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ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-27


27.森の人組合

怒って出てきてしまったけれど、今思えばあそこにはテファがいた。
ああ、なにやってんだい私は。こんな感情なんか忘れて、
あの子の為に生きようって…出来る訳無いんだけどねぇ。
何であたしの家族が殺されなきゃならなかったんだい?
ああ、くそったれ。

タルブ近くの草原地帯。ブドウの名産地に隣接する様にオレンジの木々が植えられている。
何でも、オレンと言う名の男が伝えたらしいこれらは、とても美味しい事で有名だ。
どうにも出来ぬもやもやした感情を持ったまま、マチルダはオレンジの木々の間を進む。

「ちょっと、そこのお姐さん」

うん?と声の方を向く。盗賊用の仕事着とは違う服を着たシエスタ-仲間内ではスケイル-がいた。

「何してんだい?皆を手伝った方が良いんじゃないのかい?」
「私はスケイルではありません。森の人組合の者です」

明らかに声を変えようと頑張っている。あーはいはい。と気の無い返事をして、
マチルダは言った。

「んじゃ何なのさ。緑化運動でもしてるのかい?」
「ある意味、そうとも言えます」

森の人組合(Forester Guild)。タムリエルでは知らぬ者のいない組合組織である。
だが、このままの名前ではそれが何かは全く分からないだろう。
これについては、タムリエルの言語を少し理解しないといけない。

現在、一般的に用いられているタムリエル公用語、すなわちシロディール語は英語である。
何故か?さぁて、元のことばをどこかの神様が持ってきたのだろう。
あんな連中だ。不可能ではない。実際エスペラントの本がタムリエルの一部で確認されている。

これにはドワーフとは違う、深き者(Deep One)と呼ばれる謎の神が関わっている。
正体が完全に不明であり、帝都軍がこの神格の住居に繋がる洞穴を崩したため、
どの様な存在かは分かっていない。だが、おそらくこの存在は地球にいた事がある。
何故かと言うと、その本の内容からありえない記述がいくつも発見できるからだ。

話を戻そう。しかしシロディール語はあくまでシロディールのことばである。

タムリエルには多くの種族が住む。大別して人間、エルフ、そして一般的にビーストと呼ばれる亜人の獣種の三つだ。
当然、喋る言葉が違う。特に顕著なのは獣種の一つ、トカゲ人間の「アルゴニアン」と呼ばれる種で、
この種の独特の言語は、彼ら以外には理解できないシュー、シュー等と表す特徴的な息の音などで話していたりする。
しかし、それは彼らの出身地である「ブラックマーシュ」内のみの話で、他の地域でその話し方に出会う事は滅多にない。

他の種族もアルゴニアン程ではないが、アルファベットを用いて微妙にシロディール語とは違う、
独特の言語を造りだしている。やはり獣種である猫人の「カジート」の言葉は、
作者不明である『アジル・トラジジャゼリ』に詳しい。
一度読んでいただきたい。そして本を置いて早急にやっちゃっていただきたい。
何を?さて、彼らの気風は猫そのもの。勝手気ままに生きている。
「浮気娘でもやんちゃ坊主でもとっつかまえるといい」(9p)のだそうだ。


さて、獣種の言葉の変わり具合は理解されたと思われるが、ではエルフと人はどうか?
実際の所それほどまでは変わらないが、エルフであれ人であれ種族が細分化している。
特に分かりやすいのがハイエルフとダークエルフだ。肌の色から違う。

森の人組合はダークエルフの言葉で書いて、ようやくその意味を理解する事ができる。
すなわち、モラグ・トング(Morag Tong)。モラグが森の人を意味し、トングが組み合いを意味する。
尚、Moragのrをlに変えると火(Fire)になってしまうので注意が必要だ。
おそらく、子供のダークエルフはここら辺を試験で間違えるのだろう。

