あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ZERO 輝く季節から 第2話


 トリステイン魔法学院――。
 浩平とルイズがそんな冗談みたいな名前の建物に辿り着いたのは、すっかり陽が暮れてからだった。
 大仰な門をくぐり、石造りの階段を上がる。まるで中世の城のような、重厚な造りの建物だった。
 ここまでの道々、使い魔云々に関しての簡単な説明をされた浩平だったが、どうも微妙に話が噛み合わない。

「あー、つまりこの世界に来たら、まずは誰かの下に付いて働く決まりなんだな?」
「この世界って意味がよくわかんないけど、使い魔として召喚されたんだから当たり前でしょ」
「その召喚って意味がよくわからんが、なんだ、労働の義務があるのかよ。詐欺だろそれ」
「それはこっちのセリフよ。ようやく喚び出せたのが、よりによって人間の平民だなんて……。それもこんな非常識な生き物だなんて、悪夢だわ」
「ん? 人間……だよな、普通。人間以外も来るのか、この世界?」
「人間が召喚されるなんて、今まで聞いたこともないわよ! 普通はワシとかフクロウとかカラスとか、でなきゃドラゴンとかグリフォンとかに決まってるでしょ」

 万事、こんな調子だった。
 さすがの浩平も、なにかおかしいなと感じ始めている。
 三階に上がり、長い廊下を歩く。すでに授業は終わってしまっているらしく、誰にも会わずに部屋まで辿り着いた。

「ここがわたしの部屋よ。ちゃんと場所、憶えときなさい」

 ドアを開けると、12畳くらいの洋室だった。正面に窓があり、右手にはベッド。左手にはクローゼット。床は板張りで、カーペットの類はない。窓際に小さめのテーブルがあり、椅子が二脚向かい合わせに置かれていた。
 カーテンは薄手の生地で、細かな刺繍がしてある。家具類は高価そうなものの、女の子の部屋としてはいささか殺風景だな、と浩平は思った。

「とか言っても、女の子の部屋なんてよく知らんがな。ええっと……すまん。結局名前なんだっけ? ルーズ・フランシスコ・ザビ……ザビタン?」

 ルイズは黙ってマントを脱ぐと、無作法にそれを床に投げ出し、不機嫌そうにベッドの端に腰を下ろした。
 剣呑な目で浩平を睨むが、目に力がない。あきらめたように、彼女はため息をついた。

「ルイズ・フランソワーズ……ああもう、全部憶えなくていいから、ルイズとだけ憶えなさい」
「面倒だから、ピンキー桃山にしないか?」
「勝手にヘンな名前付けないでっ! ルイズよ! ル・イ・ズ!」
「遠慮するなよ、ピンキー」
「してないっ! ああ……。もう、疲れたわ。なんか調子狂う。なんか大事なこと忘れてるような気がするしっ」

 子供のように足をバタバタさせて身悶えるルイズを見て、浩平はなんだか楽しくなった。なかなか可愛いヤツだと思う。
 もっとも、彼はいじめっ子ではない。陰湿なのは大嫌いだ。実際彼には、周囲を困らせている自覚はない。

「で、具体的にオレになにをさせようってんだ? 言っておくが、オレを自在に使いこなすには、長森レベルの世話係が最低でも三人必要だぞ」

 腰を下ろす場所を探してきょろきょろしながら浩平は言った。さすがにルイズの隣に腰を下ろす気はない。そこ、ベッドだし。
 ルイズは気だるそうに右手を上げ、窓際を指差した。

「詳しく説明するからあんた、そこのテーブルと椅子、こっち持ってきなさい。ああもう、眠いってのに。幻獣とかだったら説明なんて要らないのに、人間には説明しなきゃなんないなんて、どういうことかしら……」

