4スレ目 私メリーさん。今あなたの車が見えているの


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

55 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 00:00:11.11 ID:ntYcpjKs0(7)
とりえず今はメリーさんを落ち着ける事が最優先だ。
僕はメリーさんを背中に、来た道を戻る。
そして僕の家へと連れ帰った。
親はまだ帰ってきていないようだ
玄関の植木鉢の下から鍵を取りドアを開ける。
そのまま2階の僕の部屋へと運び、
メリーさんを僕のベットに寝かせた。
僕の枕を抱え込み震えるメリーさんの
頭を撫でてる。
前の時もそうだったがメリーさんの髪は
とても艶やかで細く、絹のような手触りだった。
疲れたのか、やがてメリーさんは眠ってしまった。

59 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 00:14:23.05 ID:ntYcpjKs0(7)
タオルケットを取り出しメリーさんにかけてやる。
不謹慎にも僕のベットで女の子が寝るといった
シチュエーションにドキドキしていたが。
頬を叩いて雑念を払う。
床へ座り、机に向かい合いこれからの事を考える。
大きな手がかりは見つけたが、どう探せばいいのか
わからなかった。
あの交差点は基本的に地元民しか使わないので
県外から来たようではないと思うが。
事故車が平然と街中を走っているわけがない。
隠すか、修理するかするだろう。

69 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 00:43:31.17 ID:ntYcpjKs0(7)
僕にパソコンをいじれる技術などがあれば
もしかしたら調べられたかもしれないが
僕はパソコンも何も持っていない。
特にこれと言って秀でるものが無い僕が
思いついたのはこれしかなかった。
さっそく僕は準備にとりかかった。

メリーさんが目を覚ました。
どうしてこんな所で寝ているんだろう
あれからどれだけの時間が過ぎたんだろうか。
どうにも記憶が混乱する。
と、机に向かい一心不乱に作業する背中。
僕に声をかけた。
「何…してるんですか?」
「おはよう、ちょっとね
 古典的だけどこれしか思いつかなくて。」
僕は作りかけだがメリーさんにそれを見せる。

72 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 00:56:31.49 ID:ntYcpjKs0(7)
4月26日、O市西区交差点付近で発生した
ひき逃げ死亡事故への情報を求めています。
目撃された車の特徴は。
白いスポーツカー
外車
である事がわかっています。
心辺りや見た事があるといった方が入れば
下記の電話番号まで情報提供をお願いします。
××××-××-××××

と、書かれたA5の紙
中心には目立つように交差点の絵。
僕が悩んだ末に思いついたのはそれは貼り紙を
作る事だった。
「私のために…
 で、でも本当にこれで情報を得られるんですか?。」

76 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 01:03:38.47 ID:ntYcpjKs0(7)
確かにそうだう。と、言うかこれで
電話がかかって来ればラッキーと言った感じだ。
本当の狙いは犯人にカマをかける事。
本当に白のスポーツカーの外車だったのなら
これほど犯人にとってのプレッシャーは無いだろう。
焦らせて、尻尾を見せるのを待つ。
しかしこれも賭けといった感じだ。
白の外車じゃなければ逆に犯人にまだ捕まらないと言う
自信を持たせてしまうかもしれない。
下手をすれば捜査妨害で警察の厄介になるかもしれない。
リスクは大きいが、僕1人ができる事と言えば
これくらいしかなかった。

215 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 20:21:05.10 (p)ID:ntYcpjKs0(20)
出来上がった貼り紙をコピーするために
1階へと降りる。
母親の書斎にあるコピー機を使わせてもらうためだ。
出版社に勤めている母は多忙な人で
たまに僕にも手伝えと仕事をまかされる時がある。
機械オンチな僕だけどコピーのしかただけはマスターしている。
とりあえず200枚に設定しカシャンカシャンと出てくる
重大な使命を背負った貼り紙をしばし見つめていた。
印刷が終わり、刷り上った貼り紙を持つと
ズシリと重かった。

223 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 20:54:00.55 (p)ID:ntYcpjKs0(20)
2階へと戻るとメリーさんは体育座りで
物思いにふけっていた。
とりあえず机を挟み正面に座る。
どうしたのだろうかと考えていると
メリーさんが体育座りのまま伏せ見がちで
聞いてきた。
「あの…私がベットで寝ているときに
 なんていうか…何かしました?」
少しメリーさんの顔が赤い。
つられて僕まで赤くなる。
「な、何もしてないよ?本当に」
「そうですか…」
と、何故か期待を裏切られた子供のような
反応を見せるメリーさん。
え、何この反応。何かしなきゃいけなかったのか?
たまにメリーさんがおかしくなる事はあるが今回は重症だった。

