あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ドラゴンナイト・ゼロ-03


テーブルの上には豪華な料理。床には残飯。
龍騎は赤い目を擦り、再び状況を確認した。
椅子に腰掛けるルイズの目の前には、大きなチキンやマスのパイ包み焼き、ワインに色とりどりの果物が載せられた籠。
床に胡坐を掻く龍騎の前に置かれたのは、薄いスープの注がれた器に、触ればぼろりと砕けそうなパン。
天国と地獄だってここまでの落差はないだろう。
龍騎は少し考えると、手を伸ばし、ルイズのローブの裾を引っ張った。
手に脂で濡れたナイフとフォークを持ったルイズが顔を向けてくる。

「何よ?」

「何発までブン殴っていい?」

ここはアルヴィーズの食堂。
広い空間に学年別に長いテーブルが三つ配置された、生徒達の空腹が満たされる場所。その真ん中のテーブルで、もうすぐ血の雨が降りそうだった。

「言いたい事は分かるわ。酷い食事ね、ホント酷い」

「犬だってもっといいもん喰ってるだろーが! そっちよこしやがれ!」

龍騎が地団太を踏んで暴れるので、二人はたちまち注目の的となった。当然、視線には冷ややかなものが含まれていたが。
貴族の子弟の目には、龍騎は粗野な山猿が如く映るに違いない。
居心地が悪いのか、ルイズはこほんとわざとらしく咳をつくと、

「ねえ龍騎。あんた、昨日私に何したか覚えてる?」

「顔面に蹴り入れた」

「百点。よく出来ました。じゃあ理由は分かるわね」

「えー! あれも仕事の評価の内に入ってんの!?」

龍騎は心外だとばかりに目を剥いた。あの時点では、まだ使い魔では無かった筈だ。
見知らぬ相手に警戒してのことだし、情状酌量が適用されてもいいのではないか。
しかしルイズの瞳には、罪人に死刑執行の判決を下す裁判官のような光が湛えられていた。

「仕事の態度も褒められたもんじゃないけどね、あんた第一印象が最低なのよ。地に落ちたどころか地中に潜ってる状態ね」

要するに、もっとマシな物喰いたきゃ真面目に働けということだ。
龍騎は小さく舌打ちすると、自分に与えられた食物と向き直った。
まあ、パラレルミラーワールドではイモばかり食べていたから、まだ良い方かも知れない。少なくとも文化的だ。
次に服を渡す時は顔面ではなく、もうちょっと下の方を狙う事にしよう。
そう思っている内にパンは無くなり、スープの器は空になってしまった。
質にはこの際目を瞑るとしても、食べたという実感が生まれないほど、量が少なかった。
腹が膨れないのは由々しき問題だ。空腹に苛立ってルイズをうっかりあの世に送ってしまうかも知れない。
そうなれば、きっとこの学園には入られなくなる。主無しの自由は魅力的だが、安定した収入も捨て難い。
ではどうするか。答えは簡単に見つかった。
無い物は、ある所から奪えばいい。龍騎の目が、ライダーらしからぬ悪の輝きを帯びた。



切り分けたチキンを口に運んでいたルイズは、不思議な現象を目にした。
右隣に座っていた男子生徒の手から、パンが幻のように消えたのだ。
パンにかぶり付こうとしていた男子生徒は、目標を失い指を噛んでしまった。
また、左隣の女子生徒のフォークから、チキンの欠片が失われた。ワインを飲んでいる彼女が異変に気付くのはもうすぐだろう。

(誰か悪戯でもしてるのかしら?)

