「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。宇宙の果てのどこかにいる,私の僕よ我が導きに応えなさい!!」
ピンクブロンドの少女がそう言って杖を振り下ろすと同時に大爆発が巻き起こった。
周囲にいた者たちから怒号と悲鳴が彼女へ向けられる。
爆心地にはまだもうもうと煙が起こり、中の様子を伺うことが出来ない。
周囲にいた者たちから怒号と悲鳴が彼女へ向けられる。
爆心地にはまだもうもうと煙が起こり、中の様子を伺うことが出来ない。
(お願い……!!成功して……!!)
少女は強く祈った。
やがて煙が徐々に晴れていくと、中の様子を僅かながら目で確認することが出来た。
そこには何かが倒れているのが見える。
少女の顔がパァーっと明るくなる。
やがて煙が徐々に晴れていくと、中の様子を僅かながら目で確認することが出来た。
そこには何かが倒れているのが見える。
少女の顔がパァーっと明るくなる。
「やった……私、成功したんだ……!」
しかし、 次の瞬間少女の顔に影が差した。
そこに居たのは、美しい銀色の長い髪の少女であったからだ。
そこに居たのは、美しい銀色の長い髪の少女であったからだ。
「おい、ゼロのルイズが平民を召喚したぞ……!!」
何処かから聞こえた声。
その声を皮切りにルイズと呼ばれた少女を笑う声が辺りに響き渡った。
少女───ルイズは愕然として、その場に膝をついた。
その目には涙さえ浮かべている。
そんな彼女の肩を頭頂部の禿げた中年の男が優しく叩いた。
その声を皮切りにルイズと呼ばれた少女を笑う声が辺りに響き渡った。
少女───ルイズは愕然として、その場に膝をついた。
その目には涙さえ浮かべている。
そんな彼女の肩を頭頂部の禿げた中年の男が優しく叩いた。
「さあ、ミス・ヴァリエール。コントラクト・サーヴァントを」
「…………」
「…………」
ルイズは無言で頷くと、ふらふらと銀髪の少女の元へと歩み寄った。
もうどうにでもなれ、と言った心境である。
銀髪の少女の側に腰掛けると、銀髪の少女がピクリと動いた。
反射的にルイズは身を引く。
もうどうにでもなれ、と言った心境である。
銀髪の少女の側に腰掛けると、銀髪の少女がピクリと動いた。
反射的にルイズは身を引く。
「ん……?」
銀髪の少女はゆっくりと体を起こすと右手で頭を押さえながら周囲を見回した。
「ここ……は……?」
銀髪の少女の目がルイズへと向けられる。
「?こより……?」
「……我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン」
「……我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン」
ルイズは取り敢えず、コントラクト・サーヴァントの呪文を唱えた。
「この者に祝福を与え、我の使い魔と為せ!」
呪文を唱え終わると、ルイズの唇が銀髪の少女の唇に触れられた。
(ああ、私のファーストキス……。でも、女同士だし、ノーカンよね)
ルイズがそんな風に思っていると、突如口の中に何かが侵入する。
(……ん?)
気が付くと、口の中に何かねちゃねちゃとしたものが押し入れられ、掻き回されていた。
それが相手の舌だと気が付いた時、ルイズの頭はパニックになっていた。
それが相手の舌だと気が付いた時、ルイズの頭はパニックになっていた。
「!!ん~~~~!!!!!!」
ルイズは銀髪の少女を引き離そうとするが、銀髪の少女はルイズの頭をがっしりと掴んでいた。
思わず相手を蹴り飛ばす。
思わず相手を蹴り飛ばす。
「ハァ……ハァ、な、何するのよアンタ!?」
「ん~?キスしてきたのはそっちでしょ?」
「ん~?キスしてきたのはそっちでしょ?」
銀髪の少女は悪びれないでそう言うと、舌をペロリと出した。
「あ、アンタ一体何なのよ!?」
「私?私は花城花鶏。由緒正しきズファロフ家と花城家の末裔よ」
「私?私は花城花鶏。由緒正しきズファロフ家と花城家の末裔よ」