「ルイズのおとーさん-10」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「ルイズのおとーさん-10」(2007/08/06 (月) 21:38:25) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
おとーさんがルイズに怒られながら机を拭いている時、外の方からおとーさんを呼ぶ声がしました。
「おまいさん、帰ってるんなら風呂用の薪でも作っといておくれよ」
明らかに女性の声でした。その声を聞いておとーさんは外に出ていきました。
ルイズは、おとーさんの家族について来る前に少し考えていました。
おとーさんから名前だけは聞いていたのですが、姿形はたぶん同じようなゴーレムだろうと考えて聞きませんでした。
色は白だろうか、黒だろうか、ひょっとしたらピンクかもしれない・・・・そんな事を考えていました。
「おや、いらっしゃい。たしか『ルイズ』さんだったかねぇ、うちの宿六から話は聞いているよ」
おとーさんの奥さん「おかーさん」が入ってきました。おかーさんを見たルイズは固まってしまいました。ルイズが考えていた斜め上を行っていたからです。
身体の色は紫で、形は丸くフワフワモコモコです。身体の大きさも座っているルイズ位です。ゴーレムと言うよりも生物、もっと言えばネズミの様な姿をしていました。
「ター坊やジョンの奴がなんか迷惑かけたみたいだけど、人んちを覗く方が悪いのさ。まぁ、御相子ってとこだろうね」
お茶を入れながらおかーさんはルイズに話しかけますがまだ理解できていないようで口をパクパクしています。
その様子を見てお茶をルイズに差し出しながらおかーさんはこういいました。
「まぁ、私たちの事は後でゆっくり話すとして。その前にルイズさん。うちの宿六と何があったのか・・・聞かせてもらおうかねぇ」
ルイズは戸惑っていましたが、あまりの出来事の連続に反発する事も忘れ素直に話始めました。
ハルケギニアやトリスティン魔法学院の事
自分がおとーさんを召喚した事
おとーさんと契約して使い魔にした事
使い魔とはどういうものなのか
召喚してから今までの出来事・・・
ルイズの話を聞き終わったおかーさんは、確認をする様に質問しました。
「そうだったのかい。使い魔の契約だっけ?それ自体も解消できないんだね?」
ルイズが頷くとため息をつき少しの間考えるように遠くを見ていました。
おかーさんはルイズに静かに話し始めました。
「仕方ないか・・・。あたし達にかかわっちまったし、こっちの事も話さないとねぇ・・」
宇宙船同士の接触事故
相手の宇宙船が惑星アニカへ墜落した事
そのなかで一人だけ生き残った赤ん坊の事
そして・・・
「おかーさん、ただいま~~!!」
可愛い人間の女の子が元気よく帰ってきました。おかーさんが女の子の方へ行くとおとーさんとお風呂へ入るように言いました。
戻ってきたおかーさんはお茶を飲むとため息をつきまた話し始めました。
「帰るところがわからないあの子の為にニセの家族をでっちあげて暮らしてるんだよ。せめて迎えが来るまで育てることが死んだあの子の両親への罪滅ぼしだって思ってるのさ・・・」
おかーさんは思いつめたように話します。ルイズは一部わからない単語等ありましたが大まかにおかーさんの話を理解しました。
「ルイズさん、あんたの話もわかったし協力できる所は協力するよ。ただ、あの子の為にルイズさんにも協力してもらえないかねぇ」
ルイズは少し考えましたが、ウンと頷くと優しく微笑んで快諾するのでした。
安心したおかーさんでしたが、あることを思い出しルイズに尋ねてみるのでした。
「ところでルイズさん。うちの宿六なんだけども、あたしが考えるにたぶんあんたの事『娘』だと思ってるみたいだねぇ。心当たりとかないかい?」
おかーさんの言葉にキョトンとするルイズでしたが、色々思い出しているうちに顔が赤くなってきました。
「たたた、確かに。そそそんな気もするかも・・・」