魔法を使っての悪戯はよくあることだが、大抵は生徒と使用人の間で行われる。
貴族の過半数にとり、平民など路傍の石くれも同然なのだ。石くれを蹴ろうが突こうが、誰も見咎めはしない。
ルイズも、その節が無いとは言えなかったが。
しかし、貴族から貴族へとは……これも無いとは言えないが、相手が気に喰わないなら決闘に持ち込めば済む話だった。
実力で劣っているが故に、悪戯で気を紛らわせる者もいないとは限らない。
しかし、このアルヴィーズの食堂に生徒だけではなく教師もいる事を知った上で、そんなくだらない真似をする者がいるだろうか。

その時、ルイズの頬を風が撫でた。
何かが、高速で傍を通り過ぎたような感じだった。しかし、一体何が?
首を傾げたルイズは、またしても異変に気付いた。
正面に置かれた果物の籠から、リンゴが一つ消えているのだ。
今し方のパンやチキンのように。
気のせいではない。リンゴが置かれていた個所が、ぽっかりと空いている。

「………まさか」

ふと思い当り、ルイズは後ろを振り向いた。
そこでは、予想通りの光景が繰り広げられていた。
パンを齧りチキンを喰らい、リンゴにかぶり付く龍騎。
一連の犯人は生徒などではなく、他ならぬルイズの使い魔だったのだ。
彼女は知らなかったが、龍騎は一瞬相手に触れただけで、持ち物を盗み取ることができる。
人間よりも遥かに感覚機能が優れた仮面ライダーに比べれば、鍛えの無い生徒達など木石も同然である。

「私の言った事をまったく理解してなかったようねこの駄犬!」

「チッばれたか……いいだろお前の取ったわけじゃねーんだから」

「そういう問題じゃないでしょーが! ほらぺっしなさいぺっ!」

どったんばったんがっしゃん。
椅子を蹴立てて龍騎に飛び掛かるルイズは、まるで山猿のようだった。



「……なにやら、食堂の方が騒がしいな。龍騎の奴が何かしてなければいいが」

自分の予感が当たっている事も知らず、ドラグレッダーは校舎の外にいた。
本当は彼が龍騎の傍にいて面倒を見なければならないが、ルイズによれば、使い魔はアルヴィーズの食堂とやらに入ってはいけないのだという。
龍騎が同席を許されたということは、一応人間とは認められているのだろうか。

(ま、あいつは仮面ライダーだけど)

ドラグレッダーは、龍騎を仮面ライダーにした事を未だに後悔していた。
いたいけな少年を戦いに巻き込んだからではない。最強最悪の危険人物をこの世に生み出してしまったからである。
幸い、シャドームーンと手を組むほど大人しくは無く、世界征服の計画を立てて実行するほど飽きにくい性格ではなかったが、それでも連発可能な核ミサイルが自由気ままに歩き回っているようなものだ。

その点に関して、ドラグレッダーはルイズに期待していた。
ドラグレッダーが見た限りでは、龍騎とルイズの精神年齢は大して変わらない。
ならば、悪のライダー顔負けの卑怯さなV3や守銭奴の響鬼と仲が良かったように、ルイズとも気が合うのではないか。
今の所、龍騎が大人しく……比較的大人しく使い魔をやっているのが、その証しかもしれない。まだ一日目で、飽きたらどうなるかはわからないが。

「それにしても……」

思考を切り替え、ドラグレッダーは長い首で辺りをぐるりと見回した。
彼の周りでは、昼食が運ばれて来るのを待つ使い魔達が群れを成している。先端に刃が生えた尻尾は危なくて振れず、うかつに欠伸も出来ない。
群れと言っても、一つの種族で構成されているわけではなかった。
梟や猫、鴉に巨大な蛇などの動物や、六本足の蜥蜴、下半身が蛸の触手の人魚といった怪物など様々である。
その中でも、ドラグレッダーは一際異色を放っていた。何せ、メタルレッドの金属質ボディだ。
ライドモンスターで有機物の体を持つ者を探す方が難しいが、ここでは逆らしい。
他の使い魔達の自分を見る目がやたらよそよそしいのは、気のせいではないだろう。

(向こうでも喋れたのはワシだけだったが、さて)

