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ゼロの黒魔道士-78


空から、光がこぼれてきた。
そんな感じがしたんだ。

(……この歌って……)


うっすらとだけ、聞いたことがある。
あれは確か……マダイン・サリだっけ……
ダガーおねえちゃんの、想い出の歌だ……
召喚士一族に伝わる、優しい優しい歌……

その歌が、聞こえる……

音がキラキラと、零れる。
雨のように、木の芽を育む優しい雨になって降り注ぐ。

それが何重にも重なって……まるで、世界中が歌っているような……
バラバラになったはずのボクの体に浸みこんでいった、そんな感じがしたんだ。

目をうっすら開ける。目が見える。
希望も、絶望すらも消え去った暗闇なんかじゃない。
左手が見える。左手が動く。
ガンダールヴのルーンが光る、ボクの左手がそこにある。
左手に握るデルフが見える。

「あれ……ボク……」

帰って、来れた?
奇跡って言葉は、本当のこと言うとあまり好きじゃない。
それを待っているだけじゃ、何にもならない気がするから……
でも、今ボクがここに帰って来れたのは……
奇跡、そうとしか言いようが無かったんだ。

「――ビ!ビビっ!!」

ポツリ、歌とは違う、
けど同じように優しい水滴が、ボクの体に落ちるのを感じた。

「……ルイズおねえちゃん!!」

ボクは、ルイズおねえちゃんに抱きついた。
嬉しくて、嬉しくて、なんだか、とっても嬉しくて。
暖かかった。とっても、とても、暖かかった。
そっか、ルイズおねえちゃんだ……
理由なんて、ちっとも分からないけど、なんかそう思ったんだ。
ボクは、ルイズおねえちゃんのおかげでここにいるって、確かにそう思ったんだ。

「――涙か……なんで僕は泣いているんだ?うーん……」

ルイズおねえちゃんの向こうに、首をかしげている姿が見える。

「ギーシュ!」

良かった、ギーシュも生きている。
……ということは……
ボクは、ルイズおねえちゃんから体を少しだけ離して、辺りを見回した。

「……転生の白魔法……いや、虚無魔法というところか」

片方の膝を立てて、降り注ぐ雨を手に受け止めるような格好で、
そいつの姿があった。
一番、会いたくなくて、一番、会いたかった、そいつの姿が。

「……クジャ……」

「死ぬのは、何度経験しても嫌なものだね。
 ――生まれ変わる方は、何度経験しても良いものだが」
「……」

駄目だった。
もし、もう一度会えたら、何か言おうと思ってたんだけど。
ボクの中で、言葉がまとまらない。
何をクジャに言ったらいいか分からなかった。
ボクに対して、『ありがとう』って言ってきた、
かつての敵に、何を言えばいいんだろう。

答えが出そうになくて……ボクは、逃げた。
帽子をギュッとかぶりなおして、ルイズおねえちゃんの方に向き直ったんだ。
卑怯だって、ことは分かっている。
『する』か『しない』か、選ぶべきだったなら、『する』を選ぶべきところで、
ボクは『しない』を選んだ。それが卑怯だって、ボクは分かっている。
それでも……時間が欲しかった。
クジャに……何て言えばいいか、考えるその時間が……

「……ルイズおねえちゃんが、歌ったの?」

ルイズおねえちゃんに、そう聞いた。
答えは、なんとなく分かってたけど、やっぱり聞きたくなったんだ。
ルイズおねえちゃんが、なんであの歌を知っていたのかが……

「ううん。みんなが――みんなの声が……私、みんなのおかげで……」

だけど、返ってきた答えは少しだけ予想と違った。
涙ぐむルイズおねえちゃんの答えは……みんなのお陰?
……そっか、だから、何重にも声が重なってたのかなぁ?

