「炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!-13」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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#navi(炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!)
次回予告
「バスオンでい! 不思議な若者に出会った嬢ちゃん達。レコン・キスタに狙われてるとあっちゃ力にならなきゃな、兄弟」
「本気でこの私をやる気か!?」
「GP-13 閃光シシャク(GP-13 侠気マンタン)
――GO ON!!」
朝靄立ち込める夜明け前。
ルイズ・ケガレシアは馬に鞍を付けて旅支度をしていた。ヨゴシュタイン・キタネイダスは蛮ドーマで既に出発させている。
「いい、ケガレシア? 私達はアンリエッタ姫殿下からの密命遂行のためにまず、出国してアルビオンに行くのよ」
「確か魔法学院から北西に約400リーグ地点にあるラ・ロシェールからの、アルビオン行き定期船に乗るでおじゃったな」
「どうやら準備万端のようだね、ルイズ。しかし馬では次のスヴェルの夜までに町に到着できるか微妙だな」
突然朝靄の中から男の声がした。
「何者でおじゃる!!」
聞き覚えの無い男の声を聞いたケガレシアが、背中に背負ったデルフリンガー(長剣形態)に手を掛ける。
その言葉に応えるようにグリフォンを連れた1人の長身の青年が姿を現した。ルイズ達同様マントを羽織って立派な羽根付き帽子を被っている。
「僕は敵じゃない。姫殿下よりこの任務で君達に同行する事を命じられたんだ。剣を収めてくれ、ミス」
男は帽子取ると一礼する。
「女王陛下のグリフォン隊。隊長のワルド子爵だ」
ワルドと名乗った男はグリフィンの背から颯爽と降りると、ルイズに接近してすっと胸に抱き上げた。
「久しぶりだ、僕の小さなルイズ! 姫殿下のご依頼に感謝しなければならないな。婚約者と再会できる機会を与えてくれたのだから」
「そんな、昔の話ですわ」
「そうだ、そこの彼女も紹介してもらおうか」
「ええ。彼女はケガレシア、私の使い魔であり同志と言える存在です」
――GP-13 閃光シシャク――
「ここがラ・ロシェールでおじゃるか……」
ワルドのグリフォンに相乗りする事2時間、ルイズ・ケガレシア・ワルドはラ・ロシェールに到着した。
しばらくして桟橋へ乗船の交渉に言っていたワルドズが帰って来て、困ったように言った。
「アルビオンに渡る船は明後日にならないと出ないそうだ」
「もう、急ぎの任務なのに……」
ルイズも口を尖らせる。
「なぜ明後日にならないと船が出ないでおじゃるか?」
「月が重なるスヴェルの夜の翌日の朝、アルビオンが最もラ・ロシェールに近付くんだ。とにかく今夜はもう寝よう。部屋を取った」
ワルドは鍵束をテーブルの上に置いた。
「僕とルイズは相部屋、ミス・ケガレシアが1人部屋だ。婚約者だから当然だろう」
「結構です」
「え?」
「私達まだ結婚式も済ませていないじゃありませんか」
「確かにそうだけれど……」
「それにケガレシア達といろいろ打ち合わせたい事もあるので」
「ここがラ・ロシェールね……」
ルイズ達に遅れる事約半日、キュルケ達もシルフィードでラ・ロシェールに到着していた。
「こんな所にルイズ達は何しに来たんだろうな?」
「……アルビオン……」
「そうか、明後日の夜はスヴェルの夜だから……」
「それじゃ、問題はルイズ達がアルビオンで何をしようとしてるかって事ね」