 言われるままにテーブルを運び、浩平はさっさと腰を下ろした。ずっと歩き詰めで疲れていたからだ。実は、のども渇いている。
 お茶くらい出ないのか、と思うが、見渡してもポットのようなものはなさそうだ。貴族だとかなんとか言ってたから、自分で給湯なんかしないのかも知れない。不便だ。
 ルイズはベッドから立ち上がり、自分で椅子を引いて浩平の正面に腰掛けた。

 あらためて、浩平は彼女をまじまじと見る。初っ端は混乱してたし、帰り道は薄暗くなってたので、今までよく見ていなかったのだ。
 まるで人形のように、端整な顔立ちである。人間離れしてると思うくらいだ。瞳は薄いルビーのようなローズピンク。桃色に見えた長い髪はその実金髪のようで、光が当たると夕映えのように煌く。鳥の羽の構造色みたいだった。
 体型は小柄だ。幼いといってもいいくらいである。細い肩に細い腕。マントの下に隠れていた、ブラウスの白が眩しい。
 まるで別世界の生き物だな、と浩平は思った。

 そんな彼の観察を余所に、ふう、と一息ついて、彼女は話し始めた。

「まず、使い魔は主人の目となり耳となるの。つまりあんたが見たものは、わたしにも見えるってわけ」
「いきなり待て。オレにプライバシーはないのか」
「使い魔にそんなものあるわけないでしょ。……でも、これはダメかもね。なんにも見えないわ」
「なんだ、驚かすなよ」

 浩平はほっと胸をなでおろす。完全放任主義で育てられた彼としては、自由になる時間のない生活なんて考えられない。ついでに言うと健全な青少年なので、プライバシーはなにより貴重なのだ。
 ルイズはそれでも諦めきれないのか、目を細めたり見開いたり、目頭を押さえたりグリグリしたりしている。

「……ダメか。やっぱり見えないわ」
「残念、見えたら男風呂覗き放題だったのに――と悔しがるピンキーであった」
「んなわけないでしょっ !! あとピンキーって言うな!」

 小動物のように歯をむき出してルイズは怒鳴る。浩平はまた嬉しくなった。
 やばい。七瀬ちっくでコイツ面白い。

「落ち着け落ち着け。貴族は取り乱したりしないんだ」
「そ、そうよ。貴族は無様に取り乱したりしないの。……なんであんたにそんなこと言われなきゃなんないのよっ」
「だから落ち着け」
「落ち着いてるわよっ」

 ルイズはぴしゃりとテーブルを叩くと、目を瞑って薄い胸に手を当て、すーはーすーはー深呼吸をする。
 子供じみた仕草だったが、彼女がすると不思議と絵になる。浩平は、生温かくそれを見守った。
 スイッチが切り替わったのか、見事に落ち着きと気品を取り戻したルイズは、何事もなかったかのように話を続ける。

「次に、お使いね。遠くに手紙を届けたり、秘薬の材料を採集してきたり……」

 そこまで言って、ふとルイズは気付いたように浩平に問いかけた。

「そうそう、あんたのこと、実家に連絡した方がいいんなら、手紙出したげるわよ」
「で、それを使い魔が配達すると。……オレじゃねーか。つーか無理だろそれ。届けようがない」
「なんで? 遠いの? あ、平民は字が読めないか」
「いや、遠いどころじゃないだろ。無茶言うな。受け取るヤツもいないしな……」

 どうせ元の世界では、誰もが自分を忘れている。
 長森も、七瀬も、住井も、沢口も。浩平はどこか遠い目をして、虚空を眺めた。

 さすがに由紀子さんに忘れられた時は参ったなぁ。家財道具一切粗大ゴミだし。おかげで最後の数日は、当て所ない漂泊のホームレスだった。名付けてジプシー折原。いや、ストレンジャー折原。おお、案外かっこ良い」
「なにがかっこ良いのよ」

