夢を見たんだ・・・
どこかの広場で、小さな女の子が泣いている夢を・・・
どこかの広場で、小さな女の子が泣いている夢を・・・
俺は今、学校の裏山に来ている。理由は誰かに呼ばれたからだ。
「誰に?」と聞かれれば、「わからない」と、答えるしかなかった。でも・・・【確実】に誰かが呼んでる。
「なんだろう、胸騒ぎがする・・・なんだ?」
過去に異世界【エンディア】に飛ばされた時と、同じ感覚を感じていた。
「ん?光?まさか・・・【エンディア】に何かあったのか!?考えても仕方ない。行くか再び【エンディア】に!」
でも、この光が【エンディア】ではなく、まったく別の異世界に通じるゲートだとは、
この時俺はまだ知らなかった。
「誰に?」と聞かれれば、「わからない」と、答えるしかなかった。でも・・・【確実】に誰かが呼んでる。
「なんだろう、胸騒ぎがする・・・なんだ?」
過去に異世界【エンディア】に飛ばされた時と、同じ感覚を感じていた。
「ん?光?まさか・・・【エンディア】に何かあったのか!?考えても仕方ない。行くか再び【エンディア】に!」
でも、この光が【エンディア】ではなく、まったく別の異世界に通じるゲートだとは、
この時俺はまだ知らなかった。
第1話 異世界からの来訪者
広場の真中に一人の少女、その子を見守る大勢の人々。
突如、少女の目の前で大爆発が起きた。
何で成功しないの?私はやはり[ゼロ]なのか?等と落ち込んでいると、
爆風が晴れ、一人の少年がそこに居た。
「ゼロのルイズが成功させた・・・」
「待てよ。でも人間だぞ。しかも〈平民〉だ。きっと、ここに迷い込んで来たんだ」
「爆風の中にか?いくら〈平民〉でも、そこまでするか?」
「でなければ、説明がつかない」
(何を言っているんだ、こいつ等は?)
突如、少女の目の前で大爆発が起きた。
何で成功しないの?私はやはり[ゼロ]なのか?等と落ち込んでいると、
爆風が晴れ、一人の少年がそこに居た。
「ゼロのルイズが成功させた・・・」
「待てよ。でも人間だぞ。しかも〈平民〉だ。きっと、ここに迷い込んで来たんだ」
「爆風の中にか?いくら〈平民〉でも、そこまでするか?」
「でなければ、説明がつかない」
(何を言っているんだ、こいつ等は?)
周りの人間から発せられる言葉に少女は怒っているのか、小さく体が震えだし・・・
その矛先は側に居る〈平民〉に向けられた。
「アンタ誰!!」
「声デカイよ。ガキはおとなしく家に帰って、寝てろ」
「何なの?アンタ!」
「ガキの相手なら後でしてやるから、少し黙ってろ!」
(この手のタイプの子供は、大体性格が悪いんだよな・・・適当に相手するか・・・)
「アンタ、聞いてんの?」
「ごめん、なに?」
「アンタ、誰?」
「日下 兵真(くさかひょうま)。わかった?『あんた』って名前じゃないんだよ。
おれからも聞きたいんだけど、ここ何処?お前誰?なんで震えてんの?」
兵真がそう聞くと、少女の体がさらに震えた。
「さっきから、『お前』とか『ガキ』とかなんなのよ・・・」
「ああ・・・そのことか・・・悪かったな・・・」
(やっぱり、性格悪そうだよ。【エンディア】に来て、この手のタイプか・・・ついてないなぁ)
「名前と、場所教えろよ。」
「私は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
ここは、トリステイン魔法学院よ。わかった!?」
(【エンディア】に、魔法学院なんてあったか?それとも、新しくできたのか?)
「そうか・・・俺、用件があるから、じゃあな」
「ち、ちょっとなんなの、用件って!?」
(なんだ?このガキは。人の用件まで聞いてくるか?)
