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ゼロと疾風-04


ゼロと疾風 決闘

HEVENN
OR
HELL

キュルケの声が広場に響く。貴族の連中は黙ってチップとギーシュを見ている。
チップは今まで怒りに燃えていたが、それをすべて思考の外に捨て去った。
目の前の敵を倒す。考えるのはただそれだけ。
敵が強かろうが、弱かろうが関係ない。最速の攻撃を叩き込む。ただそれだけだ。

LET’S! LOCK!!

その合図とともにチップは駆け出した。目標はギーシュ本体。ゴーレムはすべて無視だ。
ゴーレムの間を器用に潜り抜け、あっという間にギーシュの懐にもぐりこむ。
ギーシュはいまだにチップのいたところを見ている。ギーシュはチップの動きを目ですら追えていない。ゴーレムはギーシュが操る。そのギーシュが反応できないのならば、ゴーレムは何にも出来ない。
ここまできたなら後は簡単だ。頭の中で描いた攻撃を仕掛ければ良い。
左手でギーシュの造花(杖)を叩き落とし、右手でギーシュの喉に手刀を叩き込み潰す。おまけにみぞおちに蹴りを叩き込む。
チップはこれだけの事を一秒前後でやってのけた。これで決着だ。
周りからは様々な声が上がっている。
チップはギーシュを見た。
苦しみによってのた打ち回っている。
そんな姿を見てチップの今まで抱いていた怒りが急激に冷めていった。
それと同時に後味の悪い感情が心に広がっていく。
「ちっ修行不足だ・・・こんなことで心が揺らぐなんて・・・」
こんなことでは自分の目標を達成することは出来ない。このような心では。
そんなチップの元に駆け寄ってくる少女が目に入った。ルイズだ。
ルイズも複雑な表情だ。どのように声をかけていいか迷っている。
「チップ・・・」
「すまねえ、少し一人にしてくれ。朝には戻る」
そういってチップは姿を消した。
黙って考え込むのは苦手だ。こんなときにはひたすら体を動かすしかない。


ギーシュとチップの決闘。これを観戦していたのは暇をもてあました貴族だけでない。
本学校最高齢、白髪の老人。偉大なるオールド・オスマン
学院の緑髪の美人秘書。ミス・ロングビル
光る頭がまぶしい、火の授業担当。ミスタ・コルベール
彼らも、遠い塔の一室から二人の決闘を見ていた。
「ほっほっほ、早いな。ワシが見てきた数々の決闘と比べても最短での決着じゃな、コルベール君」
「はい、早かったですね。その上、動きにまったくの無駄がありませんでした」
「そうじゃな、全盛期のワシと勝負したらどうなるかな?」
「少なくとも・・・無傷で勝つことは出来ないでしょう。しかし、いいのですか?」
「なに、今の貴族は慢心が過ぎるのじゃ。ワシの若い頃は「メイジ殺し」と呼ばれる傭兵もいたぞ。かえっていい薬じゃ」
オスマンは笑いながら自慢のひげをいじっている。
「オスマン学院長!今回に決闘は明らかな反則です!!メイジの出したゴーレムを無視して攻撃なんてありえません」
「ミス・ロングビル、落ち着きなさい。そもそも、土系統のメイジと戦う時、ゴーレムをまず攻撃するのはどうしてだと思う?」
「おい」
「ん?」
「まじめな話をするなら尻から手をどけろ」
ロングビルはオスマンの手を抓りあげる。
「オホン!つまりゴーレムがいると術者に攻撃が届かない。だからゴーレムを壊すのじゃ。そもそも、ゴーレムを壊してからって考えは最近出来たものじゃぞ」
「そうなんですか?」
知識が豊かなロングビルもこれは知らなかった。
「そうじゃ、ワシの若いころは、ワシの出したゴーレムの相手をしてくれた人間なぞ一人だけだった・・・・・・・今、思えばあれが最初で最後の敗北だった。ちなみに素手の平民」
昔は強かった(今でもそこいらのメイジよりも圧倒的に強い)と噂されるオスマンである。
その伝説はかつて『烈風』と呼ばれたメイジにも勝るという。
そのオスマンを素手で倒すとは、なんていう化け物だろうか。
「ミス・ロングビル。そんなことより、早くギーシュ君の治療を。喉が一生、使い物にならなくなるぞ」
「は、はい!」
ロングビルは駆け足で部屋を出て行った。


