あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!-11


次回予告
「ガンパードだ。とんでもねえ奴がマジックワールドにやってきた。その名はヒラメキメデス。打つ手はあるのか」
「ごきげんよう、人間ども」
「GP-11 合流ヒラメキ
 ――GO ON!!」

 屋上で原稿用紙とにらめっこで新たな紙面の文章を思案しているリンテンバンキ。
「今度は……『CO2増加目標発表 1年で2000%増加』ってとこかな?」
「見つけたわよ!」
「追いかけられろ、蛮々。新聞! 世界で一等愉快な新聞~」
「あんたが新聞を使ってみんなを操ってたのね!」
「そうだよ。私が書く新聞記事に仕込まれた催眠効果で人間達は何でも信じ込んじゃうんだよ」
「許せない!」
 助走して跳躍、リンテンバンキに飛び蹴りを浴びせるキュルケ。
「気付いたってあんた1人じゃ私は倒せないわよ」
 リンテンバンキとの孤軍奮闘空しくキュルケは地面に倒れた。
「押し紙カッター!」

 ――GP-11 合流ヒラメキ――

 ヘルガイユ宮殿では前倒ししての祝杯。
『乾杯!!』
「リンテンバンキの新聞に騙されてキュルケ達は散り散りバラバラなり」
「1人ずつなら恐れるに足らぬぞよ」
「ケガレシア達の言ってたゴーオンジャーが来でもしないとどうにもならないわね」
「この世界はわらわ達が汚しつくしてやるでおじゃる」

「押し紙カッター!」
 悲鳴を上げて屋上から転落するキュルケ。
 するとどこから来たのか衛兵隊が、
「キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプシュトー、逮捕する!」
 とキュルケに群がってきた。
「やめなさい! 放して!」
「新聞で報じられたぞ! お前は死刑だ!」
「ええいっ!」
「ガイアークの邪魔者の最後をリアルタイムの号外でマジックワールド中に報じるよ! ウガッツ、写真写真!」
 ウガッツにその様子を写真撮影させるリンテンバンキ。

 ヴェルサイテイル宮殿では、
「土くれのフーケが逮捕されたって?」
 執務中のタバサが顔を上げると「蛮々。新聞」があり、1面に衛兵隊に取り押さえられたキュルケの写真が掲載されていた。
『窃盗容疑で指名手配中のキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプシュトー 逮捕の瞬間!』
 それを手にしたガリア官僚達も死刑死刑と大はしゃぎしている。
「……キュルケ……」

 ビプリーベ伯邸でも、
「土くれのフーケ、当然の報いだわ」
 腰まで伸ばした青髪をツインテールにしている少女の声に、ギーシュも新聞を見つめる。

 押し紙カッターの前に倒れたキュルケが見据えるのは、リンテンバンキとカメラを構えたウガッツ達だった。
「往生際が悪いわね。あんたはもうおしまいよ」
「黙って! こんな事で私達は負けたりしないわ!」
「あんたは仲間達に見捨てられてここで1人寂しく死ぬのよ。押し紙カッター!」
 キュルケは満身創痍で倒れたがすぐに、
「私は2人を信じてる! 私が倒れても、タバサの秘めた情熱はあんた達を許さない!」
 口の中に溜まった血を吐き出して立ち上がり訴えるキュルケ。
「………」
「うるさいうるさいうるさい!」
「ギーシュの愛の力に、あんた達は絶対勝てない!」
「………」
「2人は必ず目を覚ましてあんた達を倒す!」
 押し紙カッターを何度も受けても立ち上がるキュルケの言葉と姿が、新聞記事内のコメントと掲載写真を通して2人に伝わる。
「この世界は絶対にあんた達の思い通りにはならない!」
「言いたい事はそれだけ? 新聞紙より薄く切り刻まれてあの世に行きなよ! これでおしまい!」
 そう言ってリンテンバンキがとどめを刺そうとした時、
「きゃあっ!」
 リンテンバンキ・ウガッツに氷つぶてと青銅のナイフの雨が命中、爆発するウガッツ。
 キュルケが振り向くと、そこには油断無くリンテンバンキに杖を向けるタバサと笑ってキュルケに手を振るギーシュの姿が。
「みんな……」
「あんた達は!」
「……よくもインチキニュースで騙してくれた……」
「いやあ、かなりハッピーだったよ。……でもこんな悪巧みはごめんだね」
「そんな……、あんた達は私に踊らされてたはずなのに……」
 呆然とするリンテンバンキ。
「……キュルケの叫びが私達の心に火を点けた……おかげで目が覚めた……」
「シルフィ達も催眠にかかってたみたいなのね。ごめんなのね、フレイム」
 ――キュルルル
(まったく……。たるみすぎです)
「3人揃った私達は絶対無敵、元気爆発よ!」
「くっそー、押し紙カッター!」
 押し紙カッターを前転・跳躍で素早く回避する3人。
「ファイヤーボール、ゼロ距離射撃!」
 前転で接近したキュルケが突きつけた杖から放たれた火球が即座に爆発!
「きゃああっ!」
 そこにすかさず、
「……はっ……」
「はあっ!」
 跳躍したギーシュ・タバサの氷の刃を纏った杖と錬金で作成した長剣による斬撃が決まる!
「うわあああっ!」
 地面に倒れのたうち回るリンテンバンキの姿を好機と見て、キュルケは2人に声をかける。
「とどめよ!」
 キュルケを中心に3人は杖を重ね合わせていく。
『フレイムボール!!』
 ――キュルキュル! キュルル!
(キュルキュル! ターゲットは外しません!)
 火球という概念を超えた高熱を持つ真紅の光弾がリンテンバンキに炸裂した!!
「自分の寿命が100日縮まったー!!」
 辞世の句を残して爆発四散するリンテンバンキ。
「これで催眠にかけられてた人達も目が覚めるわね」

