ドッグォオォン!!!
彼女が行ったはずの召喚。
だがそこで起こったのはいつもどおり失敗の爆発。
やがて土煙が晴れるがそこにはだれもいない。
彼女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールはその失敗に歯噛みする。
周りの野次も大分疲れ気味になっていた。
「おいおい!もう903回も失敗してるじゃないか!」
「すこしは待たされるこっちの身にもなってほしいわ!」
「いいかげんにしろ!ゼロのルイズ! 」
やがて担当のコルベール先生が心配そうに話しかける。
「ミス・ヴァリエール。今日はもうやめよう。また後日召喚をやりなおすと言う形で…。」
「いいえ!せめてあと一回!あと一回でいいですからやらせてください!」
コルベールがため息をつく。
「わかりました。しかし、あと一回ですよ?」
ルイズは安堵し、強く思う。
(お願いだから出てきて…!周りを見返してやれるほどのすっごい使い魔…!)
だがそこで起こったのはいつもどおり失敗の爆発。
やがて土煙が晴れるがそこにはだれもいない。
彼女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールはその失敗に歯噛みする。
周りの野次も大分疲れ気味になっていた。
「おいおい!もう903回も失敗してるじゃないか!」
「すこしは待たされるこっちの身にもなってほしいわ!」
「いいかげんにしろ!ゼロのルイズ! 」
やがて担当のコルベール先生が心配そうに話しかける。
「ミス・ヴァリエール。今日はもうやめよう。また後日召喚をやりなおすと言う形で…。」
「いいえ!せめてあと一回!あと一回でいいですからやらせてください!」
コルベールがため息をつく。
「わかりました。しかし、あと一回ですよ?」
ルイズは安堵し、強く思う。
(お願いだから出てきて…!周りを見返してやれるほどのすっごい使い魔…!)
「宇宙の果てのどこかにいる私のシモベよ…
神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ
私は心より求め、訴えるわ
我が導きに…答えなさいッ!!」
神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ
私は心より求め、訴えるわ
我が導きに…答えなさいッ!!」
そして爆発が巻き起こる…。だがこれまでと違うのは、土煙の向こうにだれかがいたと言うことだった。
………さて、ここで一旦時を遡ると同時に舞台が日本へと変わる。
とある道を女子高生が歩きながら何気無い話をしている。
「それがまたくさくってさぁー。」
「「アッハハハハハ!!」」
その時リボンを頭につけた女子――――つかさが違和感に気付く。
「あれ?ゆきちゃんは?」
「あら?いないわね。ついさっきまで傍にいたのに。」
姉のかがみも異変に気付きあたりを見回す。
彼女はたまに近くにいないこともあるが今日はいっしょに帰っていたはずだ。
礼儀正しい彼女が突然挨拶も無く消えるとは思わない。
「あっちゃぁー。コレはみゆきさん途中で迷子になっちゃったかな?」
一番ちっこくて長い髪にアホ毛が目立つこなたが頭に手をあてて言う。
「いや、いつも帰ってる道なのに迷子はないでしょ。」
「いやいやわからないモンですよかがみさん。天然かつ歩く萌え要素のみゆきさんなら
途中で何かに気を取られて、気がついたら誰もいなくておろおろするくらいは考えられるっしょ。」
「アンタ流石に失礼だろ。ソレ。」
と来た道を戻ってみゆきを探そうとした。
とある道を女子高生が歩きながら何気無い話をしている。
「それがまたくさくってさぁー。」
「「アッハハハハハ!!」」
その時リボンを頭につけた女子――――つかさが違和感に気付く。
「あれ?ゆきちゃんは?」
「あら?いないわね。ついさっきまで傍にいたのに。」
姉のかがみも異変に気付きあたりを見回す。
彼女はたまに近くにいないこともあるが今日はいっしょに帰っていたはずだ。
礼儀正しい彼女が突然挨拶も無く消えるとは思わない。
「あっちゃぁー。コレはみゆきさん途中で迷子になっちゃったかな?」
一番ちっこくて長い髪にアホ毛が目立つこなたが頭に手をあてて言う。
「いや、いつも帰ってる道なのに迷子はないでしょ。」
「いやいやわからないモンですよかがみさん。天然かつ歩く萌え要素のみゆきさんなら
途中で何かに気を取られて、気がついたら誰もいなくておろおろするくらいは考えられるっしょ。」
「アンタ流石に失礼だろ。ソレ。」
と来た道を戻ってみゆきを探そうとした。
だが、みゆきは思っていたより近くで足止めを喰らっていた。
結論から言おう。みゆきはナンパされていたのだ。
こなたのカンは半分だけ当たっていた。
みゆきは歩いている途中で鼻に蝶が止まったのに驚き、