「うるさい!!ガキ!!人の用件にまで関わるな!!」
「あ・・あんたねぇ・・・平民が、貴族に向かってそんな口を叩いて良いと思ってるわけ?」
「はぁ?・・・貴族?あっそ、だから?」
その矛先は側に居る〈平民〉に向けられた。
「アンタ誰!!」
「声デカイよ。ガキはおとなしく家に帰って、寝てろ」
「何なの?アンタ!」
「ガキの相手なら後でしてやるから、少し黙ってろ!」
(この手のタイプの子供は、大体性格が悪いんだよな・・・適当に相手するか・・・)
「アンタ、聞いてんの?」
「ごめん、なに?」
「アンタ、誰?」
「日下 兵真(くさかひょうま)。わかった?『あんた』って名前じゃないんだよ。
おれからも聞きたいんだけど、ここ何処?お前誰?なんで震えてんの?」
兵真がそう聞くと、少女の体がさらに震えた。
「さっきから、『お前』とか『ガキ』とかなんなのよ・・・」
「ああ・・・そのことか・・・悪かったな・・・」
(やっぱり、性格悪そうだよ。【エンディア】に来て、この手のタイプか・・・ついてないなぁ)
「名前と、場所教えろよ。」
「私は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
ここは、トリステイン魔法学院よ。わかった!?」
(【エンディア】に、魔法学院なんてあったか?それとも、新しくできたのか?)
「そうか・・・俺、用件があるから、じゃあな」
「ち、ちょっとなんなの、用件って!?」
(なんだ?このガキは。人の用件まで聞いてくるか?)
「うるさい!!ガキ!!人の用件にまで関わるな!!」
「あ・・あんたねぇ・・・平民が、貴族に向かってそんな口を叩いて良いと思ってるわけ?」
「はぁ?・・・貴族?あっそ、だから?」
一触即発のこの状態に終止符を打つべく、一人の男が動いた。
「ミス・ヴァリエール。もう止めなさい(喧嘩の事)」
「えっ!?コルベール先生、あと、少しだけやらせて下さい(召喚の事)」
「駄目です。わかりましたか?」
「はい。アンタ、貴族にこんな事してもらえる平民なんて居ないのよ。光栄に思いなさい。」
(私、こんなの使い魔にしないと留年なの?)
「おい、どうした?」
「あんたは黙ってなさい!!」
「なんなんだよ・・・」
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
「バカだろ?お前」
そう唱えると、ルイズはキスをした。
「なにす・・・ッ!!!うあッッッッ!!」
「使い魔のルーンが刻まれているだけよ!」
炎にでも焼かれたような感覚はすぐに収まったが、
その直後に兵真の『怒り』の炎が燃え上がった。
「てめえ、なにする!使い魔?そんなもの俺はやらねえし、
用件を終わらしたらさっさと帰るから、他の奴にしろ」
そう兵真が言い終えると、今度はルイズの『怒り』の炎が噴き上がった。
「アンタは私の使い魔になったの!それと、さっきも言ったけど、
貴族に向かってそんな口を叩いて良いと思ってるわけ!?」
そう言い放つと同時に、ルイズのハイキックが兵真の頭にヒットした。
「ミス・ヴァリエール。もう止めなさい(喧嘩の事)」
「えっ!?コルベール先生、あと、少しだけやらせて下さい(召喚の事)」
「駄目です。わかりましたか?」
「はい。アンタ、貴族にこんな事してもらえる平民なんて居ないのよ。光栄に思いなさい。」
(私、こんなの使い魔にしないと留年なの?)
「おい、どうした?」
「あんたは黙ってなさい!!」
「なんなんだよ・・・」
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
「バカだろ?お前」
そう唱えると、ルイズはキスをした。
「なにす・・・ッ!!!うあッッッッ!!」
「使い魔のルーンが刻まれているだけよ!」
炎にでも焼かれたような感覚はすぐに収まったが、
その直後に兵真の『怒り』の炎が燃え上がった。
「てめえ、なにする!使い魔?そんなもの俺はやらねえし、
用件を終わらしたらさっさと帰るから、他の奴にしろ」
そう兵真が言い終えると、今度はルイズの『怒り』の炎が噴き上がった。
「アンタは私の使い魔になったの!それと、さっきも言ったけど、
貴族に向かってそんな口を叩いて良いと思ってるわけ!?」
そう言い放つと同時に、ルイズのハイキックが兵真の頭にヒットした。
「ルイズ、お前は歩いてこいよ」
「お前はフライもレビテーションもできないんだろ?」
そして、飛んでいってしまった。
兵真は薄れ行く意識の中こう思った。
(空を自由に飛びたいな)と・・・
兵真が意識を失った後、コルベールが兵真の手を見て、何か書いていた。
「お前はフライもレビテーションもできないんだろ?」
そして、飛んでいってしまった。
兵真は薄れ行く意識の中こう思った。
(空を自由に飛びたいな)と・・・
兵真が意識を失った後、コルベールが兵真の手を見て、何か書いていた。