尻……ではなく、尻尾の据わりが悪い。牙を剥いたところで、どうにもなるまい。

「ご飯ですよー」

声に振り向いたドラグレッダーは、ほうと少しく驚いた。
与えられた食事にがつがつと喰らいつく使い魔達を足元に、一人の少女が立っていたのだ。
カチューシャで纏めた黒髪に、白と黒の給仕服。
手には、丸焼きの牛の足が入った桶。
素朴な顔に添えられたそばかすが愛らしい。
ライドモンスターは交配で増えるわけではなく、異性というものを意識する必要はないが、好ましいと思う感情は備わっている。

「ありがとう、お嬢さん」

ドラグレッダーが頭を下げると、少女は驚きを露わに飛び退いた。

「しゃ、喋った!?」

「やっぱり、珍しいものなのか」

「い、韻獣っていう生き物がいるって聞きましたけど、私は見たこと無くって……」

とにかく、マイノリティであることは確かだ。
これからは、あまり人前で喋らない方がいいのかも知れない。

「驚かせて悪かったな。ワシはドラグレッダー。間違っても人を襲うようなことはしないから、安心してくれ」

ドラグレッダーは、出来る限り優しげに聞こえるよう声を絞った。
人類の守護者である仮面ライダー。その相棒となるべくして生まれたのがライドモンスターである。
その人間に恐れられるのは、少し悲しい。
果たして、ドラグレッダーの想いは少女の胸に届いたようだった。
笑顔の花が、一輪咲く。

「私はシエスタっていいます。貴族の方々をお世話するために、ここでご奉仕させていただいてます」

使い魔達に餌を与えるのも、仕事の一つだという。
人間と同等の知能を持つドラグレッダーとしては、餌という表現は気に食わないが、文句を言える立場でもない。
ドラグレッダーは長い首の先についた頭を下げ、シエスタが持つ桶の中の肉に噛みついた。
二口目で全体を口の中に入れ、骨ごとばりばりと噛み砕く。

「ドラグレッダーさんは、ミス・ヴァリエールの使い魔でしたよね?」

「む?………まあ、そうなるな」

ドラグレッダーは口の中の肉を飲み込んだ。
正確には相棒である龍騎を介してだが、わざわざ言う必要はないだろう。
龍騎がルイズを殺害するまで、とは付け加えた方がいいかも知れないが。

「知り合いなのか?」

問われて、シエスタは控えめに首を横に振った。

「そういう訳ではないのですが……ミス・ヴァリエールは他の貴族の方とあまり仲が良くないようなので」

それで心配しているのだと、彼女は言った。
確かに、今朝のキュルケとのやりとりを見る限り、ルイズは尊敬の対象ではないようだった。
恐らくは蔑称の、ゼロのルイズというのも気になる。キュルケは軽い気持ちでからかっていたが、周りが全てそうなら、シエスタが心配するのも無理はない。
そこに龍騎が加われば、もはや地獄だ。

「ミス・ヴァリエールのこと、助けてあげてくださいね」

シエスタの期待に、ドラグレッダーは返答することができなかった。
何故なら、人を痛めつけることに関してはプロフェッショナルなあの男こそ、ルイズの本当の使い魔なのだから。

「あんたのせいで先生達から怒られまくったじゃない! この駄犬!」

「じゃあ次からはもっとマシなもん喰わせろ!」

教室に向かう道すがら、龍騎とルイズはみっともなく怒鳴り合っていた。二色の音の塊が、廊下のど真ん中を歩いているかのようだ。
二人の後ろを、同類だと思われたくないドラグレッダーが少し離れながら低く飛ぶ。
廊下の脇には嘲笑を隠そうともしない生徒達が何人もいたが、今更それを気にするルイズではない。笑われる理由が、一つ増えただけのことだ。
笑いを消すチャンスは、この先いくらでもある。その一つが、ルイズの目前に迫っていた。

