※ 注意、今回は番外編です。本編とはなんら関係がありません。
変な夢を見た―――
タバサが本を読んでいるとキュルケがバタバタと部屋に入ってきました。
「タバサ~!!お日様出てるのに雨降ってるよ~!!」
見たこと無いハイテンションでキュルケが話しかけてきました。タバサは半ばあきれ気味に読んでいた本を閉じるとこう説明しました。
「それはキツネのヨメイリと言って、こんな時はどこかでキツネが結婚式をしている。と、東方の伝承で言われている」
「ふ~ん、キツネのヨメイリなんだ・・・」
キュルケはそう言いながら後ろからあるものを取り出しました。
「じゃぁ、これは?」
「タコのマクラ」
「じゃぁ、これは?」
「サルのコシカケ」
キュルケは何故か色々な物を取り出してタバサに見せていきます。タバサも最初の頃は冷静に答えていました。しかし・・・
「タツのオトシゴ・・」
「カツオのエボシ・・・」
「リュウグウのツカイ・・・・・・」
さすがのタバサも嫌な物を感じてきて滝のような汗をかいていました。
「・・・だから、何が言いたい・・・それは、リュウグウのオトヒメのモトユイのキリハズシ!!」
タバサが「ハッ!!」と気がつき横を見ると、おとーさん・ルイズ・キュルケ・コルベールがこんな事を言ってました。
「オニのカクラン」
「ヒンジャのイットウ」
「セイテンのヘキレキ」
「ウドンゲのハナ」
「タバサ~!!お日様出てるのに雨降ってるよ~!!」
見たこと無いハイテンションでキュルケが話しかけてきました。タバサは半ばあきれ気味に読んでいた本を閉じるとこう説明しました。
「それはキツネのヨメイリと言って、こんな時はどこかでキツネが結婚式をしている。と、東方の伝承で言われている」
「ふ~ん、キツネのヨメイリなんだ・・・」
キュルケはそう言いながら後ろからあるものを取り出しました。
「じゃぁ、これは?」
「タコのマクラ」
「じゃぁ、これは?」
「サルのコシカケ」
キュルケは何故か色々な物を取り出してタバサに見せていきます。タバサも最初の頃は冷静に答えていました。しかし・・・
「タツのオトシゴ・・」
「カツオのエボシ・・・」
「リュウグウのツカイ・・・・・・」
さすがのタバサも嫌な物を感じてきて滝のような汗をかいていました。
「・・・だから、何が言いたい・・・それは、リュウグウのオトヒメのモトユイのキリハズシ!!」
タバサが「ハッ!!」と気がつき横を見ると、おとーさん・ルイズ・キュルケ・コルベールがこんな事を言ってました。
「オニのカクラン」
「ヒンジャのイットウ」
「セイテンのヘキレキ」
「ウドンゲのハナ」
タバサはそのままひっくり返ってしまいました。
「・・・タバサ・・・タバサ?大丈夫?」
気がつくとタバサはキュルケから起こされていました。
「タバサ大丈夫?凄く魘されてたわよ?」
キュルケが心配して声をかけます。タバサはいつものように短く返事しました。
「・・大丈夫」
タバサはなんであんな変な夢を見たのかと少し考えていました。そんなタバサに一安心したキュルケはこういいました。
「よかった~。心配したんだからね。あ、ところでタバサ・・・」
キュルケは後ろから物を出して・・・
気がつくとタバサはキュルケから起こされていました。
「タバサ大丈夫?凄く魘されてたわよ?」
キュルケが心配して声をかけます。タバサはいつものように短く返事しました。
「・・大丈夫」
タバサはなんであんな変な夢を見たのかと少し考えていました。そんなタバサに一安心したキュルケはこういいました。
「よかった~。心配したんだからね。あ、ところでタバサ・・・」
キュルケは後ろから物を出して・・・
変な夢を見た―――