242 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 21:26:32.93 (p)ID:ntYcpjKs0(20)
気まずい空気が流れる。
もしかして、何かしてもよかったのだろうか。
衝動的にタイムマシンがほしくなった。
二人とも会話の無いまま時間だけが過ぎていく。
カチコチと時計の針がうるさい。
と、いいのか悪いのかガチャリと玄関のドアが
開く音にした。
いろいろやっているうちに
親が帰ってくる時間になっていた。
「あ、お母さん帰って来たんですね
 きょ、今日はこの変でおいとまさせていただきます」
「そ、そうだね、それじゃまた明日」
そそくさとメリーさんが窓から出て行く。
ふぅ…とタメ息をついた。

244 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 21:34:59.43 (p)ID:ntYcpjKs0(20)
明日は恐らく貼り紙を街中に貼るだけで
1日を使いきってしまうだろう。
いや、自分で刷っておいてなんだが
200枚と言う数を全部貼りきる自信はない。
だが、これしかないのだ。
明日は忙しくなりそうだ。
夕食をとり、風呂に入りと
日々の日課をこなす。
明日に備え早めに寝ることにした。
ベットに入るとこのベットでメリーさんが
寝ていたことを思い出した。
心なしかいい香りがしてドキドキした。
そしてゆっくりと僕は眠りに落ちていった。
期限は残り11日。

285 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 22:43:55.91 (p)ID:ntYcpjKs0(20)
いつも通り目が覚める。
顔を洗い用意された朝食を食べ制服に着替える。
今日は、自転車で登校するので早めに家を出る事にした。
朝から日差しが強く、夏が近い事を感じさせる。
と、背中に妙な違和感を感じた。
シャンプーをしているときに後ろが気になるような。
振り向くとやはりメリーさんが乗っていた。
「ばぁ!」
と、メリーさんは
ジャスチャーつきで驚かせてくる。
「おはよう」
「あっおはようございます…」
同じ事は2度は通用しない。
メリーさんは学校につくまでいじけていた。
僕だってこれ以上かっこ悪いところを
見せるわけにはいかないのだ。

302 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 23:10:08.43 (p)ID:ntYcpjKs0(20)
駐輪所に自転車を止め
カゴからいつもより重いバックを持ち教室へと向かった。
教室の前でメリーさんと別れる
また花子さんの所へ行って来るらしい。
また、後でと言ってメリーさんは行ってしまった。
教室に入るとめずらしく浩平が先に席についていた
「おはよう」
「やぁ、おはよう今日はバスではなかったのだな」
まぁね、といって席へ着く。
「…ん?おまえ忙しそうだな
 顔に疲れが見える」
さすが長く一緒だったせいか
浩平にはわかってしまうようだ。

307 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 23:20:54.98 (p)ID:ntYcpjKs0(20)
「ちょっと厄介事がね」
幽霊と一緒にひき逃げ犯を探してるなんて言えない。
言った所で信じてはもらえないだろう。
「ふむ…厄介事か
 俺に手伝える事はあるか?お前には色々と借りがある。
 あるのなら力になるぞ」
借りとは浩平が好きな女の子との
仲介人に僕がなっただけなのだが二人が
見事付き合うようになってからは、何かと
借りを返すと言って色々と手伝ってくれるようになった。
義理堅い奴なのだ、こいつは

320 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 23:36:00.32 (p)ID:ntYcpjKs0(20)
僕は迷ったが協力者は欲しかった。
浩平なら信頼できると信じ、事情を話す事にした。
「ほう…惚れた女が
 ひき逃げされたとは…難儀だな
 それで俺は何をすればいい」
僕はバックから昨日刷った200枚の内の半分を
浩平へと手渡した。
「これを街中に欲しいんだ」
「心得た、お安い御用だこんな事」
浩平は快く引き受けてくれた。
100枚なら今日中になんとか終りそうだ。
やはり話してよかった。
ありがとう、そう言った時教室に担任が入って来た。

328 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/15(金) 23:52:21.37 (p)ID:ntYcpjKs0(20)
僕は担任が好きじゃないが
短いSHRは大好きだ。
いつものように早く終わった。
トイレに行こうかと思ったが
おそらく今は花子さんとメリーさんの談笑中だろう。
そんな中で事済ます勇気は僕には無い。
そんな事を考えていると浩平が
ちょっと厠にと言って席を立った。
ああ、ごめんよ浩平
花子さんだけでなく、メリーさんにまで…
何も言えない僕は薄情者なんだろうか。

441 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/16(土) 10:54:43.18 (p)ID:+vysphPv0(22)
退屈な時間を4時間こなし
やっと昼休みとなった。
メリーさんの姿は見えない。
まだ花子さんと話しているのだろうか。
とりえず昼飯を片付けようとカレーパンを齧る。
やばい、本当に最近メリーさんの事しか
考えてないな。
食べ終わると、ガムを一つ噛んで匂い消し。
僕はトイレへと向かった。

