あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

本スレpart120-60 魔王(Erlkönig)


こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのは誰だろう。
それは父と子だ。父はおびえる子をひしと抱きかかえている。

父   「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」
子   「お父さんには魔王が見えないの。かんむりをかぶって、長い衣を着ている・・・」
父   「あれはたなびく霧だ・・・」
魔王 「かわいい坊や、一緒においで。面白い遊びをしよう。岸辺にはきれいな花が咲いているし、金の服を私の母さんがたくさん用意して待っているよ。」
子  「お父さん、お父さん!きこえないの。魔王がぼくになにかいうよ。」
父  「落ち着きなさい、枯葉が風にざわめいているだけだよ。」
魔王 「いい子だ、私と一緒に行こう。私の娘たちがもてなすよ。お前をここちよくゆすぶり、踊り、歌うのだ。」
子 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところにロマリアの聖堂騎士たちが!」
父 「見えるよ。だが、侮辱したのは俺とデルフだけだ。俺が一人で話つけてくる」
魔王 「ダメよ!だったらわたしも行くわ。せ、責任は主人であるわたしにあるのよ。だから、勝手なことしちゃダメ。しゅ、主人と使い魔は一心同体なんだから……」
子 「おとうさん、おとうさん!オウ、他所でやれや」

父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。やさぐれる子供を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
腕に抱えられた子はすでにぽっちゃりさんだった。



新着情報

取得中です。