あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの使い魔はメイド-10



 いよいよ品評会当日。
 ルイズはガチガチに緊張しながら、自分の出番を待っていた。
 何度も、
「落ち着いて? 大丈夫、いけるわ!」
 ブツブツつぶやいている。
 緊張しているのは、まわりの生徒も同じである。
 手の平に使い魔を乗せてしきりに何かつぶやいている女子生徒。
 目玉お化けを抱えて、ひたすら素数を数えている男子生徒。
 お互いが緊張のせいか、妙に遠慮がちになっているような感覚だった。
 それでも中には、例外もいるが。
 貴重な例外の属する微熱のキュルケは、観客席のほうをうかがいながら、獲物を待ち構える野生の猫のような目つきをしていた。
 それとは対照的に、横に陣取るイザベラは野菜やハムをはさんだパンをかじりながら、ワインをラッパのみしていた。
 気持ちいいほどに態度が悪い。
 どう見たって、貴族の令嬢の取る態度ではない。
 初めから、まともにやる気がないようだった。
 むしろこのイヴェントそのものを、小馬鹿にしているようにさえ思える。
 こんな態度では他の生徒から苦情がきそうなものだが、みんな彼女を恐れてか、それともそんな余裕がないのか、黙ったままだ。
「なかなかのものじゃない?」
 客席を観察しつつ、キュルケはその唇に紅を塗る。
 ゾッとするほど色っぽいのに、一本芯が入ったかのような気品が漂っていた。
 それは彼女がどう生まれ育ってきたかを物語っているかのようだ。
 イザベラのほうは、
「どうでもいいさ」
 心のそこからそう言っているのがよくわかる態度で応える。
 横柄が服を着ているような態度だ。
「メイジにとって神聖な半身であるはずの使い魔を見世物にするってか? ガリアでも似たようなことがあったけど、くだらないわねえ」
 その言葉に、他の生徒はさすがに気分を害したようだった。
 折角の晴れ舞台であるというのに、どうしてこいつは水を差すようなことを言うのか。
 ちくちくとした視線がイザベラに飛ぶ。
「あン?」
 それに気づいたのか、イザベラは周囲を見回した。
 No、No……。
 そんな上品なものではない。
 ガンを飛ばすというのがもっとも最適な行為だった。
 その恐ろしい視線を受けて、睨んでいた生徒はたちまち視線をそらしたり、うつむいたりする。
 まともに睨み合おうとする者は皆無だった。
「相変わらず、柄が悪いわね……」
 そんな青い髪の同級生を見ながら、ルイズは呆れ顔だ。
 後ろには普段と違ってオシャレをしたシャーリーが控えている。
 着ているのは、モットという貴族から送られてきた服だ。
 どうしてこんなものをもらったのか、二人にはよくわからないのだが。
 あるいは、わからないほうが良いのかもしれない。
 少なくとも、まだ今は――
「ねえ、ルイズ? あなた品評会で何するか決めたの?」
 キュルケはルイズへと話しかけた。
「ふん。もちろんよ、ま、見てるがいいわ」
 と、ルイズは胸をそらす。
「ふーん……? そう」
 キュルケの視線は、ルイズからシャーリーへと移る。
「……」
 シャーリーはあわてたように顔を伏せる。
「そんなに照れることないじゃない、可愛いわね」
 キュルケは小さなメイドの反応に、楽しそうに微笑んだ。
「暇人が」
 イザベラが悪友の態度をそう評した。
 やがて、品評会は始まり、最初の者がミスタ・コルベールに呼ばれた。
 あるものはバイオリンを弾きながら、使い魔を飛び跳ねさせる。
 あるものは使い魔と一緒に手品のようなことを。
 あるものは使い魔と一緒に決めポーズ……をしているだけ。
(何だか、サーカスみたいなだなあ……)
 シャーリーは緊張も忘れて、メイジと使い魔の見せるアピールに魅せられていた。
 前にいた場所では、イギリスではどんな偉い人でも見られないような魔法の国の光景を。
「ふ、ふん……。さすがにみんな気合が入っているわね――!」
 ルイズも刺激を受けているのか、ぎゅっと手に力が入る。
「次は、キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー嬢」
 コルベールが、キュルケの名を呼んだ。
「さて、魅せますか」
 キュルケは不敵に笑い、つーっと立ち上がる。
 興奮しているのか、微かに頬が上気しているのがわかる。
「じゃ、お先にね」
 キュルケはサラマンダーのフレイムを伴い、イザベラにウィンクを飛ばす。
「ま、テキトーにがんばってきなさいよ」
 イザベラはひらひらと手を振りながら、ワインボトルから手を離さない。
「そういえば、あんたのモードは? 姿が見えないけど」
