あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ルイズのおとーさん-14

時間は少しさかのぼります。
盗賊が盗みに入った事で学院内は大騒ぎになっていました。
その中で、コルベールは塔に開いた大穴と大量の残土を冷静に検分していました。
「この大量の土と、塔に開いた大穴、生徒の証言から察するに『土くれのフーケ』たぶん宝物庫内に書置きがあるだろう・・・」
苦虫を噛み潰したような表情で呟くコルベールに別の呟きが聞こえました。
「・・・泣いている」
その瞬間残土が弾け、とある物体がハルケギニアではありえないスピードで飛んでいきました。


土のゴーレムの右腕が叩きつけられた地面は凹んでいます。キュルケは青ざめタバサは厳しい表情をしています。
時が止まってすべての音が消えてしまったような中、シルフィードがある事に気がつきました。
「きゅいきゅい!!」(お姉さま、ゴーレムの後ろの空を見て!!)
シルフィードの言葉を聞いて見上げたタバサがキュルケに知らせました。
「あそこ」


ルイズは自分がどうなっているのかもうすでに分かっていました。分かっていたからこそ涙を拭き戦う決意の眼差しでおとーさんを見るのでした。
おとーさんはルイズの眼を見て頷くとルイズが大事に抱えていた剣を受け取り背負いました。
空中で土のゴーレムに向き直るとルイズは杖をおとーさんは左手でルイズを抱えながら右手で剣を抜いて構えました。
「おでれーた!!お前、使い手か?? 娘っこ!! このデルフリンガー、これなら力になれるぜ!!」
錆だらけで喋る剣、デルフリンガーを不思議そうに見ているおとーさんをルイズが微笑みながら大丈夫だからと声をかけると再び杖を構えるのでした。
「おとーさん。さっきと同じ様に私が魔法で援護するから。おとーさんは飛びながら土のゴーレムの注意をひきつけて!!」
おとーさんは頷くと地上に降りてルイズを降ろし此方に気づいて向かってきた土のゴーレムに向かって飛んでいくのでした。
おとーさんは剣を使ったことが無かったのですが、剣を握った瞬間からなんとなく達人の様に使える気がしたのでとりあえず土のゴーレムの側をすり抜けながら腕を切りつけてみました。
バターを切るように簡単に切れた上に再生していく腕を見て無性に楽しくなっていました。
「うふふふ」
デルフリンガーは大丈夫かな~?と思いながら使い手のことを心配していました。
おとーさんは「注意を引き付ける為」に飛び回りながらヒットアンドウェイで腕や足を切っていくのでした。
しかし、攻撃のリズムは単調で土のゴーレムを操るフーケにも読めるようになって来ました。その事に気がついたデルフリンガーはおとーさんに声をかけます。
「使い手の旦那!!リズムが単調だと読まれちまうぜ!!」
おとーさんはデルフリンガーの言葉を気にする事無くカウンターを狙う土のゴーレムの右腕に突っ込んでいきます。
その時、土のゴーレムの背中でルイズの失敗魔法が炸裂したのでした。狙いを外さないために「錬金」で攻撃したのですがうまくいったようです。
「おでれーた!! 単調な攻撃はその為だったのか!!」
デルフリンガーの言葉におとーさんは驚いた表情で見ています。
「・・・違うのか」
嫌な空気が流れましたが、とりあえず今までどおりの攻撃をすることにしました。

遠くでその様子を見ていたキュルケとタバサが、間合いをみて魔法攻撃に参加してきました。
「タバサ~、あれ倒せると思う?」
「あと一押し」
タバサは土のゴーレムの再生速度が遅くなっているのを見逃しませんでした。
何度目かのルイズの失敗魔法が炸裂したのをきっかけに三人による魔法総攻撃をかけ土のゴーレムを粉砕することに成功しました。
ゴーレムが粉砕されたのを確認したおとーさんはデルフリンガーをしまうとルイズを抱えてキュルケとタバサの元に飛んできました。
「なんとか倒せたわねぇ。もう錬金も出来ないわ」
「同じく」
「とりあえず盗まれた物は取り返したみたいだし」
ルイズ達が安心して談笑してると、シルフィードが突然叫びました。
振り返るとそこには、破壊の杖を担いだフードを目深に被った人物と巨大なゴーレムが出来上がりつつありました。


その頃、学院内では。
「・・・毛が」
度重なる出来事による心労とおとーさんが飛ぶ際に起こした爆風により。
サヨナラを告げた長い友達に絶望しているコルベールがいました・・・

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