 街に平和が戻り、町の人々が滅茶苦茶に出したゴミ袋を片付けている。
 魔法学院の中庭では、疲労困憊という様子でテーブルに突っ伏すキュルケにギーシュが紅茶を入れていた。
「今日はキュルケ様々って感じだね」
「……感激……キュルケが私達の事……あんな風に思ってくれてた……」
 タバサも後方からキュルケの肩を揉む。
「あれはあんた達が目を覚まさないから……」
「……照れない照れない……」
「照れてないわよ!」
「でもタバサはもっと王女やってたかったんじゃないのか?」
「……そういうギーシュこそ……可愛い妹を婚約者にしたかったはず……」
「僕は自分の魅力でハーレムを作るさ。ルイズの使い魔の事が解決したらね」

 その夜……。
 マチルダは目の前の男に焦りを浮かべる以外不可能だった。
 隠し持っていた杖を含む3本の杖を取り上げられて収監された牢獄から、記す事すらはばかられる場所に隠していた4本目を使用して脱走した自分の前に出現した人影。
 突然現れて協力を強要してくる男に仮面を被っての交渉、怪しい以外の何でもない。
「気に入らないね」
「……協力するのかと聞いているのだが」
「あんたのそれは脅迫って言うのさ」
「貴様……」
「はっきり言ったらどうなんだい? 『死にたくなければ協力しろ』ってさ!」
「……最後だ。協力するか死ぬか選べ」
「お断りだよ、外道の同類が」
「では残念だが貴様には死んでもらおう」
「ママに習わなかったのかい? 初対面の人間に貴様とか言っちゃいけません、って」
「貴様!」
「女性には優しくって習わなかった? 今のあんた図星をつかれてあせってるお子様みたいだよ!」
「盗賊ごときが! 死ね!」
 視認も難しい神速で迫る風をまとった杖がマチルダの胸を……貫けなかった。
 三角形の光弾が2人の間に割って入り、即座に2人は飛びのいた。
「……おやおや、断られたら殺すですか……。計算のできない方はいけませんね。私でしたらもっと上手く立ち回りますよ?」
 そう言いながら路地裏の闇から出現したのは、全身を鎧と鉄仮面で固めた男だった。
「貴様、何者だ!?」
「生憎ですが、今名乗るわけにはいきませんね。あなたのような人間の前では」
「ならば貴様も死ね!」
「黙って殺されるわけにはいきませんね。直角二等辺三角形斬り」
 鉄仮面が振るった剣から放たれた三角形の光弾が直撃、仮面の男は堪らず吹っ飛んだ。
「くっ、覚えていろ!」
 仮面の男はそう捨て台詞を残して逃走した。
「あんた何者?」
「害地副大臣ヒラメキメデス」
「さっきの男の同類かしら?」
「革命? ナンセンスですね。王家打倒? 我々の前に王家など無意味。聖地回復? エルフも聖地も世界ごと汚染するだけですよ」
「王家どころか世界を敵に回す気……? そんなとんでもない目的を持ったどこぞの副大臣様が、こそ泥風情に何の用かしら?」
「私達は優秀な協力者1人でも多く必要としています。協力していただけないものでしょうか? もちろん断られてもあなたをどうこうする気はありません」
「……まあ助けられた恩もあるしね。わかったわ、協力する。ところであんた達の組織とやらは何て言うのかしら?」
「蛮機族ガイアーク」


蛮機獣リンテンバンキ
【分類】害地目
【作製者】害地大臣ヨゴシュタイン
【作製モデル】輪転機
【口癖】「シーンブーン」「ゴーガーイ」
【身長】190cm
【体重】190kg
「輪転機」をモデルとして製造された女性型の蛮機獣です。
 輪転機とは、主に新聞や大量部数を発行する雑誌の印刷に使われる道具です。
 リンテンバンキは、胴体が強力な輪転機になっています。
 捏造した嘘の新聞記事を掲載した「蛮々。新聞」を印刷して、それがどんなに荒唐無稽な内容でも読んだ者に信じ込ませる事ができます。
注1)リンテンバンキは、アンテナバンキのデータを応用してテレビの無いマジックワールド用に製造された蛮機獣です。
注2)アンテナバンキ同様裏目に出る恐れがありますので、現実を号外で報道させない方がいいでしょう。


新着情報

取得中です。