あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

召喚!変態仮面!2

彼の名は色丞狂介、ごく普通の刑事です。

彼はごく普通のM属性な刑事を父に持ち、
ごく普通のS属性なSM女王様を母に持ち、
ごく普通に変態的な血を受け継ぎ、
ごく普通に女性物のパンティを被って変態し、
ごく普通に悪人を男性物のパンツの中に放り込んでお仕置きしていました。
でも、彼は、変態仮面だったのです。


『でも』の接続詞の意味がまったくありません。






しばらく天井で回りながら歌っているとルイズが悶絶するように就寝しました。
変態秘奥義の威力はすさまじいのです。
ちなみに今の技はベビーベットと、赤ちゃんの上に吊るして回転させて楽しませるおもちゃにヒントを得て繰り出された技でした。

変態仮面はソレを見届けると、魔法学園の治安を守るために夜の寮内をパトロールに出かけましたのでした。
そう、彼は変態仮面に変態すると、大抵はそのままパトロールに出かけてしまうのです。
どう見てもあなたが一番の不審者です本当にありがとうございました。


さて、そんな風に変態仮面がブラブラと歩いていると、当然ソレを目撃してしまう困ったちゃんが出てきます。
ちなみにここは女子寮ですから。

                 ◆ ◆ ◆

   みんなのロリッ娘タバサは、今、非常に緊急を要する事態に陥っていた。

   こんなことになるならイーヴァルディの勇者~鬼隠し編~など読まなければ良かった。
   無料配布でラッキーと思っていたが、こんなにコワイコワーイお話とは思わなかった。
   ぷにぷにとかわいらしい絵柄に騙された。
   序盤の穏やかな雰囲気に騙された。
   でも良く考えてみればヒロインが血まみれのナタを持ってる時点で怪しいと思うべきだった。
   だが、もう限界だ。このままトイレに行かずに朝を迎えることは出来そうにない。
   急がなければ恐るべき事態を引き起こすことになる。

      ぺたぺたぺたぺた
       ぺたぺたぺたぺた、ぺた

   今、足音が、一つ多かったような……?

      ぺたぺたぺたぺた
       ぺたぺたぺたぺた、ぺたぺた

   な、なにかいる!?
   いや気のせい気のせい

      ぺたぺたぺたぺた
       ぺたぺたぺたぺた、ジャキィーンシュバッ!フォォォォ!

   何かがいるなんてモンじゃない!?
   得体が知れないものがいる!!

   とりあえず私は視界の隅に移る雄たけぶ影に対して不意打ちでエアハンマーを撃ち込んだ。
   が、ダメ!その奇怪な人影は仰向けになり倒れこむようにして空気のかたまりを避けると、

           ビシッ
               カランッ
   「あ」

   後ろから伸びてきたムチのようなものに絡めとられ杖を落としてしまった。
   どうやら私の死角を縫うようにしてムチを伸ばし杖を弾き飛ばしたようだ。
   変態的に仰向けに回避したのはムチを操る手を見せないためか!?
   と、私は動揺していた。後日、彼は何をするにも変態的な人だと気づくのに1年近い時間を要した。

   なんという強敵!なんという戦闘経験!!!
   こうなったらシルフィードを呼……

   と、思ったところでまたも機先を制された。


            「お嬢さん、落としましたよ」


   ぬ、とパンツを頭にかぶった猛禽のような目をした男が杖を差し出していた。
   しかもなぜかちまきパンツ一丁で、網タイツまで常備していた。

   私はあまりの恐怖のあまり声もあげられませんでした。ついでにリミット突破

   「む、トイレに行くところだったのか、驚かせて失礼した」

   思わぬ反応とアクシンデンツ、それに小さい少女だったことで変態は変態なりに少し気まずそうだった。私の方が気まずいに決まっている。


                 ◆ ◆ ◆


「これはベビーパウダーだ。つけるとかぶれずにすむ。
 こっちは替えのパンツだ。おわびとしてプレゼントしよう。
 いや、正直驚かせてすまなかった。ここは私が誰にも見つからないうちに掃除しておく」


などと言いながら股間のパンツの中から、缶やらパンツやら雑巾やらを取り出していきました。
ロープやムチやロウソクや手錠をうっかり出して仕舞い込んでいたりもしました。
さっさかさっとてきぱきと床をぬぐっていくパンツ男をタバサは魂を半ばまで抜けさせながら見つめていました。