 ジト目でルイズが睨んでいた。どうやらいつの間にか、口に出してしまっていたらしい。

「む、気にするな。ただの真理だ」
「……まあいいわ、続けるわよ。最後に、一番大事な使い魔の役割は、主人を守るってこと。あんた、できる?」
「それは今後のお前の心がけ次第だな」
「なによそれ。どーゆーこと?」
「簡単なことだ。オレが身を挺して守るだけの価値がお前にあるか、証明してくれれば守ってやらんこともない。むしろ、オレに守ってやりたいと思わせることができれば、お前の勝ちだ」

 もちろん浩平の頭には、相手がドラゴンとかグリフィンとかだといった発想はない。魔法使いだとすら思ってない。せいぜい、クラスメイトの苛めとか、街のチンピラ相手とか、その程度の認識である。
 それに、こう見えても彼は基本的に異性には優しい。登校時の七瀬でもない限り、女の子を見捨てて逃げたりはしない。まあ、他にも例外はないでもないが、多分しない。
 ちなみに浩平、喧嘩はからっきしの三級品であった。いざ荒事となったら怪我するのは必至。盾になるのが精一杯だろう。痛いのは嫌いだ。彼にしてみれば、このくらいは言ってもバチは当たらないと思っている。

 しかし、一方のルイズにとってはそうではなかったらしい。彼女は眉を吊り上げ、肩を微かに震わせながら、辛うじて理性的な声で言った。

「……あんたね、使い魔のくせにさっきから生意気すぎない? わたしも平民とはいえ人間相手にどう接すればいいか戸惑ってたけど、決めたわ。あんた、下僕決定」

 びしぃっ! と擬音を響かせて宣言する。
 ここに今、ルイズ主義は布告された。時にしてブリミル暦6242年フェオの月、ヘイムダルの週ユルの曜日のことであった――。
 と、後の歴史に刻まれるはずはないが、浩平の胸には確かに衝撃となって刻まれた。実際、ルーンもそこに刻まれている。

「待て待て待て、下僕ってなんだよ。いきなり唐突すぎるだろっ」
「ダメ。もう決定」
「再審を要求する!」
「審議は却下。変更ナシ」
「オレの人権はどこいった !?」
「ジンケンってなによ。食べ物?」
「食えるかっ」
「食いなさい!」

 勢いだけで理不尽に叫ぶルイズに、浩平は絶句する。
 無茶苦茶だ。
 子供の癇癪じゃあるまいし、せめて筋の一本も通してほしい。

「いいこと? わかりやすく説明したげる。誰があんたを養うと思ってんの? わたしなのよ? つまり、あんたはわたしに奉仕する義務があるの!」

 あれ?
 浩平は目をぱちくりさせる。
 ……筋が通ってしまった。
 ちょっと待て、どこかおかしくないか? どこかに論理の隙間はないか?
 必死に考えるも、彼の頭脳は麻痺したかのように、まともな答えを返してくれなかった。代わりに、一つの単語が浮かんだ。

 ――ヒモ。

「ぐあっ。ヒモは男の浪漫だと住井が言ってた気もするが……」

 言ってない。念のため。
 浩平は大きく嘆息した。長森の気持ちがわかった気がした。
 確かに、ここは見知らぬ異邦の世界。ここを追い出されてしまったら、浩平に行く当てはない。どうやらこの世界でも、のどは渇くし腹も減る。まずは生活基盤を固めるのが先決だと、彼は判断した。

「どこの世界も新入りには世知辛いってことか。仕方ない。で、いつまでその使い魔ってのをやればいいんだ?」
「死ぬまでよ」
「うむ、今なんだか怖ろしいことをサラリと言われたような気がする。まずいな、どうやら耳がおかしくなったらしいぞ」
「死ぬまでよ」
「いかん、どうやらオレの優秀すぎる頭脳が理解を拒んでいるようだ。えっと、死ぬまでっていうのは、つまりどういう意味だ?」
「歳を取るか、大怪我をするか、大病を患うか、殺されるか自殺するかして、あんたの命がなくなるまでってこと」
「つまり、死ぬまでってことか」
「そう言ってるじゃない」
「ぐあっ」

