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「さようなら、城之内君、杏子、本田君、それに相棒」
「遊戯………ううん、さようなら『×××』」
ここに一人の王がいる。全てのゲームと名の付くものを勝利した、歴史にその名を忘れ去られた、王(ファラオ)が。
物語はこのファラオの記憶が一人の少女に召還されるところから始まる。
その物語の名は………
デュエルモンスターズZERO
「宇宙のどこかにいる、私の使い魔よ!」
すでに何回目かになるか分からない詠唱を繰り返し、ルイズ・フランソワーズは本日10回目の爆発を起こした。
「お~い、ルイズ。君の使い魔はまだ来ないのか~い?」
「さすがは『ゼロのルイズ』だな」
「HAHAHA」
「フハハハハ!」
同級生達も3回目くらいまでは爆発に合わせてルイズを嘲笑していた。
が、さすがにそれも10回も続けば飽きてくる。
頬杖をつく者。あくびをする者。なかには鼻くそをほじっている生徒までいる始末だ。
爆発の後、一瞬の間をおいて煙が晴れる。
クラスメイトの全員が、『どうせまたなんにも出てこないんだろ』などとたかをくくって考えていた。
同級生達も3回目くらいまでは爆発に合わせてルイズを嘲笑していた。
が、さすがにそれも10回も続けば飽きてくる。
頬杖をつく者。あくびをする者。なかには鼻くそをほじっている生徒までいる始末だ。
爆発の後、一瞬の間をおいて煙が晴れる。
クラスメイトの全員が、『どうせまたなんにも出てこないんだろ』などとたかをくくって考えていた。
だが、じっと眼を凝らしていたルイズは見逃さなかった。
煙の向こうで何かが黄金に輝くのを。
煙が晴れるか晴れないかのうちに急いで駆け寄る。
そこには二つのよくわからない物体があった。
『ウジャトの眼』と呼ばれる巨大な目を一つだけ中央に備えた黄金の三角錐。もう一つは円盤と板を合体させたような不思議な物体。近くによって物体を手にとって見ると、その物体には何枚もの札が差し込まれていた。
つまりはそれが、ルイズの召喚した『物』であった。
「おい、ルイズが使い魔(候補)を召喚したぞ!(ほじほじ)」
「ホントだ!ゼロのルイズが使い魔(無機物)を召喚した!」
「フハハハ! 奇跡だな!!」
散々な言い草である。
ルイズは涙が出そうになった。
やっとの思いで召喚したのがただの無機物×2である。
「ミス・ヴァリエール。残念ですが今日はもう遅い。また召喚の議をやり直すことにして今日は休みましょう」
コルベールの言葉を聞いた生徒達が三々五々散っていく。
この時は、誰も 召喚したルイズですら気づいていなかった。
ルイズは使い魔の召喚に成功していた。
それも、およそ20体近い魔物と。
そのことを彼女が知るのはもう少し先の話である
「さようなら、城之内君、杏子、本田君、それに相棒」
「遊戯………ううん、さようなら『×××』」
ここに一人の王がいる。全てのゲームと名の付くものを勝利した、歴史にその名を忘れ去られた、王(ファラオ)が。
物語はこのファラオの記憶が一人の少女に召喚されるところから始まる。
その物語の名は………
デュエルモンスターズZERO
「宇宙のどこかにいる、私の使い魔よ!」
すでに何回目かになるか分からない詠唱を繰り返し、ルイズ・フランソワーズは本日10回目の爆発を起こした。
「お~い、ルイズ。君の使い魔はまだ来ないのか~い?」
「さすがは『ゼロのルイズ』だな」
「HAHAHA」
「フハハハハ!」
同級生達も3回目くらいまでは爆発に合わせてルイズを嘲笑していた。
が、さすがにそれも10回も続けば飽きてくる。
頬杖をつく者。あくびをする者。なかには鼻くそをほじっている生徒までいる始末だ。
爆発の後、一瞬の間をおいて煙が晴れる。
クラスメイトの全員が、『どうせまたなんにも出てこないんだろ』などとたかをくくって考えていた。
だが、じっと眼を凝らしていたルイズは見逃さなかった。
煙の向こうで何かが黄金に輝くのを。
煙が晴れるか晴れないかのうちに急いで駆け寄る。
そこには二つのよくわからない物体があった。
『ウジャトの眼』と呼ばれる巨大な目を一つだけ中央に備えた黄金の三角錐。もう一つは円盤と板を合体させたような不思議な物体。近くによって物体を手にとって見ると、その物体には何枚もの札が差し込まれていた。
つまりはそれが、ルイズの召喚した『物』であった。
「おい、ルイズが使い魔(候補)を召喚したぞ!(ほじほじ)」
「ホントだ!ゼロのルイズが使い魔(無機物)を召喚した!」
「フハハハ! 奇跡だな!!」
散々な言い草である。
ルイズは涙が出そうになった。
やっとの思いで召喚したのがただの無機物×2である。
「ミス・ヴァリエール。残念ですが今日はもう遅い。また召喚の儀をやり直すことにして今日は休みましょう」
コルベールの言葉を聞いた生徒達が三々五々散っていく。
この時は、誰も 召喚したルイズですら気づいていなかった。
ルイズは使い魔の召喚に成功していた。
それも、およそ20体近い魔物と。
そのことを彼女が知るのはもう少し先の話である。
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