446 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/16(土) 11:09:32.76 (p)ID:+vysphPv0(22)
トイレへと入るといつもの
バケツの上と言う指定席で
タバコを吸っている花子さん。
「メリーならいないぞ」
心を読まれたのか、いつもの含み笑いで
僕が聞く前にそう言った。
そこまで僕は単純なんだろうか。
ちょっと悔しい。
「おまえ、メリーの事好きだろ」
にやにやといじめっ子のような顔で聞いてくる。

453 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/16(土) 11:51:03.12 (p)ID:+vysphPv0(22)
「な!?」
思わぬ攻撃にひるむ僕。
メリーさんは確かに可愛いし
性格だって悪くない。
僕はメリーさんの事好きなんだろうか。
「…好きかどうかはわからないけど 
 メリーさんは大切だよ」
そう、だから犯人を見つけ出し。
メリーさんの果たせなかった事を
果たしてあげなければならない。
そう考えた時、当たり前の事に気がついた。
すべてが終わった時、メリーさんはいなくなる。
忘れていたわけじゃないが、あらためて考えると
僕はとても胸が苦しくなった。

570 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/16(土) 23:38:10.40 (p)ID:+vysphPv0(22)
最初はにやにやしていた花子さんも
僕の真剣な顔を見て
いつものしかめっ面へと戻った。
やれやれ、青臭いと花子さんはいい。
携帯灰皿へとタバコを収めた。
この場にいても花子さんにいじられるだけだ。
メリーさんを探しにいこうかと思ったが。
なんだか自分がストーカー染みている気がしたので
やめておく事にした。
僕は中途半端時間の昼休みを
図書館で過ごすことにした。

577 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/16(土) 23:47:14.27 (p)ID:+vysphPv0(22)
図書館のドアは開いているので開館なのだろう。
中へ入り、浩平に声をかけようとしたが
何やら本を読んでいたので邪魔しちゃ悪いと
声はかけなかった。
僕も、読書でもしてみようかと
文庫本のコーナーへと足を運ぶ。
気になったタイトルを取り出し、あらすじを読んでは
戻すと言った事を繰り返すうちに
一つの本に出会った。
内容は幼馴染の女の子が幽霊が
見えるようになってしまい、少しずつ
日常から外れて行ってしまうっと言った
内容だった。

580 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/16(土) 23:51:45.37 (p)ID:+vysphPv0(22)
幽霊、と言う単語に反応した僕は、
席についてその本を読み始めた。
なかなか面白く、時間を忘れ読みふけっていた。
清掃開始の時間が迫ったので
思い切って借りる事にした。
借りる時に浩平がお前が本を借りるとは云々言っていたが
軽く流す。
借りた本を教室へ置き、清掃場所へと向かった。

581 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/16(土) 23:59:53.56 (p)ID:+vysphPv0(22)
トイレへ入ると、花子さんとメリーさんが
談笑していた。
メリーさんがこちらを向き会釈する。
一方、花子さんはまた来やがったのかと
不機嫌そうな目で僕を見る。
僕が近づくと、待て、と花子さんが僕を静止した。
「おまえ、ここの当番になってから掃除してないだろ
 私の職場なんだ、ちったあ綺麗にしろ」
なんとなく腹が立つがが言ってる事は正しい
それが僕の役割なのだ。
僕はデッキブラシで床を擦る。
メリーさんと花子さんはまた談笑をはじめた。
僕はすっかり蚊帳の外。
ちょっと寂しかった。

608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 00:29:52.09 (p)ID:TCmNTYtA0(38)
結局、掃除終了まで一言もしゃべらず、
掃除を黙々とこなした。
これも花子さんの策略なのだろうか。
メリーさんにまた放課後にと告げ
トイレを出る。
後、2時間がんばろう
そうは決めたものの、いざ授業が始まると
暇で暇でしかたがなかった。
そういえば、と図書室で借りた本を読む事にした。
この主人公は日常から外れていく幼馴染をどう助けるのだろうか
それなりにわくわくしながら
6時間目終了までずっと読みふけっていた。

718 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/17(日) 10:59:29.58 (p)ID:TCmNTYtA0(38)
授業が終わり、チャイムが鳴る。
みんなが帰り支度をするなか
浩平に声をかけた。
「それじゃあ僕は西区に
 浩平は東区で頼む。徒歩で大丈夫か?」
「まかされた、いざとなれば
 家の者に手伝わそう」
ありがとう、そういい残して僕は先に校門へと
向かった。
駐輪所へ自転車を取りに行くと
メリーさんがすでに荷台へ腰掛けていた。