 再び奇声を発して、浩平は固まった。
 そんな彼の様子を見て、ルイズは妖艶に笑った。はっきり言って、似合わない。

「やっと自分の立場がわかった? 言っておくけど、もう契約の破棄はできないわよ? あんたにそのルーンが刻まれてる限り、あんたはわたしの使い魔なんだから」

 とても嬉しそうに、ルイズは高飛車に言い放つ。初めて浩平をやり込めたのが嬉しいのだろう。グウとでも言ってみろ、とすら言いたげな様子だった。

「ぐう」

 試しに言ってみる。言ってみてもどうにもならなかった。
 ああ、契約。なんという無情な響きだろう。
 これが『約束』なら、まだ暖かい感じもするのに、『契約』だと何故か、証文を突きつけて残酷に嗤う強面のおっさんの姿しか脳裏に浮かばない。
 考えてみれば、えいえんとのそれもそうだった。一度盟約を交わしたら、キャンセルは効かないのだ。

「下手なマルチ商法よりタチが悪いぞ……」

 盟約によってえいえんの世界に旅立たされた者は、そのまま強制的に次の契約をさせられ、一生こき使われるのだ。そういう仕掛けだったんだ――と浩平は理解した。
 正確には、誤解した。
 忌々しげに、ルーンの刻まれた自分の胸を見る。これが腕や足なら最悪切り落とすという手もないではないが、胸ではどうしようもない。
 まあ、仮にそうだとしても実際にはそんなことしないが。痛いのは嫌いだ。

「とりあえず、洗濯と掃除と雑用ね。今晩はもういいから、明日の朝からすること。あと、授業は一緒に出てもらうのが原則だから」

 これで話は終わったとばかりに、ルイズはそう言い捨てて立ち上がる。

「あー、あー、それは無理だ」

 カクカクとしながらも、浩平はなんとか再起動を果たした。それというのも、今のルイズの指示に聞き捨てならないフレーズがあったためだ。

「実はオレには、掃除洗濯ができない呪いがかかってる。手足が腐って、最後には血を吐いて死んでしまうんだ」
「いいわよ。死んだら新しい使い魔を呼び出すから」
「ひでっ! 鬼っ! 悪魔っ! ルイズっ!」

 ルイズはにっこり笑うと、つかつかとテーブルを廻り込んで浩平の傍まで歩み寄る。
 そして、思いっきり勢い良く、その足を上げた。

「初めてまともに呼んだと思ったら、罵倒の言葉ってどーゆーことよっ!」

 上半身にひねりを加えながら、彼女は見事な上段蹴りを放った。
 パンツは白い。浩平は何故か満足しながら、椅子ごとひっくり返った。


 …………。
 ……。
 夜半をまわり、日付が変わる頃となった。
 夕食を食べることもなく、部屋の主たるルイズはベッドで寝てしまっている。床には彼女が脱ぎ散らかしたキャミソールやパンティが散乱していた。
 年頃の女の子として、正直どうかと思う。

「しかし、ここがえいえんの世界か……。ずいぶん想像と違うな」

 ルイズに投げてよこされた毛布を広げながら、浩平は呟いた。
 どうにも、違和感が拭えない。
 死ぬまで――ということは、この世界でも人は死ぬのだろうか。それはえいえんじゃない気がする。いや、ないだろう。
 もしかして、最初の言葉からして嘘だったのだろうか。あの日、遠い昔に自分を救ってくれたあの言葉は、欺瞞だったのだろうか。
 なにか得体の知れないものに化かされている気分だった。

 まあ、考えてもわからないことは考えても仕方ない。それよりもまず、今後の生活が問題だった。
 首をまわし、未だによくわからない理屈で、なし崩し的に同居人兼身元保証人and御主人様になってしまった少女を見る。
 彼女はすっかり寝てしまっているらしく、シーツに包まって背中を向け、ぴくりとも動かなかった。

