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使い魔オーフェン-2

床の冷たさに目つきの悪い黒魔術士は目を覚ました
「・・・ここはどこだ」

「やっと起きたみたいね」
そこには少女がいた、意識の覚醒と共に記憶も戻ってくる
窓から外を見る限り既に夜のようだ、現状把握の為に俺は口を開いた
「なぁお嬢ちゃん、ここはどこなんだ?」
「私の部屋よ」
自分が期待した回答からナナメ上の答えが返ってきたが気にしない
自慢じゃないが理不尽なことには慣れてる
「そうじゃなくてこの土地、ここがどこかを聞いている」
「それよりもアンタ、名前教えなさいよ」
目の前の少女が言う、そういえば名乗っていなかったか
余計なことは言いたくないが、名前くらいならいいだろう、
      オーフェン
「俺は・・・孤児だ」
「そ、オーフェン、ここはトリステイン王国、トリステイン魔法学院よ」

オーフェンは少女ルイズの言った言葉を心の中で反芻する
(トリステイン王国・・?王都は貴族連盟がその所在を置くメベレンストしかないはずだ、
 しかも魔法学院?王都のスクールか?ここは。魔法・・・神が使う万物の法だ。
 ドラゴン種族や俺達が使うのは魔術。俺が塔を出奔してから妙な言い回しをするようになったのか・・・?)

「とりあえずこれ、洗濯しといて」
 ボフッっと何かを投げてよこされたものが顔に当たった
「はぁ?なんで俺が・・・というかここは・・」
言いかけたところで桃色髪の少女が遮って口を開いた
「アンタは私の使い魔なんだからそれくらい当然でしょ」
「使い魔・・・?」

(使い魔と言えばドラゴン種族の一つ、ディープ・ドラゴンが使うもののことだ
 視線により生物・非生物を問わず精神支配をかけることができる暗黒魔術を使い
 なにかを使役し代替行為をやらせたりするんだったな、確か)
「ディープ・ドラゴンの真似事か?生憎ママゴトに付き合ってる暇はないんだ、すまないな」
少女は困惑した表情をしていた
「はぁ?何を言ってるかさっぱりだけど、アンタは私が召喚した私の使い魔なの
 左手の文字が証拠よ、私だって平民なんか使い魔にしたくなかったけどやり直しは駄目って言うんだもん・・」

「左手?」
言いながら目を向けると左手の甲になにやら文字が浮かんでいた
         ウイルドグラフ
「なんだこれ、魔術文字か・・?」
オーフェンは少女を見た
くりっとしていて少々つり上がった桃色の瞳に腰まで伸ばした桃色の髪、顔立ちは整っていて将来は美人になるかも知れない
先ほど脱いで投げてよこしたのは服のようで薄着だ、胸はない、しかしシスコンの男は興味がない
 ノルニル
(天人ではないな、ドラゴン種族共通の碧眼でもないし、そもそもウィールド・ドラゴンは既に死滅したと伝えられている
もう一度左手を見る
(刺青でもないようだし、これは一体なんだ・・?)

「ちょっと!なにボーッとしてるのよ」
(これ以上この少女のママゴトに付き合ってる暇はないな、
 なにがあったかは知らんがとりあえず王都のようだし、さっさと帰ろう)
「どうやってここまで運んだか知らんが、キースの野郎をぶちのめさないとな」
「は?」
目をぱちくりさせながら少女が口を開きかけたのを遮る
「すまんがルイズと言ったな、生憎と俺には火急の用がある、お嬢ちゃんのお遊びにこれ以上付き合ってられないんだ」
「ちょ・・・ちょっと」

窓から飛びながら構成を編む 「我は跳ぶ天の銀嶺!」
重力がなくなり浮遊感がオーフェンの身体を包む、一気に下の地面まで着地する
「うそ・・・今の魔法?平民じゃなかったの!?」

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