721 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/17(日) 11:10:34.23 (p)ID:TCmNTYtA0(38)
メリーさんは僕に気がつくと
あ、すみませんと言って
荷台からピョンっと飛び降りた。
別に乗ってていいのにと言いながら
僕は鍵を外す。
校門の所まで自転車を押して行き
そこから自転車にまたがる。
メリーさんに後ろへ乗るように言った。
メリーさんが後ろへ乗ると、存在感はあるのに
やはり重さは感じなかった。
物が持てるのにどうなっているんだろうと思ったが
今更気にしていたら、キリが無いのでスルーした。
そして僕は漕ぎ始める、行き先は西区。
100枚の貼り紙を持って。

728 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/17(日) 11:23:33.18 (p)ID:TCmNTYtA0(38)
「今日中に200枚貼れますかね?」
メリーさんが後ろから聞いてくる。
僕はペダルを漕ぎ続けながら答える。
「僕のクラスに浩平って奴がいてね
 半分の100枚を貼ってくれることになったんだよ」
「浩平…さんですか」
そういえば、メリーさんは浩平に会った事がないのか
顔は見てるかもしれないが、
名前と顔は一致しないだろう。
僕は、浩平との思い出話を少し始める事にした。
中学からの友達で、最初はおかしな奴だと思っていたが
いつのまに仲良くなっていた。
なかなか正義感の強い人間で、何かと協力してくる。
浩平がケーキ屋を鎮圧した話をするとメリーさんはクスクスと笑った。
「おもしろい方ですね、それにいい人」
「ああ、いい奴だよ」
そんな話をしているうちに西区へ入っていた。

731 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/17(日) 11:35:59.27 (p)ID:TCmNTYtA0(38)
そろそろ、貼り出そうかと自転車を降りる。
バックから一枚と家から持参した
セロハンテープを取り出す。
まず、町の掲示板に張ることにした。
テープで端の4箇所を止める。
次は電信柱の卑猥な広告の上から被せるように貼った。
この1枚1枚が、犯人への手がかりであり、僕達の希望だった。
貼る事より、貼る場所を探し回る方が時間がかかった。
よかった、200枚なんてとてもじゃないが貼り切れなかっただろう。
60枚を過ぎた時点で、日が傾き始めた。
僕も疲れてきたが、隣でメリーさんが申し訳なさそう
な顔をしていたので。
心配させちゃいけないと平然と振舞っていた。

751 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/17(日) 13:50:48.81 (p)ID:TCmNTYtA0(38)
「どうして、私の為に
 そこまでしてくれるんですか…?」
うつむいていたメリーさんは顔を上げそう言った。
余裕の顔をしていたつもりだが、疲れが顔に出ていたのだろうか
僕は手を休めず、貼り続けながら答える。
「わからない」
「わからない?」
気がつけば今もこうしてメリーさんに協力している。
手伝う事が当たり前だと思ってる僕さえいいる。
花子さんの言う通り
メリーさんの事が好きなのだろうか。
本当によくわからないのだ。
「よくわからない…けど、最後まで協力する」
僕は言い切った。
「本当に…おかしな人ですね」
後ろで言うメリーさんの声が震えいるように聞こえた。
そして最後の1枚目を貼り終えた時は
もう、辺りは真っ暗だった。
時計を確認すると8時を回っていた。

753 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/17(日) 13:57:27.54 (p)ID:TCmNTYtA0(38)
自転車に乗り、自宅を目指す。
荷台に乗っているメリーさんは
僕の腰に手を回していた。
二人の間に会話は無かったが
自然と気まずいと言った事は無かった。
沈黙が心地いい。
そんな空気を味わいながら気がつけば家は目の前だった。
僕はメリーさんに送っていこうかと聞いたが。
大丈夫ですと笑顔で返されたので
ここで別れる事にする。
おなじみとなった
それじゃあ、また明日のあいさつを交わし。
それぞれの家へと帰った。

756 :efficus ◆3dGTQi3jXk :2007/06/17(日) 14:16:53.85 (p)ID:TCmNTYtA0(38)
家の中へ入ると、台所のテーブルの上に
ラップされた夕食が用意されていた。
母親はもう寝てしまったのだろう。
どんなに疲れて帰ってきても夕食の用意は
必ずしてくれる母。
僕は心の中で感謝をし、夕食を食べる。
食器を洗い、食器棚へと戻してから
自分の部屋へ向かった。
部屋着に着替えていると携帯が鳴る。
確認すると浩平からのメールだった。
「まかされた100枚、確かに貼ったぞ\(^o^)/」
ちょっと顔文字にイラっと来たが
素直にありがとう、助かった。と返信した。
今日は正直今週で1番疲れた
風呂に入って早めに寝る事にしよう。
貼り紙でなんらかのアクションがあればいいのだが…
そう願い、11日の夜は更けて行った。
残りは10日、時間は無い。
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。