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超魔王(?)使い魔-10

悔しかった。使い魔のくせに私を馬鹿にするアイツに腹が立った。
でもそれ以上に悔しかったのは、腹が立ったのは、マトモに言い返せない自分だった。
言い返すほどの実力のない自分だった。
今までに努力しなかったワケじゃない。人よりも努力してきたと言える自信もある。
でも結果が伴わない。
最初は理論が分かってないからできないんだと思った。だから必死で勉強した。でも失敗した。
次は経験が足りないんだと思った。だから何度も何度も練習した。それこそ倒れるまでやった。でも一度も成功しなかった。
なんで?どうしてうまくいかないの?
才能がない。そんなのは言い訳だ。いくらまわりに陰口を叩かれても、私はそれを認めるワケにはいかない。
認めたらきっと私はそこで終わってしまう。そこで諦めてしまう。
諦めたならきっと今よりは楽だろう。私には才能がないから仕方ない。そういって納得すればきっともう傷ついたりもしない。
でもそれじゃダメだ。そんなのは逃げだ。
逃げたりなんかしない。逃げたらそれはきっともう私じゃないから。
いつかはきっと上手くいく。そう信じてる。自分が信じなくて誰が信じてくれるというのだろう。

でも、どうすればいいのか分からない。努力してもダメならどうすればいいの?何をすればいいの?
こんなネガティブじゃダメだ。頭じゃ分かってる。でも心はどうにもならない。
どんどんと沈んでいく。涙が止まらない。悲しい。でも私を助けてくれる人なんていない。
だって私は“ゼロ”だから。皆よりも劣っているから。助ける価値なんて、あるはずないから。
才能、可能性、将来性。
みんな“ゼロ”だ。
そんな“ゼロ”を救って何になるというのだろう。
でも、それでも、助けてほしい。
…そう思うのは、いけない、ことなんだろうか。
希望も、“ゼロ”。ここまでくると笑えてしまう。
救いなんて、あるはずない。だから、
「…おい」
きっと
「………おい」
これも幻覚だ。
「聞いてるのか?」
私に呼び掛けるこいつは
「…くっ…な…によっ…またっ…わら、い…に来たの?」
「…迎えにきたぞ」
いつになく優しかった

「…ッ…他に…何か言うことはないの?」
「…悪かった」
「…聞こえ、ないわ」
「悪かった」
「全然聞こえない」
「~ッ、お前なあ!」
「冗談よ。…あんたに馬鹿にされたとき、すごくムカついたわ」
「…」
「それに、悔しかった。弱っちい使い魔にまで馬鹿にされるなんて思いもしなかった」
「おい、呼び出した使い魔の実力はメイジの実力によるんだよな?」
「…そうよ、だから私にはアンタみたいな弱い使い魔が「なら、お前は誇っていい」
「…え?」
「なにせ、オレ様は超魔王だからな。魔界では間違いなく最強だ」
「今は失敗ばかりでも、いずれ必ず成功する。そして必ず強くなる。…でなければオレの主人になどなれん」
こいつは
「ふふっ…何よ、それ」
「このオレが保障するのだ。間違いない」
こいつとなら
「じゃあ全然信用できないわね」
「何だと!?」
きっとうまくいく。
「…私は強くなるわ。どんな魔法もいずれ必ず使えるようになってみせる。
自称超魔王様のためにもね」
「…当然だ。オレ様の主人ならそれくらいできなくては困る」
だから、私は強くなる。こいつに…ラハールに恥じないメイジになってみせる
「…ねぇ、ラハール?」
「…何だ?」
「ありがと」
「…フンッ!行くぞ…ルイズ」
~第二話「メイジと魔王とシエスタと(前編)」完~



~次回予告~
ルイズ「ついに悪の組織爆乳団のアジトを突き止めた私たち!」
ギーシュ「やあ、本編には名前すら出ていないのにこっちに先に呼ばれちゃった皆のアイドルギーシュだよ」
ルイズ「そこで待ち受けていたのは爆乳団の卑劣な罠だった!」
ギーシュ「まあ出たら出たでロクな目にあわないから別にかまわないんだがね」
ルイズ「一人、また一人と倒れていく仲間たち。その怒りと悲しみについに覚醒する私!」
ギーシュ「人によっては僕のことを弱いなんていうけどさ、普通に考えて勝てる相手なんていないじゃないか。召喚された人達が強すぎるんだよ」
ルイズ「次回、魔女っ娘美少女ルイズちゃん第三話!『ギーシュ、死亡確認!』
ハルケギニアに、死の風が吹き荒れる…!」
ギーシュ「ちょっと待ったあああああ!」
ルイズ「なによ」
ギーシュ「…僕、死ぬの?」
ルイズ「死んで何か問題でもあるの?」
ギーシュ「…君って結構毒舌だよね」
ルイズ「ヒロインだからね」

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