おまけに鼻がムズムズして「くちゅん!」とくしゃみをしているうちに
ほんのわずかだがこなたたちより遅れてしまった。
すぐに追いかけようとしたが、そこでナンパに会ってしまったのだ。
「こなちゃん。ゆきちゃんいた?」
「いやー。驚いたなー。見てよつかさ、かがみ、みゆきさんがナンパされてるんだよ…。」
そういうこなたの顔は少し驚いて引きつっている。ナンパされていたからではない。
高良みゆき。かわいくって頭もよく、胸もこのメンバーの中で一番大きい。
性格も優しく、時にドジで天然なところを見せてくれるこなた曰く、歩く萌え要素。
ナンパと言う手口に意表をつかれたのは確かだがみゆきのような美人ならそれも
無理はないと思えてしまうものだ。
そうじゃない。こなたが驚いたのはそこではない。
「あの、えと、私は…。」
驚いてあたふたしているみゆきをナンパしていたのは…。
こなたのカンは半分だけ当たっていた。
みゆきは歩いている途中で鼻に蝶が止まったのに驚き、
おまけに鼻がムズムズして「くちゅん!」とくしゃみをしているうちに
ほんのわずかだがこなたたちより遅れてしまった。
すぐに追いかけようとしたが、そこでナンパに会ってしまったのだ。
「こなちゃん。ゆきちゃんいた?」
「いやー。驚いたなー。見てよつかさ、かがみ、みゆきさんがナンパされてるんだよ…。」
そういうこなたの顔は少し驚いて引きつっている。ナンパされていたからではない。
高良みゆき。かわいくって頭もよく、胸もこのメンバーの中で一番大きい。
性格も優しく、時にドジで天然なところを見せてくれるこなた曰く、歩く萌え要素。
ナンパと言う手口に意表をつかれたのは確かだがみゆきのような美人ならそれも
無理はないと思えてしまうものだ。
そうじゃない。こなたが驚いたのはそこではない。
「あの、えと、私は…。」
驚いてあたふたしているみゆきをナンパしていたのは…。
「へいへい彼女!オラといっしょに世界の平和をお守りしてみない~?」
こなたの腰にも届かないほど小さな少年だったからだ。
「えっと、その、ボクどこの子ですか?」
みゆきが考えた末そう聞いてみる。
「オラは野原しんのすけ、5歳!好きなラーメンの味は味噌!どうぞよろしくだゾ。」
そう言ってしんのすけはきりっとした顔でみゆきを口説いている。
「はいはーい。君。そのみゆきさんは私たちの友達だからナンパはほかの人にしてねー。」
「あ、泉さん!」
こなたが止めに入るとしんのすけはこなたを一目見て、
「うーん、オラ女子高生より年が下な子には興味ないぞ。」
「女子高生だよ!!」
こなたがプンスカと怒っているところでしんのすけの頭に
ガンッ! と言う音と共に『げんこつ』が叩き込まれる。
そしてコブが出来た頭をグーで挟み、
みゆきが考えた末そう聞いてみる。
「オラは野原しんのすけ、5歳!好きなラーメンの味は味噌!どうぞよろしくだゾ。」
そう言ってしんのすけはきりっとした顔でみゆきを口説いている。
「はいはーい。君。そのみゆきさんは私たちの友達だからナンパはほかの人にしてねー。」
「あ、泉さん!」
こなたが止めに入るとしんのすけはこなたを一目見て、
「うーん、オラ女子高生より年が下な子には興味ないぞ。」
「女子高生だよ!!」
こなたがプンスカと怒っているところでしんのすけの頭に
ガンッ! と言う音と共に『げんこつ』が叩き込まれる。
そしてコブが出来た頭をグーで挟み、
ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり!!
と頭にドリルのように拳を食い込ませてしんのすけを弱らせる。
「うおおおおおおお・・・。」
「しんのすけ!アンタはまた綺麗な女の子についていったりして!
ごめんなさい。ウチの子がまたオホホホホ…。」
そう言ってしんのすけの母、みさえは逃げていく。
後に残っていたのはボーゼンとしているかがみ、つかさ、みゆきと
「どうせ私は子供みたいだよ…。」としょんぼりしているこなただけだった。
「うおおおおおおお・・・。」
「しんのすけ!アンタはまた綺麗な女の子についていったりして!
ごめんなさい。ウチの子がまたオホホホホ…。」
そう言ってしんのすけの母、みさえは逃げていく。
後に残っていたのはボーゼンとしているかがみ、つかさ、みゆきと
「どうせ私は子供みたいだよ…。」としょんぼりしているこなただけだった。
ここ埼玉県春日部市に住む彼、野原しんのすけ5歳。
女好きでおバカで今、ぐりぐりされている彼こそが
女好きでおバカで今、ぐりぐりされている彼こそが
――――――――大冒険へと旅立つ主人公である…。
クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ使い魔
ちなみに物語のコンセプト上、例の4人はもう出てこないと思う。