部屋にはムサイ男が二人残った。そして、二人の間に沈黙が流れた。
その沈黙をコルベールが打ち破った。
「彼はガンダールヴです」
「ふむ」
チップの手の甲に現れたルーンが珍しく調べた結果が『伝説の使い魔ガンダールヴ』
ロングビルが来る前に、コルベールはこの事実をオスマンに報告したのだ。
「ガンダールヴはありとあらゆる武器を使いこなすと言われています。そして、一部ではその身体能力も上げると書かれた文献もあります」
「あの者が武器を使ったら・・・・・・あまり考えたくないの」
「あまり、力を悪用とする人間には見えないのですが・・・彼の性格から危険性はあるかと」
「それは、『炎蛇』と呼ばれた男の勘か?」
『炎蛇』という言葉に反応しコルベールの顔は少し暗くなった。
「その名前で呼ぶのは止めてください」
「過去はどうやっても変えることは出来ないものじゃ。ワシのかつての一敗が消えないように」
オスマンお顔からはいつもの見せる。お調子者の顔は無かった。
「あの男との戦い。今も忘れぬ。あの時の戦いの中にワシの心の一部は取り残されておる」
その表情はどこか哀しげだった。
「ワシがまだ生きているのも・・・・・・あの男との約束があるからこそ・・・・・・」
オスマンの頭の中には一人の男と戦いが鮮明に思い浮かんでいた。



ちなみにこの決闘事件には後日談がある。
決闘に敗れたギーシュ。彼は傷が治ると直に再度チップに決闘を申し込んだ。
当然チップはそれを受けた。何度も返り討ちにした。
ギーシュは様々な手段を使い、時には奇襲も行った。
その結果
「負けたよ・・・また負けだよ」
「おまえ、なかなか根性があるじゃねーか」
「こんな僕を褒めてくれるのかい?」
「根性のある奴は嫌いじゃねーよ」
「なら僕とライバルに・・・いや親友になってくれ」
「別にいいぜ」
二人はしっかりと互いの手を握り合った。そして、未来永劫朽ちることの無い友情が結ばれた。
というストーリーがギーシュの脳内で再生されることになった。

おまけ
ルイズ・勝利メッセージ(W=WIN、L=LOSE)
ソルW・わかったかしら?これが貴族の力よ
  L・火傷する前に帰りな
カイW・わわわ、私は立派なレディよ!!子供じゃないわ
  L・迷子を一人保護しました。君、名前は?お父さんやお母さんは?
メイW・すごい力持ちね。
  L・こんなところでどうしたの?道に迷ったの?
ミリアW・はしたないわ。もっとマナーを学びなさい。
   L・貴族という割には・・・礼儀を知らないのね
アクセルW・軽い男は大っ嫌いよ
    L・なんなら僕がエスコートしてあげるよ。何か見たいとこある?
ポチョW・亜人?・・・
   L・強い意志を持つ目だ。しかし、どんな相手でも礼儀を忘れるな。誤解されるぞ。
エディW・死者の体に住むなんて、私が知るかぎり、最悪な生き物ね。
   L・強イ力ガアルガ、体ハ脆イナ。論外ダ。
梅喧W・むむむ、そんなに自慢か!そんなに胸が自慢か!!
  L・貴族って言っていれば勝てるとでも思ったのか?餓鬼は帰りな
ファウストW・世の中は広いのね
     L・無茶をしそうな目ですな。怪我をしないように気をつけてくださいね。
紗夢W・えーと・・・お金ってこれでいいのかしら・・・
  L・なにアルかこれ?お金が無いなら皿洗いね
暗慈W・自分の格好を鏡で見なさい。はしたない。
  L・どうだい?俺の舞を見てい・・・あれ・・・なにも逃げることはねーだろ
ブリW・これのどこが面白いのかしら?平民の遊びは貴族には理解が出来ないわ
  L・えーと・・・芸を見たら、おひねりっていうのはマナーですよ
ザッパW・とりあえず消えなさい
   L・ちょっと・・・なんで・・・鞭で・・・叩くの?
スレイヤーW・いい夫婦ね。私もいつか、あんな風なりたいわ。血は吸わないけど
     L・誇りがあるならば、もう少し言葉を慎みたまえ。要らぬ敵を作るぞ
イノW・私がもっとも嫌いとする人間ね。
  L・あら、カワイイ泣き声ね。もっと貴女のソプラノの歌を聞かせてちょーだい
ジョニーW・浮気をする男は大っ嫌いよ
    L・とりあえず、どんな制服でいくかな?ここはあえて王道で攻めてみるか
ヴェノムW・これが法術と魔法の格の差よ。わかったかしら?
    L・自己で完璧に制御できない力は技と呼ばんよ
テスタW・毒に悪夢・・・卑怯者の技ね
   L・ギアに匹敵する力を持っているらしいが、私に刃向かうのは愚かだな
ディズィーW・これが・・・三才・・・完全に負けたわ
     L・えーと・・・私のことを怖がらないのですか?
正義W・私は、貴方なんかには負けないわ・・・最後まで・・・背中は見せない・・・絶対に・・・
  L・珍しい力だ。新たなるサンプルとしよう
アバW・鍵に顔がついていて喋る・・・インテリジェンスソード・・・かな?
  L・私の夫をジロジロ見て・・・この泥棒犬が・・・
オダソルW・火は嫌いよ
    L・戦場じゃ貴族なんて関係ないぜ
ロボカイW・なんてはしたないゴーレムなのかしら
    L・餓鬼ダナ。十年後二成長シテカラ来ナサイ。嫁二シテヤロウ


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