では本題に入ろう。このモラグ・トングとはどの様な組織か。
すなわち、政府公認の暗殺組織なのだ。

「はいはい、わかったわかった」

信じる気一切無し。マチルダはそこらのオレンジをひっつかんで食べ始めた。
なんでも、このオレンジも彼女の曾祖父が持ってきた事から始まったらしい。
表の家業と言う奴なんだそうだ。

「ちょっとー。本気ですよ私。私の技は全部曾おじいちゃんから教えてもらったんですから」
「じゃあ、あんたのひいおじいさんもそのモグラ何とかっていうのに入ってたのかい?」

う、とシエスタは口を詰まらせた。

「えーと、それと敵対していたっていうか…」
「敵までいるのかい?参考になるねぇ」

もぐもぐしながらマチルダは言った。
タムリエルとかもーどうでもいいから。
狐が現れてからこっち、そんな気持ちで一杯である。

モラグ・トング。モロウウインド政府公認のお墨付を持ち、不義を許さぬ暗殺者達の組合である。
素早く、華麗に。決して対象者以外を殺さず、そして誰にも気づかれぬまま仕事をこなす。
最も特徴的な点は、いくら金を積まれようとも決して内部情報を明かさない事と、
何があっても「悪」で無い者を殺す依頼を引き受けない事。あくまで不義を受けた者達への、
救済者としてこのギルドは存在しているのだ。

情報がほとんど手に入らない為、この組織が本当にこうなのかは分からない。
一般的にそう言われているだけだ。

では、その敵対組織とは?
最悪の快楽殺人鬼集団「闇の一党」(Dark Brotherhood)。
元はモラグ・トングに所属していたメンバーが、
そのやり方に異を唱えて脱退して造られたと言われる集団である。

これに属する者達の生い立ちはあまり良く分かっていない。
闇に生きる七人について書かれた物語を読むと、
これらが間違いだと思われるかもしれない。
どちらが正しいか?それは私には分からない。
だが、これらの見解も「闇の一党」の性質の一端を表していると信じたい。


一応、この組織にはモラグ・トングの理念が多少は残っている。だが、
それは努力義務であり、珍しいマジック・アイテムを渡すから、
静かに殺してきてくれ。というのが常態化した連中なのだ。

もちろん、破ってきてもかまいやしない。報酬の金はもらえる。
そして、この連中は誰であろうと金さえ積まれたら殺す。
あるオーク(彼の地では普通にエルフ族として認知されている!)の男は、
6歳の可愛らしい女の子を7歳の誕生日に殺した事を笑いながら話したし、
何の罪も無い老人を、事故に見せかけて暗殺するのもよくある依頼だ。

さらには、ちょっとした取引で取引相手の偽装殺人まで請け負う。
理念もモラルも何もない、本当にどうしようもない連中なのだ。
ちなみに、こいつらが信仰している神様はシシス。
混沌を表す何かといわれている蛇の形をした神である。

「…何でそんな所に入ってたんだい?」
「何か酔った勢いで人を殺したらその日の晩に勧誘が来たとか何とか…」

あんまり教えてくれませんでしたけどね。汚点だって。
オレン。歴史の闇に消えた彼はある恐ろしい経験により、
目が覚めた人物である。どのような事が起こったか――?

「浄化」といわれる、裏切り者が仲間内にいると「思われる」時、
その裏切り者がいる支部の暗殺者達を皆殺しにする儀式である。
本当にいるかは分からない。いると上層部に疑われるだけで皆、殺されてしまう。
滅多にしないとはいえ、人事管理まで放棄しているようだ。

無実の彼は運良く逃げ延び、気が付けばこの地にやって来ていたらしい。
そして己の愚かさを恥じ、真っ当な人間として生きて、ここで静かに生涯を終えた。
彼に殺された者達は多い。そしてその事は彼の心に常につきまっていた。
死した現在、彼は殺した者達の魂に囲まれていることだろう。

闇の一党を離反したオレンは裏切り者となってしまった。
もはや庇護してくれる神などどこにもいないのだ。
そして彼らは彼をどうしているのか――それは誰にも分からない。

