あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ばくれつな使い魔

「…人間のように見えますが…」
「拙者、忍者でござる!」

戸惑ったようなアンリエッタ姫の言葉に、私の使い魔は太い声で答えた。ニンジャってのはこの使い魔のいた所で言う密偵とか、スパイの事らしい。
だから、きっとコイツはニンジャの駆け出しか…そうでなければ、落ちこぼれだ。
なるほど、確かに顔は隠してそれっぽい雰囲気にはなっているし、あっさりフーケを倒した実力は本物だけど…、行動が一々派手で全然隠れてないもの。

「つまり、邪魔をするれこんきすたとやらを倒して手紙を受け取ってくれば良いのでござるな?いざ、突撃!」

…あんた、ろくに姫の話聞いてなかったでしょ?こんなんで任務が成功するのかしら?頭が痛くなってきたわ.…

で、姫様がよこしたワルド様と…何故か途中から加わったキュルケ、タバサ、ギーシュの面々でアルビオンに向かう途中の宿で、ならず者に襲われたの。
しかも、なぜか捕まった筈のおばさ…フーケも一緒に。こんなところで足止め食ってる暇なんて無いのに!
そう思った時、タバサが一つの提案をした。

「私たちが敵を足止めする。その間に」
「解り申した!ではお頼み申す!」

タバサ達が敵をひきつけている間に私達は先を急ぐ、そのハズだったんだけど…

「ばばばバクレツ究極拳!」

私の使い魔が放った凄まじい爆発でフーケを含めてならず者はあっさり全滅。
…したのは良いんだけどタバサ達を完全に巻き込んでるし。ついでに宿も全壊。…こ、これってかなりまずいんじゃ…

「ル、ルイズ…ツェルプストーとの因縁は僕も知ってるけど、これはやりすぎじゃあないのかな…」

あああ。ワルド様が引いてる。ち、違うのに。

「心配御無用!峰打ちでござる!」
「は…ははは。そ、そうか。なら大丈夫だな」
「そ、そうね。峰打ちなら安心よね!」

何一つ動くものの無い宿屋の残骸を前にして、乾いた笑いしかでない私とワルド様をよそに、自信満々に言い放つ使い魔。
爆破に峰打ちも何も無いだろうってのはきっと考えちゃいけないのよね。


…さて、それからは息つく暇も無い怒涛の展開だったわ。手紙を受け取ったら、使い魔が本当にレコンキスタに突撃するんだもの。
その爆烈究極拳とやらを連発してレコンキスタをあっさり蹴散らしたのにはびっくりしたわ。
私を護るために、一緒に居てくれたワルド様の顔が引きつっていたけど…まぁ、あの馬鹿馬鹿しいほどの火力を見たら無理も無いわね。空船も一発で撃沈するんだもの。あんなの反則よ。

ま、そんなわけで、手紙も取り戻したし、ウェールズ王子も生き残ったしで、何だかんだで任務成功よね。姫様も本当に喜んでくれたし、良かったわ。

え?タバサ達はどうなったのかって?
…ほら、何かを護るためには何かを犠牲にしなければならないって言うじゃない?
今トリステインがあるのは彼女達のおかげなのよ。本当にありがとう。私、貴方達の事ずっと忘れないわ



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