股間からナニを取り出しているの、とかあなたは誰とか、こんなときどんな顔したらいいのかわからないとか、何一つ気の利いたツッコミを入れることができませんでした。
いや、人に出くわしたので気配を消して隠れたら、感づかれてしまったのでつい興が乗ってポージングして雄たけびを上げるもんじゃないな、とか変態仮面は思ってました。


「では、この下着は私が責任を持って洗濯しておこう。さらばだ!」
そういうとパンツ男は一礼してシュッとそのまま窓から飛び出して去っていきました。ちなみにここは4階です。

夢か幻か。
しかし夢でないことはちょっとスースーすることと、いつのまにか湿気ッたパンツを持っていかれたこと、手に渡されたちょっとぬくもってるパンツが教えてくれました。嫌な教え方です。
とりあえず記憶にロックで鍵をかけて布団を被って寝る事にしました。
誰かが仰天してあげる叫び声の合唱も、ベッドの下にいるような気がする誰かも無視して寝ました。

ギーシュ・ド・グラモンは愛しのモンモランシーとの逢引を終え、人目を忍んで男子寮に戻る途中でした。
すると、洗い場の噴水の方で、男が一人パンツを洗っているのを見つけました。
ギーシュの立ち位置は真横からだったのでほとんど裸(ら)に見えて、すわ変態かと驚きました。
どうやら下着を引き伸ばして肩のところで止め、頭からは女のパンツを被っているという独特のファッションセンスをしている男のようでした。
なんだ、全裸の変態じゃないんだ、とギーシュは胸をなでおろし構えていた杖を下ろしました。

モグラを世界一美しい使い魔と自称するギーシュ・ド・グラモン。
彼にとって全裸はエラーですが、パンツ男はセーフラインだったようです。


彼は聞きました。失礼。あなたはどうしてパンツを肩の所でクロスして履いているのですか?
すると変態仮面は答えました。身が引き締まるからだ。
彼は悟りました。なるほど、僕も今夜からはそうしよう。そして引き締まった薔薇になろう。と
変態仮面は驚かれなかったことに対して少しさびしそうでした。

ただただ、双つの月が生暖かく見つめていました。それ以外にどうしろというのでしょうか。

さて、変態仮面はパンツを洗い終えると変態的に大回転し、パンツの水気を切ると物干し竿に干しました。
「それにしても月が二つか……
 本当に異世界なのだな」

普通の使い魔なら、ここでなんとか元の世界に戻らねばとか置いて来た家族のことを思って月に誓ったり誓わなかったりするのですが、どっこいコイツは変態仮面。
そんな普通の感性は先ほど服と理性と共にルイズの部屋に置いてきてました。
今、ここにいるのは一匹の変態仮面、往年のジャンプ漫画にその名と姿を轟かせた正義のヒーローなのです。

そんな風に夜空を眺めていると、女子寮の2階の窓から忍び込もうとしている影があることに気づきました。

「む!?痴漢か!」

変態仮面はさっそく気配を消し、音もなく壁に張り付き、レンガのわずかな凹凸を手がかりにしてスルスルと登っていきました。
痴漢の鏡のような男です。
どうやらこのままこっそり忍び寄り、タイミングを見計らって股間を掴ませる→おいなりさんコンボを目論んでいるようです。


しかし、窓の外で出待ちをしていると、どうやら痴漢とかではないことがわかりました。

話を聞いていると、どうも夜の逢引をしていたのだけどトリプルブッキングしてしまったらしい。
女一人と男3人で言い争っています。

「ペリッソンあなたは2時間後に」
「マニカンあなたは4時間後に」
「ギムリ今はアナタのターン」

「なんてこったまるでシフト表みたいな扱いじゃないか」
「それじゃあ僕たちは収まりがつかないよ!!」
「そう思うだろ!あんたも!!」
「そうだな」

いつの間にやらもう1人増えてましたが。

「「「「ウワアァァァアァァァァァァ!!!」」」」

いつの間にか窓の外にパンツ男が!パンツ一丁でしかもパンツまで被ってやる気満々のようです。
それにしてもこの変態仮面ノリノリである。


一体どういう魂胆か、ちまき状の股間を強調するような姿勢で、つまりは股間から部屋に入ってきました。
視覚的にキツイです。

「それにしても、痴漢と思いきや不純異性交遊の真っ最中であったとは。
 異世界の性は乱れているな」

よりにもよって変態仮面に乱れてる呼ばわりをされたキュルケは涙目です。

「不純異性交遊は計画的にしたまえ。
 さもなくば出来ちゃった婚になり、ブルマを選ぶつもりがうっかりチチを選ぶことになるぞ。
 さらば!!」

そう忠告すると彼は窓から飛び出し、ヤモリのように外壁をシャッカシャッカと登っていきました。
そのままポカ~~ンとあっけにとられて見上げてると、見上げたせいでまるだしのケツが見えました最低です。
当然のことながらムードも空気もぶち壊しで、その場はソレでお開きになりました。

