あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

~嘘予告~ 二人はルイキュア

ルイズがルイズを召喚した。
何の冗談と思われるかもしれないが事実だ。
サモン・サーヴァントの直後、召喚したルイズと召喚されたルイズは凄まじい舌戦を始め、周りの人間を呆れさせた。
曰く、私が召喚したんだから、あんたが使い魔になりなさい!
曰く、私だって召喚してたらあなたが前にいたの。そっちが使い魔になりなさい!

『うるさいうるさいうるさい!』

喧々囂々、余りの勢いにクラスメイトも流石に引いた。
結局、教師の取り成しで何とか契約までこぎつけたものの、二人の仲は最悪だった。
まさに近親憎悪である。

召喚以来毎日喧嘩の絶えなかった二人のルイズだが、ある出来事を境にそれも止んだ。
青銅のギーシュとの決闘である。
二股を働いたギーシュを咎めた召喚主ルイズに対し、「ゼロ」と暴言を吐いたギーシュ。
怒り狂う主を目にした使い魔ルイズも、文字通り他人事ではないため同調する。
この時、二人のルイズの心は一つになった。
結局使い魔の方がギーシュに決闘を申し込んだ。
貴族同士の決闘は禁止されているのだが
使い魔は「ここには私が貴族として帰る家が無い。つまり今の私は貴族とはいえない」
そう苦渋の表情で語り、ならばと勝負する事になる。

青銅のゴーレムに苦戦するも、土壇場でガンダールヴの力を発揮し、ギーシュを下した使い魔。
それを機に、二人はどんどん仲が良くなっていった。
やはり同一人物ということもあるのか、彼女らの息はぴったりだった。


それ以降、二人は次々と難事件を解決していくが、婚約者ワルドが裏切った時点で使い魔の様子がおかしくなってきた。
日に日に口数の少なくなっていく使い魔。
仲の良かった使用人の少女にはこう漏らしていたらしい。
私の世界は今どうなっているのだろうか、と。

使い魔の不安は開戦直後より決定的なものとなった。
アルビオンの旗艦をダブル・エクスプロージョンで破壊し、大喜びする主とは裏腹に使い魔の表情は暗い。
どうしたのかと問う主にも、何でもないとしか答えない使い魔。
その時、運命は分かたれた。
★☆★☆★
「大人しく始祖の祈祷書を渡しなさい」

ある日突然、使い魔が主に魔剣デルフリンガーの切っ先を向けた。
主には何が起こったか分からない。

「私は私の世界に戻らなければならないの。一刻も早く。
 戦争で皆が死ぬ前に。家族を守るために」

悲壮な表情で、しかし全く迷いの見れない様子で使い魔は言い放つ。

「帰る方法は私が探してあげるわ!」

「一体それはいつ? 祈祷書は持ち主が必要としたときにしか呪文が現れない。
 もし帰る方法が虚無にあったとしたら、今のままでは帰れない。あなたは私を必要としているもの。
 そして漸く『ここ』の問題を解決して、私を帰してもいいとあなたが思った頃には、私の世界は滅びているかもしれない。
 だから、帰るためには私が祈祷書を使う必要があるの。
 虚無で帰れなかったとしても、私は別の方法を探しにここを出るわ。もう、あなたの都合なんて知らない」

決意を胸に秘めた使い魔と、覚悟を持つ事が出来ない主。
二人の未来や如何に。
~嘘予告~ 二人はルイキュア

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