「――そのうち、戻ってくるさ。そのうちな」
 眼を閉じてから、イザベラは言った。
 そして、またワインを飲み始める。
「でも、あいつの芸は見ないほうがいいと思うよ? 特に」
 イザベラはシャーリーを見る。
「お前はな」
 びくりと震えるシャーリー。
「……あんた、あのワイバーンに何させる気? まさか、客席を襲わせる気じゃないでしょうね?」
 ルイズは警戒心を丸出しで問いかけた。
「さあねえ?」
 イザベラはケケケ、と笑うばかりで、明確なことは何も言わない。
「おお、怖い、怖い」
 キュルケはおどけた仕草をしてみせてから、舞台へと上がっていった。
 そこでフレイムが見せたものは、吐き出す炎をまるで生き物のようにくるくると変化させるというものだった。
 ある時は螺旋状に、ある時は雲のように、ある時は蛇にように、と。
「……すごい」
 シャーリーは素直に感心していた。
 かつて生きてい世界では、こんなものは想像したことすらない。
 幻獣たちとは、こんなすごい生き物だったのか。
 改めて、彼らの特異性と能力に驚嘆する。
 さて、彼女の『ご主人様』であるルイズはというと――
「いよいよ、次ね。いよいよ……」
 ブツブツとつぶやきながら、キュルケのことなどほとんど目に入っていないようだった。
 キュルケが出番を終えて、優雅な一礼を残して舞台を降りた時、今まで以上に大きな拍手が起こっていた。
 それはキュルケ本人の魅力と、決して無関係ではないだろう。
「次はあなたたちよ、何をするかは知らないけど、がんばりなさいな」
 戻ってきたキュルケは、そっとシャーリーの肩を叩いた。
「は、はい」
 シャーリーは緊張をたたえた顔でうなずいた。
 そして、
「続きましては、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール嬢」
「キターー!!」
 コルベールの声に、ルイズはぴょんと背筋を伸ばした。
「いいわね、いくわよ!」
 ルイズはぎゅっと、シャーリーの手を握る。
 顔を近づけ、そのブラウンの瞳を覗きこんだ。
「はいッ」
 シャーリーも真剣な表情で応える。
 見つめ合う二人の乙女。
 互いに、今にも息がかかりそうな距離だった。
 微笑ましく、美しい光景ではある。
 が、万人にとって正義が存在しないように、万人にとっての美というものも存在しないらしい。
「あいつらひょっとして怪しい仲か?」
 イザベラはかすかに眉を吊り上げた。
 あまり、同性愛というものを好ましくは思わないのかもしれない。
「まあ、別にいいんじゃないの? 可愛いじゃない」
「可愛いかねえ」
 イザベラは理解しかねるという顔で、首を振った。
 ワインを飲もうとするが、瓶はすでに空になっている。
「ちぇ。ま、頃合かな」
 イザベラは空の瓶を弄びながら、
「おいグランドプレ、これ捨ててきな。それから厨房いって水貰って来い、三分以内な」
 使い魔のフクロウとスキンシップをしている小太りの少年に命令した。
 上官が部下に命令を下すごとく、至極当然という態度だった。
「な、何で僕がそんなこと!」
 マリコルヌ・ド・グランドプレは当然のように反発する。
 が。
「とっとと行けと言ってるんだよ、『微笑みデブ』!!」
「Sir, Yes Sir!!」
 イザベラの一喝でマリコルヌは直立不動となり、訓練された兵隊のような動きで走っていった。
 機敏なデブ。
 その様子を見た人はこんな風に思うのではないだろうか。
「……よく調教されてるわね」
 キュルケは関心と呆れの混じった声でつぶやいた。
「大したこっちゃないね」
 イザベラは笑いもせずに手を振るだけだった。
 そんなおかしな情景が展開されている間――
 ルイズはシャーリーと連れ立って舞台へと上がっていく。
「皆様に、わたくし、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの召喚した使い魔を紹介いたします」
 ルイズは、先ほどの緊張を感じさせない、堂々とした態度で客席を見る。
 このあたりは、さすが公爵家令嬢という育ちと器を感じさせる。
 客席にはモット伯爵とその秘書の姿もあったのだが、ルイズは彼らを良く知るわけではないし、当然気づかない。
「シャーリー。彼女が、私の使い魔です」
 ルイズは初めて社交界に参加する令嬢をエスコートするように、そっとシャーリーの手を取りながら、紹介をした。
 どよめきと、それに笑い声が混じった。
 人間を召喚する、そんな話は何かのジョークとしか思われないのだろう。
 しかし、中には本気で拍手を送っている者もいた。
 ジュール・ド・モット。
