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「コンバット越前ゼロカスタム-1」(2007/07/22 (日) 20:50:51) の最新版変更点
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この物語は普通ではありえない。あってはならない二人の出会いが生んだ物語である。
「宇宙の果てのどこかにいるわたしのシモベよ!。かっこよくて美しくて
強大な力と権力と財産を持った私の使い魔よ!!!こっちゃこ~~~~い!!!!!!!」
桃色の髪の少女は自分の願望の入り混じった
叫びにも近い召喚の呪文を唱えた。
今日はトリステイン魔法学園の二年生恒例の使い魔召喚の儀式だ。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールはぶっちゃけみんなが強そうな
使い魔を呼び出している事に焦りを感じていた。宿敵であるキュルケにいたってはとっても強そうな
サラマンダーを召喚している。彼女はクラスメイトどころか学園中でバカにされている。貴族なのに魔法が
使えないから通りすがりにクスクス言われる有様である。この惨めな状況を打破するべく彼女はこの使い魔
召喚の儀式に命をかけていた。きっとうまくいく!
ちゅど~~ん!
まわりはルイズの召喚の掛け声とともに大爆発を起こしており阿鼻叫喚の地獄絵図である。まあ周りの連中などどうでも
いいやとしか思ってないのでこの際問題ナッシング。まだ煙が立ち込めていてよく見えない。
どんな使い魔が呼ばれたのかしら。
やがて煙が晴れてあたりが見渡せるようになるとそこにはなんと。
一人の人間が転がっていた。
「やっぱりゼロのルイズだ。平民呼び出したぞ。」
「そんな気持ち悪い平民呼び出しただけで爆発させるなんて所詮ゼロね」
バカとか死ねとか周りはもう言いたい放題である。野次が飛び交う中それを無視して男に近寄ってみる。
男は奇妙な格好をしていて緑色がたくさん混じったよような服を着ている。足の長さもちょっと右足のほうが長い。
倒れていて意識はないみたいだが変な顔をしている。靄がちょっと掛かっているようにも見えなくもない。
ホントに人間かコイツ?
「ミスタ・コルベール!」
「何かねミス・ヴァリエール」
「この変な物体と契約しなきゃ駄目ですか?なんかスゴイいやな予感が」
「だ~め。この儀式は神聖なものですよ。やり直しなんてできません!」
本当に今日は厄日ね。
ルイズが契約のキスを交わすために男に近づいた時である。
男が目を覚ましたのだ。
「ダニー!フレッグ!生きてるか~!?」
その生き物は叫びながら立ち上がった。動きがカクカクしてて気持ちわるっ!
周りの生徒達はその動きに畏怖して一目散に去っていく。
「なんなんだこの階段は~!?」
階段なんてないのに立ち上がるとその男はそう叫びコッチに向かってきた。コッチくんな!
無駄に早くて気持ち悪い男から逃げられるわけもなくルイズはその男に捕まりその時に
足を躓かせて転びそのまま唇を男に預けた。
最悪のファーストキスだわぁ
契約した後男を数十発ブン殴りボコボコにした後正座させてその男と話をしていた。
男はこことは違う世界から来たって言ってるけど。信じるしかないわよ。顔に靄が掛かってるし
こんなものこの世界のものと認めるわけにはいかないわ。最後まで男に話をして男は少し考えてこう言った。
「せっかくだから、俺はキミの使い魔になるぜ。」
「せっかくじゃな~~~い!!」
ルイズのドロップキックが炸裂して男はアァ…と言うとそのまま倒れこみ
「俺の名前は……コンバット越前…アアァ」
それだけ言って男の意識はフェードアウトした。
やっぱり神様なんていないのよ。
こうして越前はルイズの使い魔になった。
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