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ゼロの女帝 第二十一話



ガキィン!
サイトの持つ剣がワルキューレのランスとぶつかり合い、火花を散らす。
「くうっ」「やるね」
そのまましばらく打ち合っていると、やがてサイトはワルキューレの盾を踏み台にして後方へとジャンプする。
「いかん!あいつを止めるんだワルキューレ!」
しかしその時遅く、サイトはジャンプした勢いそのままに庭の隅に生えていた木の向こう側へと・・・・・降り立たなかった。
樹木の後ろにするり、と降り立とうとしたかと思うとそのまま姿を消したのだ。
まるで10サントほどの太さもない木の向こう側に隠れたのように。
「くそっ」
ギーシュは薔薇の造花に似せた自らの杖を振り、もう五体程ワルキューレを生み出す。
「六神がったぁい!」
ギーシュがどこぞの水島某のように叫ぶと同時に一体のワルキューレの頭部が開き、ギーシュを『収納』する。
一体のワルキューレが左右に分割されよく分からん変形(なんせ錬金なので)かましてブレストアーマーのような形になり、ギーシュを
収納したワルキューレの上半身を覆い尽くす。
二体のワルキューレが両腕を切り離し、またよく分からん変形(またもや錬金)してギーシュを収納したワルキューレの左右の『腕』となる。
二体のワルキューレが両腕を切り離し、またよく分からん変形(またもや錬金)してギーシュを収納したワルキューレの左右の『脚』となる。
四体のワルキューレが切り離した腕は、八つがあつまり変形の末巨大なハルバートとなる。
『合体!ゴッドワルキューレパーフェクトモード!』
「?」
『そこだサイトぉ!』
振り下ろされた巨大な斧剣が砕いた場所から、平賀才人君が飛び出してくる。
「くっ 合体に思わず見とれてしまった」
「そうだろう!この『ゴッドワルキューレパーフェクトモード』は強さと美しさと格好良さを兼ね備えた存在!」
ガキィン!

「ふう、やれやれ」
シエスタが持ってきてくれた、冷たい水で濡らした手拭いで汗を拭くサイト。
もとより学園で働く平民達と仲の良いルイズの使い魔でもあり、また名も無い生徒Aに絡まれた
シエスタを助けた事もあって彼の立ち位置はそう悪くない。
「しかしねぇギーシュ」
「なんだい、我が愛しいモンモランシー」
冷たい水を渡しながらギーシュに聞いてみる。
「あの『合体』って何なのよ」
「いや、サイトが持っていた「ぱそこん」とやらに「だうんろーど」してあった娯楽映像作品を見せて貰ってね。
 いやぁ巨大ゴーレムの合体はまさしく漢の浪漫だねぇ」
「はっはっは、ようやくこの世の真理を理解したかギーシュ」


ちなみにサイトは自分が住む村の真実を聞かされ(超巨大星間国家の出張所であり住人はその殆どが宇宙人の血を引いている)驚いたが
あっさり受け入れ(ニッポンのオタクを舐めるものではない)
現在武術の修行も兼ねてルイズ嬢の使い魔とやらをやっている。
ちなみに瀬戸がライン引いてくれたので中央と同じくらいアニメ見放題いとなり、サイトのオタクライフはむしろ向上してしまった。
ギーシュやマリコルヌら男性陣はおろかケイト達女性陣にもちと腐った趣味が広まりつつある。

「まあその辺の阿呆な発言はともかく」とルイズがサイトに語りかける。
「アンタ魔法も使わず木に近づくだけで姿を消したり木を蹴った反動でパワー増したりと何なのよそれ」
「あ、それアタシも聞きたーい」「聞きたい」
キュルケとタバサの発言に答えたのは瀬戸。
「あたし達の住む樹雷と言う地はちっと勘弁してんかってくらい木が多いのよ。
 だからその地の武術は必然的に木を利用したりあるのが前提な闘い方が基本になるの。
 まあサイトちゃんは初歩も初歩、シロート同然なんだけどね」
「訓練とはいえ僕のワルキューレを両断するようなのがシロートなのか」
「まあ俺ぁマンゾクだがね!
 このまま出番無しで終わるのかと思ったら無事『使い手』に会えたんだから。
 出番がある!出番がある!出番がきちんとある!
 ああなんて幸せなんだろう」
「はい、休憩終わり!
 次は組み手ね。
 サイトちゃんとイーシュちゃん、二人まとめてかかってらっしゃい」

ギーシュと二人がかりで瀬戸にあしらわれてるサイトの左手の甲には、誰も知らないナゾのルーンが密かに輝いているのでした




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