 怒涛のモットの異名を持つ貴族である。
「今回は、ご挨拶に代えまして、私と彼女のダンスを皆様にご披露いたします」
 ルイズが宣言すると、裏に控えていた楽手たちの操る楽器によって、艶やかなメロディが生み出されていく。
 それに合わせて、二人の少女が動き出した。
 くるくると円を描き、時に近づき、時に離れる。
 まるで、空を飛びながらで戯れあう小鳥のようだ。
 優しげな、春風を思わせる曲の中を、二人の少女は踊り続ける。
 ルイズほどのわかりやすさや目立つ部分は少ないにしても、シャーリーも見目麗しき少女である。
 二人のダンスは、サラマンダーの炎、宙を駆ける鳥以上に優美であると言えた。
 時が過ぎるに連れて、次第に観客もそれに飲まれていった。
 ルイズが、これを思いついたのは、三日ほど前のことである。
 ヒントといおうか、きっかけはルイズ自身の何気ない独り言からであった。
 品評会は、簡単な挨拶だけすませておこうか、そんな考えに落ち着いていた時だった。
「品評会の次は、『フリッグの舞踏会』かあ……」
 これも学院の行事であるが、ゼロのルイズと揶揄される少女にとっては、あまり心躍るものではなかった。
 舞踏会や社交界の経験は多少あるが、いずれにしても気持ちのいいものではなかった。
 優雅な見た目の裏で行われる駆け引きや陰湿な争い、そういうものを理解しにくい年齢の少女とはいえ、いや、だからなおさら、そこにある悪しきものを感じ取ってしまう。
 いくら美辞麗句を並べられようと、その奥にある『ゼロ』への蔑みを、無視することなどできなかった。
 といっても、ヴァリエールの娘として舞踏会に出ないわけには行かない、というか、これは一応とはいえ正式な学校の行事なのである。
 出席しないと成績にも響く。
「あーあ。……どうせ踊る相手もいないのにね」
 そうつぶやいていると、シャーリーがお茶を持って部屋にやってきた。
 これ自体はもはや日常となったことだが。
「ねえ、あなた、ダンスは出来る?」
 ティーカップを置いたシャーリーに、ルイズは何気なく尋ねた。
 一瞬シャーリーは脅かされた子猫のような顔をしたが、
 ちょっとばかり時間を置いて、
「……いいえ」
 申し訳なさそうに言った。
「あっ……。べ、別に気にしなくっていいのよ。けど、シャーリーってば、裁縫でも掃除でも、何でもできるから、そういうのも得意なのかなって」
 ルイズは誤魔化すようにお茶を飲みながら、あはあはと笑う。
 しかし、カップが空になる頃、自分で話したことが、ある種の閃きとなった。
「ねえ、教えてあげようか?」
 ルイズはシャーリーを見上げて、にっこりと笑った。
「え?」
 その意図が理解できなかったのか、最初シャーリーは怪訝な顔をしただけだった。
 それと同時に、ルイズは立ち上がり、使い魔である少女の手を取った。
「踊れて、都合の悪いってことはないと思うわよ?」
 この日から、二人の……というか、シャーリーへのルイズのダンス指導が始まってしまったわけだ。
 自分より年下なのに、メイドの仕事も完璧で、物覚えも速いのに、控えめで慎ましいシャーリー。
 果たして、自分はそんな彼女の主人にふさわしいメイジというか、貴族であろうか?
 実は、そんな疑問がないわけではなかった。
 ハルケギニアの文字を教えてはいるが、これは彼女が遠方からの来訪者であるから仕方がない。
 乗馬を教えてもいるが、上達が早いというよりどの馬もシャーリーに対しては名馬になってしまうので、あんまり指導の意味がなかった。
 ろくに調教もしていないはずの若馬も、簡単に乗りこなせてしまう。
 動物に好かれやすいってレベルじゃねーぞ、という感じだ。
 シャーリー本人にあまり自覚がないのが、余計に変だったが。
 が、しかし。
 ここでルイズは発見する。
 そんなシャーリーに、自分が手に手を取って教えられるものがあった。
 物覚えのいいシャーリーだけに、ダンスの飲み込みも早かったが、貴族教育の一環として、幼少時からみっちりと仕込まれたルイズからすればまだまだ。
 わずか三日ですごく上達はしたものの、それもルイズのサポートあってのことだ。
 ちょっと優越感を覚えてしまったルイズだが、シャーリーもダンスをすごく喜んでくれているので、両者共にOK,OKだった。
 曲が終わり、ルイズとシャーリーが頭を下げた時、拍手が上がった。
 真っ先に手を叩いたのは、やはりモット伯であったりする。
「ええもん見せてもらうた!」
 とばかりに、号泣せんばかりである。
 そのせいで周りの人間にすっかり『なに、このオッサン……』と引かれているが、気づいていない。
 気づかないほうがいいのかもしれないが。
