あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

Zero ed una bambola   ゼロと人形-07


 アンジェリカがやってきて一週間が過ぎた。

 アンジェリカの朝は早い。朝日が昇るころに目を覚まし、一緒のベッドで寝ているルイズを起こす。

「ルイズさん起きてください。朝ですよ」
「んー、服とって~」

 ルイズが起きると洗濯である。水汲み場でシエスタと合流して、三人で洗濯をするのが彼女達の日課となりつつあった。

「お二人とも洗濯がお上手になりましたね」

 洗濯が終わると次は朝食だ。ルイズは食堂へ、アンジェリカは厨房へ入る。


 それぞれ朝食を終えるとルイズは教室へアンジェリカは部屋の掃除に取り掛かる。掃除が終わるとシエスタの手伝いをする。もちろんあのメイド服を着て。

 昼食もアンジェリカは厨房で摂るが、食堂に行きルイズに午後の予定を聞く。特に何もなければ彼女の自由時間だ。

「アンジェ。あんまり遠くに行ったり、知らない人についていっちゃダメよ」
「はーい!]

 アンジェリカは午後の時間をもっぱら他の使い魔達と過ごす。

きゅいきゅい
ゲコゲコ
てけり・り
きゅるきゅる

 この日も他の使い魔達と一緒に魔法学院の周りを散歩する。道に迷っても大丈夫、心強い見方がいるから。

「あれ?ここどこだろ?シルフィードちゃんわかる?」
きゅい

 シルフィードは一声鳴くと空へ高く舞い上がる。

きゅいきゅい
「わぁ、ありがとう」

 アンジェリカはそういって学院と反対方向へ歩いていく。

きゅるきゅる

 フレイムが軌道修正のためアンジェリカの服を引っ張る。

「えっ?こっちなの?もうダメじゃない。うそはいけません」
きゅいきゅい~

 そうこうしているに夕方になった。学院に戻ったアンジェリカは昼間と同じように厨房で食事を摂る。
 その後部屋に戻ってルイズに今日一日のことを報告するのだが、今日は少し違うようだ。



「アンジェちゃん、ケーキ食べる?紅茶もあるわよ」
「うん!」

 キュルケがそういってアンジェリカを部屋に連れ込む。

「ほらフレイムも一緒よ」
「キュルケちゃんケーキは?」
「慌てないでね。はい」

 そういってケーキを差し出す。
 キュルケはケーキを食べるアンジェリカを見守っていたが、ケーキを食べ終わるとアンジェリカに抱きつく。

「あーん、アンジェちゃん可愛いわー」

 アンジェリカはキュルケの胸に抱かれてじっと動かない。

「アンジェちゃん?どうしたの?」
「何でもないです・・・」

 アンジェリカはそういってキュルケにしがみつく。そんなアンジェリカの頭を優しく撫でるキュルケ。

「キュルケ、待ち合わせの時間は過ぎているよ」

 窓から声をかける男が一人、雰囲気が台無しである。キュルケは苛立ちげに杖を振るい、炎で男を吹き飛ばす。

「キュルケちゃんどうしたの?」
「何でもないわ」

 そういった矢先に窓を叩く音がする。

「フレイム!」

 キュルケは窓にちかずく輩をフレイムに叩き落させる。
 ようやく静かになった、そう思ったら今度はドアがドンドンと叩かれ、乱暴に進入してくる人物、それはルイズだった。

「キュルケキュルケ!アンジェがいないの!どうしようって、アンジェー!」

 泣き叫びながら部屋に入ってきたルイズは、アンジェリカを見つけると、キュルケからもぎ取る。

「取り込み中よ。ヴァリエール」
「ツェルプストー!アンジェに何すんのよ」
「何しようが別にいいじゃない。アンジェちゃん今度一緒にお洋服買いに行きましょうねー」
「何勝手なこと言ってんのよ!」
「だってアンジェちゃんの着ている服ってあなたのお下がりじゃない」
「あんたに心配されなくてもちゃんと新しいの買ってあげるわ。アンジェ、帰るわよ」
「バイバイ、キュルケちゃん」



 ルイズはアンジェリカの手を引いて部屋に帰って行く。そして部屋に戻るやいなやアンジェリカに注意する。

「いいアンジェ、あいつに着いて行ったりしちゃダメよ」
「どうしてなんですか?」

 アンジェリカの問いにルイズはヴァリエール家とツェルプストー家の因縁について語りだす。

「そういうわけなのよ。わかった?」
「よくわかりません。それにキュルケさんいい人ですよ?今日もケーキをくれました」

 そういってにっこり微笑む。ルイズは頭が痛くなった。そのうち誘拐とかされるんじゃないだろうか。そんな不安が過ぎる。

「アンジェ、いい?前から言ってるけど知らない人に物貰ったり、着いて行ったりしたら絶対いけないんだからね?」
「はい!わかりました」

 本当にわかっているのだろうか?一抹の不安が残るものの、床に就くのであった。



Episodio 7

Piccola felicita
小さな幸せ


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