッと勢いよく自身のローブをはぎ取った。下から現れた姿に、
才人は唖然と言葉を失った。
「なッ……!? そ、その顔は……!」
 ローブからさらけ出された顔は、才人のものと瓜二つ……どころか、完全に同じものであった。
才人の顔をした黒い装束の男は、才人に告げる。
「俺はお前さ、平賀才人! ただの人間だったのに、ルイズに召喚されたというだけで戦争と陰謀に
巻き込まれ、挙句ウルトラマンゼロとなって戦う宿命を背負わされた……!」
「馬鹿なことを抜かすな! 大方、またガリアからの刺客ってところだろ!」
 黒い才人の発言に、才人は怒りを見せる。
「俺そっくりの顔になって、何をたくらんでやがる! またルイズをさらおうとしてるのか、
それともティファニアか、タバサか!?」
「フフフ……」
 詰問する才人だが、黒い才人は意味深に口の端を吊り上げる。
「随分必死だな。そんなにあの女たちを守りたいか? お前に辛く苦しい戦いを強いるあいつらをッ!」
「何!?」
「お前が戦いの日々を送るそもそもの原因は、この世界に呼び出したルイズだ。タバサはお前に
襲い掛かった上に、ガリアへの侵入という危険な橋を渡らせた! そしてこのハルケギニアという
世界があったために、お前は故郷の家族、友人から引き離されている! 本心では自分を散々に
振り回すこの世界が恨めしいだろう!」
「何を馬鹿なことをッ! そんなことがある訳が……!」
「いいや、お前の心の底にドロドロとした黒い感情があるのを、俺は知っているぞ。何故なら、
俺はお前の心の奥にいる怪物だからだ!」
 黒い才人が堂々と宣言すると、デルフリンガーが才人に向けて発した。
「惑わされるな、相棒! あいつの言うことなんざ、何の根拠もねえ出まかせに決まってらあ!」
「ああ! 俺の心を乱そうたって、そうはいかねぇぜ! お前が何と言おうと、ルイズたちには
近づかせねぇ!」
 デルフリンガーに激励され、才人は黒い才人に切っ先を向け直した。一方の黒い才人は、
自分の言葉がはねつけられても不敵な笑みを崩さない。
「フフフ……俺の言うことが惑わしかどうか……とくと見るがいいッ!」
 黒い才人の全身が不気味な怪光に覆われたかと思うと、急激に膨れ上がって一体の巨大怪獣へと
変貌を遂げた!
「フォッフォッフォッフォッフォッ……!」
 中心に黄色い発光体が縦に走る、首と胴体が一体化したような怪獣。まるで地獄の怪物が
そのまま地上に這い出てきたような、異形の姿だ。
 その名もサタンビゾーという。
「! それが正体か……!」
 サタンビゾーが出現するとすぐに、才人はウルトラゼロアイを装着して変身を行う。
「デュワッ!」
 才人の身体がまばゆい光に包まれ、サタンビゾーと同等の体格のウルトラマンゼロへの
変身を完了した。
「フォッフォッフォッ!」
 才人から変身したゼロに対して、サタンビゾーは黄色い発光体から光弾を連射して先制攻撃を行う。
「シャッ!」
 だがゼロはバク転して光弾を回避。するとサタンビゾーは右手から二本の長い鉤爪を伸ばし、
接近戦に切り替えてゼロに詰め寄ってきた。
「フォオオオオッ!」
 ゼロは戦士の勘で、鉤爪を食らったらまずいことを察知した。そのためサタンビゾーの爪の
切り裂きを、身体を傾けて回避。
「ゼアッ!」
 上体を戻したゼロは両手にゼロスラッガーを握り、今度は鉤爪を迎え撃ちに前に飛び出した。
「セェアッ!」
 駆け抜けながらスラッガーを走らせ、鉤爪を半ばから切断した!
 そしてゼロは地面を滑りながら左腕を横に伸ばし、振り向きながらワイドゼロショットを発射!