この子が本当にそれをする気があるのかどうかは別にして、
心配してくれているのは良く分かった。だからこそ、
そんな事させる訳にはいかないねぇ。
マチルダはそう思い、初仕事だと少し張り切り気味の森の人に言った。

「あー、その、お心使いあんがとさん。でも、何ていうかねぇ?」

殺したいけども、殺したら殺したでさ。そう言ってマチルダは力無く笑う。

『えー!殺してもらいなよぅ。楽しいからさー』

はい?今の声は何だ。この独特な声は人の物では無い事を二人は良く知っている。
背後を振り向く。四つの腕を持つ、女「っぽい」、その存在を人間として認めたくない何かが立っていた。
青白い肌にへそを出した黒紫の上下。頭にはセンスがあんまりよろしくない帽子を被っている。

「あー…ノクターナルの親戚か何かかい?」
『あんなのと一緒にする気ぃ!?ああ、全くこれだから無知で馬鹿な小さい者達は…』

カチンと来たが、ちょっと落ち着こうと努力する。こいつらに人間の考え方は通用しない。
マチルダがクールダウンしている間にシエスタが聞いてみた。


「もしかして…メファーラ様?」
『なーんだ。知ってるじゃない。私の造ったモラグ・トングを誉めてくれてありがと』

モラグ・トングがいつ出来たか?詳しい事は分からないが、このメファーラが創設に関与した。
という話は良く知られる事である。彼らは今も彼女…という事にしておこう。彼女を信仰している。

「えーと、ノクターナル様はここに来るには色々条件があるって」

『制約でしょ。シシスおじさんに頼んだら普通に入れるよ?まーあんまり良い顔してくれないけどねー
アカトシュがうっさいから面倒だって。あの不思議ちゃんはおじさんの事怖がってるからねぇ』

ここって一体何なんだい。ていうかシシスって誰だ。あれは仲間内でもそういう風に見られているのか。
マチルダはこの変な連中を一掃してしまいたい気に駆られながら、冷静になろうと努力していた。

『それに入れるってだけで、自分の力使えませんけどねー。いいけど。私自分から動くの苦手だし。
それよりさ!王様殺っちゃうんでしょ?早く殺っちゃってきなさいよ。依頼書なら書いたげるからさー!』

何だろう。イメージが違う。シエスタは義の暗殺組織を造った割には、
随分軽い感じの彼女をじっと見た。見つめられたメファーラは怒気をはらんで言った。

『こちとらストレス溜まってんのよ!何よヴィヴェックの馬鹿!!あの蛇のポテト何とかを殺させた時、
「やり過ぎです」とか訳わかんないわよ!私が人の殺し方あいつらに教えてなかったら今頃皆死んでいたって言うのにさ!
 あー全く。腹立たしいったらありゃしない。今のモラグだってそうよ。何?「勝手に注文取ってる奴がいるからどうにか
して下さい」って。いいじゃん放っておいてさー。むしろそっちの方がおもしろくなりそうだってのに。
でもそうなってくるとまた潰されてしまうかしらねー…』

ブツブツ文句を言い続ける。あー、やっぱりノクターナル様と同じみたいな感じなんでしょうか。
そう思いながらシエスタはとりあえず話しかけた。

「えーと?」
『こっちの話。あなた達は気にしなくて良いの。さ、殺るの?殺らないの?』

四つの腕を器用に組みながらメファーラは言った。
ポテト何とか。正確にはポテンテイト・ヴェルシュデュ・シャイエ。
もう大昔になるが、タムリエル帝国を乗っ取った蛇人間である。
ドラゴンファイアを灯すには、皇帝に聖アレッシアの血が流れていないといけない。
その為、この時代は色々とデイドラ絡みの問題が多かったが、それはまた別の話だ。

