あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの使い魔ももえサイズ-6


ルイズが落とし穴に落ちていって消えてしまったのをまるで何事も無かったかのように行動するももえ達。
キュルケはこの状況に戸惑っていたが、タバサはこの場所がすっかり気に入ってどうでもよくなったらしく本を広げて完全にくつろぎ始めた。
「そうだ、二人ともこのままごはん食べていかない?」
ももえがキュルケ達にそう声をかけた瞬間、客間の扉が開いておぼんに料理を載せたメイが現れた。
「…どうぞ…。」
出された料理はだしがはいったどんぶりの上に麺と天かすとナルトとネギが乗ったもの。つまり…
「うどん?」
「そう、うちらの世界では有名な食べ物なんだよ。」
そう言って、ももえは慣れた手つきで箸を口で割った。
キュルケは初めて日本料理を目にした外国人のように目をぱちくりとさせている。
ちゅるるん
キュルケもももえのを見よう見まねでうどんを食べてみる。
すると、口の中にスープに似た温かみと、だし汁の香りがいっぱいに広がった。
「おいしい! ねえ、これおいしいわよねタバサ?」
一方、初めてとは思えないほど箸を器用に操ってうどんを食しているタバサは、顔を上げて一言
「サマンサタバサ」
と言った。
「え、ちょっと待って? 今の何?」
タバサは戸惑いまくるキュルケをよそに、またうどんを食す作業に戻った。
『裏設定から解放されたタバサは、もはやタバサでしかないのだ!』
部屋の中はうどんの啜る音と湯気で満ち満ちていた。デス子はふと顔を上げて水を飲んだ。そしてももえに聞いてみる。
「なあ、ももえ」
「ん?」
ももえはうどんを銜えたまま顔を上げてデス子の方に向いた。
「なんで、前回は斬って落ちなかったんだ?」
「ぼふっ」
ももえは音を上げてうどんを目の前のデス子に噴出した。
「いや、でも読み返してみたら前々回も斬った後に色々あったし………」
慌ててキュルケがあたふたとフォローを入れる。
デス子はうどんまみれのままにタバサから七味を受け取り、それをうどんにかけて音を立てて啜った。
「あれは無印ももえの3話のチョコのネタを使っただけだろ? 前回は明らかなオリジナルでたんなる入れ忘……
「わーわーわーわー」

「(作者を)どげんとせんといかん」は褒め言葉
「ゼロの使い魔死神友情タバサの裏設定タバサの母フレイムデルフリンガーシルフィード香水下級生ももえサイズ」

たららららった、たーらららった、たーらら、らーららー
「いたたたた…………」
一方、落とし穴に落ちてしまったルイズは思いっきり尻を地面に打ってしまい、尻をしきりになでなでしていた。
「何なのよいったい………ってこの格好は何?」
ルイズは目の前の水晶に移っている自分の姿に大いに驚いた。
そこには緑のとんがり帽子をかぶり、緑のローブに身を包み、緑のマントをはめた緑ずくしの衣装に身を包んだ自分が居たのだ。
「ださっ………」
ルイズは真っ先にこの衣装を脱ぎ捨てたい衝動に駆られた。緑色は4大元素の風属性を象徴する色である。自分に合うはずが無いのだ。
『ルイズは服を脱ごうとした
しかしルイズは服を脱ぐことが出来なかった!』
「なんでなのよ! いくらちい姉さまに着替えてもらってたからって、服を脱ぐくらい一人で出来るに決まってるじゃないのよ!」
思わずルイズは叫んだ。そこで、ルイズは自分が今おかれている状況に初めて気付いた。
「遠くが……見えない……。」
そう、ルイズがいる部屋以外は何も見えないのである。右や左に部屋と部屋とを結ぶ通路があるのが分かるくらいだ。
「で、この杖は………あーっ!!! この杖、私のじゃないじゃないのよ!」
見ると自分の杖とよく似ているが別物なのである。ルイズはパニック状態に陥り、杖を闇雲に振り回す。
ぶんっ
ぶんっ
ぶんっ
ぶんっ
「全く、わけがわかんないわね。早くここから脱出しないと………」
そういって、ルイズが右斜め前に1マス動いた瞬間
「あれ……?」
この時、ルイズの四方にはたまねぎの形をした青色の生物がいた。どうみても敵キャラである。
「囲まれた………?」

