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ショータイムだ、酔っ払うんじゃねーぞ

モニターとレバーと計器に囲まれたコクピットの中で、才人は軽く息をついた。
今となってはその正体を知るものもいない、アルビオンの虚無の使い手が召喚した
“名を記すことも憚られる使い魔”。
鈍く輝く使い魔のルーンを胸に刻み、自らを「破壊大帝」と名乗る銀色の悪魔が
アルビオンを滅ぼし、ハルケギニア全土に死と恐怖を振り撒き始めてから三ヶ月。
現在ガンダールブの才人、ヴィンダールブのジュリオ、ミョズニトニルンの
シェフィールドの三人は、ハルケギニア諸国連合が結成したメガトロン討伐軍の
主力として、タルブ村南東の丘陵地帯に展開していた。
才人の右翼には、赤と黒のボディカラーも禍々しい恐竜型ロボットがいる。
鋭い牙と手足の鉤爪、そして背中に装備された左右一対のカウンターサイズが
一層悪役風味を引き立てる。
それは惑星Ziの主力兵器ゾイドの中でも、抜群の俊敏性と格闘戦能力を持つ
EZ-027レブラプターと呼ばれる機体だった。
兵器といっても野生の闘争本能を持つレブラプターの性能を100%発揮させる
ことができるのはやはりヴィンダールブということで、パイロットはロマリア教皇
聖エイジス三十二世の使い魔であるジュリオ・チェザーレが勤めている。
そして才人の左翼には、右手に長剣、左手に盾を持った鋼鉄の青鬼。
それは惑星アーストで発掘された機甲兵と呼ばれる兵器の中の一体で、個体名は
ザウエルという。
見た目はロボットだが、ミョズニトニルンのシェフィールドと最も相性が良かった
ところからすると、魔法で動くゴーレムに近いのかも知れない。
これらの機動兵器はサハラの砂漠から回収され、ロマリア法王庁奥深くに死蔵されて
いたものの中からガンダールヴの能力によって戦闘に耐えると判断され、固定化の
解除と再装備が施されたものだ。
唐突にアラームが鳴り響く、センサーが高速で接近する飛行物体を捕えたのだ。
ハルケギニアの生物には有り得ない速度、メガトロンに間違いない。
両手に握ったコントロールレバーを通じて、才人の頭の中に機体のコンディションが
ダイレクトに流れ込んで来る。
20ミリチェーンガン:連続射撃17秒分
75ミリ速射砲:残弾32発
地対地ミサイル:全6発
動力系・駆動系ともに問題無し
そういえば正規の燃料の代用にタルブ村名物のブドウ酒を、樽ごと機体側面のバルジに
取り付けたんだったと、その時の騒動を思い出した才人は小さく笑い、次の瞬間
気合いを入れた。
「ショータイムだ、酔っ払うんじゃねーぞガンヘッド!」



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