さて、このポテンテイトの暗殺の依頼が入ったとき、メファーラは面白い事を考えた。
名前残しをしたら私らの株上がるんじゃないの?こいつ結構外道だし。
そんな訳で担当していた連中に指示。蛇人(ツァエシ)の血で壁にモラグ・トングの名を書いたのだ。
結果――本拠地であるモロウウインド以外の国でのモラグ・トング全面禁止。
当たり前といえば、あまりに当たり前すぎる結末である。メファーラは今も理解出来ていないが。


デイドラは信仰の力を糧とする。それが無くても活動は出来るが、
タムリエルへの介入がとてもし辛くなり、とっても暇になってしまうのだ。
デイドラの王子達にとって、暇こそ死に等しき事である。
メファーラはモロウウインドに、自分の組合の存続を頼み込んだ。

小さい者、定命の存在と普段彼らは人等を嘲っている様に見えるが、
それはサハラのエルフが「蛮人」と言う様な物で、
実際の所そこまで過小評価もしていない。
あくまで「楽しいことをやってくれるおもしろい連中」。
それが、大抵の神々が思う定命の存在達への評価だろう。エイドラであれ、デイドラであれ。

モロウウインドはメファーラに恩がある為、存続させてあげた。
ただし、事を起こしたメンバーの脱退と、正義の暗殺組織としての活動を強要して。
実際の所、闇の一党って良いな。とか思っていたりするメファーラだった。

彼女(両性具有なのでどちらでも良いのだが、敢えて彼女)は、
司る物がなかなか素敵である。基本的に人間にちょっかいをかける事が大好きなのもあるが、
性愛、暗殺、そして密約…これらを司っている彼女は、
暇つぶしに人間で遊ぶデイドラ王子や主の中でも、相当遊んでいる方である。
だが、自ら手を出すのは面白くない。すぐに片が付いてしまうからだ。
だからこそ、小さき存在を使って遊ぶ。殺し合い等を上手い具合に誘発させて。

「殺りません」

何かこの雰囲気でそれをやっちゃうといけない気がしてきた。
そもそもモラグ・トングは悪かどうかを判断する為の材料を徹底的に用意するらしいし。
感情だけで動くのはダメですよね。そう思って発言を撤回する。
マチルダはほっと息をついた。

『つまんないのー。まぁいいわ。糸を紡ぎたくなったらまたお呼びなさいな。
 我は運命の糸を紡ぐ者。命の糸を巻いて行くのよ。がんばりなさいシエスタ!』

エールだか何だか良く分からない言葉を残してメファーラは消え去った。

「なぁ、スケイル」
「はぁ、なんでしょうか」
「なんであんた名前で呼ばれてるんだい?」

シエスタはため息を吐いて言った。

「一応親族らしいですよ?何か曾おじいちゃんはシシスの子って事になってるそうですから」
「はぁ。大変だねぇあんたも」

闇の一党に一度でも属した者は皆シシスの子。すなわちデイドラに名前を覚えてもらえる特典が付く…らしい。
もっとも、シエスタの曾祖父は離反した。つまり勘当息子である。しかし孫、曾孫と言うのは、
どんなのでも可愛いものである。おそらくシエスタはシシスに見守られているのだろう。
本人は絶対嫌だろうけれど。


『てゆーか、今回来た理由ってそれじゃないしねー』

鼻歌まじりで言いながら、自分の領域に帰ってきたメファーラは言った。

『あの青い髪の子良いじゃない!天性の物持ってるわ。こりゃあ遊びがいがあるわねー』

暗殺者を育てた神だからこそ持っている素質を見極める力。それにタバサがびびっと来た。

『あの子って叔父さん殺したがってるみたいね…でもまだ迷いがあるわねぇ…面倒くさいなー
 殺りたいなら殺っちゃえばいいのに…弱いからかな?ならアイツにちょっと頼んでみようかなぁ』

