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「死刑囚だった使い魔」(2008/01/07 (月) 06:07:25) の最新版変更点
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「キャンディ…ホラ…キャンディ…パパがね…2つしかくれないの…キャンディ…ボクは…たくさん欲しいのに…」
ルイズの召喚したかなりの体格を誇った老人。しかし、その口から発せられた言葉はあまりにもその姿に似合わなかった。
その幼児のような喋り方、仕草に、場に合わせたものは皆引いてしまった。
「コルベール先生!これはいくらなんでもひどすぎます!こんな変なじーさんを使い魔になんて!」
「残念ながら、儀式は神聖なものだ。それはできない・・・」
非常な言葉を言い放つコルベールであったが、やはりその目はルイズに同情していた。
この使い魔は「床が固くて眠れないー」「洗濯なんてやったことないー」と、泣きながらルイズの命令を否定し続けた。
「ルイズおばちゃん、キャンディちょうだい」
「何がおばちゃんよ!私はまだ16よ!あんたの方がよっぽど年上じゃない!ドリアンじーさん!」
良く年より下にみられることがあるルイズだが、おばちゃんといわれるようなことは生まれて初めてだった。しかもこんな老人に・・・
「ボク・・・じーさんじゃないもん・・・」
昼食時に偶然使い魔のドリアンがギーシュの落とした香水を拾ってしまい、ギーシュが二股をかけていたことが分かった。
ドリアンはギーシュから決闘を受けることになってしまい、広場でその決闘は行われた。が、あろうことかドリアンは飴を舐めながらぼーっとしている。
ルイズが不安の表情を浮かべるのも分かる。
「あのドリアンて・・・なんか・・・フツーじゃ・・・ない?・・・つーか・・・なぁ?」
「決闘で飴食わないって普通」
ギーシュの錬金した女性戦士、ワルキューレがドリアンに襲いかかった。体のあらゆる個所をたたかれ、しまいには顔面を踏まれる。
「勝負ありッッ!!!!」
何もできないまま敗北してしまったドリアン。
「ド、ドリアン・・・」
ルイズはドリアンを心配し彼の近くまで走っていった。
「おばちゃん、キャンディ拾って・・・」
「あ、新しいのあげるわよ!
ルイズからもらったキャンディをもらったドリアン。彼がキャンディを口に含むと、美味しそうにキャンディを舐めながらクリと立ち上がった。
まるでダメージを受けていない。ギーシュの攻撃などかわす程でもないと言わんばかりだ。
ギーシュはこのことにより精神が崩壊した。彼もまたドリアンと同じ道を歩むことになるだろう・・・
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