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「薔薇乙女も使い魔 2」(2007/09/23 (日) 21:13:34) の最新版変更点
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「な``っっ!!」
ガタッバタンッ
たじろいだルイズがイスを倒してしまった。
「な、ななな、なに無茶苦茶を言ってるのよ!?
あんた、ひ、人の話をきいいてなかったっていううわけぇ!?
いーい?あんた達はあ・た・し・が!召喚したの、このハルケギニアに!
で、異世界へ送り返す呪文なんて、無いの!
だから!あんた達は帰れないの!あたしの使い魔をやるしか」
「お帰りホーリエ、とても早かったわね。頑張ったのね」
真紅はルイズを無視して鏡台を見ていた。
鏡台は、何故か鏡面が淡く輝いていた。
そして、鏡面に波紋のような模様が広がると、中心から光の玉が飛び出した。
光の玉はジュンと真紅の間に来て、ふよふよと飛び回っていた。
「真紅、どうだった?」
「大丈夫よ、ジュン。スィドリームを見つけたって言ってるわ」
「よかったぁ♪これで帰れるな」
「でも、相当遠いみたいよ。ジュンの力を必要とするかもしれないわ」
「帰るためだからな、我慢するさ。遠慮無く使えよ」
と言ってジュンと真紅は立ち上がり、鏡に向かって歩き出した。
「ま、まま、待ちなさいよ!主ほったらかしてどこ行く気よ!?」
呼び止められてジュンが振り向き、頭を下げた。
「ルイズさん。お茶とお菓子、とっても美味しかったです。ありがとうございました。
少しだけど異世界観光も出来て、楽しかったです。
それでは僕達は、さっき話したnのフィールド経由で帰らせてもらいます。
ルイズさんは新しい使い魔を召喚して下さいね」
と言って再び鏡に向かっていった。
真紅もちょっとだけ振り向き
「さよなら。お茶はとっても美味しかったわ」
と言ってさっきの光球と共に、さっさと鏡の中に入っていった
ルイズは唖然としていた。
幾たびの失敗の果てに、やっと召喚した使い魔が
それも、平民の子供はともかく、子供に付き従う超レアものゴーレムが
魔法まで駆使する高度な知性と魔力を持った自律式自動人形が
ファーストキスまで失ったのに
さっさと異世界へ帰ろうとしている
「それでは失礼します」
と言って、ジュンも鏡に入ろうと手を「まちなさい-----いっっ!!」
ルイズが思いっきりジュンにタックルした!
「う!うぅわぁあ!何すんだよ!?は、はなせぇ!!」
「離すモンですか!!あたしの使い魔が、進級が!レアものがあぁ!!」
「だ、だから新しいのを召喚すれば良いだけって、う、うわ!ぅあああ!!!」
かたや渾身の力で、それこそ命がけの必死さで掴みかかるルイズ。
かたや長期間の引きこもり生活で、すっかり体がなまっていたジュン
いくら学校への復帰を決意し、真紅や雛苺や翠星石との遊びに付き合わされて、
毎日激しくもみくちゃにされていたとはいえ、ジュンにはルイズを引きはがせず
その結果
「ぅあ!うわあああああああああああああ!」
「ひぃ!きゃあああああああああああああ!」
二人とも、絡み合いながら鏡の中へ転落していった
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「困ったわねぇ」紅いドレスの人形がつぶやいた
「困ったなぁ」眼鏡の少年がため息をついた
「あたしだって困ってるのよ」ブロンドの少女がぼやいた
二人の戦いで吹っ飛ばされて気絶したジュンは、ルイズの部屋に運ばれていた
日も暮れた頃、ようやくお互いの事情を語り始めることができた
三人でテーブルを囲み、どうにかこうにか語り合った
ジュンと真紅は地球の事、ローゼンメイデンの事、アリスゲームの事、ジュンが真紅のミーディアムである事、nのフィールドを通過して帰宅している途中にハルケギニアへ来てしまった事、etcを話した。
ルイズはハルケギニアの事、トリステイン魔法学院の学生である事、春の使い魔召喚中であった事、サモン・サーヴァントによって彼らが召喚された事、コントラクト・サーヴァントによってジュンが使い魔にされてしまった事、etcを話した。
そう、今ジュンは、真紅と翠星石のミーディアムである上に、ルイズの使い魔でもあるのだ。それが証拠にジュンの左手の甲にはルーンが、左薬指には薔薇をあしらった巨大な指輪がある。
「それで僕は、どうすればいいんだ?」
左手をじっと見つめながらジュンが何度もつぶやいた。ここぞと言わんばかりにルイズが立ち上がり、ジュンを指さして高らかに宣言した。
「使い魔として当然!あたしに仕えてもらうわよ!!」
「無理ね」
真紅が紅茶を飲みながら、しれっと口を挟んだ。体に似合わぬ大きさのティーカップを両手で持ち上げながら
「無理ってどういう事よ!?使い魔のクセに主人に逆らう気?」
「ああまったく飲みにくいったらないわ」
真紅は優雅に?カップを更に戻した。人間用のイスにちょこんと座る真紅の姿に、ルイズは密かに
(あぁ、なんてくぁわいいのかしらぁ。これであの口の悪さがなければねぇ)
と思っていた。