 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとシャーリー・メディスン。
 二人の少女はお互いに微笑みあい、一礼をしてから舞台を降りた。
 それを真っ先に迎えたのは、キュルケだ。
 パチパチと惜しみない拍手をしながら。
「可愛かったわよ、お二人とも」
 賞賛の声に、シャーリーは頬を染めてうつむく。
「もお、いちいちそういう可愛い仕草しないの」
 キュルケはちょんとシャーリーの頬を指でつつく。
「ちょっと、やめなさいよ!」
 それを遮ろうとするルイズだが、
「いいじゃないの、ちょっとくらい! いつもこの子を独占してるんだから」
 キュルケは構うことなく、シャーリーの頭を抱えた。
 勢いで、そのボリューム満点のバストへ、少女の顔が埋め込まれる。
 シャーリーの顔が真っ赤に染まった。
「何が独占よ、やめなさいって言ってるの!」
 ルイズはシャーリーとは違う理由で顔を真っ赤にして、キュルケにつかみかからんばかりだ。
 コルベールの声が聞こえてきたのは、ルイズがシャーリーをキュルケから引き離した時である。
「最後は、イザベラ・ド・モリエール嬢……」
「それじゃ、いくとするかね」
 マリコルヌに持ってこさせた水を飲んでから、イザベラが立ち上がる。
 決して弱くないワインを一本空にしたのに、素面とまるで変わった様子がない。
「がんばってね、木枯らし」
「がんばるのは私じゃなくってモードよ、微熱」
 微笑む悪友に、イザベラはふふんと笑い返した。
 だが二人の笑みも、いきなり鳴り響いた轟音にかき消された。
 シャーリーはいきなり周囲が薄暗くなり、そうこうするうちにとんでもない音が聞こえてきたので、びっくりして尻餅をついてしまった。
「ゴーレム!?」
 ルイズが上を見て狼狽していた。
 人間に似た形をした土の塊が、学院の塔を殴りつけている。
「な、なに、あれ…………?」
 シャーリーはあまりの異常事態に、怖いというより呆れたような気持ちでゴーレムを見上げていた。
 ゴーレムが殴りつけているのは、学院の本塔だ。
「何してるんだい、ありゃあ」
 他の生徒が逃げ惑っている中、イザベラは驚きながらも、楽しそうな顔だ。
「あそこは確か宝物庫があったはず。多分あそこを破って、宝を盗み出そうっていうんでしょうね。白昼堂々大したものだわ」
 横に並ぶキュルケは感心したような顔で言った。
 しかし、ルイズのほうはそうは言っていられない。
「シャーリー、逃げるのよ!!」
 ぱっとシャーリーの手を取って、駆け出していく。
「……ちょっと意外ね」
 それを見送りながら、キュルケは目を瞬かせる。
「てっきりゴーレムに失敗魔法でもぶつけるかと思ったのに」
「んなことしてりゃ、巻き添えであの使い魔メイドまで潰されかねないわね」
 イザベラはくすくすと笑い、
「状況的には正しい態度だわ。さて、私らもとっとと逃げますか」
「モードは?」
「あいつはでかすぎるし、かといってあんな馬鹿でかいゴーレムの相手なんざ無理だ。しかっし無駄にでかいな? 20~30メイルはあるんじゃないの?」
 のん気なことを言いながら、青と赤の少女たちは全速力でその場から逃げ出していく。
 いやはや、学院は上に下への大騒ぎだ。
 巨大ゴーレムはそれを嘲笑うかのように塔を攻撃し、ついには壁に大穴を開けた。
 その腕を伝い、ローブに身を包んだ黒い影が宝物庫へと踊りこんだと思うと、何かを抱えて飛び出してきた。
 恐らくは、それが目的だったのだ。
 ゴーレムは体を反転させると、のっしのっしと壁を一跨ぎして、どこかへ行ってしまった。
 荒らされた宝物庫の中には、
『破壊の杖、確かに領収いたしました 土くれのフーケ』
 と、ふざけた一文が刻まれていた。

「ところで……結局あなたはモードに何させる気だったの?」
 ゴーレムが消え去り、まさに蜂の巣をつついたような騒ぎになっている学院内を見ながら、キュルケはイザベラに尋ねる。
「ああ、あいつの狩りの腕前をみていただこうと思ってね。オークを二、三匹取ってこさせてたのさ」
「……お流れになって正解だったわ。まさか生け捕りに?」
「さすがにそこまで器用なことはできないよ。ま、どっちにしろあいつの餌になるから、無駄にはならない」
「ハッキリ言って悪趣味」
「褒め言葉だよ、私にとっちゃね」
「それもそうね、ところで……」
「なにさ」
「あんた、ひょっとしてマリコルヌみたいなのが趣味なの?」
「あいつが豚なら食べちゃいたいほど大好きだったろうけど、生憎人間だからねー」



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