銀時はシエスタとは別にデザートを運ぶこととなった。
ふと見ると金髪巻き毛でフリルのついた服を来たバラを持つメイジがいた。
いかにもベタな昔の二枚目といった感じだ。
―おいおい、今時あんなの漫画にもいねえぞ。
「なあ、ギーシュ!お前今誰と付き合ってるんだ」
「誰が恋人なんだ?ギーシュ」
ギーシュと呼ばれたメイジは唇の前に指を立てながら言った。
「つきあう?僕にそのような特定の女性はいないのだ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」
―むかつくぅぅ!!デ○ノートがあったら真っ先に名前書き込みたいぐらいむかつくぅぅ!!
銀時はギーシュの言葉に嫌悪感を表しながら、自分に関わることはないだろうとそのままデザートを
配り続ける。
ふと見ると金髪巻き毛でフリルのついた服を来たバラを持つメイジがいた。
いかにもベタな昔の二枚目といった感じだ。
―おいおい、今時あんなの漫画にもいねえぞ。
「なあ、ギーシュ!お前今誰と付き合ってるんだ」
「誰が恋人なんだ?ギーシュ」
ギーシュと呼ばれたメイジは唇の前に指を立てながら言った。
「つきあう?僕にそのような特定の女性はいないのだ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」
―むかつくぅぅ!!デ○ノートがあったら真っ先に名前書き込みたいぐらいむかつくぅぅ!!
銀時はギーシュの言葉に嫌悪感を表しながら、自分に関わることはないだろうとそのままデザートを
配り続ける。
「はい」
一人の貴族の前にケーキをおく。
「ちょっと待て、何これ」
「チーズケーキだけど」
そのチーズケーキは半分喰われていた。
「いやそうじゃなくて、明らかに半分喰われてるだろうぅぅが!!」
「サービスでカロリー50%カットなの」
「物理的にカットされてんだろぉぉが!!っていうかお前が喰ったよね、証拠が口についてんぞぉぉ!!」
銀時は口元についているケーキのカスをぬぐいながら
「うるせえな、男が細かいこと口にすんじゃねえよ、ケーキ食えるだけ感謝しねーか。
俺なんか糖尿で医者から甘い物は一週間に一回って言われてるんだぜ」
「だったら喰うなぁぁ!!」
後ろで叫んでいる貴族は無視して前に進む。
なんとなくさっきの貴族の突っ込みに新八のことを思い出した。
一人の貴族の前にケーキをおく。
「ちょっと待て、何これ」
「チーズケーキだけど」
そのチーズケーキは半分喰われていた。
「いやそうじゃなくて、明らかに半分喰われてるだろうぅぅが!!」
「サービスでカロリー50%カットなの」
「物理的にカットされてんだろぉぉが!!っていうかお前が喰ったよね、証拠が口についてんぞぉぉ!!」
銀時は口元についているケーキのカスをぬぐいながら
「うるせえな、男が細かいこと口にすんじゃねえよ、ケーキ食えるだけ感謝しねーか。
俺なんか糖尿で医者から甘い物は一週間に一回って言われてるんだぜ」
「だったら喰うなぁぁ!!」
後ろで叫んでいる貴族は無視して前に進む。
なんとなくさっきの貴族の突っ込みに新八のことを思い出した。
先ほどのギーシュのところに人だかりができている。
なんだと思ってみるとシエスタがギーシュにペコペコ謝っている。
「君のおかげで2人のレディの名誉が傷ついた、どうしてくれるんだね?」
「申し訳ありません・・」
一体何あったんだと銀時は周りの人間の話に聞き耳を立てる。
話を総合するとギーシュが落とした小瓶をシエスタが拾ったせいで
二股かけていたのがばれ、その両方からふられたらしい。
ギーシュはその原因をシエスタにあるとして責めている。
要するに八つ当たりなのだ。
「これだから平民は貴族にたゲボォ!!」
突然ギーシュは奇声を上げて吹っ飛んだ。
シエスタも含め周りにいた人達は一瞬何が起こったのかわからなかった。
銀時がギーシュを思いっきり蹴り飛ばしたのである。
「いい加減にしとけよ、二股がばれてその上女に八つ当たりですか、かっこわりーぜ
べつに『何でこんなのに女が2人もいて俺にはいねーんだ、馬鹿野郎!!』
ってひがんでるわけじゃねえからな」
「ひがみだぁぁぁ!!」
周りにいるギーシュの友人達は律儀に突っ込む。
銀時も言わなきゃわかんないのにわざわざ余計なこと言う。
「な、貴様は、ゼロのルイズが呼び出した平民、こんなことをしてただで済むと思っているのか」
赤く腫れた頬を押さえながら、気づいたギーシュは銀時を睨む。
「じゃあ、どうなるっていうんだよ」
銀時は睨み返す。
「ぐっ、なんて野蛮な男なんだ、ゼロのルイズなんかに召喚されたんだからしょうがない、
これだから魔法も使えないあの無能はフゴォ!!」
銀時の2度目の蹴りがギーシュを襲った。
「悪りぃな、足が滑っちまった」
「に・二度も蹴った、父上にも蹴られたことがないのに」
「蹴られもしない奴は一人前になれないってどっかの老け顔艦長も言ってたぞ。
