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ペルソナ0第十四話
ものすごい握力で突然首を握り締められ、空気を求めて喘ぐ口を空いた手がふさぐ。
「――――っ」
咄嗟に叫ぼうとした何かの言葉は肺の中に押し込められ、産まれることもできずに消えていく。
もがく、あがく、ばたばたと腕を振り乱し拘束から逃れようとする。
だがまるで万力にもでも掛けられているように首から上はぴくりとも動かない、首を握ったままゆっくりと力を増していくその腕は余計なことをすれば即座に“落とす”と言う警告だった。
「静かに、危害を加えるつもりはない」
女の声だ、若くて張りのある高いソプラノからそれが分かる。
だが研ぎ澄まされた刃のように鋭く、威圧感のある声に危害を加えるつもりはないと言われても俄かには信じられなかった。
「私はアニエス、今回の事件について調査を任されている」
そしてアニエスはゆっくりとイザベラの首に掛けた手を離した。
新鮮な空気が肺に流れ込み、イザベラは咳きこむ。
「故にガリアの王女殿下に聴きたい、一体ガリアは何を考えている?」
殺意すら込めた声に射竦められイザベラは思わず身を強張らせる。
「何をって、なんのことだい!?」
それでも普段の強気な様子を崩さないのはイザベラの性格が為せる技か、イザベラは胸を反らし傲然とアニエスに向けて聞き返した。
「ふざけるな!」
そしてアニエスは窓の外を指差した。
そこには霧、ただ何もかもを覆い隠す白い景色が広がっているばかり。
「ん?んん……なっ!?」
だが眼を凝らしてよく見てみればその奥にいくつもの影が浮いているのが分かる。
それは巨大な船だった、霧の海を進むその船体には交差した二本の杖の紋章が刻まれている。
もっともその紋章は斜めに二つの削り傷が刻まれている。
不名誉印、ガリアの証を持ちしかしそれを否定する傷を持った船が霧に乗じてトリステイン魔法学院に攻め入ってきたのだ。
そのことが信じられず、イザベラは目を見開いた。
「あそこまで有名な艦ならば、いくら平民の傭兵上がりとてその名前くらい知っている」
そしてアニエスはその名を呟いた。
ある者たちにとっては忌まわしき、また別の者たちにとっては愛しき、その名を。
「シャルル・オルレアン号、ガリアが誇る最大級の軍艦だ」
呆然と窓の外を見上げるイザベラの隣でアニエスはふとイザベラが見ていた鏡を覗きこむ。
いつの間にか誰もいなくなった部屋の中、テレビのなかに写っていたものはアニエスは息を呑み。
そして狂おしいほどの殺意に満ちた笑顔を浮かべた。
憎悪にまみれたその顔はまるで復讐の女神のようで、壮絶でありながらも美しい。
一方、船の上。シャルル・オルレアン号の上では一人の男が佇んでいた。
船の舳先のその先端、今にも落ちそうな場所で男は狂喜の笑みを浮かべている。
棍棒のような鉄の杖を掲げ、霧の先を光を失った眼で睨みながら、男は笑い声をあげていた。
「た、隊長、本当に大丈夫なんですか!?」
副長らしい男が男に向かって問いかけるが、しかし男は返事を返すことなくただ笑みを浮かべ続けるだけ。
そんな隊長の様子に副長はぽりぽりと頭を掻いた。
「本当に大丈夫なんかな、この艦はどう見てもガリアのもんだし」
しかもただの軍艦ではなく、ガリアの代名詞とも言える大型軍船シャルル・オルレアン号だ。
それを使ってこんなところに攻め入れば間違いなく二国間で戦争になるだろう。
「まぁいいさ、依頼人の都合は詮索しないのが傭兵として長生きする秘訣だしな」
そう言って副長はやけっぱちな笑顔で笑った。
「ところで隊長、そのけったいな仮面は一体なんなんですか?」
その言葉に初めて男は振り向いた。
「ああ、これか? どうだ、格好いいだろう?」
「え、ええ、まぁ……」
獅子を象った白と赤と金の仮面、額に宝玉が嵌ったその仮面ですっぽりと顔を覆った男の姿をなんと言ったものかと迷った副長はとりあえず無難な返事を返した。
「場違いな遺物とか言う奴らしくてな、依頼人に貰ったものだ」
「ってことは何か特別なマジックアイテムか何かで!?」
眼を輝かせた副長に向かって、男は笑いながら言った。
「いいや、なんの力もないただの仮面さ」
明らかに落胆した様子の副長に、男は笑いながら。