「ケケケ、遠慮するこたねぇよ。一人前でも泣くときゃ泣くんだ!
 泣いとけや、娘っ子!」
「――えぇ!」

デルフの言うとおりだ。
泣きたくなったら、泣くのが一番だ。
何もかも終わったなら、なおさら……


「――だが、厚手のハンカチを用意する暇は無さそうだね」

本当に、何もかも終わったなら、だけど……

「っ!!まだ動いているっ!?」

ぐねり、と、塊が蠢いた。
ぐねり、ぐねり、ぐねり。
脈打つように、水銀のようなその塊が動く。
クオン……お前まで生きていたのか……!!

「私ノ役目は……1つ……新タな世界ヲ……」

洞窟に風が通り抜けるような虚ろな声。
それがぶぉおんと響き拡がる。
虚ろに、ボク達を包みこむ。
まとわりつくように、生温かい風が……

「し、しっつこいなぁっ!!しつこいとモテないんだぞっ!?」

ギーシュの言うようにモテるかモテないかはともかくとして、
本当にしつこい。
勘弁してほしいぐらい、しつこい。

「悲しミの無イ世界を……
 苦シみの無い世界ヲ……」

その虚ろな風に惹きつけられるようにして、
そこら中から黒い煙のようなものが湧き出てくる。
虹色の魂から出てきているところを見ると……
絶望とか、憎しみとか……そういう悪い記憶、だとなんとなく思った。

「黒いのが、集まって……」

多分、その想像は当たっている。
黒い煙を飲み込んで、クオンの体はどんどん大きくなる。
風船のように膨らんで、おどろおどろしい元の姿に戻っていく。
でも、声が、変わってきている。
まるで、針が飛んでしまったオルゴールの音みたいだ。
ところどころで途切れるように声が変わって、
それが一層不気味さを際立たせている。

「虚無ノ世界を……!!
 生きル希望といウ不治の病に冒さレるコトの無イ世界を!!
 救いイヲ!赦シを!!全テの絶望に虚無の導キヲ!!!!」

聞いていて、思ったんだ。
こいつは、影。
そういえば、最初にそう名乗ったじゃないか。
『我は久遠の影となり』って……
こいつは希望に対する絶望、光に対する影なんだって、そう思った。
光がまぶしすぎて、光に耐えられなくなった、影。
それがこいつの正体だって、そう思ったんだ。
そう考えると……
なんか、悲しいなって、そう思ってしまう……

「アンコールは望んだ覚えすら無いのにねぇ、全く……」
「く、クジャさんっ!暢気なこと言ってる場合じゃないですよっ!!」

クジャがのんびりと言った台詞に、ギーシュがツッコむと、
クジャはニヤリと唇を釣り上げた。

「――ふむ。台詞を役者に指摘されるとはね。
 では、こういう場合は何としゃべるべきかな?」

「き、決まってるじゃないですかっ!!
 一言、『守る』ですっ!!!」

ギーシュ……
うん、そのとおりだ。
余計なことは考えなくて良い。
こいつは、世界を、みんなを滅ぼそうとしている。
だったら、『する』ことは1つしかない。

「コの穢れタ世界デ……何を守ルと言ウのダ偽善者共メ……!!」

「――サーシャが、ブリミルの旦那が守った世界をよぉっ!!」

デルフがボクの手の中で震える。
全部の力を絞るように、ブルンって。

「そして、みんなの願いを!!」

ルイズおねえちゃんが、涙をぬぐって、きっと睨みつける。
その背中が、とっても逞しく見える。

「――お前に、壊されてなるものかっ!!!」

ボクは、帽子をかぶりなおした。
壊させて、なるものか。
こんなに優しくて、強くて、かっこいいみんなを、
この世界を、希望を、何もかもを……
守るんだ、ボクは!!