「体型は柚木、しかし性格はななぴー寄りといったところか。なかなかハイスペックだな。逆なら最悪だったが……」

 七瀬留美の鍛え抜かれた強靭な肉体に、柚木詩子の傍若無人な性格が宿ったら――と想像してしまい、浩平は背筋を寒くした。
 七瀬相手なら遊べるが、詩子には遊ばれるのだ。世の中には、絶対に勝てない相手がいる。相性の問題である。

 この時点で浩平には、特にルイズが美少女だとかいう意識はない。というか、気付いていない。周囲に美人が多かったせいなのか、単に愚鈍なだけのか、とにかくそういった認識に彼は疎かった。
 彼のストライクゾーンは広い。というか、特別な好みがない。
 浩平は、見た目や身体的特徴で人を判断したりしない器の大きさを誇るのだ。容姿やスタイルなんてどうでもいい。仮に鱗が生えていようが、口から放射能が出ようが、どうでもいいのだ。とりあえず大事なのは、楽しいか、楽しくないか。それだけである。

 ルイズに関しては、微妙な感じだ。使い魔云々下僕云々はともかく、遊び相手として不足はない。ツッコミ性能は七瀬より劣るが、おいおい鍛えていけばいい。だが、立場はこっちが弱い。
 ここでの生活が破綻するのは彼としても都合が悪いので、うまく立ち回る必要があるかも知れない。

 まあ少なくとも、退屈だけはしなさそうだった。

 そんな益体もないことを考えながら、浩平はシャツを脱いで毛布に包まった。
 ズボンは念のため、穿いたままにする。本当は脱いだほうが寝やすいのだが、万が一という事もある。
 なにが万が一なのかよくわからないのだが、きっとすぐ傍で年頃の少女が眠っているのに関係があるのだろう。それも、あっちはすでにネグリジェ姿だ。
 なんだか負けたような気がして、妙に悔しい。なにに負けたのかはっきりわからないから、余計に悔しい。いっそ全裸になってやろうかとも思ったが、そこまですると多分シャレにならない。
 柄にもなく、浩平を理性的に保たせている要因は、自分には心に決めた人がいる――というその一点であった。

「浮気する気はないからな。品行方正で通ってるオレとしては」

 いきなりディープキスかました男のセリフではないが、あれは不可抗力だ。寝惚けていたせいでもある。
 寝起きが非常に悪い浩平である。以前、キスされたらドキドキして目を覚ますんじゃないかと考えたこともあったが、実際はあまり効果がなかったようだ。
 試した事はなかったし、キス自体に慣れたせいもあるだろう。相手が違ったせいかも知れない。

「浮気……じゃないよな、あれは。オレはむしろ被害者だ。あいつを裏切るわけにはいかん」

 浩平は目を閉じて、かつての世界での日々に想いを馳せた。
 つい昨日まで共にあったはずの、もう届かない哀しくも懐かしい日々。
 ルーンの刻まれた胸が、少し疼いた気がして、

 ――瞬間。

 浩平は、バネ仕掛けのように跳ね起きた。
 背中にじわりと厭な汗が滲む。顔色はきっと蒼白になっているはずだ。
 なにかがおかしい。頭に霞がかかっている。

 いつの間にか、ずっとこの世界で生きていくつもりになっていた。だが、本当にそれでいいのか。それで良かったのか。
 そもそもオレは……今のオレはえいえんを求めていたか?

 大切なことがあった。なによりも、大切な記憶があった。
 そう。それは一人の少女のこと。
 焦がれるほど求め、口付けを交わし、肌を重ね、全てを賭けて愛したはずの少女。そのかけがえのない少女の顔も、名前も――。

「うぁ……お、思い出せない―― !?」

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