あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの社長-04




「ぐずっ…とっ、とにかく!今度こそ、これでセトは私の使い魔なんだからね!」

感情が一気に押し寄せた結果とはいえ、青春大爆発のようなコントラクトサーヴァントをしたことに今更恥かしがるルイズ。
顔が真っ赤なのは涙を流したせいか、それとも恥かしさからか、それともその両方か…?

「とっ…とにかく!そう言うわけだから、主は使い魔のことをちゃんと把握しておく必要があるわ!」

どういうわけなんだろうか?
照れ隠しなのか、海馬についての質問を始めるルイズ。

「まず、使い魔は主人の眼となり、耳となる能力が与えられるわ!」
「ふむ?こちらからは特に変わって見えることは無い…ぬっ?これは…?」

改めてルイズを海馬が見たとき、妙なものが脳裏を駆けた。

ゼロのルイズ
 レベル1 闇属性 魔法使い族・効果
 相手プレイヤーに800のダメージを与える事ができる。
 もしくは攻撃力1200以下のモンスターを破壊することができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない
攻撃力 450 守備力 400

「ちょっと!どうしたのよセト?急に黙って。」
「わからん…、貴様を見たときに、貴様の能力がデュエルモンスターのカードのように
データとして頭の中に入ってきた。これは契約の結果なのか?」

突然の出来事に流石の海馬も少し戸惑い、ルイズに回答を求める。
こんな非日常的、いや、魔法的な感覚が発生するとしたら、原因は間違いなくあの契約である。
だが、ルイズは首を振り、望んだ答えは返ってこなかった。




「デュエル…モンスターズ?なにそれ?
んー…よくわからないけど、確かに契約をした使い魔には、特殊な力が与えられる事があるわ。
ただ、平民の使い魔なんて聞いたことが無い…前例が無いから、確証は無いけど…」

ふぅん…と何かを考え込んでしまう海馬。

(なるほど、つまり、これが俺に与えられた力という事か。
相手の能力を、姿さえ見れば把握できるというのはなかなかに強力な能力だ。
情報は何にもおける武器になる。
最悪どこかで戦闘になったとしても、かなう相手かどうかを見抜けるというのも利点だ。)

「ねぇねぇ、ちなみに私はどんな能力だったの!?
実は世界最強の魔法の力が眠っているが、それ故に危険なために封印が施されているため魔法が使えないとか?」

魔法が使えない原因がわかるかもと期待の眼差しを海馬に向けるが、返ってきた答えは望んだものではなかった。
むしろ、爆発が自分の能力として定められている点に不満のようだった。

「おそらくこれは貴様の爆発魔法の効果を、デュエルモンスターズ風にテキストにした結果だろう。モンスターカードとしてのスペック自体は低いが、バーン能力とモンスター破壊効果を使えるのは強いだろう。」

(しかし1ターンとは何を基準にしているのだろうか…?
素直に考えれば時間だろうが、その単位まではまだ不明か。
今度爆発を最大威力で打った時の、次の発射までのタイムを1ターンと仮定すれば…)




異世界にきても海馬はデュエリストである。
デュエルのことを考え始めると周りが見えなくなるようだ。
また黙ってもくもくと思考を巡らせ始めたとき、ルイズが話を元に戻した。

「じゃあなくて!今はセトの能力を確認するほうが先でしょ!次に使い魔は、主の望むものをとってくるのよ。
秘薬の材料とか、そう言う探索に使えそうな能力みたいなのは無いの?」
「あいにくだが、俺はこの世界の魔法どころか、地理も歴史も知らん。
故にそう言う方面では役に立つ知識は無い。もちろん、覚える事くらいはできるがな。」

まぁ、それもそうよね、と納得するルイズ。

「あと最後に使い魔は主人を守ること!これが一番重要よ!
っていうか、アンタ名前聞いたときに言ってたじゃない。
カイバコーポレーションシャチョーにして『最強』のデュエリストって!
最強!なら敵無しってことよね!ツェルプストーのサラマンダーなんか、指先一つでダウn…」
「言っておくが、俺は魔法なんかを使ってくる相手に対峙して直接戦闘で勝てるほど体を鍛えているわけではない。
基礎的なトレーニングならばともかく、プロを相手にまともに事を構える事などしない。
ましてや、あんなわけのわからん生き物になど無駄に手は出さんぞ。」

期待はずれの解答をする海馬に唖然とするルイズ。
それもそうだろう、ルイズとしては海馬に一番期待しているところを自分から否定してきたのだから。

「ちょっ…!ちょっとまちなさいよ、最強はどうしたのよ?っていうか、まず聞くべきだったわ。
デュエリストって何?さっきのデュエルモンスターズってのと関係があるの?」
「ふむ…それは見せたほうが早いな。」

そう言うと海馬は立ち上がり部屋の扉のほうまで下がった。
そして、腕のデュエルディスクを起動する。
ピピット言う起動音と共にデュエルディスクが展開し、臨戦状態となる。
ルイズはといえば、ベットから海馬のそばへと移動していた。
左腕のデュエルディスクに興味津々である。



「すごい!こんな精巧な動きをする腕輪を作れるメイジなんてそうそういないわよ!どうなってるの?」
「これは腕輪ではない!わが海馬コーポレーションが開発した、
デュエルモンスターズ専用のソリッド・ビジョン投影機 デュエルディスク!
モンスター、魔法、罠の3種類のカードを組み合わせた40枚のカードのデッキを
これに装着し、知恵と勇気をもって戦う、それがデュエルだ!」

やはりデュエルのことになるとテンションがあがりっぱなしの海馬であったが、
今回テンションが鰻登りなのは海馬だけではなかった。
隣にいたルイズも目をきらきらと輝かせて、まるで子供のように驚いていた。
泣いた烏がなんとかと言う奴である

「すごいすごい!それで、これはどうつかうの!?」

使い魔と主は似たもの同士が選ばれる。今の二人のテンションを見れば、その言葉の証明に十分だろう

「さらにカードを挿入する事で、カードを立体的に投影する事ができる!
このようにな!出でよ、サファイア・ドラゴン!!」

そのとき、海馬の左手のルーンがまばゆく光をはなったが、デュエルディスクの陰になっていたために、二人は気づかなかった。
そして機械音と共に光が収縮し





爆音をあげてルイズの部屋に『本当に』サファイアドラゴンが実体化した。
ベッドをへし折り翼は天井を貫き、重さで床はめり込み、窓を突き破って首を出した。



ルイズと海馬は声を揃えて呟いた。

『なん…だと…?』








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