「不可思議のダンジョン?」
「うむ。ここの地下は不可思議のダンジョンといって、入るたびにダンジョンの形が変わる不思議な場所なんだよ。」
食後に出されたお茶を皆で飲みながら、デス子はそう言った。すると急に遠い目をして語り始める。
「あれはももえがまだ幼い頃、ももえが一人で屋敷の探検をしたんだよ。」
外はまだ暴風が収まらず、風がびゅうびゅう吹いていた。タバサもキュルケもデス子のほうに注目する。
「今は、不可思議のダンジョンの入り口は封印してあるのだが、昔はももえが入ってしまえるほど緩かったんだ………。」

「ねー ママ この大きな穴って何?」
「あっ、その穴に入ってはだっめえええええええっ!!!!」
好奇心旺盛だったももえはその穴の中に入り込んでしまった。
「私も行くぞっ!」
デス子はすぐさま穴の中に飛び込んだものの、そこにはももえがいなかったのだ。

「不可思議のダンジョンは帯同者を連れて来ることは許されてない。
だからその時、私達は同じ不可思議のダンジョンに入っているのにもかかわらず、全く違うところにいたのだよ。」
「つまり、二人は離れ離れになっていたということですか?」
「その通り。その時は外部から連絡する手段なんて無かったから気が気で仕方が無かった。
早く脱出しようとしたのだが肝心なときに脱出に必要な巻物が全く見つからなくてな。」
「そしていつしか宝探しに夢中になってて、巻物を見つけて脱出したのが80Fあたりだった………。」

宝物を持ってダンジョンを脱出したデス子が見たものは担架の中で横たわっているももえだった。
「ももえ、しっかりしろ、ももえ!!!」
「まま わたしおへやのなかでなきさけんでてたらきゅうにすこっぷもったもぐらがでてきてよってたかってわたしをいじめたんだよ
ずっとなぐられるとおもってめをつぶってたらいつのまにかしらないおじさんたちにたんかでかつがれてここまではこばれてきたの
ままごめんね わたししらないおじさんたちにゆうかいされそうになっちゃったよ しらないおじさんにはなしかけられたらけりとばせってままにいわれてたのに」
「ももえ、しっかりしろおい! ももえーーーーー!!!!!!!」
デス子は眠りに就こうとするももえの体を必死に揺さぶり続けたのであった。

「嫌な事件だった………。」
そう言ってデス子は湯飲みに口を付ける。するとおもむろに湯飲みを思いっきりちゃぶ台に叩きつけた。メイは慌ててきゅうすを持って走り出した。
「不可思議のダンジョンにはモンスターがたくさんいる。」
「モンスター?」
思わずキュルケは割り込んで質問してしまった。しかし、デス子はそれを気にすることも無く話を続ける。
「そう、モンスターだ。スライム、ゴーレム、バーサーカー、シャーマン、他諸々が生息している。
私も80Fぐらいまでしか行ったことがないからわからないな。あと、お宝とかそういうのも色々あるぞ。」
「ちょ、80Fって………」
また突っ込みかけたキュルケだったが、
「…どうぞ……。」
メイが急須を持って戻ってきたので話は中断された。メイがデス子の湯飲みにお茶を入れ、デス子はそれを一気に飲み干した。
「!!!」
デス子はおもむろに立ち上がると壁に向かって頭を打ちつけ始めた。
ガンッガンッガンッガンッ
「……熱かったんですか?」
キュルケがそう問うと、デス子は首を激しく縦に振りながら壁に向かって頭を打ちつけ続けた。

「どうする、どうするのよ私!?」
一方モンスターに囲まれたルイズは自分がポシェットのようなものを持っていることに気付き、その中に何かないかがさごそと漁り始めた。
「あった!」
ルイズは中に巻物が入っているのに気付いて、それをおもむろに取り出した。
『大事に使ってね(はぁと)』と書かれていたが、日本語が読めないルイズはそれが理解できない。
だから巻物の使い方も理解できなかったのだ。
『ルイズは聖域の巻物を読んだ! しかし何もおきなかった』
「何でなのよ!全然使えないじゃないのよ!」
ルイズがそう言って巻物を放り投げた刹那、今まで石のように動かなかったモンスターたちが急に襲いかかってくる。
「痛っ!」
『ルイズは2ポイントのダメージを受けた!』
「はぅっ!」
『ルイズは3ポイントのダメージを受けた!』
「きゃあっ!」
『ルイズは3ポイントのダメージを受けた!』
「あれ?」
『モンスターの攻撃は外れた』
ルイズは自分の体力が確実にダメージを受けていることに気付いた。
恐らく次のターンでダメージを受けたらもうダメだろう。それだけは避けなければならない。
ルイズは大きく息を吸い込みやけっぱちになって呪文を唱えた。
「もうどうにでもなれーーーーーっ!!!!」
思わずルイズは目を閉じた。その瞬間ルイズの体が七色に光りだした。
「………あれ?」
しばらくして、ルイズが目を開けてみるとそこにはモンスターが一匹もいなくなっていた。
『たららたったったらー ルイズはレベル3になった!』
「あれ、なんか心なしか強くなったような気が………」
ルイズが自分の体をくまなく調べようとしたが、またモンスターがやってきた。今度は落ち着いて杖をかざして呪文を唱える。
「ファイアーボール!」
ファイアーボールは見事、モンスターに命中しモンスターは消え去っていった。
するとルイズは自らの体の変調に気付いた。
「あれ、なんか心なしか体力を消耗したような気が………」
『魔法使いは自らのHPを引き換えにして魔法を使うのだ!』
「何その設定………」
ルイズは足を引きずりながらもとりあえず階段を目指して歩き始めた。