「生キる希望ニ侵さレた……愚カな罪人共ヨ……
 こノ“クオン”と共ニ散れイ!!!!!!!」


ごうっ、とクオンの体が膨れ上がった

ボク達は、あらゆる絶望に立ち向かっていた。



ゼロの黒魔道士
~第七十八幕~ 最後の闘い



空気の流れが、一瞬だけ止まる。
来る!そう思ったときには、既にビリビリとした魔力の流れを感じていた。

「『青ノ衝撃』……ッ!!」

空気をつんざくような魔力の波状攻撃。
ビリビリと何もかもが震えている。

「わわわ!?『錬金』っ!!」

ギーシュが地面を使って防壁を作り上げた。
その判断力が冷静で助かった。
避けようが無くて、逃げ場も無い中での範囲攻撃は、どうしようも無い。
ルイズおねえちゃんを抱えるようにして、その防壁の裏に逃げ込んだ。

「きゃあっ!?」

瞬間、どうっと魔力の波が到達する。
ベリベリベリと、防壁が紙のように剥げていく。
嵐の中の小舟だ。
耐えきれ……いや、なんとか持ちこたえたみたいだ。
文字通りの紙一重。
魔力の嵐が止んだとたん、ギーシュの作った防壁は、
ペラペラの紙のようにその場に倒れた。

「あぶっ!?いきなし大技かよっ!奴さん焦ってやがんな!!」

大技を使ってくるのは、焦っている証拠。
確かに、そうなのかもしれない。
デルフの言うとおりなら、こっちにもチャンスがあることになる。
焦っている相手なら、付け入る隙は必ず存在するはずだからだ。

「焦るのはこちらもさ。見たまえ」

クジャが、久遠の周囲を指し示す。
それは、まるで『霧』のようだった。

「……黒い煙が……」

どんな闇よりも真っ黒で、どんな『霧』よりも禍々しいそれは、
クオンに呼び寄せられるように、飲み込まれていく。
クオンはそれを飲み込むほどに、その体を大きく、禍々しくしていっていた。
今ではその大きさが5階建ての塔ぐらいもある。

「絶望ばかり集めたブーケか……
 ハルケギニア、ガイア、テラ――
 あらゆる死者から、おひねりだけを奪い取り無理矢理終焉とするつもりらしい」

時間が、無い。
一気に倒さないと、相手はどんどん強くなる。

……なんだ、簡単な話じゃないか。

「……クジャ……」

ボクは、帽子をかぶりなおした。
さっきの『青の衝撃』、流石に連続では撃てはしないだろう。
つまり、次がチャンスだ。

「――フフ、察しが良くて助かるね。
 まぁ、これぐらいなら、『神の頭脳』を使わずしても分かる話か。
 ――チャンスは1度だよ?」

「分かってる……!!」

帽子をギュッとかぶり直した。
クジャと……これだけの会話で分かりあうことができた。
……思ったより、簡単なことなのかなぁ?
今まで敵だった人と分かりあうのって……

「『青ノ』……」

「では――行きたまえ!!」

「うんっ!!」


走り出しながら思った。
そうだ、クジャに言うことは……あの言葉しか無い。
そう思ったんだ。
全部終わったら、クオンを倒したら、クジャに言おう。
そう思いながら、ボクは走り出した。

「……『衝撃』!!」

「はああああっ!!」

一点、ただ一点だけをボクを狙った。
デルフを前に突き出すように、一点だけ。
魔力の嵐の中、服がボロボロになりそうになる。
だけど、デルフを突き出した一点、ボクの力を、
ガンダールヴの力全部を突き出した一点は、風が凪ぐ。

「くぅうううっ!!!!」

そこに、体をねじ込む。
小さな体がギリギリ入るぐらいの、僅かな隙間。
衝撃の隙間を縫うように、クオンに近づいた。

腕……大丈夫、足……問題無い。
よし、これで……倒せる!
ボクはクオンを目指してまた走り始めた。

「ナイス相棒っ!――っとぉ!?次ぁ右から来るぜっ!!」

「……『ファイガ』!」

「うんっ!!」

魔力をためるのに時間がかかる『青の衝撃』はやめたらしい。
大きな炎の塊が、ボクをめがけて飛んでくる。
でもこの程度なら。
体を右にひねる。丁度ワルツを踊るみたいに。
突然の動きに対応できずに、『ファイガ』の炎が地面で弾けていた。