おかーさんはルイズの様子を見ながらさらにこういいました。
「やっぱりそうかい。あの宿六が単なる契約ごときで仕えるとは思ってなかったからね」
お茶を飲みながらルイズに話終わったおかーさんから夕食でも一緒に食べないかと提案がありました。
最初、遠慮していたルイズでしたが材料も用意してあるからとおかーさんに押し切られる形で一緒に食べる事になりました。
本当は、話している最中にルイズのお腹が鳴ったのでおかーさんが気を使ってくれたのでしたが。
おかーさんが台所に行くとおとーさんと女の子がお風呂から上がってきました。
すでに着替えを済ませていておとーさんと話をしながらルイズが居る部屋まで来ました。女の子はルイズを見るとすぐに挨拶しました。
「あたしコロナ!おねぇちゃんはだ~れ?」
「私は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。長いからルイズでいいわよ。ヨロシクね」
それからルイズは、コロナとたわいも無い話をしていました。
ヴァリエール家の三女だったルイズは妹が欲しいと思っていた事もあったのでコロナとの話は凄く楽しかったのでした。
その後の、四人での夕食もルイズにとっては決して豪華というわけではありませんでしたが温かいものでした。
コロナとまた遊びに来ることを約束してルイズは部屋に戻りました。おとーさんはそのまま扉を閉めようとしましたが、ルイズが話があるからと部屋に招き入れました。
「おとーさん、私の事・・・娘だと思ってるの?」
ルイズは意を決しておとーさんに尋ねました。ルイズの問いかけにおとーさんは頷くとこう言いました。
「・・・ルイズもコロナも娘」
ルイズはやっぱりと考えながらこう言いました。
「本当は、私はおとーさんの主人なの。おとーさんは私の使い魔なの」
ルイズの言葉にしょんぼりするおとーさんでした。そんなおとーさんにしゃがんで目線を合わせたルイズはこう続けました。
「でも、コロナちゃんの事もあるし特別に娘って事でいいわよ」
それを聞いたおとーさんはとても嬉しそうでした・・・・
おとーさんがルイズに怒られながら机を拭いている時、外の方からおとーさんを呼ぶ声がしました。
「おまいさん、帰ってるんなら風呂用の薪でも作っといておくれよ」
明らかに女性の声でした。その声を聞いておとーさんは外に出ていきました。
ルイズは、おとーさんの家族について来る前に少し考えていました。
おとーさんから名前だけは聞いていたのですが、姿形はたぶん同じようなゴーレムだろうと考えて聞きませんでした。
色は白だろうか、黒だろうか、ひょっとしたらピンクかもしれない・・・・そんな事を考えていました。
「おや、いらっしゃい。たしか『ルイズ』さんだったかねぇ、うちの宿六から話は聞いているよ」
おとーさんの奥さん「おかーさん」が入ってきました。おかーさんを見たルイズは固まってしまいました。ルイズが考えていた斜め上を行っていたからです。
身体の色は紫で、形は丸くフワフワモコモコです。身体の大きさも座っているルイズ位です。ゴーレムと言うよりも生物、もっと言えばネズミの様な姿をしていました。
「ター坊やジョンの奴がなんか迷惑かけたみたいだけど、人んちを覗く方が悪いのさ。まぁ、御相子ってとこだろうね」
お茶を入れながらおかーさんはルイズに話しかけますがまだ理解できていないようで口をパクパクしています。
その様子を見てお茶をルイズに差し出しながらおかーさんはこういいました。
「まぁ、私たちの事は後でゆっくり話すとして。その前にルイズさん。うちの宿六と何があったのか・・・聞かせてもらおうかねぇ」
ルイズは戸惑っていましたが、あまりの出来事の連続に反発する事も忘れ素直に話始めました。
ハルケギニアやトリステイン魔法学院の事
自分がおとーさんを召喚した事
おとーさんと契約して使い魔にした事
使い魔とはどういうものなのか
召喚してから今までの出来事・・・