「シェアアァァッ!」
 ワイドゼロショットは見事にサタンビゾーの中心を捉え、たちまちサタンビゾーを霧散させて
消滅せしめた。
 これで勝った、と思われたが、サタンビゾーは消えたのに黒い才人の声がどこからともなく
こだまする。
『これが終わりではないぞ……むしろ始まりだ!』
「!?」
 ゼロは辺りをくまなく見回したが、声の主の姿はどこにもなかった。
『俺は常にお前のすぐ側にいる……そしてお前たちは、仲間と呼ぶ者の心の闇に呑まれ、
滅びを迎えるのだ!』
『俺たちが、仲間の心の闇に呑まれるだって……? 馬鹿言うなッ! そんなことがあるもんか!』
 才人が言い返したが、それを最後に黒い才人の声は聞こえなくなった。
 どうにもすっきりしない終わりであったが……これ以上何かしら出来そうなことは見当たらなかった。
ゼロは変身を解き、才人の姿に戻っていった。

 翌朝。才人を除いたオンディーヌは今日も朝から騎士隊の訓練……ではなく、杖を箒に
持ち替えてアウストリの広場へとやって来ていた。無論、掃除など本来は使用人の仕事
なのだが、女風呂の覗きの件で、教師たちより一ヶ月間訓練の時間に奉仕活動を行うという
罰を下されたのだ。一時は退学の話も持ち上がっていたのだから、これくらいで済んで
御の字といったところか。
 そんな訳で今日も使用人に代わり、朝の広場の掃き掃除に来たオンディーヌだったが、
そこではいつもと違う光景……いや、明らかに異常な事態が発生していて、全員面食らって
絶叫した。
「な、何だこりゃあああぁぁぁぁぁッ!?」
「ひ、人が転がってる……! しかも十人もッ!」
 何とアウストリの広場の至るところに、人間が倒れているのだ。計十人の男性。
「だ、大丈夫ですか!?」
 マリコルヌが一番近い男の側にしゃがみ込んで呼びかけたが、反応がない。マリコルヌが
男の首筋に触れると、石のように冷たいことが分かった。体温がない。
「ひぃぃぃぃぃぃぃッ!? し、死んでるッ!」
 思わず腰を抜かすマリコルヌ。レイナールは呆然とつぶやく。
「まさか……ここにいる全員、死体か……!?」
 その言葉の通りであることが、騎士隊の手によって確認された。倒れている全員に息がなく、
身体が冷たかった。
 ギーシュが冷や汗だらけになりながらも、隊員の一人に指示を出した。
「すぐにオールド・オスマンと教師たちに報せてきてくれ! 急げ!」

 アウストリの広場に遺棄された、十人分の死体の話はすぐに学院中に広まった。怪獣の襲撃とも
宇宙人の侵略とも違う、まるで怪談のような話に学院の人間は総じて震え上がった。
 教師陣は生徒たちに寮塔からの一時外出禁止を命じると、自分たちの手で死体を調べる。
その結果を、コルベールがオスマンに伝えた。
「オールド・オスマン。軽く検死しましたが、これらの遺体は病死したものではないようです。
ですからひとまずは、疫病の恐れはないかと」
「そうか。最悪の事態にはならんようで、まずはひと安心というところじゃな」
「ですが、明確な死因も見ただけでは不明です。全部の遺体に、身元が分かるような物も
ありませんでした」
「ふむ……。彼らがどこの誰で、何故死んで、どうして学院の敷地内にいるのか。その全部が
現状では分からないということか」
「ええ、その通りです。死因に関しては、詳細な検死をすれば突き止められるでしょうが、
学び舎でそれをするというのは……」
 さすがに躊躇われた。学院の医務室は簡素なもので、検死をしようものなら死臭が辺り
一面に染みつく。
「そうじゃな。このことは王宮に報告し、遺体はそちらに引き取ってもらおう。準備に一日程度は
掛かるじゃろうから、これらの遺体は今日は礼拝堂に安置しよう。さすがに野晒しにするのはあんまりじゃて」
 オスマンの判断により、死体は一つ残らず教師たちがレビテーションで礼拝堂へと運び込んだ。
「しかし、一体誰がこんなことを……。こんな珍事は聞いたこともないぞ」
「悪質な嫌がらせだろうか。その割には手が込んでるが……」
 教師の間でそんな声も上がった。
 死体が片づけられると戒厳令は解除され、授業が再開されたが、生徒たちは死体に関する噂話で
持ちきり。その日一日、まるで授業にはならなかった。

 死体騒動があった日の放課後、才人は寮塔の部屋でルイズとその件の相談をしていた。
「ルイズ、もちろん聞いてるよな。今朝の広場に放置されてたっていう死体のことだ。どう考えても
普通じゃない。これもまた何者か、悪い奴のたくらみじゃないかって俺は思うんだ」
「え、ええ、そうね。普通じゃないわよね」
 椅子に腰かけているルイズは、コツコツと不機嫌そうに貧乏ゆすりしている。一方で部屋の
