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あいつらがやって来たの段
ルイズは自分が召喚したものが何であるか分かった。しかし、いくら才能がない自分でもしかも・・・・・・。
悲しいことであるがルイズは自分があまり、いやほとんど魔法を使えない事をよく自覚していた。
自分が魔法を失敗するたびに周りから笑われていた。使い魔の召喚も成功するはずがないだろうと半ば諦めていた。
でも、もし、万が一成功することが出来たら。サモン・サーヴァントで周りがあっと驚くようなヤツを召喚出来たら。
ルイズはそんな淡い期待を込めて臨んだ。
呪文を紡ぎ、杖を振る。すると、目の前の空間に召喚のゲートが開かれた。
やった、これであたしにも使い魔が・・・・、何がくるのかしら・・・・そこまで考えたときそれは現れた
ルイズは嬉しかった。ゲートが開いた瞬間に使い魔が来てくれたのだから。
その幸せは使い魔が何であるかを認識すると落胆に変わったのだが。
ルイズの前に現れたのは人間であった。おまけに、3人。人間を呼んでしまった事を悟ったルイズは激しく動揺していた。
さらに、呼び出された使い魔の方も慌てふためいていた。なんとなく、間抜けな風貌である。よく見ると年下のようだ。
ルイズ「あんた達何なの」
3人はしばらく間を置いてこう答えた。
「乱太郎」
「きり丸」
「しんべえ」
名前までも抜けててるなぁとルイズは思った。
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