あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

日本一の使い魔-02


「あんた誰?」
「俺は私立探偵、早川健だ。」
「お嬢さんは?ってここは何処だい?」

ルイズは早川の問いかけを無視し
「杖も持っていないから貴族では無いわね。
それにしてもシリツタンテイ・ハヤカワケン?変な名前の平民ね・・・」
そこでルイズは自分の召喚したものがどんなかに気付き
「ミスタ・コルベール!も・も・もう一度召喚させて下さい!」
あわててコルベールに声をかける。
しかしルイズの願いは聞き入れられずに、首を横に振った。
「ミス・ヴァリエール…残念ながら、一度召喚した使い魔を反故にしやり直し
なんて認められない。使い魔召喚の儀式は神聖なもの。さあ、続きを。」

周りの生徒達は平民だ平民だとはやし立てているが、当のルイズはコルベール
の言葉を拒絶した時の事を考えていた。
きっと落第は間違いないだろう。落第した事が実家に判れば…
ルイズは名をルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと
いいヴァリエール公爵家の三女である。ヴァリエール家はトリステイン王国で
有数の貴族であり、貴族というものは体裁を気にする訳で。

「(落第が実家にばれたら…それだったらこの平民を使い魔にした方が)」
ルイズは決意したと言うよりも腹を括り
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
そっと口づけをした。


とっさの口づけに早川は口笛を吹き
「ヒュー♪最近のお嬢さんは積極的だねぇ。だが俺は根無し草、惚れちゃいけないぜ。チッチッチ」
と人差し指を左右に振りながらルイズに声をかける。
「だ・誰があんたなんかと!使い魔契約の儀式だから仕方ないでしょ!
それとあんたは私の使い魔になったんだからご主人様と呼びなさい!
次からはお嬢さんなんて呼んだらタダじゃおかないから!」
と真っ赤な顔をして、捲し立てた。
そこでルイズは違和感を感じ早川に
「あんた、使い魔のルーンが刻まれているはずなのに何ともないの?」
と尋ねる。
「ああ、これの事かい?ちょっと痛むけど、あの時の痛みに比べればこれ位な
んて事ないさ…」
左手の皮手袋を外しルイズに使い魔のルーンを見せる。


ルイズが急にシリアスになった早川に戸惑っている所、空気が読めないコル
ベールが
「人間を召喚するとは珍しい。それにしても、珍しいルーンだ。私も見たこと
がない。スケッチしてもよろしいかな?」
と早川の左手に刻まれたルーンをスケッチし始めた。
早川はコルベールと呼びかけられた男がこの場の責任者なんだろうと判断し
「別に構わないぜ、俺は早川健。なぁコルベールさんとやら、あんたはこの場
の責任者なんだろ?教えてくれ。ここは何処なんだい?それに使い魔って?」
急な召喚で混乱しているのかと思ったコルベールは丁寧に
「ここはハルキゲニア大陸のトリステイン王国にあるトリステイン魔法学院の
敷地です。トリステイン魔法学院では1年生から2年生へと昇級する際に使い
魔の召喚儀式を行います。その儀式であなたは、そこにいるルイズ・フランソ
ワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエールに使い魔として召喚された訳です。
使い魔の仕事についてはミス・ヴァリエールに聞くといいでしょう。」
聞きなれない単語のオンパレードに早川は
「(ここは外国のようだが?使い魔?魔法?飛鳥、俺は夢でも見ているのか?)」
色々考えているうちに周りの状況が動き出す。


「ではこれにて、春の使い魔召喚の義は終了とします。各自、次の授業に向かうように。解散。」
コルベールから解散の掛け声が掛かると教師と生徒は召喚したばかりの使い魔を連れ学院ほ方へと飛んでいく。
「ルイズ!お前はフライどころかレビテーションすら使えた試しが無いんだから、さっさと歩いて来いよ!」
「その平民と仲良く歩いてくるんだな!」
馬鹿にする生徒達を睨みつけ、怒りの感情を押し殺していた。
ルイズと同じ方向を見つめていた早川は呟く。
「ヒュー、なんてこった。まるで異世界に来たみたいだな。」
取り残されたルイズに向かって早川は
「何か判らないが、改めて自己紹介だ。俺は早川健。よろしくな。
ってここは外国だった。俺はケン・ハヤカワだ。お嬢さん。」
またお嬢さんと呼ばれたルイズは怒りの矛先を早川へと向け
「私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエール!
さっきもご主人様って呼べって言ったでしょ!何よ平民の癖に!」
「おいおいおい、ご主人様はないだろ?じゃあルイズって呼ばせて貰うぜ。
ところで、ルイズは行かないのかい?みんな行っちまったみたいだが?」
痛い所をつかれさらに怒りは増す。
「飛べないの!判ったらさっさと帰るわよ!付いて来なさい!」
ルイズは学院へ向けトボトボと歩き出す。

「ヒュー♪チッチッチ。女性を歩かせる訳には行かない。こいつに乗りな。」
早川の指す方には真っ赤で線が描かれた奇妙な形の馬が付いていない馬車があった。
(もちろん、何処から現れたかなんてツッコミを入れてはいけない)
「なによ、この馬車?馬がいないじゃない?」
「こいつはズバッカー!俺のダチが残してくれたものだ。」

そういいながら二人ズバッカーに乗りこむとエンジン音を轟かせ走り出す。
「な、な、何よこれ?」
驚くルイズをニヤリと笑い、おもむろに叫びだす。
「フライスイッチ!オーーーーーン!!!」
早川がボタンを押すと羽が開きズバッカーは空へと飛び立った。
興奮して何を言っているか判らないルイズを助手席に乗せズバッカーは先に出発した
コルベールや生徒達をぶち抜き学院へと向かう。


「なぁ今の…ルイズとさっきの平民だったよな?」
「何だあれ?」
「凄いですぞ!何ですかあれは!是非とも是非とも!」
興奮して汗をかくコルベール。光る頭自重。


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