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ゼロの騎士団-01


ゼロの騎士団 PART1 始まりの地 トリステイン-1

トリステイン魔法学園 春の日 使い魔召喚の儀

その日は、ジャン…コルベールにとって普通に終わる日のはずであった。
「ミスタ……コルベール……」
不安そうな生徒の声に意識を現実に戻す。
ピンク色の髪の生徒の目が「どうしましょうと?」訴えかける。
「ミス……ヴァリエール……」
コルベールは彼女に対して、言葉を紡ぎだそうとするが、それには時間が欲しかった。
生徒たちは、ほとんどが召喚を終えて学園に戻っている。その場に残っているのは数人だけだ。
(どうして、こんなことになったのよぉ……)
召喚の成功への喜びでもなく、召喚されたものに対する不満でもなく、事態の異常さに嘆きたいルイズであった。

トリステイン魔法学園では2年生の進級の際、自分の使い魔を呼び出す。
生徒たちにとって使い魔召喚の儀はこの学園に入った生徒の楽しみな行事の一つであり、
コルベールとっても召喚した生徒たちの一喜一憂する顔、また、生徒たちが召喚した使い魔を見るのが楽しみでもあった。
コルベールはルイズに召喚の儀で使われる形式的な意見を述べる
「ミス…ヴァリエール召喚の儀はとても神聖な儀式です。たとえ何があっても、『サモン…サーヴァント』で召喚されたものと契約しなくてはならないのです。」
「ですけど……これは……」
彼女が召喚した先に視線をやる。
「けど、これって、ゴーレムですよね?」
彼女に認識では、それは鉱物などでできた土のメイジが得意とする人型のゴーレムであった。
人型と認識したのは手と足があったからだ。
1・6メイル程の大きさでゴーレムとしては小型であり、白を基調とし赤い羽根のようなものを背負っている。
ただ、ルイズが気になるのはその頭身であった。人の頭身は約7頭身前後である。しかし、目の前のゴーレムは約3頭身しかない。ルイズの感覚ではまだギーシュのワルキューレのほうがなじみ深かった。
「ミス・ヴァリエール、『コントラクト・サーヴァント』には主への忠誠が含まれているのは知っていますね?」
コルベールは複数の意味を持つ契約でなぜそれだけを言ったのか?
「はい、しっています……」
ルイズにはコルベールの意図がわかっていた。
「……危険なのですか?」
「わかりません、けど、だからこそ『コントラクト・サーヴァント』を行う必要があるのです。」
同意を求めるように、コルベールがルイズを諭す。

「でも……こん「契約しちゃいなさいよ。」!」
自分の声を遮られ、ルイズが声の主に振り替える。
「キュルケ!あんた人ご「人ごとじゃないわよ」」
「だって、あなたと同じものを召喚しちゃったんだもの」
彼女は自身が召喚したものに指をさして、その声にはどこか諦めが含まれていた。
彼女が召喚したのも、また、ゴーレムであった。大きさも同じで違いは自分のと比べて赤を多く含んでいるくらいである。
「ちなみに、タバサも同じゴーレムよ」
「……同じじゃない」
新たな声の主は自分と同じくらい小柄な青髪の少女であった。
「微妙に違う……」
彼女は自分のほうに振り向こうともせず、じっとゴーレムを観察している。
それも、また、彼女が召喚したゴーレムにそっくりであった。
同じ大きさでこちらは青を多く含んでいる。そしてほかの2体と比べてルイズにとってなじみ深い騎士のような格好をしている。得体のしれなさはかわらないのだが……
(同じゴーレムでもタバサのほうがよかったわ!)
なんとなく、タバサが少しうらやましくなった。
「契約しなきゃだめなの?」
ルイズはキュルケに振り向きもせずに、声をかける。
「ていうか、もう契約しちゃった」
「え!本当なの、それ!?」
ルイズは予想外の一言に驚きの声を上げ、改めてゴーレムを見直す。
見ればキュルケのゴーレムには契約の証しであるルーンがうっすらと光っている。
「なんで!なんで!?危ないとか!危険とか!危ういとか思わないの!?」
「3つとも意味が一緒じゃない……ミスタ…コルベールの言った通りよ。……それに、もうタバサも契約してるし」「ええっ!!」
「契約完了。」タバサが無表情にそれを告げる。
タバサのゴーレムの手にもまたルーンが光っていた。
(ウソ、なんでそんなあっさり契約できるのよー!)
事態を考えればそれは決して間違っていることではなかった。しかし、ルイズの理性はそれを許容できなかった。
そんな二人にルイズは早口でまくしたてる。
「あなたたち無神経すぎ、迂闊すぎ!!どうしてそんなにあっさり契約しちゃうの!?
ガリアやゲルマニアじゃどうか知らないけどトリステインでは使い魔は神聖な物なの、一生物なの!!気に入らないから、はい、さよならではいけないのよ!私はこの日をずっと楽しみにしてたわ、ゼロとバカにされた私がカッコイイ使い魔を召喚して見返してやるのを!使い魔はメイジの鏡なのよ!わたしはこんなヘンチクリンなんかじゃないわ!!はぁはぁ……」
今までため込んでいた思いを一気にまくしたてる。

