ヨルダン・ハシェミット王国
Hashemite Kingdom of Jordan
1 基本情報
1.1 地理
首都:アンマン
人口588万人(2009年)※1)
1.2 経済情勢
1.3 水関連の行政機関
1.4 水道事業者
水行政は水灌漑省(MOWI)が一括管理しており,この下に上下水道サービスと水資源管理を行うヨルダン水公社(WAJ)がある。WAJは法律,財政,経営の各面で独立した組織で,水道施設の維持管理は各県のJVA下部組織が所管している。※2)
1.5 上下水道の普及状況
2 水供給の歴史
1949以前 |
気象条件の影響から、ヨルダン王国設立当初より水資源の管理に問題を抱える |
※8 |
1959 |
中央水道公社が設立され、以前は各自治体が所管していた水道事業を集権化した |
※3 |
1965 |
水利当局を合併し、国土資源公社(National Resources Authority (NRA))に組織改定 |
※3 |
1974 |
NRAから再び国内水道供給法人(Domestic Water Supply Corporation)として分離される |
※3 |
1983 |
水道供給法人が水道供給公社(Water Authority of Jordan (WAJ))に組織改定 |
※3 |
1988 |
水灌漑省(Ministry of Water and Irrigation (MWI))が設立され、WAJはその下部機関となる |
※3 |
1993 |
大幅な制度改革に基づき、首都アンマンの水道事業への民間参入を決定し、WAJが本契約を引き継ぐ2007年まで継続される |
※3 |
2004 |
国家マスタープランが策定される |
※3 |
2009.5 |
アブドラ王国は2022年までの国家水戦略を始動させる |
※3 |
3 水に関する住民意識
4 水関連の政策・法規制・基準
4.1 政策
4.2 法規制
4.3 基準
5 上下水道事業への援助・民営化
5.1 援助実績
5.2 民営化
JVAは業務の民間委託を計画。※2)
6 技術条件
6.1 水資源
東部は平坦な高原状の砂漠地帯,ヨルダン川西岸は地中海性気候。ヨルダン渓谷は平均して海抜マイナス300m。年間降水量は50mm~600mm程度。水源は地下水が50%程度,表流水が45%程度とこれらで二分している。排水も貴重な水資源として位置づけられ,灌漑用水等に利用されている。
ヨルダン渓谷には水資源開発プロジェクトがある。過剰な汲み上げにより地下水位の低下がみられ,塩水化も進行していて,将来的には水危機に陥る可能性が高い。
主要な水源はヤルムク川で,ヨルダン川はイスラエルとの和平協定後に水資源の配分についての合意がなされた。水の輸入も検討されている。※2)
6.2 水需要
人口増加,生活水準向上に対して降水量が少なく,水不足は極めて深刻。世界中でも一人当たり利用可能水資源量は最低水準。※2)
6.3 水技術
出典
最終更新:2011年10月07日 16:24