「……情報が足りなすぎ……」
『うーん……』
3人はしばらく考え込んだがまったく想像がつかなかった。
とにかく今日のところは日没前に宿を探そうという事になり、3人は宿屋が立ち並ぶ区画に向かった。
「ところであちこちの屋台で売ってるあれは何だい?」
ふとギーシュが魚型の焼き菓子を売っている露店に目を止めて、キュルケに尋ねた。
「……あれはベイクドティラピア……」
「小麦粉で作った皮に甘く煮た豆を詰めた焼き菓子よ。ラ・ロシェール名物なの」
とその時、
「食い逃げだーっ!」
「ウグーッ!」
露店の1つの主人らしい男の怒声の後に、少女らしい甲高い声が上がった。
「食い逃げ?」
驚いて声のした方向に振り向いた3人の目の前を、ベイクドティラピアの詰まった紙袋を抱えた少女が駆け抜け、少々遅れて露天の主人らしい中年男性が少女を追っていった。
「……あの子……」
「捕まえないと!」
慌てて少女の後を追う3人。
「待ちなさーい!」
「……こら……」
「ちょっと君!」
「ウグーッ!?」
露店の主人に続いてキュルケ達も追跡してきた事に気付いた少女は、慌てて裏路地に入って4人を撒こうとする。
少女を追って裏路地に入ったキュルケ達が右折左折を繰り返して何度目かの角を曲がった直後、
「危ないっ!」
突然建物の屋根から10体近いウガッツによる急降下攻撃を受け、キュルケはギーシュに襟首を捕まれ引き戻された。
「ウガッツ!?」
「……こんな所にまで現れるなんて……」
「ミスタ・コルベールが睨んでいた通りだな。みんな、いくぞ!」
「ええ!」
「……わかった……」
ギーシュの言葉に答え、キュルケ・タバサも魔法と体術を駆使してウガッツ達に立ち向かう。
「えい!」
「……ウィンディ・アイシクル……」
「はあっ!」
ウガッツ達は瞬く間にその数を半分以下にまで減らされ、慌てて敗走する。
「待て!」
「……待って……」
追撃をかけようとするギーシュだったがタバサに止められた。その直後、
――ドッカアアン!
ギーシュの目の前で石畳の道が大爆発した。タバサが止めていなければ確実に巻き込まれていただろう。
「砲撃!?」
「……また来る……」
「逃げろ!」
3人はなおも続く砲撃をかいくぐりつつ急いで来た道を引き返し、建物が密集している区域にある廃屋の1つに逃げ込んだ。
そこでようやく襲撃者も3人を見失ったようで爆音が止んだ。
「……危なかった……」
「さっきのウガッツは砲撃のための足止めだったのね……」
「しかしいったいどこから砲撃してきたんだ? 見たところ空船も浮かんでいなかったし発射音も聞こえなかった」
「……だとしたら相当遠くから……」
ラ・ロシェールを見下ろす山頂付近、1体の蛮機獣が悔しそうな表情で呟いていた。
「逃げられちゃった……」
しばらく町を見渡してキュルケ達の姿を探していたが、
「とりあえずあの3人が来た事だけでも報告しとかないと」
そう言い残して立ち去っていった。
「そう、キュルケ達も来てたのね」
ラ・ロシェールの最高級宿屋「女神の杵亭」。その一室でルイズ達は蛮機獣からキュルケ達に関する報告を受けていた。
『―――』
「ええ、攻撃するしないは任せるわ。大切なのはキュルケ達にこちらの狙いを気付かれない事よ。わかった?」
『―――』
「それじゃキュルケ達の監視に戻って」
『―――』
それを最後に蛮機獣の声は途絶えた。
――コンコン
丁度その時何者かが部屋の扉を叩いた。
「どうぞ……あら、ワルド子爵」
「ルイズ、ミス・ケガレシアが呼んでいたよ。君と内密に打ち合わせをしたいそうだ」
「わかったわ」
「……ところでルイズ、そのミス・ケガレシアの事なんだが……」
