あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ソーサリー・ゼロ-3

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二〇〇

 窓から見える空が漆黒から紺に変化した頃に、君は眼を覚まし室内を見渡す。
 マンパン砦を目指すここ数週間の旅で、君は日の出とともに歩き出し暗くなる前に野営する習慣が身についているため、たとえ疲れ果てて眠りに就いても、
日の出の前には自然に起きてしまうのだ。
 短時間とはいえ屋根の下で睡眠をとれたので、体力点一を加えよ。

 あのルイズという少女は、君がいままで見たこともないような分厚く柔らかな布団にくるまり、相変わらずぐっすりと眠っている。
 気楽なものだと、君は小さく呟く。
 これからの行動を決めよ。
 朝だと言ってルイズを揺り起こすか(二七〇へ)、それとも部屋を出て学院の敷地をうろついてみるか(九へ)?



 領主の館といった趣きの寄宿舎から外に出た君は、冷たくすがすがしい空気を胸いっぱいに吸い込む。
 薄暗いなか周囲を見回した君は、天を突いてそびえ立つ巨大な塔とその周囲に配置された比較的小さな四つの塔を目にすることになる。
 あれらの塔が、若き魔法使いたち、将来の権力者たちを育てる学院の本体なのだろう。
 森の小さな庵で、偏屈な老魔法使いのただ一人の弟子として魔法を習得した君にしてみれば、およそ信じがたい規模の施設だ。
 君は中央の巨大な塔の方向へ向かってもよいし(一六四へ)、逆に学院の周辺を散策してみてもよい(一五七へ)。


一六四

 君は足を止めてその巨塔を見上げる。
 君が過去に足を踏み入れたなかでは最大の建築物であるアナランドの王城を、はるかに凌ぐ高さだ。
 数日前に彼方からその影を見た、恐るべきマンパン砦にさえ匹敵する規模だろう。
 これほどの建築物をどうやって完成させたのかと、君は考え込む。
 強大な魔法で組み上げたのか、それとも無数の平民を奴隷のごとく働かせたのか。

 塔の正面には城門を思わせるほど大きな扉があるが、裏手からはいくつかの煙の筋が立ち昇っている。
 大きな扉に向かうか(一三六へ)、それとも煙の出る方向へと進むか(六五へ)?


六五

 近づくにつれ、人の動く物音や気配が伝わってくる。
 開け放しにされた扉から中の様子を覗いてみると、白い前掛けをまとった幾人かの男女がしょぼつく目をこすりながら、 火を焚いたり、山のように積み上げられた野菜や肉を別の場所へと運んだりしている。
 どうやらここは、調理場の裏手のようだ。

「どうなさいました?」
 中に居る人々のうち、覗き込む君に気づいた一人の女が声をかける。
 年の頃十六・七、黒髪の少女だ。
 黒い服の上から白い前掛けをまとい、頭には白い布でできた奇妙な飾りらしきものを着けている。
 こんな早朝から働いているところからして、この少女はルイズたちが言うところの平民のひとりなのだろう。
 この学院で雑用をこなす、住み込みの奉公人といったところか。
「あの……どちら様でしょう?」
 君はどう答える?

 ある女生徒に召喚された≪使い魔≫だと話す・七六へ
 調理場の新しい下働きだと話す・二二四へ
 道を間違えたと言って引き返す・二八一へ 


七六

 「では、あなたがミス・ヴァリエールの使い魔になったという……」
 黒髪の少女は驚きに目をみはる。
 ≪使い魔≫を召喚すると人間が現れたという昨日の出来事は、前代未聞の珍事として学院の教師や生徒はもちろん、庭師や馬丁、メイド(君が聞いたことのない職業だが、女中の一種だろう)
といった平民の奉公人たちのあいだでも噂になったのだという。

 君はシエスタと名乗る少女に簡単に身の上を説明するが、自分は遠く離れた国の旅の商人であると偽る。
 異国の魔法使いであり、重大な任務の途中でハルケギニアに送り込まれてしまったと言ったところで、信じてはもらえぬだろう。

「まあ、それではいつか私にも、遠くの国の品物を見せてくださいね」と微笑むシエスタに別れを告げ、君は寄宿舎の方向へと戻ることにする。
 この世界で初めて、友好的な人物と知り合いになれたことを祝し、強運点に一を加えよ。一二へ。


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