「ところでももえ………」
食後、メイが皆にお茶を入れてくれた。その茶を皆で啜る。タバサはお茶請けのきんつばを楊枝を使ってぱくぱくと食べていた。
「大丈夫なの? そんなに食べて」
思わずキュルケはタバサを心配した。明らかに食べすぎだからである。しかし、タバサは茶を啜りながら一言
「私、胃下垂だから。」

???ものしり館???
胃下垂【いかすい】
胃が正常な位置下までたれ下がっている状態の事を言う。
俗に胃下垂だと食べると太らないと言われている。ある女子高生漫画でもこういう設定のキャラがいた。

「あぁ……そうなんだ………」
どこか遠い目をしたキュルケもお茶を啜った。本当においしい飲み物だと思った。
そして、顔をタオルで拭いたデス子はももえが口に何も含んでいないことを確認して聞いてみることにした。
「ところで、穴に落ちた彼女は一体何者なんだ?」
「魔法使いだよ。」
ももえは端的にそう答えた。デス子は顎に手をあてて少し唸った後、更にももえに聞いてみた。
「ふむ………。で、あいつはお前にとって何なのだ?」
「うーん…………。」
ももえは珍しく頭を抱えて考え始めた。キュルケは何も考えずにただお茶を啜り、タバサは何も考えずにきんつばを口に運ぶ。
「強いて言うなら………使い魔……かなっ」
キュルケとタバサが同時に噴出した。しかもデス子のほうに向かって。
「まさか」
すかさずメイがさっきのタオルで顔を拭いたがデス子は気にせず会話を続けた。
「使い魔というものはまず、主人の目となり耳となること…つまり感覚の共有。これを行わなければならない。」
キュルケは目が点になった。それに気付くことも無くデス子は話し続ける。
「更に、あちこちに眠る秘薬を探してくるのも使い魔の重要な役目だ。この秘薬があるのとないとでは全然違うからな。
そして、一番重要なのは身を挺して主人を守ることだ。これすら出来なければもはや単なるお荷物でしかない。
あいつを見る限りとてもじゃないがそんなことは出来そうに見えないのだが……」
「できるよ」
ももえは笑顔で即答した。それを見たデス子はふっと母らしい笑みを見せ
「そうだな、私の娘が見込んだ使い魔だ。出来が悪いはずが無い。はっはっはっは」
「はっはっはっは」
ももえと一緒に高笑いをしたのであった。
「ねえ、モモエが使い魔であってるのよね?」
キュルケはタバサにそう耳打ちをした。タバサは首を激しく上下させる。
「……お嬢様…は……いつも……本気…です…。」
メイのつぶやきに二人はびくっと体を震わせた。
「まああの不可思議のダンジョンをクリアしたら認めてやらなくは無いが………まず無理だろうな。」
「だね!」
二人して高笑いするデス子とももえ。すると、博士がそっと耳打ちをしてくれた。
「扉を出て左に向かってすぐの部屋にダンジョンにワープできる装置がございます。それでルイズさんを連れ戻して来て下さい。」
「でも、あそこは危険だって……。」
「学生でも魔法がある程度使えるのでしたら問題は無いでしょう。ここはあなたの腕を見込んでお願いしているのです。」
そう言われて、キュルケは思わず笑みを浮かべて、「そうね、いつまでもこんなことしてられないし………ってあんたも露骨に嫌そうな顔しないの! あんたも来るのよっ!」
タバサを引き摺るように立ち上がらせた。
「あれ、あんた達どこいくの? あっ、まさかトイレ!? 連れションなの? あんた達って連れションをするような仲なの!?」
「連れション言うな」
そう突っ込みを入れてキュルケとタバサは客間を後にしたのだった。
「ねえ、ママ私も後で見に行っていい?」
「ああ構わんさ。我が死神家のGPSにかかればあの小娘の居場所など造作ないさ」