「答えなさいよ、なんで主人の命令が聞けないって言うの!?」
真紅はキッとルイズを睨み付け、淡々と語り出した。
「まず第一に、使い魔なのは私じゃなくてジュンよ」
「な、何いってんのよ!?あんた、その平民の人形なんでしょうが。
そしてその平民は私の使い魔なの。つまり、使い魔の所有物は主の所有物。
だから、あんたもあたしのモノなのよ!!」
「違うわ、私は私だわ。別にジュンが私を所有しているワケじゃないの。ただ契約をしているだけなの」
相変わらず真紅は淡々と語る。真紅は更に続ける
「それにあなた、使い魔とかなんとか言ってるけど、全然ジュンを支配出来ていないみたいね。
ジュン、この子の事をどう思う?何か、威圧されるとかある?」
問われたジュンは顔を上げ、ルイズをじぃっと見つめた
「うーん・・・確かに何か、ちょっと・・・」
「ジュン、ハッキリいってちょうだい」
「う~ん~、綺麗だなって」
ぱちーん
真紅の髪がムチの如くジュンの頬を打った
ルイズは、綺麗だと言われ、ちょっと頬を朱く染めた
「そういう話をしているんじゃないわ。ジュン、他に何かないの?」
「いててて。いきなり何すんだよ、まったく
えーっと、まぁ、ぶっちゃけ、別になんにもねぇ」
「そ!そんなバカな!ホントになんにもないの!?」
焦るルイズににじりよられ、ジュンはコクコクと頷いた。
真紅はルイズにニッコリ笑いかけた
「ルーンの魔力による精神支配、指輪で邪魔させてもらってるの」
うぐっ
そんな擬音が聞こえそうなほど、ルイズは目に見えて動揺した
それでも必死に胸を張って言い返した。
「ふ、ふん!何言ってるのよ、そんなの、これからゆっくり躾ければいいのよ。
なにしろあんた達はこの異世界に召喚された以上、あたしに頼らなきゃご飯も食べられないんだから!」
ふっふーん♪
そんな感じで余裕をみせるルイズだが、それでも真紅は微笑んでいた
「そうね。この世界で暮らすなら、あなたの使い魔をする事も受け入れる必要があるわ」
「なんだ、わかってるじゃなーい☆」
ルイズは更に鼻高々でふんぞり返った。
だが真紅は、そんなルイズにとって死刑宣告にも等しい一言を発した。
「でも私達、そろそろ帰らせてもらうわ」
「な``っっ!!」
ガタッバタンッ
たじろいだルイズがイスを倒してしまった。
「な、ななな、なに無茶苦茶を言ってるのよ!?
あんた、ひ、人の話をきいいてなかったっていううわけぇ!?
いーい?あんた達はあ・た・し・が!召喚したの、このハルケギニアに!
で、異世界へ送り返す呪文なんて、無いの!
だから!あんた達は帰れないの!あたしの使い魔をやるしか」
「お帰りホーリエ、とても早かったわね。頑張ったのね」
真紅はルイズを無視して鏡台を見ていた。
鏡台は、何故か鏡面が淡く輝いていた。
そして、鏡面に波紋のような模様が広がると、中心から光の玉が飛び出した。
光の玉はジュンと真紅の間に来て、ふよふよと飛び回っていた。
「真紅、どうだった?」
「大丈夫よ、ジュン。スィドリームを見つけたって言ってるわ」
「よかったぁ♪これで帰れるな」
「でも、相当遠いみたいよ。ジュンの力を必要とするかもしれないわ」
「帰るためだからな、我慢するさ。遠慮無く使えよ」
と言ってジュンと真紅は立ち上がり、鏡に向かって歩き出した。
「ま、まま、待ちなさいよ!主ほったらかしてどこ行く気よ!?」
呼び止められてジュンが振り向き、頭を下げた。
「ルイズさん。お茶とお菓子、とっても美味しかったです。ありがとうございました。
少しだけど異世界観光も出来て、楽しかったです。
それでは僕達は、さっき話したnのフィールド経由で帰らせてもらいます。
ルイズさんは新しい使い魔を召喚して下さいね」
と言って再び鏡に向かっていった。
真紅もちょっとだけ振り向き
「さよなら。お茶はとっても美味しかったわ」
と言ってさっきの光球と共に、さっさと鏡の中に入っていった
ルイズは唖然としていた。
幾たびの失敗の果てに、やっと召喚した使い魔が
それも、平民の子供はともかく、子供に付き従う超レアものゴーレムが
魔法まで駆使する高度な知性と魔力を持った自律式自動人形が
ファーストキスまで失ったのに
さっさと異世界へ帰ろうとしている
「それでは失礼します」
と言って、ジュンも鏡に入ろうと手を「まちなさい-----いっっ!!」
ルイズが思いっきりジュンにタックルした!
「う!うぅわぁあ!何すんだよ!?は、はなせぇ!!」
「離すモンですか!!あたしの使い魔が、進級が!レアものがあぁ!!」
「だ、だから新しいのを召喚すれば良いだけって、う、うわ!ぅあああ!!!」
かたや渾身の力で、それこそ命がけの必死さで掴みかかるルイズ。
かたや長期間の引きこもり生活で、すっかり体がなまっていたジュン
いくら学校への復帰を決意し、真紅や雛苺や翠星石との遊びに付き合わされて、
毎日激しくもみくちゃにされていたとはいえ、ジュンにはルイズを引きはがせず
その結果
「ぅあ!うわあああああああああああああ!」
「ひぃ!きゃあああああああああああああ!」
二人とも、絡み合いながら鏡の中へ転落していった
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