ルイズの話を聞き終わったおかーさんは、確認をする様に質問しました。
「そうだったのかい。使い魔の契約だっけ?それ自体も解消できないんだね?」
ルイズが頷くとため息をつき少しの間考えるように遠くを見ていました。
おかーさんはルイズに静かに話し始めました。
「仕方ないか・・・。あたし達にかかわっちまったし、こっちの事も話さないとねぇ・・」
宇宙船同士の接触事故
相手の宇宙船が惑星アニカへ墜落した事
そのなかで一人だけ生き残った赤ん坊の事
そして・・・
「おかーさん、ただいま~~!!」
可愛い人間の女の子が元気よく帰ってきました。おかーさんが女の子の方へ行くとおとーさんとお風呂へ入るように言いました。
戻ってきたおかーさんはお茶を飲むとため息をつきまた話し始めました。
「帰るところがわからないあの子の為にニセの家族をでっちあげて暮らしてるんだよ。せめて迎えが来るまで育てることが死んだあの子の両親への罪滅ぼしだって思ってるのさ・・・」
おかーさんは思いつめたように話します。ルイズは一部わからない単語等ありましたが大まかにおかーさんの話を理解しました。
「ルイズさん、あんたの話もわかったし協力できる所は協力するよ。ただ、あの子の為にルイズさんにも協力してもらえないかねぇ」
ルイズは少し考えましたが、ウンと頷くと優しく微笑んで快諾するのでした。
安心したおかーさんでしたが、あることを思い出しルイズに尋ねてみるのでした。
「ところでルイズさん。うちの宿六なんだけども、あたしが考えるにたぶんあんたの事『娘』だと思ってるみたいだねぇ。心当たりとかないかい?」
おかーさんの言葉にキョトンとするルイズでしたが、色々思い出しているうちに顔が赤くなってきました。
「たたた、確かに。そそそんな気もするかも・・・」
おかーさんはルイズの様子を見ながらさらにこういいました。
「やっぱりそうかい。あの宿六が単なる契約ごときで仕えるとは思ってなかったからね」
お茶を飲みながらルイズに話終わったおかーさんから夕食でも一緒に食べないかと提案がありました。
最初、遠慮していたルイズでしたが材料も用意してあるからとおかーさんに押し切られる形で一緒に食べる事になりました。
本当は、話している最中にルイズのお腹が鳴ったのでおかーさんが気を使ってくれたのでしたが。
おかーさんが台所に行くとおとーさんと女の子がお風呂から上がってきました。
すでに着替えを済ませていておとーさんと話をしながらルイズが居る部屋まで来ました。女の子はルイズを見るとすぐに挨拶しました。
「あたしコロナ!おねぇちゃんはだ~れ?」
「私は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。長いからルイズでいいわよ。ヨロシクね」
それからルイズは、コロナとたわいも無い話をしていました。
ヴァリエール家の三女だったルイズは妹が欲しいと思っていた事もあったのでコロナとの話は凄く楽しかったのでした。
その後の、四人での夕食もルイズにとっては決して豪華というわけではありませんでしたが温かいものでした。
コロナとまた遊びに来ることを約束してルイズは部屋に戻りました。おとーさんはそのまま扉を閉めようとしましたが、ルイズが話があるからと部屋に招き入れました。
「おとーさん、私の事・・・娘だと思ってるの?」
ルイズは意を決しておとーさんに尋ねました。ルイズの問いかけにおとーさんは頷くとこう言いました。
「・・・ルイズもコロナも娘」
ルイズはやっぱりと考えながらこう言いました。
「本当は、私はおとーさんの主人なの。おとーさんは私の使い魔なの」
ルイズの言葉にしょんぼりするおとーさんでした。そんなおとーさんにしゃがんで目線を合わせたルイズはこう続けました。
「でも、コロナちゃんの事もあるし特別に娘って事でいいわよ」
それを聞いたおとーさんはとても嬉しそうでした・・・・
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: