あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロのエスパー(モテモテ)

 学生時代には「ゼロのルイズ」、そして後世の歴史書には別の字名で記されることと
なる少女が呼び出した、前代未聞の「人間の使い魔」。
 しかし……と、彼を呼び出した少女は考える。アレを人間の範疇に含めてよいもの
か、と。
 その男は、ひと目見ただけでは、ちょっと変わった外套を着ただけの平民に見えた
のだが、実際にはトンデモな代物だったのだ。

 まず最初の異変は呼び出した日の夜、いや正確にはその翌朝。
 妙な肌寒さを感じて目を覚ましたルイズは、自分の部屋……どころか、トリステイ
ン魔法学院の女子寮そのものが壊滅し、あたりが瓦礫の山になっていることに気づい
て唖然とする。
 貴族の子女を預かるこの学院の建物をここまで徹底的に破壊するとは、スクウェア
メイジの1個師団でも襲ってきたのだろうか。
 しかし、その後、妙に使い魔が挙動不審なので問い詰めてみたところ、この惨状は
彼の仕業だと言う。しかも、その理由が「悪夢にうなされて、ついうっかり」らしい。
 無論、その時、ルイズはそんなホラ話を信じたりはしなかった。むしろ「見慣れぬ
異郷の地に呼び出された揚句、寝ているあいだに建物が倒壊するなんて災難にあって、
おそらく気が動転しているんだろうなぁ」と同情し、ちょっとくらい優しくしてやろう
かと思ったくらいだ。

 しかし……幾多の出来事を経た今ならわかる。彼はまぎれもなく事実を語っていた
のだと。

 その次に起こった事件は、「中庭でのギーシュとの決闘」だが、このパッと見タダの
冴えない(自称・カッコいい)平民の男は、手も触れず、それどころか呪文さえ唱えず
に、離れた位置から薔薇を象ったギーシュの青銅の杖を捻じ曲げてみせた。
 ……まあ、杖だけでなく、ギーシュの手足の骨まで捻じれて折れてしまっていたが、
それは些細なアクシデントだ。いや、冗談や誤魔化しではなく、その後、彼女の使い
魔が起こした数々の奇跡とも災厄とも呼べる出来事を思い起こす限り、むしろ骨折く
らいですんで幸いだったと言えよう。


 彼が起こした騒動のうち、主なものをあげただけでも次のようになる。

  • 学院を襲撃してきた盗賊フーケのゴーレムの手足をちょん切って、代わりにギーシュ
のワルキューレの手足を生やす。
(無論、自重を支えきれなくてゴーレムはコケて潰れた)

  • フーケを撃退した功績で舞踏会に出席したが、豪華な煮込み料理を目の前にして
なぜかスプーンがひとりでに曲がってしまい食べられず、癇癪を起こした彼は、
学院中のすべてのスプーンを曲げてしまった。
(そのあと、プライドを捨てて手づかみにしようとしたが、なぜか手を押えて悶絶
していた。料理が熱かったのだろうか?)

  • 学院にアンリエッタ王女が来た際の使い魔披露で、ウケを狙って空の月を2個とも
破壊し、そのあと元通りに組み立てた。
(ただし、パズルが下手なのか、パーツが大量に余っていた)

  • アンリエッタ王女の密命でアルビオンに行くことになったが、空気を読まず、
アルビオンまで瞬間移動し、勝手に手紙を取って来て王女に手渡し。
(結局、王女の真意──ウエールズ王子に亡命してほしいという伝言を伝えるため、
もう一度ルイズとともに行くことになったが)

  • 瞬間移動を禁止したため、彼が呼んだ巨大な鳥?みたいなモノに乗っていくことに。
大きさに見合ってとても速かった。
(その日のうちにアルビオンから帰ってくると、なぜか、タバサとワルド様が学院の
中庭の隅っこで体育座りしてブツブツ言っていた)

  • アンリエッタ王女の結婚式典の祝賀に来ていた他国の戦艦(おもにアルビオン船籍の
もの)を勝手に動かして、戦争ゴッコして遊ぶ。
(この間乗った「ロプロス」とかいう鳥より速く動かしたりしていたが、しばらくしたら
飽きたのか放り出していた。中に乗っていた人たちのことは怖くて聞いていない)

  • イチャモンをつけてレコンキスタが攻めてきたことを知ると、突然「はいっ」とか
「えい」とか「ねーんーりーきー」とか言いながら床をゴロゴロ転がりだした。いい加減
彼の奇行には慣れてたので放っておいたが、しばらくしたら、いかにも何かをやり遂
げたような顔で床から起き上がってきた。
(あとで聞いた話によると、なぜかその時間にトリステインに攻めてきていたレコン
キスタの船が一隻残らず爆発四散したらしい……な・ぜ・か!!)


 ほかにも細かいことを数えていけばキリがない。
 もっとも、己の使い魔の非常識さに慣れた(あきらめたとも言う)ルイズは、
いまさらちょっとやそっとでは驚かなくなっていた。
 それに、有能とも優秀とも言い難いし、手綱をとることはとんでもなく困難だが、
強大な(それこそブリミルに匹敵するくらい)力を持つ存在であることは確かなのだ。
 ただひとつだけ気になることがある。それは……。

 「ねぇ、リンゲー、あなたの後ろにずっといる、涙を流しながら拳を構えている
軍人風の男は何なの?」
 「──B・B」



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