あいつ、それは復讐を司るデイドラの主。基本的に大抵のデイドラ王子と主に嫌われている。
だって臭いから。けれど彼女はそうでもない。暗殺と復讐。
その共通点はどちらとも弱者がしやすい行為であるということ。
そしてメファーラは弱き者が強き者を倒す事を最も好む。
出来うる限り血みどろであれば尚良い。心が躍る。
その次に好きなのが友と呼び合う仲の連中が殺し合っている様を見ることだ。

こんな外道だが、何故か良いデイドラとしてモロウウインドでは知られている。
ダークエルフは彼女に暗殺術を教えてもらったおかげで、
今も生きることが出来ている。昔、彼らの領地は小さくとても弱かった。
そして多数の侵略者から身を守らなければならなかったのだ。
彼女の力が無ければ、今はタムリエルにダークエルフという種はいなかっただろう。

『マラキャスの宮殿は塵で汚れるから行きたくないけど、楽しいことがあるなら別問題よねぇ?
 最近お気に入りの「メイス」も戻ってきたらしいし』

ふーんふーんと歌いながら自分の領域を後にする。
タバサの運命の糸が黒い方へと力一杯ねじ曲がりつつあるようだ。
だが、いつだって夜空の女王「アズラ」は見守っている。
見守っているだけともいえる。


所戻って家の中一階。マーティンがデルフをなだめ、
落ち着きを取り戻そうとしている中、ルイズがポツリと言った。

「私、魔法使えたのよね?」

物に込められた記憶を読むリコード。即ち『虚無』の魔法が使えた。
今まであまりに長い間魔法が使えなかったので、使ったという感覚が沸かない。
しかし、確かにあの世界を、ブリミルが奥さんに吹っ飛ばされる世界を見た。
ならば、これで、これで私は…

さっきテファについて聞こうとした事はすっかり忘れている。
魔法が使えたという大事の前には、他は些細な事なのだ。

「ああ、使えたとも。よければ他の魔法を使ってみよう。
 おそらく成功するはずだよ」

おめでとうルイズ。微笑んだマーティンの目はそう語った。
ルイズも自信を持って言える。これからはメイジと名乗っても、
誰も文句は言わないと。

「ええ!じゃあ、簡単な錬金から――」
「スタァァァァップ!!」


上で扉に張り付いていたグレイ・フォックス。
彼は一連の流れを聞いていたのだろうか、階段から大声で叫んだ。
その場にいた皆が唖然とする中、ただマーティンは吹き出した。

「どうしたの?マーティン」
「い、いや。まさか、ここでその言葉を聞けるとは、思っていなかったからね」

くくく、と腹を抱えて笑っている。どうにも相当ツボにはまった様だ。

「ええ。確かにこれは挨拶の様な物ですからね。
 シロディールにいるなら誰もが一度は聞いているでしょう」

挨拶か。今度使ってみようかしら。
フォックスの説明は間違った解釈だが、彼女はタムリエルへ行く機会が無いから問題はないだろう。

「ああ。で、だ。ミス・ヴァリエール。簡単なのはダメだ。出来るだけ難しいのを。『遍在』とか」

身を持ってフォックスは何が起こるか知っていた。
オルゴールを持って来てテファに聞かせてから、
彼女が系統呪文で何を起こしたか。

それまで彼女は忘却の呪文しか使えなかった。
オルゴールの歌の最後の声があまりに怖く、
一度しか聞いた事がなかったからかもしれない。
まず家が壊れた。そして村が壊れた。しかし数秒で直せた。

「えー。出来るわけないじゃない」
「いえ出来ます。大丈夫ですルイズさん」

テファは身を持って知っている。この力は紛れもなく危険だと。
だからあんまり使わない。滅多な事で使えない。
コントロールが効かないから。
まだ先住魔法の方が圧倒的に使いやすいのだ。

「むー…分かったわ。それじゃ――」
「スタァァァップ!お願いだから外でやってくれ」

一々うるさいわねぇ。そう思いながらルイズとマーティンは外へ出て行った。



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