あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロのマジックユーザー1

ゼロのマジックユーザー 始動

「あんただれ?」
「あんただれ?じゃないでしょ?どこなの?ここ」
少年ジーニアスは問う。
「トリステイン魔法学院よ。知らないの?田舎者ね」
「シルヴァラントでもそんな所聞いたことないよ?どっか辺境のところ?」
さてと、というカンジで教師のほうを向き、
「ミスタコルベール、召喚をやり直させてください」
実に嫌な顔でコルベールに話す。
「召喚?魔法か何か?」
口を挟む。
「だめです、召喚のやり直しは無しです、契約をしない限り、進級できませんよミスヴァリエール」
ヴァリエールと呼ばれた少女は必死の反論。
「平民を召喚するなんて前例がありません!しかもなんか生意気な奴!」
「生意気って言わないでよ、初対面の人にそんな事言われるなんて思わなかったよ」
「あぁもう!わざわざ口を挟まないで!ええい、ままよ!」
呪文をつぶやき、唇を当てる。

「なっ!?何するんだよ!」
ジーニアスは嘆く。好きな人がいるのに唇を奪われたのはショックだろう。
対するルイズは唇を重ねてしまったことで顔を赤くする。好きな人でもないのにキスしてしまったのはそれはそれでショックだ。
「どうしてこんなことを…熱っ!」
ジーニアスは痛みのあまり左手を押さえる。
「使い魔のルーンが刻まれてるだけよ。すぐにおさまるハズよ。ほら、早くしなさい。教室行くわよ」
ルイズが言ったとおり、左手の痛みは治まった。ただし彼女の言うルーンは残っていた。
周りを見回す。ドラゴンワイバーンは当たり前、モグラに目の化け物もいる。もといた世界とは大して変わらない。
教室に戻っているのだろうか、生徒は次々と飛んでいく。
ルイズは歩いているが、他の人は空を飛んでいる。
「へぇ…」
「何よ?」
「いや、なんでもないよ」
少し含み笑いをしたら、靴が飛んできた。
「ご主人様を笑うのはどうかと思うわよ…?」

「つまり要約するけど、あなた、ジーニアス…だっけ?は別の世界から来たわけね?」
「そうだよ、シルヴァラントっていう世界。あっちじゃぁ素質さえあれば貴族平民関係無しで魔法は使えるよ。
 それなりの努力は必要だけど」
その日の夜、ルイズとジーニアスはお互いの世界の情報収集に勤しんでいた。
ふーむ、とジーニアスはうなる。
「じゃ、要約するよ?
1、貴族は魔法が使える
2、ここはシルヴァラントとはまったく関係ない世界
3、進級するのに使い魔を召喚しなければならない
4、絶対に契約方法はキス
5、そもそもキスは人間相手には想定されてなかった
 …て所かな?」
「そんな所ね。それで、使い魔の視界は私にも見えるはずなんだけど、見えないわね。
 で、使い魔は絶対に主人を守る者よ。けど、あなた、剣も使えなさそうだし、体もやわそうだし」
魔法は使えるけどね、と思いつつも合えて口にださない。言うと何か騒動が起きそうだ、と思ったからだ。
「しかたないから掃除洗濯、その他雑用。全く使えない奴が貴族に傅けるのはいいことよ。いいわね?」
全く使えないといわれたのは少しムッと来た。黙りこむ。
それを肯定と受け取ったのだろうか。
「じゃ、明日の朝、頼むわね」

「ちょっとまって、僕の寝床は?」
「そこ」
指差したのは床。
「10ガルドの宿でもこんな寝方しなかったよ」
言われた通りにそこに寝転がる。
ルイズはまさかそんなに素直にするとは思っていなかったようで、少し申し訳なくなった。
「はい、これ」
ふぁさっ、と毛布が掛かる。
「少しは情けもあるみたいだね」
「一言多いわよ」
今度はペンが飛んできた。怒りっぽいんだな、と思いつつも空を見る。月は二つ。
ここまでいろいろ見てきたので、この程度では驚かない。
異世界に飛ばされたのは今になってみればなんとも思わない。
だが、姉やコレット、ロイドに会えなくなったのは、すこし寂しくなる。
いろいろ考えていたら、眠ってしまった。次の日、魔法を使う事になるとは知らずに…

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