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#navi(カメの使い大魔王)
「…むぅ、未だに計画が思いつかんなぁ…」
石作りの広い城の廊下を、腕を組みノシノシ歩きながら、この城の主クッパ大魔王は、そう呟いた。
クッパ「今まで、色んな手を使って世界征服をしようとしたが…ピーチ姫の誘拐は同じ方法ばかりだったせいで、マリオ達にも耐性がついてしまった…
逆にマリオを遠くに投げ飛ばしでピーチ城をのっとっても結局負けて、この方法の耐性もすぐにつけおった…
何か良い方法は無いか…」
ボコンッ! デロデロデロ
クッパ「むっ…?いきなり土管が生えてきおった。まったく…何故こんなところに生えるのだ、床も壊れてしまったし…粉砕してくれるっ!…?」
*ガミ*ビキ**タエヨ…
クッパ「何か音が…?良く聞こえん!」
そういい、クッパは土管の入り口に耳を突っ込んだ。
ワガミチビキニコタエヨ…
クッパ「ぐぬぬ…そもそもこの土管はどこに繋がっているんだ!」
クッパは若干腹をたてながら、更に耳を押し込む。
我が導きに答えよっ!!!
クッパ「!?な、なんだっ!?…うおっ!?」
突然聞こえた大声に驚いたクッパは、足を床から離してしまい、そのまま土管に落ちそうになったが、入り口の淵の所に手をかけ、落下を回避した…が…
クッパ「ん?なんだ…?この緑に光っている物は…ぐっ…!?吸い込まれるっ…!?」
そして、そのままクッパは土管に吸い込まれてしまった…正確に言うと、土管の中にあった、緑の物体に吸い込まれてしまったのだ。
そして、土管にあった謎の緑の物体は消滅してしまった…
クッパ「…な、なんだ…?ここは…?浮遊感がする…む?向こうに何かが見える…なんだ?」
そしてクッパはその何かが見える方へ、泳ぐような感覚で進んで行った…
クッパ「…」
そして、再びクッパは吸い込まれる。
ここはハルケギニアにある、トリステイン魔法学院。今日は、そこの1年の生徒達が2年に進級するために必要な、使い魔召喚の儀式、コントラクト・サーヴァントが行われていた…
「私が心より求め、訴えるわ!」
「我が導きに答えよ!」
と言っても、ほとんどの生徒は、使い魔を召喚しており、儀式を終えていないのは、この学院でメイジであるにもかかわらず、魔法を何一つ使うことができない…
と言うより成功させることができない、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、残るただ一人。
彼女は、呪文斉唱回数が3桁に達している。
何故かというと…
ドゴオオオォォォン!
このように、何の呪文を唱えても爆発が起きてしまうのだ。
ルイズ「どうして…どうしてだめなの…?」
何回やっても使い魔を召喚することができず、他の生徒にも大勢で馬鹿にされ、ルイズの心は折れかかっていた…
「…おや…?…煙に影が…!」
そう言ったのは、この生徒達のコントラクト・サーヴァントを担当している教師、コルベール。
ルイズ「…え…?」
その声を聞き、ルイズは煙の方へ顔を向ける。
そこには、ぼやけてはいるが、確かに影が見える!それも大きな影が!
ルイズ「や…ったぁ…ついに…ついにっ…!」
そして煙が晴れると…
クッパ「ぐっ!…アイタタタタ…顎を打ってしまった…ん?」
鋭い棘が何本もある甲羅を纏い、頭には二本の大きな角。そして、赤い鬣を後頭部にまで生やした、巨大な生物だった。
クッパ「ここは…何処だ…?」
そして、魔法使いの少女と、カメ一族の大魔王の物語が始まる。
のだが、ここで問題発生
ルイズ「いうことを聞きなさい!屈んでよ!」
クッパ「I hear that you are who here where!」
そう、言語の違いである。
少し時間を遡る
ルイズ「やったわ!とても迫力があって凄く強そうな使い魔じゃない!」
「まさかルイズがこんな使い魔を召喚するなんてねぇ」
ルイズ「…フ、フン!だから言ったでしょう、キュルケ!私コントラクト・サーヴァントだけは自信あるって!」
キュルケ「…そうね、ほんの少しだけ見直してあげるわ」
キュルケと呼ばれた女は、少々嫌味ったらしく言う。
コルベール「見たことのない生き物ですね…貴重な種族なとでしょうか…?とにかく、ミス・ヴァリエール!喜ぶのは後にして、時間がないので早くコントラクト・サーヴァントを…」
ルイズ「は、はい…!」
そして、ルイズはクッパに歩み寄る。
クッパ「Ah…my name is koopa,King Bowser Koopa.wath is your name?」
ルイズ「んん…ちょっと!届かないじゃない!あなた!屈みなさいよ!」
クッパ「Hey my name is koopa!Wath is your name?」
ルイズ「何言ってるか分かんないわよ!いいから早く屈んで!」
クッパ「ROOOOOOOOOAR!!!」
クッパ視点
クッパ「(ここはどこだ?こいつはなんなんだ?)あー…吾輩の名前はクッパだ!お前の名前は?」
クッパ「(…何をやっているんだ?こいつは?吾輩の言ったことを聞いていなかったのか?)おい!吾輩はクッパだ!お前は!?」
クッパ「…」
クッパ「…」#
クッパ「…」##
クッパ「ガオオオォォォ!!!」
といった感じでああなったのである。
クッパ「さっきからお前は何を言っているのだ!?…まさか、言語が違うのか?」
どうやら気づいたみたいだが…
クッパ「ゲドンコ星人でも吾輩達の言葉を話せたんだぞ!お前も吾輩達の言葉で話せ!!!」
そうクッパが怒鳴った時、つい力みすぎて、
少し前屈みになってしまい、そのタイミングで、ルイズは呪文をとなえ…
クッパ「…!!!?」
口づけをした。
ルイズ「まったく、一度で言う通りにしなさいよね!」
クッパ「き、貴様あああぁぁぁっ!!!よくも吾輩の唇を奪ったなああぁぁ!!ピーチ姫のためにとっておいた初めてをおぉっ…!?グウゥッ!あ、熱い!熱いぞおおおぉぉぉ!!!」
クッパが、今にもルイズに遅いかかろうとした、その瞬間、クッパの手の甲にとてつもない激痛が走る。
ルイズ「使い魔のルーンが刻まれてるのよ。すぐ、終わるから」
クッパ「あ、熱いっ!溶岩とは違う熱い!!!グ、グウウゥゥオオォォ…」
そのままクッパはショックで気絶してしまった。
ルイズ「え?ちょっと!もう!なんで気絶するのよ!誰が運ぶっていうのよ!?」
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