「だがこれはいいものだ、肉が焼ける匂い、人が焦げる匂い、燃え上がる憎悪の匂いがじっくりと染みついてやがるからなぁ」
壮絶な男の様子に副長は一歩後ずさった。
隊長が殺人狂なのは今に始まったことではないが、今までになく隊長は炎に狂っている。
あれこそが本当の仮面の力なのだろうかと、副長はぞくりと身を震わせる。
「ああ馴染む、馴染むぞぉ! 待っていろ炎蛇!今貴様が焼ける匂いを嗅ぎに行くからなぁ!」
男は笑う、白い霧をその背に背負い白い炎を操る男は呵呵大笑する。
「ふはは、ふははははははははは!」
火傷で歪んだその狂顔を仮面で隠し、メンヌヴィルは笑う。
彼は気づかない、少しずつ少しずつ歪み、狂い、軋みを上げる。
運命と言う名の車輪の音に。
「待っていろ、待っていろコルベールゥゥゥ!」
霧の果てに隠された二つの月は今はただ静かに朔を待つ。
紡がれる因果の糸、けして逃れられない過去と繋がる時を待ち望む多くの影に見守られながら。
ただ、静かに……時を待つ。
「はぁぁあ、疲れたわぁ……」
くったくたと言った表情でまずはキュルケがテレビから飛び出した、その後に擦り傷だらけのギーシュがやっとのことで這い出し、クマをギュとしたタバサが続く。
最後に沈鬱な表情のルイズがふらふらとその枠の中から抜け出した。
「なによあのダンジョン、ふざけるのも大概にしなさいよね」
クマの鼻で追いかけて、追いかけて、辿り着いたのはテレビのなかのあの場所。
赤茶けた大地が広がる荒涼たる虚無の荒野。
今まで体験した迷宮のどれとも違う、ただ何もない空間に時折思い出したようにシャドウが現れると言う場所は想像以上に皆の精神と体力を削り取っていたらしい。
何せ湧き上がる霧と目印など一つもない状況では自分たちがどこへ向かっているのかさえ定かにならない。
進んでいるのか戻っているのか、一体自分たちがどこへ進んでいるのか。
シャドウに混じってテレビが転がっていることがあり、それが訴えかけてくるサイトの悲痛な叫びもまた彼女らの心を抉る。
その荒野をずっと走り続けて、しかしルイズ達は結局何も掴めなかった。
ずっとずっと続く荒野と霧がルイズ達の行く手を阻み、結局ルイズ達は消耗に次ぐ消耗を繰り返しへとへとになって現実へ戻ることしか出来なくなってしまったのだ。
そしてこうして戻ってきた。
サイトを救うことすら出来ずむざむざと戻ってきてしまった。
その事にルイズは唇を噛み締める。
「焦ることなどないさ、本人があちら側にいないのならもう一人の自分に殺される心配はないんだからね」
薔薇を振るいギーシュが言った、さすが薔薇を自称するだけあって女性の機微には敏感と言ったところ。
「そうね何度だって行きましょうよ」
「キュルケ……」
そう言ってからからと笑うキュルケにルイズはきゅっと唇と結んだ。
不覚にもほろりと来てしまったのだ、けれどこんな情けない姿をキュルケに見せられる筈がない。
「な、何よ、お礼なんて言わないんだからねっ!」
「結構よ、ちょうど腕を磨くのに最適だし、楽しいから同行してるだけだもの」
そしてキュルケはあえてその豊満な胸を強調するかのように突き出しながら。
「だから今度は足を引っ張らないでよね?」
キュルケの言葉にルイズはわなわなと唇を慄かせ、震える声でこう言った。
「だ、だだ誰が足手まといですって!」
「あーら、先を急ぎすぎて三回もシャドウから奇襲を食らったのは何処のどなただったかしら?」
「それとこれとは関係ないでしょう!」
そしていつも通りの口論が始める、もっとも食って掛かるのはルイズばかりでキュルケは楽しそうに売り言葉に買い言葉を返しているだけなのだけれど。
そんな二人の様子を見ながらタバサは薄く笑っている。
騒々しいのも悪くないなんて、今まで思わなかった。
ただ母を治すための人形でいいとずっと思っていた。
そんな堅く凝り固まった自分の心の壁に風穴を開けてくれた友人たちの姿を見て、タバサは少しだけ頬を緩ませる。
そしてそんな傍観者の立場に居たからこそ気づいた。
「クマ……?」
いつもなら誰よりも騒々しいメンバーの一人が、先ほどから一度も声を発していないと言うことに。
クマは窓から空を見ていた。
まるで絵で描いたような眼を虚ろに濁らせ、不思議と熱の帯びた視線を空へと送っていた。
窓の外には霧、すべてを覆い隠す白い闇の向こう側には霧に紛れて赤と蒼の月の光が地上へ向かって降り注いでいる。
「どうしたの? クマ」
その視線を追って皆は窓の外を見た、霧の向こう空に浮かぶ巨大な軍用とその舳先に燈る禍々しい白さを湛えた巨大な炎。
「――!?」
「なによあれ、なんでこんなところにあんな軍艦が!?」
皆が皆窓へと駆け寄り部屋から身を乗り出す、何が起こったのかと神経を尖らせ霧の向こうを見通そうとする。
固唾を飲んで見守るなか、船に燈る明かりが真っ逆さまに地面へと向かって落ちて行く。
それはまるで船が炎の弾丸を地面に向けて撃ち放ったようで、幻想的でありながらどこか恐怖を誘う情景だった。
地面に落ちた白い炎は一気に燃え上がった。
決められた線の上を走るかの如く整然と燃え上がる炎の壁、それらは学園を囲む炎の牢獄となった。
おそらく予め地上で待機していたメンバーが土を油に“錬金”していたのだろう、船の上で炎を燃え上がらせていたのはただの宣戦布告と言う訳ではなく学院の者たちの眼を巨大な軍艦に引きつけておくことが目的だったのだ。
「はぁーはははは、さぁパーティの始まりだ、燃えろ燃えろぉぉぉ」
霧と闇の奥から響いてくる笑い声、それはまるで獅子の吠え声の如く高く高く紅蓮に焼ける空へと響いて行く。
焔に照らされ浮かび上がるのは真白き仮面、身に纏った黒いマントをはためかせ炎の海のなかを踊るその姿はまるで異なる世界の再現だ。
それを見て這い寄る混沌は笑った、弱りきった仮初の体に月を背負い、にたにたと厭らしい笑顔で笑った。
ほとんど手を出していないのに繰り返される時がおかしくて仕方がないのだ。
故にただ笑う、月光に透ける消えかけた身体で笑い続ける。
一人の教師の苦悩と、一人の少年の絶望と、一人の少女の悪あがきを。
ただ嘲笑い続けている。
「焼けろぉぉぉ焼けてしまえええええ!」
杖から噴き出した炎が肉を焼く。
真っ先に犠牲になったのは平民の衛士たちだった。
何が起こっているのかも分からず、いきなり舞い上がった炎に驚き右往左往している間に羽根の生えた子鬼の姿のガーゴイルにその胸を貫かれたのだ。
メンヌヴィルはその死体を踏みしだきながら、あちらこちらへと火を放って行く。
「出て来い炎蛇ぁ!貴様が居るのは分かっているんだ」
そう言って蹴り飛ばした足元の死体が動いた、いやそれはもともと死体ではなかった。
「ひぃぃぃ、熱いぃぃぃ」
「もうまだ息があるとは、存外にしぶとい――貴様、ここの生徒だな?」
もはや制服はおろか美しかったブロンドの髪も白い肌も焼け焦げてはいるが、この物体はどうやら元は学院の女生徒であるらしい。
メンヌヴィルは熱でちりちりに焼け焦げたその頭を大蛇の革で出来たグローブ越しに左手で掴むと、そのまま力任せに吊りあげた。
「あ゛、あぁあ……」
「早くしないと貴様の生徒が消し炭になるぞ」
そこまで言ってからメンヌヴィルは馬鹿なことを言ったと気がついた。
「ああ、だがあの“炎蛇”が顔も分からない小娘を助ける道理などないな」
メンヌヴィルの知るコルベール隊長はまさに蛇のような人間だ、任務の為なら女の子供とて眉ひとつ動かさず殺し尽くせる恐ろしい炎の使い手なのだ。
出てくる筈などない、そう気づいてもメンヌヴィルの貌から笑みが消えることはなかった。
「ならば貴様は用無しだな」
そう言ってメンヌヴィルは女生徒の口の中に杖の先端を押し込んだ、ほんの数時間前の可憐な姿を想像させずにはいられない小さな唇が限界まで押し広げられ、巨大すぎる異物を無理やりに迎えさせられる。
「さぁ今度こそ骨の髄まで燃やしつくしてやろう!」
杖の先に光が灯る、やがてその光は膨大な熱を持ち瞬く間に一人の哀れな犠牲者を痕跡すら残さず消し去るだろう。
だがそうはならなかった、視界がまったく利かない夜と霧の闇のなかメンヌヴィルが求め続けた一人の男を認めたからだ。
「おお、この温度は、この温度はぁぁぁ! やっと、やっと見つけたぞ隊長殿!炎蛇のコルベール!」
メンヌヴィルは左手の少女を放り投げると、空へと向かって杖を構えそこに唱えていた魔法の炎を発現させる。
「まずは挨拶だ! この程度で死んでくれるなよ隊長殿!」
ほとぼしる紅き炎、竜巻となった炎は現われたコルベールを飲み込んだだけではなくヴェストリ広場の花壇や樹木に引火し燃え上がる。
