ラテン語について
2ch
510 :世界@名無史さん:2006/10/25(水) 17:33:57 0
とりあえず、ラテン語の発音に関する彼女の持論は間違っていると思う。
古典式発音ではCaesarは、カエサルと読むのが標準とされているが、 彼女によると、現在の教会式のようにチェーサル(またはイタリア式にチェーザル)と 読むべきだと後書きに書いていたような。「キケロ」も「チチェロ」と。
ただ、彼女が根拠としている落書きの件も当然言語学者によって調べられており、 帝政初期には[k]と発音されていたのが、帝政末期には[s]の発音へと以降したとか、 スペインでは早い時期にg[g]が、[d3](ジュ)へと変わったとかいった推論が存在する。
「明治期にドイツからラテン語の文法書が入ったから日本ではドイツ式に読む慣習がある」 などというのは彼女の思い込みだと思われる。
511 :世界@名無史さん:2006/10/25(水) 17:44:07 0
あと、彼女が本の後書きの中で出した落書きの書かれた年代が、 ローマ帝政後期のもののはず。
21 :世界@名無史さん:2007/08/18(土) 10:45:06 0
感情移入もさることながら、知ったかぶりの類は何とかならんのか>塩婆
イタリア式発音(ほぼイタリア語と同じ)こそが真の古典式発音だとする根拠が 1:教会が教会式ラテン語作る時に参考にしてるから(そりゃ教会の本場がイタリアだからだろ) 2:実際に文章を読んでみると語感が良いから(そりゃアンタがイタリア在住で毎日イタリア語聞いてるからだろ) って…そもそも言語学では素人同然の門外漢の癖に、なんで学術的な事に口出したがるんだこの婆さんは。
22 :世界@名無史さん:2007/08/18(土) 15:06:20 0
まあそれはあの婆さんだけではない
23 :世界@名無史さん:2007/08/18(土) 18:27:40 0
ラテン語についての書籍を流し読みした限りでは 18世紀以来の比較言語学による研究と古来からの知識の継承によって 古典式発音は9割方解明されとるそうな。因みに紀元前一世紀頃の発音らしいが。
まぁ一方で100%解明されてる訳でもないから新説発表の余地はあるんだろうけど その論拠が「語感」てのがねぇ…皆がお塩先生と同じ感性を持ってる訳では無いだろうに。
883 :世界@名無史さん:2008/10/14(火) 17:02:15 0
たぶん塩野は古典ラテン語も古代ギリシャ語も読めないと思う。
884 :世界@名無史さん:2008/10/14(火) 17:21:51 0
古典ラテン語は読めるだろ ガリア戦記原文で読める人だし
892 :世界@名無史さん:2008/10/14(火) 22:04:39 0
>>884 確証はないけど勝者の混迷の参考文献に付された文章を読むと怪しく感じる。 以下言及サイト ttp://toxa.cocolog-nifty.com/phonetika/2007/11/populi_romani_bbb4.html ttp://d.hatena.ne.jp/r_kiyose/20060919 ttp://springroll.exblog.jp/7132013/
パクス・ロマーナの参考文献欄にも変な文があって、 >後世の人々の手になる史書や研究書を紹介するには、二とおりの >やり方があるように思う。 >第一は、著者が参考にしただけでなく同意もしたものだけを列記 >するやり方で、研究者を対象にする学術論文に多く見られる方法で >ある。 同意した文献だけ載せる学術論文て何なの?
893 :世界@名無史さん:2008/10/14(火) 22:31:30 0
どうも発音に関してつっこんでるらしいが 読むのになんか影響するのか?それ
>同意した文献だけ載せる学術論文て何なの? 都合のいい引用なんて珍しくもないじゃん
894 :世界@名無史さん:2008/10/14(火) 23:26:39 0
文中で否定的に言及されてる文献を参考文献から 落とすのはちょっと考えられないな
学術論文の場合、論旨に影響しない文献なんかは どんなに有名でも参考文献に挙げないことがあるから それを同意したものだけ列挙してると勘違いしたのかも しれないね
895 :世界@名無史さん:2008/10/14(火) 23:35:25 0
どこでラテン語を勉強したらこんな誤解をするのかわからない。 ラテン語ができなければこういう間違いもありうる、という邪推。 渡辺昇一は独学らしいが塩野は自分のラテン語・ギリシア語学習に ついてのエッセイとかある?
他に >タキトゥスの著作を書写するときにゼロをひとつ間違えたのだろう ってのもある。
>>都合のいい引用なんて珍しくもないじゃん そう、ふつうは言及したり引用した文献を参考文献という。 同意した文献だけなんていうやり方はない、結果としてそうなることはあっても。 塩野の日本語が不自由か、学術論文をちゃんと読んだことがないか、のいずれかでしょう。