「はぁはぁはぁはぁ…………」
数々の魔法を駆使して27Fまで辿り着いたルイズ。ここでルイズは初めて、敵以外のモンスター達と遭遇した。
「やあ、こんなところで人間に会えるなんて奇遇だねえ。」
「あんた、私を見ても攻撃してこないのね……とりあえず敵じゃなさそうだわ。」
「君は俺に攻撃してきたけどね。」
声をかけてきた彼は大柄でへそだしのシャツを着ており筋肉隆々の上半身をルイズに見せつけていた。
「お嬢さんの知り合いかい?」
「お嬢さん………って事はあんたモモエの使用人なの?」
「いかにも。俺の名前はヒル 死神家の運転手の仕事をやらせてもらっている。そして君が……」
「やあ、あなたがルイズ・フランシスカ・ブ・ライト・マキ・ハタ・サイボーグだね?」

???ものしり館???
マキハタサイボーグ
メジロブライトの代表産駒 ステイヤーズSを9番人気で優勝した


「そう、私は……って誰よそれ! だいたいそれ最初のルイズしかあってないじゃないのよ!」
「これは失礼。確かルイス・フランドル・ル・オーシバ・ド・ラ・ゴノーツ……」
「全然違うじゃないのよ! それに最初のルイズすらあってないじゃない! それに最後のドラなんとかって…」
「胸の大きさではジークリンデの圧勝だな。」
「そんなこと誰も聞いてないわよっ!!!!」
ルイズはヒルの横に大きな生物がいることに気付いた。首を上げて見上げてみると何か小さな生き物も乗せていた。
筋肉隆々の巨大な体に蝶ネクタイがやけにマッチしているような気がした。
「こいつは庭師のオクタイ君。上に乗ってるのがペットのケモンさ」
ヒルがそう紹介するとオクタイ君は首を上下に動かしておじぎをした。それだけでダンジョン内が揺らいだように見えたが恐らく気のせいだろう。
「私の名前はルイス・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 ヴァリエール家の令嬢で、トリステイン魔法学院の二年生で………ってあんたたちどこへ行くのよ!」
何事も無く去ろうとする彼らをルイズは必死になって引き止めた。
「あんたたちこのダンジョンから来たんでしょ?脱出する方法も知ってるわよね? だから私を早く脱出させなさいよ!」
「お前を脱出させてやるには構わないが……俺らはおつかいを頼まれててな。それが終わってからでもいいか?」
「ええ、いいわよ。」
了承したルイズはヒル達にダンジョン内をついて回ることにした。すると………
「あれ? これなんかの巻物じゃない? 今まで見たこと無いものだけど………。」
いきなり巻物を拾ったルイズはとりあえず巻物を読んでみる事にした。すると急にアイテムがルイズの下に集まった。
「おおっ。この巻物すごいじゃない! なんかアイテムが私にひきよせられてる感じですっごくいいわね!」
嬉々としているルイズをよそに、どんどん顔色が青ざめていくヒル達。そして周りの空気が一瞬にして変わる。
「何よ!? あんた達、せっかく私がアイテムをひきよせたんだからもっとよろこびなさ……ってええっーー!!」
ルイズ達の目の前に大勢のガーゴイルが現れたのだ。
「では俺達は先に失礼させてもらうよ。」
ヒル達は手にした巻物を読んであっという間にこの場から消え去っていった。
「って、私置いてけぼり!? 今度こそどうする、どうするのよ私!?」
ルイズは壁の隅に逃げ込もうとするが、ルイズの2倍の速さで動くガーゴイルにたちまち追い詰められてしまう。
ざくっ
『ルイズは54のダメージを受けた』
「って今のでHPのほとんど削られたじゃないのよ! このガーゴイル強すぎるわよぉ!」
そして、壁の隅に逃れたものの三方を固められたルイズ。もはや逃げ場など無い。
「いやあああああああああああっ!!!!」
思わず涙を流して泣き崩れたルイズ。ガーゴイルが攻撃を食らわそうとした瞬間
ずばっ
ずばっ
ずばっ
「…あれ?」
ルイズが目を開けると、音も無く崩れ落ちたガーゴイルと
「全く、あんたも世話を焼かせるねえ。」
「モモエ………。」
9方位+1貫通で攻撃できるカマを持ったももえがいた。
『ももえのカマで斬られたモノの存在はももえが肩代わり』
「ルイズ、助けに来てやってわよ!」
「キュルケ!」
キュルケはそう言って火の魔法をガーゴイルにぶつける。
「タバサ!」
「任せて」
タバサは風の魔法で部屋全体のガーゴイルに攻撃をかけた。
「負けちゃいられないわね。よーし…………」
ルイズは精神を集中させて今ある限りの力を篭めて呪文を唱えた。
「はあああああああああああああ!!!!!!」
刹那、ルイズの体が光りだす。そして部屋に大きな爆発が起きた。