「『サンダガ』!『ブリザガ』!!『エアロガ』!!!」

「今度ぁ上、いや左!?あぁどっちだこんちきしょ、相棒、根性だっ!?」

今度は数が多い。
全部を避けるわけにはいかない。
ここはデルフに頼ろう。
ボクはデルフを顔の真正面に構えた。
『サンダガ』が頬の傍を通り過ぎたところで、『ブリザガ』をデルフで受け止める。
少し冷たいけど、『ブリザガ』の魔力はこれで吸いこんだ。
あとは、『エアロガ』……これはは半歩後ろに下がらなくちゃいけない。
ギリギリ。目の前で竜巻のように空気が逆巻く。
巻き込まれないギリギリの距離だった。
少しだけ、ほんの少しだけクオンから遠ざかる。
だけどまだ行ける。
ボクはそう信じていた。

「『ウォタガ』!『グラビガ』!!『ルインガ』!!!」

「うぷっ、流石に食い切れねぇ!相棒、なるたけ避けろっ!!」

「分かってる……けどっ!!」

全部を避けるのは、難しい。
下がれば『グラビガ』、前に進めば『ウォタガ』、留まっても『ルインガ』。
敵ながら見事なほど、ボクの動きは封じられていた。

「――ルビーの加護を、我が子に、ってね」

キラリと、ボクの体を光が包みこんだ。
クジャの、スゥっとした声が聞こえる。

「『リフレク』!?」

魔法を跳ね返す、魔力の光。
それがボクの体を包んでいた。
これなら……行ける!!

ボクは飛び込んだ。
真っ直ぐに、クオンへの最短距離へ……

ばしゃんとウォタガが跳ね返る。
クオンに向かって跳ね返るように飛んでいく。
ほとんど全ての魔法を跳ね返す鏡、それが『リフレク』だ。
クジャが、ボクのために……

「おぉっ!?跳ね返したっ!?」
「……これならっ!!」

行ける。
クオンを、倒せる。
チリッ、とボクの左手が燃えるような感じがした。

「何故、抗ウ……ヤがテ死ぬト分かッテいナがラ……!!」

クオンの腕が膨れ上がる。
魔力じゃない。
単純な腕力。
でも大きい。
腕の一本が今では鉄巨人よりも大きい。

「ちぃっ!面で来やがんぞ相棒っ!!ブッ飛ばされねぇよう踏ん張れっ!!」

踏ん張って、受け止める。
それも手だろうけど、ボクは違うことを考えていた。
『リフレク』……その魔力の鎧を感じながら、
背中の向こうにいる人を、信じるということを。

「……飛ぶ!!」
「はぁっ!?」

全身のバネを、足へ。
走りながら、体を沈めるようにぐっと力を込める。
クオンの体が、山のように大きく感じる。
でも……行ける。ボクはそう信じていた。

「『ニュートリング』!!!」

クオンの腕が、地面を横に薙ぐ。
その直径だけで家を飲み込むような腕だった。
ボクの視線は、それを見下ろしていた。

「うぉぉっ!?相棒、高っ!?高すぎだろっ!?
 いくらガンダールヴでも……」

ボク1人だったら、確かに無理だったと思う。
でも……

「――ライバルを高みへ導くのは、薔薇の役目さ」

ボクの真下で、クリスタルの塔が崩れる。
ギーシュが土魔法で作った塔だ。
足場ができたことで、ボクははるか高く飛ぶことができた。
そう、1人じゃないから、ボクは、高く飛べる。
1人じゃないから、足りないものも、それ以上になる。