良かったな1人前になれて」
銀時それ微妙に違うから。
「これほどの屈辱初めてだ、万死に値する、貴様決闘だ」
「上等だ」
ギーシュはきびす返す。
「ヴィエストリ広場で待つ、逃げずに来たまえ」
なんだと思ってみるとシエスタがギーシュにペコペコ謝っている。
「君のおかげで2人のレディの名誉が傷ついた、どうしてくれるんだね?」
「申し訳ありません・・」
一体何あったんだと銀時は周りの人間の話に聞き耳を立てる。
話を総合するとギーシュが落とした小瓶をシエスタが拾ったせいで
二股かけていたのがばれ、その両方からふられたらしい。
ギーシュはその原因をシエスタにあるとして責めている。
要するに八つ当たりなのだ。
「これだから平民は貴族にたゲボォ!!」
突然ギーシュは奇声を上げて吹っ飛んだ。
シエスタも含め周りにいた人達は一瞬何が起こったのかわからなかった。
銀時がギーシュを思いっきり蹴り飛ばしたのである。
「いい加減にしとけよ、二股がばれてその上女に八つ当たりですか、かっこわりーぜ
べつに『何でこんなのに女が2人もいて俺にはいねーんだ、馬鹿野郎!!』
ってひがんでるわけじゃねえからな」
「ひがみだぁぁぁ!!」
周りにいるギーシュの友人達は律儀に突っ込む。
銀時も言わなきゃわかんないのにわざわざ余計なこと言う。
「な、貴様は、ゼロのルイズが呼び出した平民、こんなことをしてただで済むと思っているのか」
赤く腫れた頬を押さえながら、気づいたギーシュは銀時を睨む。
「じゃあ、どうなるっていうんだよ」
銀時は睨み返す。
「ぐっ、なんて野蛮な男なんだ、ゼロのルイズなんかに召喚されたんだからしょうがない、
これだから魔法も使えないあの無能はフゴォ!!」
銀時の2度目の蹴りがギーシュを襲った。
「悪りぃな、足が滑っちまった」
「に・二度も蹴った、父上にも蹴られたことがないのに」
「蹴られもしない奴は一人前になれないってどっかの老け顔艦長も言ってたぞ。
良かったな1人前になれて」
銀時それ微妙に違うから。
「これほどの屈辱初めてだ、万死に値する、貴様決闘だ」
「上等だ」
ギーシュはきびす返す。
「ヴィエストリ広場で待つ、逃げずに来たまえ」
ギーシュが去った後、銀時の隣ではシエスタが真っ青な顔をしている。
「ああ、私のせいで・・なんてことに・・」
ブルブル震えるシエスタを見ながら銀時は
「まあ、気にすんな、シエスタのせいじゃねえ」
「でも貴族を本気で怒らせたら・・ギンさん殺されちゃう、殺されちゃうわ」
「あっ」
責任の重圧に耐え切れずシエスタはその場から走り去っていった。
―仕方ねえか。
銀時は頭を掻く。
別に感謝されたくてやったことではない。
自分が勝手にやったことなのだ。
「あんた、何してんのよ!見てたわよ!」
後から駆け寄って来るルイズは銀時に怒鳴る。
「よう、ルイズ」
「ようじゃないわよ!何勝手に決闘の約束なんかしてんのよ!」
「なんつーか、成り行きとその場のノリだな」
あっけらかんと語る銀時にルイズはあきれる。
「謝っちゃなさいよ」
「やだね」
銀時は即答する。
「あのね、聞いて?平民はメイジに絶対勝てないの、これ常識なの。
戦ったら怪我どころじゃすまないのよ!!」
「知らねえよ、んな常識、俺異世界人だもんね」
「もんってなによ、もんって!!」
「なあ、ヴィエストリ広場ってどこだ」
「こっちだ、平民」
ルイズを無視して、ギーシュの友人にたずねる銀時。
「人の話聞きなさいよ、ああもう!!ホントに私の使い魔は何でこんなに勝手なの!!」
ルイズは銀時の後を追っかけた。
「ああ、私のせいで・・なんてことに・・」
ブルブル震えるシエスタを見ながら銀時は
「まあ、気にすんな、シエスタのせいじゃねえ」
「でも貴族を本気で怒らせたら・・ギンさん殺されちゃう、殺されちゃうわ」
「あっ」
責任の重圧に耐え切れずシエスタはその場から走り去っていった。
―仕方ねえか。
銀時は頭を掻く。
別に感謝されたくてやったことではない。
自分が勝手にやったことなのだ。
「あんた、何してんのよ!見てたわよ!」
後から駆け寄って来るルイズは銀時に怒鳴る。
「よう、ルイズ」
「ようじゃないわよ!何勝手に決闘の約束なんかしてんのよ!」
「なんつーか、成り行きとその場のノリだな」
あっけらかんと語る銀時にルイズはあきれる。
「謝っちゃなさいよ」
「やだね」
銀時は即答する。
「あのね、聞いて?平民はメイジに絶対勝てないの、これ常識なの。
戦ったら怪我どころじゃすまないのよ!!」
「知らねえよ、んな常識、俺異世界人だもんね」
「もんってなによ、もんって!!」
「なあ、ヴィエストリ広場ってどこだ」
「こっちだ、平民」
ルイズを無視して、ギーシュの友人にたずねる銀時。
「人の話聞きなさいよ、ああもう!!ホントに私の使い魔は何でこんなに勝手なの!!」
ルイズは銀時の後を追っかけた。