あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

サービス召喚

 顔の造形や魅力で現すならば、ギーシュなど足元にすら及ばない
 毎日コートを着て、長い金色の髪で右目を隠しているなど普通の人とは違った所すら男性を引き立てるスパイスだ
 名前はサービスと言っていたが、誰もの予想を遥かに上回るぐらいに強い
 気高く、強く、美しいと言う三つの点について文句は無い
 だが、私ことルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと使い魔としての契約がまだなされていないのである
 特例中の特例として進級が許され、授業に出たとしても、サービスと名乗った男性が居るわけでは無い
 私の言う事なんか一切聞かないだけで無く、気が付いたらギーシュと決闘して『眼魔砲』とか言う技で7体のワルキューレを一度に破壊したり
 フーケのゴーレムをワルキューレのように破壊したり、授業で疾風のギトーを蹴り飛ばしたり
 コルベール先生よりも4歳年上の男性なのに、何故それだけ若々しくて綺麗なのかと騒がれたり


 だが、そんなサービスももう死んでしまったに違いない
 幾ら強くとも、スクウェアのワルドが偏在を利用して4方向から魔法の集中砲火を叩き込んだのだ
 如何にサービスが強くとも、4方向から不意打ちでスクウェアスペルを浴びせられて生きていられるわけが無い
 現在サービスが居た辺りの周囲には魔法によって破壊された床やその下の地面から舞い上げられた土煙が舞い上がり、その姿が見えない
 だが、ライトニング・クラウドや氷の槍、エア・ニードルにエア・カッターをサービスの姿が見えなくなってから少なくとも三度は放っている
 それでようやく気が済んだのか、偏在を使うのを止めたワルドがゆっくりと私に向かって歩を進めるのを見ていた時、僅かにはれた砂埃に人のシルエットが見えた
 それは攻撃の中心地に立ち、右手に電気と氷が渦巻く50サント程の球を右手で担いでいる無傷のサービスであり、ついサービスを指差してしまう
 私が何を指さしているのか解らずに其方に目を向けたワルドが、サービスの姿を見て混乱し取り乱す

「僕の魔法を、あんなにアッサリと抱えていると言うのか・・・」
「では、かえすぞ」

 まるで物を投げるかのように50サント程の球体が投げられ、地面に当たると同時に電気と氷と風が圧縮された球が破裂する
 防御の魔法すら無意味と破壊した衝撃がワルドを壁に叩き付けるのを見て、私はようやくサービスが何をしたのかが理解出来た
 サービスはワルド魔法の殆どを受け止め、右手で担いでいたのだろう
 だがその全てをどうにか出来るわけも無く、余波が周囲を破壊してあれだけの土煙が生まれる事になった
 しかしながら、ワルドが放った魔法の大半を腕一本で簡単に担ぐなど、誰が真似を出来ると言うのだろうか

「さて、悪い子にはオシオキだ」
「・・・やめてくれないか! 僕は26なんだッ!?」

 私が冷静にサービスが何をしたのかを考えている間にサービスはワルドから杖を取り上げると、まるで親が子供をしかるようにオシリを右掌で何度も叩いている
 部屋中に響き渡る程に巨大な音で何度も何度もオシリを叩かれるワルドは、怒りと恥辱で既に涙目になりなっているのだが、かなり痛そうにしている
 ワルドに暗殺されかけたウェールズ皇太子やその側近の者達が失笑しながら、ワルドとサービスの姿を見ているのだが
 私としては憧れていたワルドが姫様を裏切った事に対する怒りは確かにあるのだが、流石にワルドが少しだけ・・・本当に少しだけ可哀想に思えてしまう
 200回程サービスにオシリを叩かれたワルドが杖を掴んでから悪態を付いて逃げて行くが、涙目でオシリを抑えていた為に迫力は欠片も無かった
 そんなワルドを少しだけ可愛く思って見ていた私の隣で、次はどうイジメてやろうかと言う表情をサービスがしていたような気がするが気のせいだと思いたい


 何はともあれ、サービスが居ればそれだけで大抵の事がどうにかなりそうな反面、気紛れなサービスをどうやって動かすのかが私の最大の仕事に違い無い
 正直、弱くても良いのでもっと扱い易い普通の平民が使い魔になった方が楽だったのかもしれないと心の中で思っておこうと思う



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