あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

0G-04

 決闘から一週間、Gはシエスタやマルトーのような学院で仕事をする平民の手伝いをするようになっていた。
 コックやメイドのような平民の者達には、貴族が魔法で作り出したゴーレムを、突きや蹴りの一撃で粉砕してみせ、挙句の果てには貴族であるギーシュを踏みつけたのを見てスッキリしたと言う考えもあるのかもしれない。
 そんなこんなで、Gは夜は修練、食事時は学院で働く者達の手伝い、それにルイズと共に行動と…何時寝ているのかと誰もが疑問に思うような生活をしていた。
 この日も、ルイズを起こしてからマルトー達の手伝いをしに行っていた。

「あのゴーレムを、拳や蹴りで砕くってのは凄かったな。どうやったら、あんな風に闘えるんだ?」
「生まれながら身体能力が高いクルディウスならば、地道に修行すればあの程度は誰でも出来る。だが、クルディウス以外の者でも幼い頃から努力をすれば出来るようになるだろう」
「ほう、それで?」
「クルダ流交殺法は、大きく三つに分かれ…表技、影技、剣技となっている。クルディウスでは無いジュリアネスの聖騎士の使う技があるぶん、他の民族には剣技がよいのかもしれないがな」
「オレもクルダって国に生まれてその武術を習っていれば、お前さんみたいな事が出来たのかもしれないな」

 皆、Gの故郷であるクルダの事を聞きたがる。
 修練闘士とは何だ、どんな国なのだと……
 此処に居る者達が一番驚いたのは、『修練闘士』が行政に深く関わりを持つ権利があるにも関わらず、自分達のような平民と同じように暮らしていると言う事だった。
 何より、生まれでは無く実力が物を言い、王ですら民の事を考えて国を動かしていると言う事にも驚いていた程だ。
 なにより力を持つ者が、いざとなった時に力の無い者を助ける事を当然と考えるクルダと言う国に、マルトー達は憧れを持った…



「達人ってのは、子供の頃からずっと修練をしてるんだ。しかも、あれだけ強いのに毎日修練を欠かさない。俺もお前等も見習うぞ!」

 マルトーの言葉を、コック達やメイド達が嬉しそうに復唱する。
 ちなみに、一部の貴族がGに毒を混ぜた食事を数度渡したり、飲ませたりしたのだが……
 クルダの傭兵であるGにとって、毒など簡単に無害に出来るので意味が無かったとだけ書いておく…


 晩…何時ものように修練に励んでいたGの元に1頭のサラマンダーがやって来て、つぶらな瞳でGを見つめていた。
 そして、休憩を始めたGにサラマンダーが擦り寄ると、Gのマントを咥え引っ張りはじめた
 そのサラマンダーの首を無造作に片手で掴むと、Gはそのまま持ち上げた

「きゅっ!?(ちょっ、痛いから首持たないで!?)」

 何故かは解らないが、サラマンダーの言葉を理解したGは地面に下ろすと手を離した。

「きゅっ、きゅきゅきゅっきゅるるっ!(ごめんなさい、主の部屋に来て下さい…そうしないと私は明日のご飯抜きなんです)」
「……獣魔の言葉が理解出来るとは、寝不足のようだな。食事を抜きにされたら、オレのところに来い……料理の残りや賄い料理ぐらいなら食わせてやる」
「きゅっ!きゅ~きゅっきゅきゅきゅっ!(本当! 食事抜きになったら本当に行きます)」
「増えるとマルトー達も困るから、仲間に教えるなよ」
「きゅーきゅっきゅ!(教えないから、約束破らないでね)」


 そうすると、サラマンダーはそのまま嬉しそうに帰って行き、Gは久しぶりに朝までゆっくりと眠り機嫌が良く目を覚ました…

「街に行く? 気をつけて行って来い」
「アンタの服とか、武器を買いに行くのよ!」
「服は必要だが、城門ぐらいなら拳で破壊出来るオレに武器が必要だと思うか?」
「…必要無いわね」
「ならば、食事を取ってから出掛けるか…」

 部屋から出ると、サラマンダーがお座りをしてGを待っていた

「フレイムっ!」
「…それがこの獣魔の名前なのか?」
「えぇ、ツェルプトーが召喚したサラマンダーよ!」

 ルイズは、フレイムを気にせず食堂に向かって歩いて行く。
 そして、その後…フレイムを小脇に挟んで食堂の中にGが入っていくのだが、文句を言う勇気が無いので皆が放置していたのは言うまでも無いだろう。
 そして、食事を終えたルイズとGは、フレイムを食堂の外に連れて行くと馬に乗って服を買いに行ったのは良いが…
 Gが気に入る服があった店の名前が、『片目(ワンアイ) ハルケギニア支店』となっていたのは些細な事だと、Gが本気で思ったそうだ…

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