「……『トランス』!!!」

ボクは感情を解き放った。
ルーンの光と同じ淡く白い光が、『リフレク』の中で眩くボクからあふれ出す。
みんなの力で、ここまで来れた。
ここからは、ボクの力だ。
ボクがするべきことを、する時だ。

「……滅びゆく肉体に暗黒神の名を刻め
         始源の炎甦らん! 『フレア』!」

唱えた呪文は、『フレア』。
あえてボクを包む『リフレク』に跳ね返るように、ギリギリのところで唱える。
跳ね返ることで、強くなる。
『リフレク2倍返し』って言えばいいのかな。
ボクの魔法は、誰かの力を借りることで強くなるのを、ボク自身が一番知っていた。
跳ね返した『フレア』を、デルフに纏わせる。

生まれてくる喜び、始源の炎の、オレンジ色の光を。

「全テの絶望ヲ前にシてモ尚、希望ヲ抱くト言ウか……!!」

クオンが、虚ろな声で叫んでいる。
ボクの真下だ。

「……それが、『生きる』ってことよ、この絶望マニアっ!!」

ルイズおねえちゃんが、思いっきり叫んだ。
どんな絶望にだって、絶対負けないっていう、そんな堂々とした声だった。

「『エクスプロージョン』っっ!!!」

『フレア』を纏っていたデルフに、別の光が巻き付いた。
命を育む、慈しみと希望の、白い光が。

「解セぬ……解セぬ解セぬ解セヌ!!!
 救おウと言ウに何故拒ム!!
 絶望を消シ去っテやロうと言うノに!!!」

「ふん、余計なお世話だね。
 機械仕掛けの神様なんて必要無いのさ。
 答えを見つけるのは、自分自身なのだからね――」

クジャが、溜息をつきながら、それでも大きな声でそう言った。
一度は絶望を知ったクジャだからか、その言葉には何か重さを感じた……

「『アルテマ』!!」

デルフの刀身に、もう1つ光が加わった。
終わりの影、終わりゆく命を見送る、紫の光だ。

「……滅びゆく肉体に暗黒神の名を刻め ……」

3色の光が混じったところで、ボクはもう一度唱えた。
終わりがあるから、始まりがある。
それらを繋ぐ光がある。
ボクが唱えたのは、全ての始まりの、『ゼロ』の呪文。

「         始源の炎甦らん! 『フレア』!」

ボクを跳ね返ってデルフに纏わりついた炎は、
大きく膨らんで、明るく、太陽のように輝いた。

「うぉぉ!?俺様いつも以上に輝きまくりぃいっ!!」

「生命ノ……光……?」

クオンが、目を細めてこっちを見る。
生命の光……そうだ、この光は命そのものだ。
生まれて、生きて、死んで、また生まれる。
その繰り返し、輪のようにつながる、これは生命そのものの光だ。
生命の光を帯びた剣で、絶望に立ち向かう……

なんか、しっくりきた。
これがボクの答え。
絶望を前にしても、まだ希望を抱ける理由。
……命は繋がっている。例え、ボクが死のうとも、どこかで繋がっている。
だから、ボクは、希望を抱けるんだ!!

「……おぅよ、かつてのお仲間よぉ……これが、おれっち達が求めたもんよ!!」

「なント……暖……か……イ……なント……邪魔ナ……!!!」

大きく、振りかぶる。
剣を両手で持って、宙から一気に叩きつける。
左手のルーンから、ビリビリと感じる。
みんなの力を、みんなの心を……

「いっけぇえええええ!!!!」
「『リーヴスラシル』……アバヨッ!!!」

「うぐぁああああああああああああぁぁぁああああああああああぁぁあああぁああぁ
 あぁあぁぁあぁぁぁあぁぁあぁああぁぁぁぁあああぁああああぁあぁ!!!!!!」

輪のような爆発が、クオンに突き刺さった。
命そのものの光が、絶望を打ち砕いたんだ。


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