「………私達も帰ろうか。」
ももえ達も巻物を読んでその場を後にした。

「ただいま、ママ」
「おかえり。」
ももえ達の帰りをデス子達が迎えてくれた。
「どうだった?」
「うん、おつかいは無事に済んだよ。はい」
ももえは食物が入った買い物かごを買い物リストと一緒にデス子に渡した。
「ふむふむ………よし、今回はちゃんと買えたみたいだな。」
デス子はにっこりと微笑んだ。ももえも明るく笑っている。
「……ルイズはどうしてますか?」
キュルケがきょろきょろと周りを見回した後にデス子に声をかける。するとデス子にもわからないらしく首をかしげていた。
「まあ、そのうち帰ってくるだろうが……あ、きたきた。」
「本当に知らないおじさんだったんだ………」
ルイズは見知らぬおじさん達に担架で運ばれてダンジョンの入り口にそっと安置された。
ルイズは目が虚ろで口が半開きの状態でとてもヒロインと呼べるような状態ではなかった。
「あは、ははは………」
「ルイズ、大丈夫? しっかりして!」
キュルケは思わずルイズを揺さぶった。それにあわせてルイズの両腕がぷらぷらと音を立てて揺れているのが分かった。
「あはは………せっかくわたしまほうつかいになったのにぜんぜんじゅもんとかおぼえてないんだよ
なんかね、もうどうでもよくなってきちゃったっていうか
わたしはもうへいみんとふぁーすときすからはじまるふたりのこいのひすとりーをてんかいしたいっていうか」
「重症ですな………」
それを見た博士は思わず唸った。そしてルイズの額に手をあてる。
「ふむ………」
博士は目が虚ろになったままのルイズを見て診断の結果をこう断言した。
「これは風邪ですな。」
「風邪? じゃあ、さっき買ってきたものにいいのがあったね。メイちゃんそれ貸して」
ももえはメイから買い物かごを受け取るとがさごそと漁ってあるものを取り出した。
「じゃーん」
「これは…」
「何?」
「…ネギ……です…。」
二人の疑問にメイがそう答えた。一方、ももえはネギとカマを取り出す。
「じゃあ半分貰うね。」
ざくっ
『ももえのカマで斬られたモノの存在はももえが肩代わり』
「それをどうするの?」
「…お尻に……刺しま…す…。」
キュルケに聞かれたメイは少し顔を赤らめながらそう答えた。
「じゃあさっそくいくよー。ルイズ、あんたよつんばいになって。」
「はーい」
ルイズはももえに言われるがままにスカートをおろしてよつんばいの体勢になる。
「とおっ」
そういって一気にネギを突き刺したももえ
「アーッ!!!!」
ルイズはあまりの激痛に目を極限まで見開き、舌と涎を垂らせてぴくぴくとよがっていた。
「……お嬢様………」
「何、どうかしたの?」
さらに奥深くにネギを突っ込もうとするももえに対しメイは思わずももえにつっこんだ。
「……刺す場所……間違えて…ます…。」
「あ」

※ おわり これまでのご愛読、ご支援ありがとうございました。
※ 次回から始まる「ゼロの使い魔死神ガーゴイル友情タバサの裏設定タバサの母フレイムデルフリンガーシルフィードネギ香水下級生ももえサイズ」に乞うご期待!!!

おまけ
壁――――
○●●●● ○=ルイズ
●●△●● △=ももえ
●●●●● ●=ガーゴイル
 ●●●

わかりづらいかもしれませんが、ももえがカマを1回振ったとき(9方位+1貫通)の攻撃範囲です。
壁によって遮られていますが、ももえのカマ(通称もカマ)の最大攻撃範囲は8+12=20となります。
なおかつガーゴイルのHPは500と設定されていますのでそれを一撃で倒したということからも、もカマのチートぶりがおわかりいただけるかと思われます。


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