片隅から、ペラリとページをめくる音がした。
「実は昨晩、俺は怪しい奴と戦ったんだ。俺そっくりの姿をした奴で……そいつはこれから
何かが始まるということをほのめかしていった。その直後にこの騒ぎだ。偶然なんかじゃないと思う」
 ペラリ。
「そ、そうね。偶然なんかじゃないわよね」
「けどこれが一体何の狙いなのか、あの死体は何なのか……。さっぱり見当がつかない。
ルイズ、お前も警戒をしといた方がいいぜ」
 ペラリ。
「え、ええ。警戒した方がいいわよね」
「……もしもし、ルイズさん? ちゃんと話聞いてる? 何をそんなに機嫌悪そうなんだよ」
 才人がそう言うと、ルイズは弾かれたかのように立ち上がって叫んだ。
「はぁ!? わたしは何も機嫌悪くなんかしてないわよ! するもんですか! 何故かタバサが
この部屋に居座って動こうとしないってことなんかでッ!」
 ルイズが目を向けた先、畳の隅で、タバサは体育座りして本を読んでいた。さっきから
しているページをめくる音は彼女から発せられたものだったのだ。
「タバサ! あんた何でさっきから、当然とばかりにここにいるのよ! 黙ってないで何か
言いなさい!」
 ルイズが怒鳴りつけると、タバサは顔を上げて短く答えた。
「護衛」
 その視線の先には、才人の顔。
「え? 俺の、ってこと?」
 タバサはコクリと小さくうなずいた。
「今言ったように、異常なことが起きてる。だから、いざという時のために」
「い、いや、いいよ護衛なんて。確かに警戒すべきとは言ったけどさ、何もお前がそこまで
しなくても。まさかひと晩中ここにいるって訳でもないだろ?」
 才人は苦笑してそう言ったが、タバサは肯定の沈黙を保った。
「……え? 本気で? ここに泊まるって言うの?」
「ちょっとタバサ!」
 ルイズが我慢ならずに腰を浮かし、タバサを威圧するように見下ろした。
「あんたがサイトに恩義を感じてるってのは分かるわ。それでサイトに協力するというところまでは、
納得できる。けれどそれは行き過ぎじゃないかしら。サイトのナイトのつもりなの?」
 タバサは本から顔を上げ、真正面からルイズに返答した。
「つもり、じゃない」
 ルイズの目が細まった。
「……ねぇタバサ。“わたしの”使い魔に対して、お節介が過ぎるんじゃないかしらね」
 タバサはいよいよ立ち上がって、ルイズと面と向き合って嫉妬のこもった視線を受け止めた。
「だから?」
 ルイズが杖を抜き、身体からゆらりと強大な魔力のオーラを立ち昇らせた。タバサの方も、
冷たい雪風のようなオーラが身体に巻きつく。
 一触即発な雰囲気に焦ったのは才人だ。
「お、おいおいおい! 落ち着けよ二人とも! お前たちで争ってどうするってんだ。ともに
学院を守る仲間同士なんだからさ、穏便に行こうぜ」
「サイトさん、ただいま戻りました」
 必死になだめているちょうどその時にシエスタが洗濯物を取り込んで戻ってきた。才人は
これ幸いと、話をそらす。
「し、シエスタ、外の様子がどうだった?」
「今のところは、特に変わったことはありませんでした。ねぇジャンボットさん」
『うむ。何か異常が起これば、私のセンサーがすぐにキャッチする』
 それを受けて、才人はタバサに向き直って説得した。
「ほら、ジャンボットも見張っててくれてるしさ、お前が気を張り詰めてることはないんだ。
まだ何か起きると決まった訳でもないし、お前は自分の身の周りを警戒してくれてるだけで
いいんだよ。何かあったらすぐに呼ぶからな?」
 才人に説かれて、タバサはやっと己の部屋に戻っていった。しぶしぶ。
 タバサを帰してから、ゼロがこんなことを告げた。
『才人、タバサにはああ言ってたが、俺は親父から似たような事件の話を聞いたことがある』
「えッ、そうだったのか?」
『ああ。相当てこずらされたヤマだったらしい。昨晩のこともあるし、俺たちも気を引き
締めなきゃならねぇぜ』
 そのゼロの意見に、才人たちは一層の警戒を強めるのであった。

 自室に戻ったタバサは、ベッドに腰掛けてぼんやりと思案をしていた。何を隠そう、才人のことだ。
 タバサはウルトラマンゼロ――才人に人生を救われて以来、ハルケギニアを覆う強大な
邪悪に敢然と立ち向かう勇者である彼に、己の命を捧げる騎士となることを心に誓った。
そのため才人の危機には駆けつけて助け、彼が読み書きを自習しようとしていた時にはつきっ切りで
教えた。騎士はみっともない格好ではいけないので、身なりにも気をつけるようになった。
 しかし……そんなに才人に献身的になったのは、恩義を感じているからだけが理由なのだろうか? 
シルフィードは、タバサの様子を見ていて「タバサが恋をしている」と騒いだのだ。それが気に掛かった。
 身なりに気をつけるのは、才人に自分をより良く見てもらいたいからではないか。勉強の時に
自分の部屋に連れ込んだり、ルイズの精神力を回復させるためとはいえ濃厚なディープキスを
かましたりしたのは、騎士としてはやり過ぎだったのではないのか。そこまでの行動に出たのは、
やはり彼に惹かれているからでは……。
 頭によぎった考えを、タバサは振り払った。母の身は救い出せても心は未だ戻らず、ジョゼフも
暗躍を続けている現状、のんきに恋をしている暇などない。それに、騎士が仕える主に分不相応の
想いを抱くなんて以ての外だ。だから彼に向ける感情は、恋ではないのだ。そう己に言い聞かす。
 だけど恋ではないと言い聞かすと……何故だかほんの少し切ない気分になる。タバサは
そんな自分の感情が不思議で、悶々としてしまった。
「パムー?」
 クッションを敷き詰めた籠の中に身体を丸めていたハネジローが、己を落ち着かせようと
杖をギュウッと抱きしめたタバサの様子を、怪訝そうに見つめた。

 その日の深夜……。日付が変わる時刻を過ぎた、地球の日本で言えば丑三つ時に相当する
時間帯の頃に、遂に異変は起こった。
 礼拝堂には十人分の死体が安置されており、警備の衛兵が二人、万一の事態のために見張りを
している。その片方が、不意にもう一人に呼びかけた。
「なぁ……何だか変な感じがしないか?」
「は? 変な感じって……どういうことだ?」
 話しかけた方が、不安な面持ちで礼拝堂の内部を見回す。
「何だか……気配がするんだ。人の気配が……」
「お、おいおい! 怖いこと言うなよ! こんな場所でさぁ!」
 相方の衛兵は顔を青ざめさせ、死体を横たえさせている長椅子の方を見やった。特に死体が
動いているとか、そんな様子は微塵もない。
「幽霊でも出たって言いたいのか? はは、幽霊なんて気のせいだよ。気を張り詰め過ぎて、
錯覚がするだけさ」
「そ、そうかな……。確かに感じたんだけど……」
 衛兵Aがつぶやいていると、いきなり礼拝堂のどこかでガタンッ! と大きな物音がした。
「ひッ!? な、何の音だ!?」
 衛兵Bも、今の音でさすがに震え出す。
「か、風で物が倒れたんじゃないか?」
「ば、馬鹿言うなよ! 今のは明らかに中からした音だったし、この学院の礼拝堂が、隙間風が
入るような安普請なもんか!」
「じゃあ、今のは何の音だっていうんだ!? 俺たちの他には誰もいないぞ!」
「そ、そんなの知るかよ……」
 衛兵Aが視線を正面に戻し……途端に悲鳴を上げた。
「ぎゃああああッ!?」
「おいどうした!?」
「あ、あれ……! 俺の見間違いじゃないよな……!」
 衛兵Aが指した先には、運び込まれた死体。やはりゾンビか何かのようにひとりでに動く
様子はなかった。
 だがランプの明かりに照らし出された影が、何もしていないのに勝手に立ち上がっていく!
「ひぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――ッ!?」
 二人の悲鳴がそろった。彼らの見ている先で、次々立ち上がった影が死体の男たちと同じ姿に
変化する。ただし半透明だ。
 それはもう幽霊としか思えなかった! 幽霊の集団が腕を振り上げて、衛兵たちに近づいてくる!
「た、大変だぁッ! 外のみんなに伝えないと――ッ!」
 恐怖で震え上がる衛兵たちだったが、それでも己らのやるべきことを思い出して、この事態を
学院中に知らせようとした。
 が、幽霊たちから怪しい霧が噴出され、衛兵二人の首に纏わりついた。
「うがぁッ……!? い、息が出来なッ……!」
 霧は二人の首を絞め、衛兵たちは呼吸が出来なくなって気絶。その場に崩れ落ちた。
 衛兵をたちどころに無力化した幽霊の軍団は、影の状態となって礼拝堂の扉を開いた。
そして外に出て、学院中に散らばっていく。廊下の壁を、人の影だけがズルズル動いていった。
 どこからともなく現れ、アウストリの広場に倒れていた十体の死体……その正体である
怪人シャドウマンが、活動を開始したのであった……!


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