普通の人間ならば五回は即死させられるその一撃には、だが手ごたえはない。
そのことにぞくぞくとメンヌヴィルは体を震わせる。
「私の生徒に……」
炎の中から現れた禿頭の教師は普段の温和な表情からは到底信じられない冷徹で揺らぎのない瞳をしていた。
右手に木で作られた杖を抱え、左手にはいつの間にか先ほどまでメンヌヴィルに拘束されていた女生徒を抱きかかえている。
「手を出すな!」
炎を切り裂いて炎が猛る、その蒼い炎はまるでコルベールの今の内面を反映するかのように猛々しくもまるで乱れがない。
「ふははは、熱い熱いぃぃ!」
コルベールの炎がその左手を捉え一瞬で手首から先を一瞬で焼け爛れさせる。
だがそれでもメンヌヴィルは笑っていた、嬉しそうに嬉しそうに笑っていた。
「嬉しいぞ隊長殿!この非情さ!冷酷さ!腕は鈍ってはいないらしいな!」
皮膚がグズグズになった腕を邪魔とばかりにメンヌヴィルは焼き切った、そのまま燃え盛る杖をコルベールへと向ける。
「そうでなくては焼き出がない!」
炎はより勢いを増し、やがて七つの頭を巨大な大蛇となった。
メンヌヴィルが放ったのたうち回り周囲を焦がす炎の大蛇は狂ったように暴れまわり、コルベールの体を捉えた。
「あ゛ぁぁぁぁあああああ!?」
いやそれはコルベールではなかった、犠牲になったのはコルベールが腕に抱えていた一人の女生徒だったのだから。
「メンヌヴィル!?貴様ァァァァ!」
「さぁ邪魔な荷物を軽くしてやったぞ、向かって来い隊長殿! 炎の蛇の力を俺に見せてくれ! そしてせいぜい悶え苦しんでこの目の恨みを晴らさせてくれ!」
一つの頭を失ったとは言え炎の大蛇は未だ健在、その猛攻を掻い潜りながらコルベールは未だ燻ぶり続ける女生徒の遺体を抱きしめた。
「すまない、私のせいだ……私の……」
次に顔を上げたコルベールの眼は、炎蛇と呼ばれた頃よりなお一層酷薄な目をしていた。
その眼は蛇と言うよりも、殺意と言う形を結晶させた人形の瞳じみている。
「いいぞ隊長殿、温度が変わった!さぁ俺に焼ける匂いを嗅がせてくれぇ!」
狂喜に舞い踊る炎の大蛇、コルベールに食らいつこうとしたその鼻先を蒼い炎が削り飛ばした。
「なにっ!?」
あまりにも簡単に渾身の力を込めた炎が吹き消されたことが信じられず、メンヌヴィルは再び炎をけしかける。
結果は同じだ、今度も無造作に炎は炎によってかき消され、それどころかメンヌヴィルはコルベールの居場所すら見失ってしまった。
「くそっ、どこだ! なにをした隊長殿!?」
メンヌヴィルはその光を失った眼を見開いた。
返事は返ってこない、だが突然後ろから巨大な炎の塊が飛んできた。
「そこかっ!」
炎の飛んできた方向に向かってメンヌヴィルは火球を放った、確かな手ごたえ。
笑みを浮かべようとしたメンヌヴィルに向かって、回避した筈の炎の塊が口を開いた。
「詰めの甘さは相変わらずだな」
メンヌヴィルが視力を失っていると気づいたコルベールは、自らの体に火を点けることでメンヌヴィルの索敵から逃れたのだ。
そのことに気がついたがもう遅い、メンヌヴィルが鉄杖を振りかぶろうとしたその時にはもうコルベールの杖が彼の胸を捉えていた。
「<爆炎>!」
錬金され、気化した油が周囲の酸素と結び付き、すべて食らいつくして巨大な炎と衝撃波を生み出した。
コルベールが炎の向こう側に最後に見たもの、それは炎に狂った一人の男では彼が愛した大切な教え子たち。
幻覚だと思っても、炎の蛇にはもったいないほど幸福な最後だ。
そう思ってコルベールは目を閉じた。
だが、運命はまだ彼に楽になることを許していないようだ。
唇に感じる濡れた感触、喉に何かが流しこまれる。
低く唸る詠唱は<治癒>だろうか?
体中の痛みがゆっくりと引いて行き、暗く沈んでいきそうになる意識が力ずくで引っ張り上げられるのを感じる。
誰かが自分を助けてくれている、こんな生きる価値のない人殺しの自分を。
その事が嬉しく、コルベールは最後の力を振り絞って瞳を開いた。
緩くウェーブのかかった輝くような金髪と、中性的な顔、恥じらうように閉じた瞳はふるふると震えている。
ギーシュ・ド・グラモンがそのまなじりに涙を浮かべ、男泣きにファーストキッスを捧げていた。
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