廊下に出ようとするルイズをワルドは呼び止め、
「どうしたんですか、子爵?」
「ゴーレムとも鎧騎士ともつかない怪しい連中と何やら話をしていたのだが……。注意した方がいいかもしれない」
「それなら心配要りません。ヨゴシュタインとキタネイダス、ケガレシアと同じ私の使い魔で仲間です」
「ヨゴシュタインにキタネイダス? しかしさっきはもう1人いたはずだが」
「……もう1人? それではケガレシアに聞いておきますね」
ルイズはワルドから伝えられたケガレシア達との合流場所に赴いた。
「ルイズ! 丁度よかったでおじゃる」
「心強い助っ人が到着したぞよ」
「心強い助っ人?」
「来るなり、ヒラメキメデス」
ヨゴシュタインに促されて、害地副大臣・ヒラメキメデスがルイズの前に姿を現す。
「初めましてミス・ルイズ。私、ヨゴシュタイン様の下で害地副大臣を務めるヒラメキメデスと申します」
「初めまして、ヒラメキメデス」
「それだけではないなり。ヒラメキメデスがマジックワールドに到着早々、頼りになりそうなメイジをスカウトしてきたなり」
「え?」
「こちらです、ミス・マチルダ」
その言葉に物陰から現れたのは……、
「ミス・ヴァリエール!?」
「ミス・ロングビル!?」
「なぜフーケがここにいるでおじゃる!?」
そう、彼女こそかつて「土くれのフーケ」としてルイズ達の前に立ちはだかった、元トリステイン魔法学院教師・ロングビルだった。
「ほう……、するとミス・マチルダを捕らえた魔法学院の生徒というのは……」
「……ミス・ヴァリエールよ」
「それはさておきミス・ロングビル、お主を襲ったという仮面の男に関して詳しい話が聞きたいなり」
「……って言っても、あんまりこっちも詳しい話は聞かされてないんだけどね。ただとんでもない事を企んでるのは確かだよ。アルビオンを手始めに王家を打倒してハルケギニアを統一、一枚岩になって聖地を奪還するんだとか……」
「……また大きく出たでおじゃるな」
「それで、その連中の名は何だぞよ?」
「レコン・キスタ」
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「バスオンでい! 不思議な若者に出会った嬢ちゃん達。レコン・キスタに狙われてるとあっちゃ力にならなきゃな、兄弟」
「本気でこの私をやる気か!?」
「GP-13 閃光シシャク
――GO ON!!」
朝靄立ち込める夜明け前。
ルイズ・ケガレシアは馬に鞍を付けて旅支度をしていた。ヨゴシュタイン・キタネイダスは蛮ドーマで既に出発させている。
「いい、ケガレシア? 私達はアンリエッタ姫殿下からの密命遂行のためにまず、出国してアルビオンに行くのよ」
「確か魔法学院から北西に約400リーグ地点にあるラ・ロシェールからの、アルビオン行き定期船に乗るでおじゃったな」
「どうやら準備万端のようだね、ルイズ。しかし馬では次のスヴェルの夜までに町に到着できるか微妙だな」
突然朝靄の中から男の声がした。
「何者でおじゃる!!」
聞き覚えの無い男の声を聞いたケガレシアが、背中に背負ったデルフリンガー(長剣形態)に手を掛ける。
その言葉に応えるようにグリフォンを連れた1人の長身の青年が姿を現した。ルイズ達同様マントを羽織って立派な羽根付き帽子を被っている。
「僕は敵じゃない。姫殿下よりこの任務で君達に同行する事を命じられたんだ。剣を収めてくれ、ミス」
男は帽子取ると一礼する。
「女王陛下のグリフォン隊。隊長のワルド子爵だ」
ワルドと名乗った男はグリフィンの背から颯爽と降りると、ルイズに接近してすっと胸に抱き上げた。