「そういや、給料っていつくれるんだ?」

龍騎を忠実な使い魔にするチャンスも来ればいいのに、とルイズは思った。もしくは、殺すチャンスだ。
教室の前に到着したルイズは、扉を押し開けた。この前までは中に入るのが嫌で、その分重く感じた扉が、今日は幾分か軽い。
石造りの教室には、既に多くの生徒達が席に着いていた。食堂で先生にこってりと絞られていたルイズより遅いのは、亀やカタツムリくらいなものだ。

「おー、広いな教室。俺が通ってたとこの五倍はあるぜ」

腕を後頭部で組みながら、龍騎が感激したように辺りを見回した。
学校に通ってた? 平民が? という言葉を、ルイズは寸前で飲み込んだ。
龍騎は、異世界のそのまた異世界からやって来たのだ。
彼の出身地である以上、楽園とは真逆な世界である可能性は高いが、学校くらいはあるだろう。

「そういえば、あんたって何歳なの?」

「俺? 九歳」

「きっ、九歳!?」

ルイズは愕然とした。
自分より年上ではないと思っていたが、予想以上に幼い。九歳でこれなら、将来は地獄の魔王になれるだろう。

「皆さん、春の使い魔召喚は大成功のようですわね」

広い階段状の教室の最下段で、穏やかな声が湧いた。
声の主は、紫色のローブを身に纏う中年女性。何時の間にか教室に入って来た、教師のシュヴルーズだ。
ルイズは慌てて席に着いた。
龍騎は、食堂で学習したのか下に降りるための階段に腰掛けていた。膝頭に肘を立て、顎を拳の上に乗せている。
ドラグレッダーがその背後に浮かぶ。

「このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔達を見るのがとても楽しみなのですのよ」

そう言いながら、シュヴルーズは教室全体を見回した。好奇の視線が、龍騎とドラグレッダーを射止める。
ルイズは生まれて初めて、始祖ブリミルに今すぐ教師の両目が潰れるようにと祈った。
一方は誰に見られても恥ずかしいどころか誇らしいくらいだが、片方はどう説明すればいいのやら。

「ミス・ヴァリエール……ええと、どちらが使い魔かしら?」

「ド、ドラゴンの方ですわ先生」

ルイズが慌てて答えると、教室中が笑いに包まれた。
笑い方は様々だが、指し示す所は一つだ。

「使い魔の使い魔だろゼロのルイズ! 嘘つくなよ!」

そう言ったのは、後ろの方の席に座るマリコルヌだった。球体に近い体を揺すりながら、目尻に滲んだ涙を拭っている。
ルイズは負けじと席を立って言い返した。

「つ、使い魔の物は主人の物よ!」

「主人だって? 顔面蹴られたくせによく言うぜ。さすがゼロ、お似合いの使い魔だ!」

「おい、黙れ非常食」

鋭い声がマリコルヌを貫く。
真紅の目に怒りの炎を燃やして立ち上がったのは、意外にも龍騎だった。
ルイズは感動と共に龍騎を見つめた。彼はどちらかと言えば、生徒と共にルイズを罵倒する側だと思っていたのだが。
龍騎は右足を上の段に乗せ、マリコルヌに人差し指を向けた。

「いいか、ルイズのことは何とでも言えばいい。だが俺を悪く言うのはやめろ!」

「って普通逆でしょコノヤロー!」

認識が甘かったと言わざるを得ない。
龍騎は使い魔だが、自分を心身ともに痛めつける方法で頭が一杯になっているような奴だ。
拳や足が飛んで来ないだけマシかも知れない。
龍騎を永久的に忠実な使い魔にする方法を考えるのに忙しくて、五割増しになった生徒達の笑い声は気にならなくなっていた。

「はいはい皆さん、みっともない真似はおよしなさい」

龍騎がマリコルヌに馬乗りになって拳を振り上げたところで、シュヴールズが軽やかに杖を振った。
それまで笑っていた生徒達の口元が、赤土の粘土で覆われる。龍騎はマリコルヌを盾にしてやり過ごした。

「さて、静かになったところで、授業を始めましょうか」

新学期になったとはいえ、最初の授業はメイジにとっては言わずもがなの内容だった。
火、水、土、風、そして虚無の五つの系統のこと。
スクウェアやトライアングルなど、メイジの属性のこと。
特に、ルイズは復習と予習に余念がない。
知識だけなら、同級生の誰にも負けない自信があった。
……………そう。知識だけなら。

(意味が無いなんて、思いたくないけど)

周りに同意見の者がいないからこそ、これまでルイズは嘲笑され、辱められてきた。
魔法が使えないから。どんな魔法も爆発に終わるから。
メイジは皆、天秤の上にいる。
簡単な話だ。強い魔法を行使できる者は重きを置かれ、弱い魔法しか使えない者は軽んじられる。
平民は、そもそも天秤の外だ。わざわざ計るまでもなく、貴族の下であるが故に。
だが、とルイズは考える。
一歩貴族という傘の下から出れば、ろくに魔法も使えない自分は、もしかしたら平民と同列なのではないか、と。

(でも、サモン・サーヴァントもコントラクト・サーヴァントもちゃんと……………うん、一応できた。他の魔法だって、きっと使える筈だわ)

もちろん、確信はない。
今まで使えなかったのに、突然使えるようになるなんて甘い話は、幼児向けの物語の中にしか存在しないだろう。
それでも、ルイズは信じたかった。
龍騎という破天荒極まる使い魔と契約したことで、何かが変わったのだと。
使い魔の手によって、精神的ダメージに加え肉体的ダメージを受けるようになったことだけではなく、もっと、大きな何かが。

「ぐごー、ぐごー」

………変わったことが、一つある。
隣から、みっともない鼾が聞こえるようになった。

「龍騎このバカ! 授業中に何寝てんのよあんたは!?」

「ふわあ……だって俺にはかんけーないし」

「こらっ! そういう態度がまずライダーらしくないというんだ!」

「んだよドラグレッダーまでうっせーな」

ぎゃあぎゃあ、わあわあ。
授業中の喧嘩を放置しておくほど、トリステイン魔法学園は世紀末ではなかった。
シュヴルーズがぱんぱんと手を叩いて場を収める。

「はしたないですよ、ミス・ヴァリエール。使い魔と喧嘩する暇があるなら、あなたにやってもらいましょうか」

「え?」

ルイズは目を丸くした。
やってもらう? 何を。

「そうですね……まずは、ここにある石ころをあなたの望む金属に変えてごらんなさい」

来た。心臓がどくりと高鳴る。
ルイズは席を立つと、錆びついたゴーレムのようにぎくしゃくと下の教卓に向かった。
途中、キュルケが小麦色の肌を蒼白にして声を投げてくる。

「ルイズ、お願いだからやめて。またアフロになりたいの?」

「だまらっしゃい! 今回は大丈夫よ!」

キュルケに噛みつきながらも、心の中で、たぶん、と付け加えることを忘れない。
今のルイズを前に進ませているのは、召喚と契約に成功したという事実だけなのだ。強がってはみても、今の彼女は薄氷の上にどうにか立っているに過ぎない。
一歩教卓に近づく度に、心臓の動きが激しくなっていく。

「さあ、ミス・ヴァリエール。錬金したい金属を、強く心に思い浮かべるのです」

いよいよ教卓の上に置かれた石を目の前にした時、もはやシュヴルーズの声はルイズに届いていなかった。
私は大丈夫。私は大丈夫。私は大丈夫。心の中で、ひたすら自分に言い聞かせる。
ルイズは目を閉じて集中力を高め、短くルーンを唱え、石に向けて杖を振り下ろした。


ずどん。


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