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「ルイズのドッキンばくばくあにまる」(2007/09/24 (月) 19:04:07) の最新版変更点
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「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ!
私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」
ちゅどーん!
その言葉の後に、トリステイン魔法学院の春の日の使い魔召喚の儀で今日一番の爆発音が鳴り響いた。
「あらあら、いったい此処はどこだろうねぇ?オザワくん」
「そんなのボクが知るわけないにゃーってかいいからとっとと原稿かけよ外道マンガ家」
爆発の煙が風に流された後に現れたのは、茶色いなまもの?と、白い猫のような丸いなまもの?だった。
「おやおや、あんなにコスプレの人達がおるよ」
「おっかしいなー、今日の取材はこれじゃなかったはずだよ先生」
そんなことを喋っているなまもの二匹を無視して、ピンクのロリッ娘ルイズはコッパゲ教師コルベールに
儀式のやり直しを頼んでいた。
「ミスタ・コルベール! やり直しを! お願いします!もう一度、もう一度召喚させて下さい!」
「それは駄目です、ミス・ヴァリエール。一度召喚されたものを一生の使い魔とする、その神聖なる伝統を曲げるわけには行きません。
それになにが気に入らないのですか?まあ同時に二匹も召喚されたことは前代未聞ですが、どう見ても人間ではないですし、人の言葉を喋る。
レア物ですよ?」
「それでもです!」
「例外は認められないません。さぁ、『コントラクト・サーヴァント』をしてしまいなさい」
「う・・・うぅ」
とぼとぼと茶色いなまものの前まで歩くルイズ。
そして、ヤケクソぎみに契約の呪文を唱えた。
「どうかしたのかい?お嬢「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我が使い魔となせ!」
「あたしゃそういう趣味hぎぃやあああああー手がー手がーマンガ家の命がー、熱い熱い熱い、痛い痛い痛い、熱い熱い、痛い痛い、
あつ、いた」
ごろごろと転がり痛がりまくる自分の使い魔を見ていたルイズがついつい
「ちょッ、ちょっと大丈夫?」
と、声をかけるとピタッと使い魔の動きが止まり
「手が痛くて原稿が描けません。一回落としていい?」
「生爪はがれても右手一本で原稿描けや、へっぽこマンガ家」
というやり取りを見てとりあえず大丈夫そうだと、ルイズは納得した。
「ほう、これは珍しいルーンですね」
と、 コルベールは使い魔に刻まれたルーンを写し取る。
「あれだけ痛がったのに無視とは、世知辛い世の中ですなープヒー」
「なかなかの外道っぷりだよねー」
使い魔二匹の言葉をガン無視して生徒達に解散を命じるコルベール。
生徒達はそれぞれに呪文を詠唱すると、次々と空へ舞い上がっていく。
「おお!人が空を飛んでいる!激写激写!」
どこからか箱(写ル○です)で何かをやっている使い魔に、ルイズは何かをいろいろ諦めた顔をして声をかける。
「ところで貴方たち名前とかあるの?」
「ただのしがないマンガ家です」
「チップス小沢だにゃー」
「私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。これからはご主人様と呼ぶように」
「舌を噛みそうな名前だねぇ。ところでここはどこなんだい?」
「うるさいわね、ここはトリステイン魔法学院よ」
「え?ハリー?それとも美味しそうなタイトルの子供先生?」
「先生それはどっちも禁句だよ」
「そんなことよりご主人様、遊んでてもいつの間にか原稿が出来上がる魔法を教えてください」
「こいつと縁が切れる魔法を教えてください」
土下座で頼む使い魔二匹。
「あーもー!いいからついてきなさい!」
なんやかんやで部屋に連れ帰ったルイズだが
「なんでいきなり人の部屋を漁るのよ!」
「人様の部屋に上がったらまず部屋を漁る(冷蔵庫の中身を見る)は常識じゃよ?」
「いまどきの勇者様の基本だにゃー」
「どんな常識よー!ってかそんな勇者いてたまるかー!」
「おやおや、最近の若者はすぐキレるねー」
「全国の勇者様に喧嘩売っちゃったにゃー」
どっと疲れてしまったルイズだが、最後の気力を振り絞って使い魔の説明を始めた。
「じゃあこれから使い魔のなんたるかを説明するからよく聞きなさいよ。まず使い魔ってのはね、主人の耳となり、目となることができるのよ
つまり感覚を共有することができるわけねってぜんぜんできそうにないわね」
「 お褒めに預かり恐縮です」
「褒めてないわよ!次!使い魔は主人の望む物を取ってくるの。例えば秘薬の材料とか」
「肉じゃがは得意です」
「ぜんぜん関係ないじゃない!次!これが使い魔の一番大事な役目なんだけど、主人を敵から守ることなんだけど、どー見てもできそうにないってか
できないわよね!もうぜんぜん役に立たないじゃない!キー!」
「生まれてきてすみません」
「勝手に呼んどいてひどい言い草だにゃー」
「これがゆとり教育なんじゃよ」
「なんかすんごく馬鹿にしてる?」
「「いえいえそんな」」
残っていた気力も使い果たし、バフっとそのままべットに倒れこむルイズ。
「なんかもういいわ、とにかく明日の朝ちゃんと起こしなさいよ・・・・・」
「「はーい」」
そのまま眠ってしまったルイズ。だから気が付かなかった、使い魔の目がキラーンと光ったことに。
「眠ったようだねオザワくん」
「そうだね先生」
「じゃあそろそろ帰るとしますかねぇっとその前に」
がさがさごそごそかきかき
「さて、お土産もいただkげふんげふん貰ったことだしかえろうかねぇ」
「けっこういい取材になったね先生」
そう言って、唐草模様の風呂敷を背負った二匹の使い魔はトリステイン魔法学院を出て行った。
次の日の朝。
「あんの使い魔どこいったー!」
ベット以外何もない自分の部屋でルイズは一人紙を握り締め叫んでいた。
紙には
実家に帰らせていただきます。
と書かれていたが、誰にも読めなかった。
「さてさて、これからどうやって帰ろうかねー」
「そのうちひげが迎えに来るんじゃねーの?」
「せっかく締め切りともおさらばしたのにっていきなり見慣れた鏡が目の前に出てきたわよ?」
「先生これに入ったら帰れるかもしれないよ」
「それじゃーオザワくん逝ってみようかね」
ルイズのドッキンばくばくあにまる END
次回新連載予告
「おや?ツンデレロリッ娘の次は幸薄そーな巨乳ッ娘かい?」
「アキバ系にはたまらない展開だね」
「あの、どちらさまですか?」
「これを売って美味いものでも食べなさい」
「全部盗品だけどね」
「返してきてください!」
「ティファニアや、お前は良くやった。さあ、森へ帰ろう」
「どこの森ですか!」
「姉さん・・・・・事件です」
「あんたたち!あたしの妹になにしてるんだい!」
「おやおや、おひさしぶりですサイレント・ヒルさん」
「ロングビルだよ!」
「ンとルしかあってねーじゃねーかよ」
ティファニアのドッキンばくばくあにまる(嘘)
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