「久しぶりだ、僕の小さなルイズ! 姫殿下のご依頼に感謝しなければならないな。婚約者と再会できる機会を与えてくれたのだから」
「そんな、昔の話ですわ」
「そうだ、そこの彼女も紹介してもらおうか」
「ええ。彼女はケガレシア、私の使い魔であり同志と言える存在です」
――GP-13 閃光シシャク――
「ここがラ・ロシェールでおじゃるか……」
ワルドのグリフォンに相乗りする事2時間、ルイズ・ケガレシア・ワルドはラ・ロシェールに到着した。
しばらくして桟橋へ乗船の交渉に言っていたワルドズが帰って来て、困ったように言った。
「アルビオンに渡る船は明後日にならないと出ないそうだ」
「もう、急ぎの任務なのに……」
ルイズも口を尖らせる。
「なぜ明後日にならないと船が出ないでおじゃるか?」
「月が重なるスヴェルの夜の翌日の朝、アルビオンが最もラ・ロシェールに近付くんだ。とにかく今夜はもう寝よう。部屋を取った」
ワルドは鍵束をテーブルの上に置いた。
「僕とルイズは相部屋、ミス・ケガレシアが1人部屋だ。婚約者だから当然だろう」
「結構です」
「え?」
「私達まだ結婚式も済ませていないじゃありませんか」
「確かにそうだけれど……」
「それにケガレシア達といろいろ打ち合わせたい事もあるので」
「ここがラ・ロシェールね……」
ルイズ達に遅れる事約半日、キュルケ達もシルフィードでラ・ロシェールに到着していた。
「こんな所にルイズ達は何しに来たんだろうな?」
「……アルビオン……」
「そうか、明後日の夜はスヴェルの夜だから……」
「それじゃ、問題はルイズ達がアルビオンで何をしようとしてるかって事ね」
「……情報が足りなすぎ……」
『うーん……』
3人はしばらく考え込んだがまったく想像がつかなかった。
とにかく今日のところは日没前に宿を探そうという事になり、3人は宿屋が立ち並ぶ区画に向かった。
「ところであちこちの屋台で売ってるあれは何だい?」
ふとギーシュが魚型の焼き菓子を売っている露店に目を止めて、キュルケに尋ねた。
「……あれはベイクドティラピア……」
「小麦粉で作った皮に甘く煮た豆を詰めた焼き菓子よ。ラ・ロシェール名物なの」
とその時、
「食い逃げだーっ!」
「ウグーッ!」
露店の1つの主人らしい男の怒声の後に、少女らしい甲高い声が上がった。
「食い逃げ?」
驚いて声のした方向に振り向いた3人の目の前を、ベイクドティラピアの詰まった紙袋を抱えた少女が駆け抜け、少々遅れて露天の主人らしい中年男性が少女を追っていった。
「……あの子……」
「捕まえないと!」
慌てて少女の後を追う3人。
「待ちなさーい!」
「……こら……」
「ちょっと君!」
「ウグーッ!?」
露店の主人に続いてキュルケ達も追跡してきた事に気付いた少女は、慌てて裏路地に入って4人を撒こうとする。
少女を追って裏路地に入ったキュルケ達が右折左折を繰り返して何度目かの角を曲がった直後、
「危ないっ!」
突然建物の屋根から10体近いウガッツによる急降下攻撃を受け、キュルケはギーシュに襟首を捕まれ引き戻された。
「ウガッツ!?」
「……こんな所にまで現れるなんて……」
「ミスタ・コルベールが睨んでいた通りだな。みんな、いくぞ!」
「ええ!」
「……わかった……」
ギーシュの言葉に答え、キュルケ・タバサも魔法と体術を駆使してウガッツ達に立ち向かう。
「えい!」
「……ウィンディ・アイシクル……」
「はあっ!」
ウガッツ達は瞬く間にその数を半分以下にまで減らされ、慌てて敗走する。
「待て!」
「……待って……」
追撃をかけようとするギーシュだったがタバサに止められた。その直後、
――ドッカアアン!
