あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

お山の大将

爆発の煙がおさまったとき、そこにいたのは山のようにたくましい体格の
「猿!?」
類人猿だった。

「サルだ、ルイズがオサルさんを召喚したぞ!」
「さすがはゼロのルイズ、使い魔のおつむもサル並みか」
カエルとかモグラとか召喚してる連中が好き勝手にはやし立てる。
「でもデカクね?」
そうかなり、大きい。
外野のヤジが聞こえぬ様子でコントラクト・サーヴァントのために近づいたルイズだが、その頭は巨大猿の膝上にしか届かない。
「ちょっと、アタマを下げなさい!」
叫ぶ方にちょいと目をやるが、すぐに興味をなくし周囲を見渡す。

ぎらり、と目が光る。

足もとのルイズを無視して走り出す巨大猿。
「え?」
目的は赤毛のぼん、きゅっ、ぼんっ。
「な、なに!?」
炎を吹きかける火トカゲをジャンプして軽々と飛び越えると、グラマラスな美女、キュルケを小脇に抱えて走り去る。
「あーれぇーっ」
悲鳴はドップラー効果つきだった。

キュルケを抱えた猿は宝物庫の壁にへばりつき、するすると登って屋根の上。雄たけびなんかあげたりして。
フライで近寄ろうとするとレンガを引っぺがして投げつけてくるし、長距離での攻撃はキュルケを人質に取られてる以上難しい。
杖を落としたキュルケには反抗手段などありはしない。
つーか、そもそも奴は何をどうしたいのだ?
猿だけに犯行目的がまったくわからず、オールドオスマンを座長とした対策本部は頭を抱えて黙り込む。

「わたしが行きます!」
そう、ルイズはまだコントラクト・サーヴァントを終えていない。このままだと落第間違いなし、迷う余地はないのだ。
「塔の天井には窓が見えます、つまり内部から階段を上がって近寄れるはずです」
宝物庫の鍵を預かり、ルイズは巨大猿のもとへと立ち向かう。
しかし敵も猿もの。
ごろん、ごろん。
「あれって、タル!?」
何処にそんなモノがあったのかさっぱりだが、螺旋階段の上から転がり落ちてくるタル、またタル。
「なにくそっ」
ぴょーん、ぴょーん。
魔法は使えずとも、ルイズには乗馬で鍛えた身体能力がある。
変な効果音は気にするな。

がんばれ、僕らのルイズ。
たとえ負けても投入するコインは100枚ある。
けっしてくじけるな、お姫様だっこなキュルケを取り戻せ!
「ああん、この逞しい胸板。ピュアな眼差し。こーゆーのもなんかいーかも…」

あー、その、なんだ。
がんばれ、僕らのルイーズ。使い魔候補のクチビルを取り戻せ!

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