すこし気分が軽くなったが、それでも、普段通りに戻るには至らない。だが、しいていえば私の怒りが通じたのかキュルケとタバサが驚きの表情でこちらを見ている。一息深呼吸し言葉を続ける。
「やっと、あなたたちも私の「きみ、少しいいかい?」少しはえっ!なんですか、ミスタ……コルベール。私は今このふた……」
ルイズはコルベールに向かって振り返り見上げる。
しかし、目の前に顔はなかった。
「君、少しいいかい?」声が聞こえた。ルイズは視線を平行に戻す。
顔があった。
「少しいいかい?」ゴーレムの顔であった。
「ここはどこだい?」どうやら自分に向かってしゃべりかけているらしい。
「私たちは、確かジーク…ジオンとの戦いで……」なにかをしゃべっている。
「私たちは光に包まれ……しかも、梟の杖もなくなっている」
ゴーレムは状況を確認している。
「そうだ!ジーク…ジオンはどうなったのだ?ナイトガンダム殿がとどめを刺したはずだが………」ゴーレムが何かを聞いてくるが、それどころではない。
「あっアンタ、なに!?なんなのよぉ!?」
正気に戻りルイズは目の前のゴーレムに詰め寄る。
「うおぉっ!」ゴーレムは気押され半歩下がる。
ルイズは心なしか少し安心し、ゴーレムからの返答を待つ余裕はできた。
「すまない、驚かせてしまって」
少しの間をおいてゴーレムは謝罪する。
立場という物が理解できたのだとルイズはそう確信した。
「私の名前は法術士ニュー、アルガス騎士団法術隊の隊長だ。君の名前は?」
「ルイズよ、ルイズ・フランソワーズ・ルブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ!って、違うわよ、アンタに聞きたいのはアンタの名前じゃなくてアンタが何者かってことよ!?ちなみにアンタの質問に答えるなら、ここはハルケギニアのトリスティン魔法学院であんたは私の使い魔として呼ばれたのよ!!」
謝罪の意味は立場の理解からではなく、名前を名乗らなかったことに対するものであった。
「トリスティン?聞いたことのない地名だなぁ……私の様なガンダム族は珍しいが、ここにはあまりモビルスーツ族はいないのかい?」
「ガンダム族?モビルスーツ族?あんたの仲間って他にもいるわけ!?信じられない!ちなみに聞くけどあんたって生物?」
(――エレオノールお姉さまなら何か知っているかしら?)
アカデミーにいる姉を思い描き新種を発見した学者の心境で、ルイズはゴーレムに質問する。

「生物?君はずいぶん失礼なことを聞くなぁ、私はちゃんとした生物だよ、いくら物珍しいからと言って、そんなに驚く事かい?」
「驚くわよ、だってアンタって生物らしさゼロじゃない。キュルケ、タバサどうし――」
後ろの二人に同意を求めようとして、ルイズは固まった。
「よぉアンタ、ここがどこかわかるかい?」
キュルケの召喚した赤いゴーレムがキュルケに尋ねている。
「お嬢さん、失礼ですがここがどこか教えていただきませんか?」
タバサの召喚した青いゴーレムもまた丁寧な口調で同様のことを尋ねている。
「あ、あぁ……」ルイズは事態の悪化を確信していた。
「おっ!ゼータとダブルゼータじゃないか」
後ろから覗き込むように、ゴーレムが前にいる二体を認識する。
「ニュー!お前もいるのか」赤いゴーレムがこちらのゴーレムに気づき近寄ってくる。
「三人揃っているようだな」青いゴーレムもまたこちらに近寄ってくる。
気がつけば三体のゴーレムにルイズは囲まれていた。ルイズの意に介さず三体は会話を続けている。
「どうなったてんだ?自分達はジーク・ジオンとの戦いで……」
青いゴーレムが自分のゴーレムと同じようなことを口にする。
「ナイトガンダム殿が倒したんじゃないのか?それより俺の獅子の斧を知らないか?」
ルイズの知らない名前を赤いゴーレムが口にする。
「私の龍の盾も、そういえば見当たらんのだが……そうだ!団長は?アレックス団長はどこに行ったのだ?」
こんなゴーレムが、まだいるのか!ルイズの脳裏に断片的な会話から思ったことがよぎる。
「……ミス・ヴァリエール」
聞きなれた声に恐る恐る顔を向ける。
コルベールは目の前の事態に驚きとそして、ルイズに宣告する言葉を渋るような複雑な顔つきをしていた。
「ミスタ・コルベール……」
ルイズは縋るように指示を仰ぐべき人間に顔を向ける。
「ミス・ヴァリエール……契約しなさい」
ルイズにとって、それは無情な死刑宣告であった。

0(どうして、こんなことになったのよぉ……)
召喚の儀
ルイズは途方に暮れている。
PROLOGUE


「1アンタは私の使い魔なのよ!」
ゼロのルイズ
ヴァリエール侯爵家の三女
MP 280


「2アレックス団長は?ここはいったい?…… ]
法術士ニュー
ハルケギニアに召喚される
MP 1150

ゼロの騎士団 PART1 始まりの地 トリスティン
春の召喚の日 朝 ルイズの朝はキュルケとの口論から始まる。
ルイズは今日の日を楽しみにしながらも不安であった。
自分は本当にゼロなのではないのか?
しかし、キュルケに闘争本能を刺激されその不安が消える。
(やってやろうじゃないのよ、キュルケなんかに負けるもんか!)
ルイズは広場に向かう、未だ見ぬ使い魔を想像して……


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