あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

異世界BASARA-14


時間は流れて昼。
ギーシュと幸村が決闘を行った広場に、幸村と利家が対峙している。
2人とも自分の得物の槍を構え、微動だにしない。
彼らは待っているのだ、もう少しで聞こえてくる声を…

「うわああぁぁぁ持病の頭痛じゃああああああ!!」
「「うおらああぁぁぁぁぁ!」」

その声を合図に2人の槍が激突する。
昼の空いた時間、彼等はこのように手合わせを行っている。
武士にとって鍛錬は常に怠ってはいけない事の1つ、その内容が強者との仕合ならこれ程喜ばしい事はない。

ギリギリギリ…
「「ぬううぅぅぅぅぅっ……!!」」

両者お互いの槍を受け止め、力比べに入る。
この硬直状態を先に破ったのは幸村であった。
「でええりゃああああ!」
彼の左手が光った瞬間、利家を上空に打ち上げ、追撃を仕掛ける為に自身も跳躍する。
だが利家は空中に打ち上げられながらも槍を横に振り、この追撃を払う。
利家はその反動でさらに上昇。幸村はもう1度高く飛び上がり、空中で「烈火」を繰り出した。
「うおおおおー!!!」
すると利家は体を回転させ、幸村の烈火に真っ向からぶつかっていく。

「うおりゃあ!撃破撃破撃破あぁぁぁー!!!!」
「そりゃそりゃそりゃああああーっ!」

幸村の怒涛の突き、利家の回転斬撃。
2人はお互いの技をぶつけ合いながら落下していく。

ズドオォォォン!!!!

そしてそのまま地面に激突し、周りに土煙が巻き上がる。
と、土煙の中から幸村と利家が飛び出してきた。
「「……………」」
しばらく槍を構えていた2人だが、利家が構えを解く。
「流石は武田に仕える虎の若子、強いなあ!!」
「前田殿も、槍の又左の名に偽りなし…見事な武勇でござる!」
幸村も槍を下ろした。同時に、左手の輝きも消えていく。

「毎日よくやるわねぇ…」
「…あんた達…」
と、幸村の背後から怒りの込もった声とあきれたような声が聞こえてくる。
振り返ると……それぞれの主であるルイズとキュルケが立っていた。


「ルルル、ルイズ殿!?」
「昨日も言ったけどいい加減にしなさい!あんた達が戦うと揺れや大声が教室まで伝わってくるのよ!」

ルイズが怒るのも無理はない。実際に2人が闘っている時の音は凄まじく、授業を妨害しているのだ。
「し、しかしルイズ殿…確か決闘が禁止されているのは貴族同士だけの筈。前田殿ならば良いのでは?」
しかし、そんな言い訳を許すルイズではなかった。
「ダメ!今日から決闘禁止!これ絶対だから!!」

「そんな!ルイズ殿!」
「ダメ!」
「ルイズ殿おぉ!!」
「ダメと言ったらダメ!!」
「ルイズ殿おぉぉぉぉぉ!!!」
「ダメダメダメエェェー!!!」


この2人の叫び合いは数十分間続く事になる…


「やれやれ、今日もあの2人は騒がしいのう…」
そのやり取りは学院長室まで聞こえていた。
「ミス・ヴァリエールの言い分が正しいです。それとお尻を触るのは止めて下さい、セクハラです」
「ひょお!?あー…あ、ザビザビザビ♪」
「ボケた振りをしてもダメですよ」

お互い言い合って数十分は経っただろうか。
ルイズは叫び疲れて肩で息をしていた。
「こ…これだけ言っても…ハァ、ハァ…分からないなんて…」
ここまでくると、ルイズにも我慢の限界が来た。

「もう許さない!あんた今日ずっとご飯抜き!!」
「ル、ルイズ殿おおぉぉ!?」
「な、なんだってえええーー!!??」

その言葉に幸村と、なぜか利家までもが声を上げた。
ただでさえ怒りの沸点が低い彼女である。幸村の態度に、遂に堪忍袋の緒が切れてしまったのだ。

「あらあら、あの子お仕置き喰らっちゃったわよ?」
「キュ、キュルケ殿!そ、そ、それがしまでご飯抜きじゃないよな!?」


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