ギーシュの目の前で石畳の道が大爆発した。タバサが止めていなければ確実に巻き込まれていただろう。
「砲撃!?」
「……また来る……」
「逃げろ!」
3人はなおも続く砲撃をかいくぐりつつ急いで来た道を引き返し、建物が密集している区域にある廃屋の1つに逃げ込んだ。
そこでようやく襲撃者も3人を見失ったようで爆音が止んだ。
「……危なかった……」
「さっきのウガッツは砲撃のための足止めだったのね……」
「しかしいったいどこから砲撃してきたんだ? 見たところ空船も浮かんでいなかったし発射音も聞こえなかった」
「……だとしたら相当遠くから……」
ラ・ロシェールを見下ろす山頂付近、1体の蛮機獣が悔しそうな表情で呟いていた。
「逃げられちゃった……」
しばらく町を見渡してキュルケ達の姿を探していたが、
「とりあえずあの3人が来た事だけでも報告しとかないと」
そう言い残して立ち去っていった。
「そう、キュルケ達も来てたのね」
ラ・ロシェールの最高級宿屋「女神の杵亭」。その一室でルイズ達は蛮機獣からキュルケ達に関する報告を受けていた。
『―――』
「ええ、攻撃するしないは任せるわ。大切なのはキュルケ達にこちらの狙いを気付かれない事よ。わかった?」
『―――』
「それじゃキュルケ達の監視に戻って」
『―――』
それを最後に蛮機獣の声は途絶えた。
――コンコン
丁度その時何者かが部屋の扉を叩いた。
「どうぞ……あら、ワルド子爵」
「ルイズ、ミス・ケガレシアが呼んでいたよ。君と内密に打ち合わせをしたいそうだ」
「わかったわ」
「……ところでルイズ、そのミス・ケガレシアの事なんだが……」
廊下に出ようとするルイズをワルドは呼び止め、
「どうしたんですか、子爵?」
「ゴーレムとも鎧騎士ともつかない怪しい連中と何やら話をしていたのだが……。注意した方がいいかもしれない」
「それなら心配要りません。ヨゴシュタインとキタネイダス、ケガレシアと同じ私の使い魔で仲間です」
「ヨゴシュタインにキタネイダス? しかしさっきはもう1人いたはずだが」
「……もう1人? それではケガレシアに聞いておきますね」
ルイズはワルドから伝えられたケガレシア達との合流場所に赴いた。
「ルイズ! 丁度よかったでおじゃる」
「心強い助っ人が到着したぞよ」
「心強い助っ人?」
「来るなり、ヒラメキメデス」
ヨゴシュタインに促されて、害地副大臣・ヒラメキメデスがルイズの前に姿を現す。
「初めましてミス・ルイズ。私、ヨゴシュタイン様の下で害地副大臣を務めるヒラメキメデスと申します」
「初めまして、ヒラメキメデス」
「それだけではないなり。ヒラメキメデスがマジックワールドに到着早々、頼りになりそうなメイジをスカウトしてきたなり」
「え?」
「こちらです、ミス・マチルダ」
その言葉に物陰から現れたのは……、
「ミス・ヴァリエール!?」
「ミス・ロングビル!?」
「なぜフーケがここにいるでおじゃる!?」
そう、彼女こそかつて「土くれのフーケ」としてルイズ達の前に立ちはだかった、元トリステイン魔法学院教師・ロングビルだった。
「ほう……、するとミス・マチルダを捕らえた魔法学院の生徒というのは……」
「……ミス・ヴァリエールよ」
「それはさておきミス・ロングビル、お主を襲ったという仮面の男に関して詳しい話が聞きたいなり」
「……って言っても、あんまりこっちも詳しい話は聞かされてないんだけどね。ただとんでもない事を企んでるのは確かだよ。アルビオンを手始めに王家を打倒してハルケギニアを統一、一枚岩になって聖地を奪還するんだとか……」
「……また大きく出たでおじゃるな」
「それで、その連中の名は何だぞよ?」
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