(これは・・・あの地獄の雪中行軍演習じゃないか・・・)
コルベールは寒さに震えていました。
(・・・さ、寒い・・・)
コルベールはあまりの寒さに、身動きが取れなくなっていました。行軍から抜けどんどん取り残されていきます。
(・・・置いてかないでくれ・・・助け・・・)
コルベールの願いも空しく行軍はどんどん去っていきました。
その瞬間コルベールの意識がなくなりました・・・・
コルベールは寒さに震えていました。
(・・・さ、寒い・・・)
コルベールはあまりの寒さに、身動きが取れなくなっていました。行軍から抜けどんどん取り残されていきます。
(・・・置いてかないでくれ・・・助け・・・)
コルベールの願いも空しく行軍はどんどん去っていきました。
その瞬間コルベールの意識がなくなりました・・・・
気がつくと自分の研究室で寝ていたコルベールはホッとしていました。
「やれやれ、春も過ぎているというのになんて夢を・・・」
ふと、頭が濡れて冷たい事にコルベールは気がつきました。危険な薬品であれば大事となりますが、命にかかわるような変化は今のところありませんでした。
「特に何ともないようだが・・何かの薬品でもこぼしたかな?」
コルベールは何の薬品か確認してみることにしました。そこには、ミス・ロングビルから頼まれて作った脱毛剤が入った薬品のビンが倒れ・・・
「やれやれ、春も過ぎているというのになんて夢を・・・」
ふと、頭が濡れて冷たい事にコルベールは気がつきました。危険な薬品であれば大事となりますが、命にかかわるような変化は今のところありませんでした。
「特に何ともないようだが・・何かの薬品でもこぼしたかな?」
コルベールは何の薬品か確認してみることにしました。そこには、ミス・ロングビルから頼まれて作った脱毛剤が入った薬品のビンが倒れ・・・
変な夢を見た―――
キュルケは洞窟の中を歩いていました。しかし、どうも気にかかる事があります。
「洞窟の前にいた犬どっかで見たことあるんだけど・・・」
いくら考えても思い出せません。あまり気にしないことにして先に進んでいくことにしました。
しばらく歩いていると誰かにつけられてる気配がします。洞窟の出口まで来たところでキュルケは杖を取り出し振り向きざまにこう叫びました。
「あたしの後ろを取ろうたってそうは・・・あれ?」
しかし、そこには誰も居ませんでした。気のせいかと考え何歩か歩き出したところでやはり気になって振り返りました。
そこには、ジョンの大群が居ました。
「ひぃぃぃぃぃ~~~」
キュルケは声にならない悲鳴をあげながら逃げましたがあっという間に囲まれてしまいました。そうして、ジョン達がいっせいにクシャミを・・・
「洞窟の前にいた犬どっかで見たことあるんだけど・・・」
いくら考えても思い出せません。あまり気にしないことにして先に進んでいくことにしました。
しばらく歩いていると誰かにつけられてる気配がします。洞窟の出口まで来たところでキュルケは杖を取り出し振り向きざまにこう叫びました。
「あたしの後ろを取ろうたってそうは・・・あれ?」
しかし、そこには誰も居ませんでした。気のせいかと考え何歩か歩き出したところでやはり気になって振り返りました。
そこには、ジョンの大群が居ました。
「ひぃぃぃぃぃ~~~」
キュルケは声にならない悲鳴をあげながら逃げましたがあっという間に囲まれてしまいました。そうして、ジョン達がいっせいにクシャミを・・・
キュルケは「犬が・・・破裂・・・触手・・怖い・・」と魘されていました・・・・
変な夢を見た?―――
オーク鬼にとって人間は食料でしかない・・・
一匹のオーク鬼に、メイドのシエスタは森の中で追い詰められてしまいました。しかし、シエスタは冷静に周りを見回すと静かに語り始めました。
「・・・誰も見ていない・・・相手はオーク鬼・・・曾御爺ちゃん、つかってもいいよね」
シエスタはもちろん平民の娘、魔法を使うことなど出来ませんでした。しかし、シエスタは曽祖父から代々あるものを伝えられていました。
戦時中の日本から異界の地であるハルケギニアに飛ばされた曽祖父は森に住むオーク鬼を目の当たりにし自分が納めた古武術を対怪物用に改良させました。そして、祖父・父とその技は受け継がれ研鑽を重ねついにシエスタの代で完成をみたのでした。
「・・・流合気柔術 皆伝 シエスタ 参ります!!」
シエスタは静かにオーク鬼に歩み寄りました。それを見たオーク鬼は巨大な棍棒をシエスタに振り下ろしました。しかし、振り下ろそうとした場所にシエスタはすでに居ませんでした。
棍棒が地面に到達しようとした瞬間、オーク鬼は投げられていました。木にぶつかって衝撃音とともに地面に落ち這い蹲るオーク鬼を他所にシエスタは靴を脱いでいました。
「結構危なかったのですよ。やっぱり裸足にならないと上手くいきませんね」
裸足になったシエスタはポンとその場で軽く飛ぶとオーク鬼の目前まで跳躍して来ました。
頭を振りながら起き上がったオーク鬼は目の前にいるシエスタに掴みかかろうとしました。
そんなオーク鬼に対して、シエスタはオーク鬼の指と自分の指を指きりのように絡めました。その瞬間、オーク鬼は動けなくなり悲鳴を上げていました。丸太のように太いオーク鬼の腕がピンと伸びてミシミシと音を立てていました。
「話し合いとか出来たらいいのですけどね~。でも、やっぱり無理ですよね」
そう言うと、シエスタはオーク鬼を放しました。許したわけではなく、仕留めにかかるためでした。
シエスタはよろけたオーク鬼の足を刈ると空中で顎と頭を掴み捻りながら地面へ逆さに落としました。グキリと鈍い音がしてオーク鬼は絶命してしまいました。
「悪く思わないで下さいね。あなたより私が強かった・・・それだけの事なのですから・・・」
靴を履くと、ため息をつきながらシエスタはその場を後にしました。
一匹のオーク鬼に、メイドのシエスタは森の中で追い詰められてしまいました。しかし、シエスタは冷静に周りを見回すと静かに語り始めました。
「・・・誰も見ていない・・・相手はオーク鬼・・・曾御爺ちゃん、つかってもいいよね」
シエスタはもちろん平民の娘、魔法を使うことなど出来ませんでした。しかし、シエスタは曽祖父から代々あるものを伝えられていました。
戦時中の日本から異界の地であるハルケギニアに飛ばされた曽祖父は森に住むオーク鬼を目の当たりにし自分が納めた古武術を対怪物用に改良させました。そして、祖父・父とその技は受け継がれ研鑽を重ねついにシエスタの代で完成をみたのでした。
「・・・流合気柔術 皆伝 シエスタ 参ります!!」
シエスタは静かにオーク鬼に歩み寄りました。それを見たオーク鬼は巨大な棍棒をシエスタに振り下ろしました。しかし、振り下ろそうとした場所にシエスタはすでに居ませんでした。
棍棒が地面に到達しようとした瞬間、オーク鬼は投げられていました。木にぶつかって衝撃音とともに地面に落ち這い蹲るオーク鬼を他所にシエスタは靴を脱いでいました。
「結構危なかったのですよ。やっぱり裸足にならないと上手くいきませんね」
裸足になったシエスタはポンとその場で軽く飛ぶとオーク鬼の目前まで跳躍して来ました。
頭を振りながら起き上がったオーク鬼は目の前にいるシエスタに掴みかかろうとしました。
そんなオーク鬼に対して、シエスタはオーク鬼の指と自分の指を指きりのように絡めました。その瞬間、オーク鬼は動けなくなり悲鳴を上げていました。丸太のように太いオーク鬼の腕がピンと伸びてミシミシと音を立てていました。
「話し合いとか出来たらいいのですけどね~。でも、やっぱり無理ですよね」
そう言うと、シエスタはオーク鬼を放しました。許したわけではなく、仕留めにかかるためでした。
シエスタはよろけたオーク鬼の足を刈ると空中で顎と頭を掴み捻りながら地面へ逆さに落としました。グキリと鈍い音がしてオーク鬼は絶命してしまいました。
「悪く思わないで下さいね。あなたより私が強かった・・・それだけの事なのですから・・・」
靴を履くと、ため息をつきながらシエスタはその場を後にしました。
「シエスタには・・・今後、酒を飲ませることは絶対に許さん・・・」
オールド・オスマンは医務室に行く前にそういい残しました・・・
オールド・オスマンは医務室に行く前にそういい残しました・・・
変な夢を見た―――
オールド・オスマンとギトーは草原に立っていました。するとどこからか音が聞こえてきました。それを聞いたオールド・オスマンはこう呟きました。
「? お祭りかな 」
ギトーは音のする方をみて行列を発見しオールド・オスマンに見に行きましょうと言いました。しかし、オールド・オスマンはこう言いました。
「いーや。来るまで待つ!!」
オールド・オスマンとギトーはその場で小一時間ほど待っていました。すると、ようやく目の前に行列が来ました。オールド・オスマンは行列に歩み寄るとこの祭りについて尋ねてみる事にしました。
「これはなんのお祭りかね」
それを聞いた行列の一人が冷たく答えます。
「葬式ですよ」
驚いているオールド・オスマンに冷たく答えた一人がさらに説明を続けます。
「麒麟も老いれば駑馬にも劣る」
さらに別の人が続けます
「老醜をさらすより先に生きたまま埋葬してしまうのさ。御苦労さん・・・ってね」
オールド・オスマンは滝のような汗をかきながらさらに尋ねました。
「誰の葬式なのかね」
聞いた後に聞かなければ良かったとなぜか後悔の念が出てきました。
「・・・見てみるかい?」
棺の中には花に囲まれて呆けたように挨拶をする自分の姿が・・・・
「? お祭りかな 」
ギトーは音のする方をみて行列を発見しオールド・オスマンに見に行きましょうと言いました。しかし、オールド・オスマンはこう言いました。
「いーや。来るまで待つ!!」
オールド・オスマンとギトーはその場で小一時間ほど待っていました。すると、ようやく目の前に行列が来ました。オールド・オスマンは行列に歩み寄るとこの祭りについて尋ねてみる事にしました。
「これはなんのお祭りかね」
それを聞いた行列の一人が冷たく答えます。
「葬式ですよ」
驚いているオールド・オスマンに冷たく答えた一人がさらに説明を続けます。
「麒麟も老いれば駑馬にも劣る」
さらに別の人が続けます
「老醜をさらすより先に生きたまま埋葬してしまうのさ。御苦労さん・・・ってね」
オールド・オスマンは滝のような汗をかきながらさらに尋ねました。
「誰の葬式なのかね」
聞いた後に聞かなければ良かったとなぜか後悔の念が出てきました。
「・・・見てみるかい?」
棺の中には花に囲まれて呆けたように挨拶をする自分の姿が・・・・
「ハッ!!」
オールド・オスマンはため息をつきながらこう言いました
「・・・変な夢を見た・・・」
「夢かな?」
その声に辺りを見回すと教師生徒が揃ってニヤリと笑っていました・・・
オールド・オスマンはため息をつきながらこう言いました
「・・・変な夢を見た・・・」
「夢かな?」
その声に辺りを見回すと教師生徒が揃ってニヤリと笑っていました・・・
「ハッ!!」
「・・・ハッ!!」
「・・・ッ!!」
「・・・」