学園内を壮絶に引っ掻き回した挙句、変態仮面は女子寮の屋根にまでたどり着きました。
「なるほど……これでこの学園の大まかな地理は把握できた」
女子寮の屋根の上で腕組みをして仁王立ち、標準的なヒーローの立ちポーズです。変態仮面でさえなければ。



「む!悪の気配っ!!とうっ」

変態仮面はその身体に流れる刑事の血のおかげで悪の気配に敏感なのです。
この特技を利用してさまざまな悪人---軽犯罪者から重犯罪者まで---をお仕置きしまくっていました。
謎の正義の味方、変態仮面として恐れられていたのは皆さんご存知のとおり。

股間からもぞもぞとロープを取り出し、向こう側の塔の窓の所のでっぱりに投げつけて引っ掛けます。
「変体秘奥義!地獄のタイトロープ!!」
そしてそのままの勢いでロープをまたぐとそのまま股間でロープを滑って去っていきました。
身体をピシッと気をつけのポーズの状態で。もちろんパンツはピチピチで。
スパイダーマンもビックリして手を滑らせかねないほどの変態的移動方法です。




「オールド・オスマン、これで今日召喚された使い魔の書類は全部です」
「ご苦労、ミス・ロングビル」
「あと、ミス・ヴァリエールが召喚した使い魔の平民ですが・・・
 ミスタ・コルベールはルーンの写しを持ったまま書庫に駆け込んだまま出てきません」
「コルベールがのう・・・まああやつが知的好奇心に負けるのはいつものことじゃわい。
 使い魔の平民の調査は任せておけばいいじゃろ」
「わかりました。夜食の届けついでに調査状況を聞いておきます」
「なんと!コルベールはロングビルの夜食が食えるんかいの!」
「いえ、厨房で夕食の残りを包んでもらったものです」

ミス・ロングビルもといフーケは露骨にコルベール先生の好感度を稼ごうとしています。
それもそのはず、そうして仲良くなっておけば、宝物庫の情報を聞き出しやすかろうという魂胆です。
正直このセクハラ爺よりは騙しやすそうで口も軽そうですからペラペラと喋ってくれるでしょう。

「ところでオールド・オスマン」

「業務連絡の間中、私のお尻を触っているのはどういう了見でしょうか・・・!」
「いいではないかっいいではないかっ!」
「ちょ!やめてください!!」
「我触る、故に尻有りじゃ」

バシンッ!
「最低っ!!」

「ホッホッホッ眼福眼福。
 お尻を撫でれておまけに平手打ちもしてくれるとは!一粒で二度オイシイわい。
 これだからこの年になってもセクハラはやめられん」

そんな少しアブノーマルなことをつぶやきつつ、ほっぺたに赤いもみじをつけながら先ほどの感触を反芻していました。
立派なダメ老人です。

「それにしてもええ感触じゃった。この手はまミス・ロングビルの乳を触るまでは洗うまい」

さらに犯罪的で少し不潔なことを呟いています。
この学園の風紀はいったいどうなっているのでしょうか!?

     ヒュゥゥゥ


風に吹かれてロングビルが持ってきた書類が飛んでいきました。
いつのまにか窓が開いていたようです。


「その感触というのはこんな感じか?」
「そうそう、こんな感じの手触りで、
 柔らかくてむちっとしててそしてほんのりあったかく・・・て・・・・・?」




そこにいたのは
女物の下着を被り!網タイツを履き!皮手袋を身につけ!
筋肉ムキムキで変態的にポージングしている肩クロスブリーフ一丁の男が!!
そして今現在オスマンが触っているむちっとしているモ…ノ……は…………



「 そ れ は 貴 様 の 秘 書 で は な い 。

  私 の 秘 所 だ ! ! ! ! 」




「グッ!!ワァァァァァァァ!!!!!」

深夜のトリステイン学園にオスマン学園長のしわがれた悲鳴が響きました。
その声は噴死寸前の大魔王によく似ていたといい伝えられています。

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